悲劇の令嬢の逆襲〜旦那様契約結婚の延長は致しません〜

maruko

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元王妃の不思議な話

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セイシャル王国元王妃の話しは俄には信じられる話ではなかった。
でも彼女はその話しを元に行動していたのは私の中では腑に落ちた。

でも⋯⋯前世って?

生まれ変わりという事でもないのかしら?
不思議な話しはまだ続いているけれど⋯肝心な所は覚えていないと言うのも妙に信憑性があって私はセルトと顔を見合わしてしまった。

「あの⋯この世界は作られたものという事ですか?」

「ごめんなさい、それは私にも解らないの。ただそういう世界があっても私達は実際に生きてるから」

「そっそうですよね」

「元王妃、それが信じられる根拠が我々にはないのだが⋯」

セルトが元王妃に訊ねました。
そうよね、言ってることが本当か如何かが先ず先よね。
妙に説得力のある話しだったから、ちょっと信じてしまったわ。

「根拠になるかは解らないのですけど⋯ひとつだけ」

私とセルトはつい身を乗り出してしまった。

「スチュート伯爵家が此方の国に来たあとに薬を開発するの。流行り病の薬はそれが元になったといわれていると話しの件に出てきたの。確か体内の浄化を促す薬だったの。それを作る必要があったみたいで、もしそういう事がこの先にあったら私の話しを信じてもらえるかしら?それ以外は⋯ごめんなさい本当に思い出せなくて。ミランダが薬を作った事は出て来ていたから⋯流行り病の事でセイシャル王国が衰退していって、王家も滅亡するのだけど⋯それよりも私は国の民達が苦しむのは回避したいの。だからこの先流行る病でセイシャル王国にも薬を分けてあげてもらえないかしら?罪人の私が言っても図々しいお願いだとは解っているの。だけどお願いミランダ」

涙ながらに訴える元王妃に私はどう返事をしていいか解らなかった。
まさに体内浄化の薬をつい先日作ったばかりだし、そのおかげで今回の私も助かっている。
きっと元王妃の話しは本当なのだろう、彼女は国を守る為に必死だったのだろうと思う。
やり方は⋯正直彼女のせいではないわよね。

だって⋯婚約白紙や破棄は私の呪いのせいだし、今の離婚の件はあのアホ公爵令息のせいだし。

私は少しだけ考えさせてほしいと言ってその場を離れた。



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