【完結】オレンジ色の空に誓う

maruko

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対策

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「お姉様巫山戯てるの?」

「まさか!」

「⋯⋯」

「こうでも言わないと恥ずかしいの!」

「えっ?⋯⋯えっ?お姉様冗談でしょう」

「冗談言える雰囲気だったかな?」

「チョロQってチョロいって⋯いや私の今の考えが当たってるならほんとにチョロいわよ!」

「きっと当たってる⋯⋯私リスキャリー様の事⋯好きみたい」

「なんに絆されちゃったの?過保護王子だって言ってたじゃない!!」

「過保護は認める。でもそれって彼のせいではないでしょう?」

「出た!!恋は盲目!ほんとにあるんだこんな事」

「マルシェも人の事言えないでしょう、そもそも絶対一目惚れじゃない!」

「⋯⋯」

「⋯⋯」

私達は暫しお互いの顔をジッと見つめ合った。
方やチョロい方や一目惚れ。
恋する乙女は簡単に恋に落ちるのだ。
お互いが恥ずかしくなって段々と顔が真っ赤になってゆく。

「もう!じゃあ今度はお姉様に対策立てなきゃじゃない!」

マルシェは仕方ないなぁという感じで対策を練ってくれると言う!妹よ!!!

「でも正直お手上げって言えばお手上げよね」

上げて下げるの止めてほしい
折角喜んだのに~~~~

「私がライバルに何もしなければいいのよね」

「そうとも限らないわ、そういうのは決まってでっち上げが成立するんだから」

「それもそっか。でもライバルがピンクリボンっていうのも納得行かないなぁ。マリエーヌも敵じゃないし?」

「イヤに自信満々だけどお姉様忘れてない?」

「何を?」

「この異世界、何故か解らないけど魅了があるんでしょう」

「あっ!」

肝心な事を話すのを忘れていたので、私は今日お父様に呼ばれた内容をマルシェにも話した。

「なるほどねぇ~魔道具かぁ。じゃあ何処かに解除できない魅了の魔導具も存在する可能性があるということよね」

「多分?」

「なんで疑問形なのよ!自分でもそう思ったから私に言ったんでしょう」

「そうなんだけどさぁ⋯⋯」

「何?何かあるの?他にも」

「ピンクリボンの行動がちょっとね~」

「?」

首を傾げるマルシェだけど⋯⋯可愛い!
ってそんな場合じゃないけど、私は少しいやかなりピンクリボンの行動が不可解なのだ。

今の時点で彼女はヒロインかヒドインの可能性大なんだけど、だったら魅了を使うのは彼女だ。
もし彼女が魅了の魔導具を持っているなら、もっと上手くやるんじゃないかな?

態々あちこちなぜか知らないけど体当たりしなくてもターゲットに魅了掛ければ済む話なんだよねぇ

私はその考えをマルシェに話してみた。

「そう言われれば⋯⋯そうよね。おかしいわね」

「でしょう」

私達は悩んでしまった。
彼女の不可解な行動のせいでこちらは対策も立てられない。
だから私はマルシェに、閃いた事を話してみた。
それでどうなるかはわからないけれど、これ以上二人で悩んでも埒があかない。

マルシェは渋々頷いてくれた。

夏期休暇前に対策立てないと、私身動き取れないもんね!

即行動あるのみだ!



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