【完結】婚約者が好きなのです

maruko

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知らぬ間に誘導されてたようです

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今日はオーラン様と卒業パーティ用のドレスに合う装飾品を見に行こうとお誘いされました。

卒業パーティの参加は本来卒業生のみの参加だけど特別にパートナーは参加が許されるの。
先日オーラン様は膝を就いて申し込んで下さって、私浮かれてしまってお返事の声が上擦ってしまったの。
恥ずかしい。
ドレスはオーラン様が手配してくれて、白い生地にオーラン様の髪色の濃紺の刺繍が流れるように入ってて、いつもよりもデコルテが広い大人っぽいドレスが伯爵邸に届いて、ひと目で心を奪われてウットリしてしまってたらお姉様に冷やかされちゃって。
恥ずかしい⋯⋯。


──────────────


いつものお店で二人で選んだのだけど、今までと違って私も主張するからなかなか決まらずに一旦休憩する事になりました。
だってオーラン様が選ぶものが飛んでもない高価な物ばかりで着けるのが怖いのだもの。
私の好みは小振りなといえば、小振りでも絶対高価だと思われる物を店奥から店員が出してきたし⋯⋯。

カフェで先ほど吟味したネックレスを思い浮かべながらどうしましょうと考えてたら、お姉様達が合流した。

「折角二人でいるのに 邪魔しに来たのか?」

「俺、何も言ってないよ。メリーが行くってきかなくてさ、まぁいいじゃないか。リリー学年末テストの勉強頑張ってる?
メリーが教えてたら、俺の方がいいって言ったんだって?お姫様、光栄です」

「リリーなんで?!俺が教えるよ。今日から」

「前に教えて頂いたときに5番も上がったんです。
その後はまた同じだけ落ちちゃって。
カイル様は今1年の中で伝説の家庭教師との異名をお持ちなんですの。
前回の試験前にみんながお願いに行ったのにBクラスの方一人に教えて差し上げたのでしょう?
その方来年Aクラスかもと言われてますわ」

「あぁ、だってそんな事に時間使ったらメリーとの時間が削られちゃうからね。あの子は同級生の弟なんだよ。
メリーの妹に教えたんだから、自分の弟にも教えてやってくれって、2年でAクラス以上になれないと騎士団の稽古場に立入禁止になるからって」

カイル様は凄いです。教えを頂いたのは騎士団長様のご子息ですが剣術の腕は優秀なのに、座学がサッパリでいつもお父様やお兄様に怒られていたそうです。一気に30番上がってしかも勉強のコツを掴んだとこの間自慢されてました。
でも一人しか教えない理由がお姉様だなんてカイル様の惚気ですね、お姉様愛されてます。
二人で領地に行かれてもきっと仲良く過ごせるでしょうね。ふふふ
あらあらお姉様が照れてます、私の前で珍しいわ。

「ネックレスは選んだの?」

「まだですの 決めあぐねてしまって」

「あらオーランに選んでもらわないの?」

「私が決めたいのです!まぁ選んで頂きたい気持ちもありますけど」

「リリー考えたんだけどそのブローチと同じ色でコサージュを作りたいんだ、それに合わせないか?ドレスの色にも合うだろう?」

オーラン様が、とってもいいアイデアを出して下さいました。
思いつかなかったけどそうですね。
ブローチは普段使いなのでコサージュを作って⋯⋯うんうんいいアイデアです。

「それはいいですね!そうします」

決まった事が嬉しくてニッコリ笑ってお応えしました。
お姉様とオーラン様が互いに目配せしてたのにはきづかなかったんですけど。

余談ですがオーラン様に教えて頂いた試験結果はいつもと変わらずでした。
オーラン様の複雑な顔と勝ち誇ったカイル様の顔が印象的でした。
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