36 / 40
【最終章】ユーファミア王国
解除方法
セレスファンがサティ達に説明を始めた。
ユーファミアの長い歴史の中でも聖女が闇を纏うことは今までなかった。
少しは染まりそうになっても軌道修正をかけるからだ。
だがファモリアの場合は、その身に何が起こっていたのかをユーファミアが把握していなかった。
気付いたときにはもう手遅れで呪いが発動した後だったのだ。
だがある時ナイセリーナの娘のミリアーナの夢枕に立ったミリーナによって真相をユーファミアが知る事になったが、本当なら手を出す事はしないのだ。
だがあまりにもファモリアの魂が哀れでナイセリーナはかの国へ向かった。
そこでミリアーナと王子を添わせ、国を秘密裏に継続していく事を調えた。
「ナイセリーナ様は予言が出来た、だが彼女の予言はいつも唐突だったそうです。だから期限は解らぬがいつか呪いを解こうとする者がこの国へやってくるという事は解っていた。だが呪いを解いたら如何なるかまでは伝わっていない。我々には呪いの解き方のみしか伝わっていないのです」
「さて、呪いの解き方は解っているがそれに挑戦してもちゃんと解けるかはお主次第じゃ、命をかける事になるやもしれぬが⋯少しばかり考えた方が良いのではないか?」
レオナードは直ぐには答えなかった、暫く目を閉じてそうして
「それでも私は「一晩頂けますか?」と」
レオナードの言葉を遮ったのはサティだった。
彼女にレオナードは驚いた目を向ける。
「皆で一晩考えさせて頂けないでしょうか?お願い致します」
サティの言葉に王と王太子は頷いた。
「よろしいですよ、ただ呪いの解除方法だけお伝えしておきます、考える参考にもなるでしょうから」
王太子はそう言って解除方法を教えてくれた。
それは元凶の血筋の者がファモリアの呪いを飲み込むというものだった。
ファモリアの心と言われている石を削って飲むとファモリアに起こった出来事が繰り返されるそうだ。
そういう不思議な事が起きるという。
それを歴史を繰り返さずに正せばいいと言うことらしい。
正すのはレオナードだ。
彼がどうやって正しくするのかは彼次第と言うことらしい。
それにより闇に落ちたファモリアに安寧が訪れたら呪いが解けるという。
説明を聞いたあと4人はそれぞれの部屋へ案内された。
ユーファミアの長い歴史の中でも聖女が闇を纏うことは今までなかった。
少しは染まりそうになっても軌道修正をかけるからだ。
だがファモリアの場合は、その身に何が起こっていたのかをユーファミアが把握していなかった。
気付いたときにはもう手遅れで呪いが発動した後だったのだ。
だがある時ナイセリーナの娘のミリアーナの夢枕に立ったミリーナによって真相をユーファミアが知る事になったが、本当なら手を出す事はしないのだ。
だがあまりにもファモリアの魂が哀れでナイセリーナはかの国へ向かった。
そこでミリアーナと王子を添わせ、国を秘密裏に継続していく事を調えた。
「ナイセリーナ様は予言が出来た、だが彼女の予言はいつも唐突だったそうです。だから期限は解らぬがいつか呪いを解こうとする者がこの国へやってくるという事は解っていた。だが呪いを解いたら如何なるかまでは伝わっていない。我々には呪いの解き方のみしか伝わっていないのです」
「さて、呪いの解き方は解っているがそれに挑戦してもちゃんと解けるかはお主次第じゃ、命をかける事になるやもしれぬが⋯少しばかり考えた方が良いのではないか?」
レオナードは直ぐには答えなかった、暫く目を閉じてそうして
「それでも私は「一晩頂けますか?」と」
レオナードの言葉を遮ったのはサティだった。
彼女にレオナードは驚いた目を向ける。
「皆で一晩考えさせて頂けないでしょうか?お願い致します」
サティの言葉に王と王太子は頷いた。
「よろしいですよ、ただ呪いの解除方法だけお伝えしておきます、考える参考にもなるでしょうから」
王太子はそう言って解除方法を教えてくれた。
それは元凶の血筋の者がファモリアの呪いを飲み込むというものだった。
ファモリアの心と言われている石を削って飲むとファモリアに起こった出来事が繰り返されるそうだ。
そういう不思議な事が起きるという。
それを歴史を繰り返さずに正せばいいと言うことらしい。
正すのはレオナードだ。
彼がどうやって正しくするのかは彼次第と言うことらしい。
それにより闇に落ちたファモリアに安寧が訪れたら呪いが解けるという。
説明を聞いたあと4人はそれぞれの部屋へ案内された。
あなたにおすすめの小説
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
報われない恋の行方〜いつかあなたは私だけを見てくれますか〜
矢野りと
恋愛
『少しだけ私に時間をくれないだろうか……』
彼はいつだって誠実な婚約者だった。
嘘はつかず私に自分の気持ちを打ち明け、学園にいる間だけ想い人のこともその目に映したいと告げた。
『想いを告げることはしない。ただ見ていたいんだ。どうか、許して欲しい』
『……分かりました、ロイド様』
私は彼に恋をしていた。だから、嫌われたくなくて……それを許した。
結婚後、彼は約束通りその瞳に私だけを映してくれ嬉しかった。彼は誠実な夫となり、私は幸せな妻になれた。
なのに、ある日――彼の瞳に映るのはまた二人になっていた……。
※この作品の設定は架空のものです。
※お話の内容があわないは時はそっと閉じてくださいませ。
妻の私は旦那様の愛人の一人だった
アズやっこ
恋愛
政略結婚は家と家との繋がり、そこに愛は必要ない。
そんな事、分かっているわ。私も貴族、恋愛結婚ばかりじゃない事くらい分かってる…。
貴方は酷い人よ。
羊の皮を被った狼。優しい人だと、誠実な人だと、婚約中の貴方は例え政略でも私と向き合ってくれた。
私は生きる屍。
貴方は悪魔よ!
一人の女性を護る為だけに私と結婚したなんて…。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 設定ゆるいです。
裏切りの先にあるもの
マツユキ
恋愛
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
悪女と呼ばれた王妃
アズやっこ
恋愛
私はこの国の王妃だった。悪女と呼ばれ処刑される。
処刑台へ向かうと先に処刑された私の幼馴染み、私の護衛騎士、私の従者達、胴体と頭が離れた状態で捨て置かれている。
まるで屑物のように足で蹴られぞんざいな扱いをされている。
私一人処刑すれば済む話なのに。
それでも仕方がないわね。私は心がない悪女、今までの行いの結果よね。
目の前には私の夫、この国の国王陛下が座っている。
私はただ、
貴方を愛して、貴方を護りたかっただけだったの。
貴方のこの国を、貴方の地位を、貴方の政務を…、
ただ護りたかっただけ…。
だから私は泣かない。悪女らしく最後は笑ってこの世を去るわ。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ ゆるい設定です。
❈ 処刑エンドなのでバットエンドです。
偽聖女として私を処刑したこの世界を救おうと思うはずがなくて
奏千歌
恋愛
【とある大陸の話①:月と星の大陸】
※ヒロインがアンハッピーエンドです。
痛めつけられた足がもつれて、前には進まない。
爪を剥がされた足に、力など入るはずもなく、その足取りは重い。
執行官は、苛立たしげに私の首に繋がれた縄を引いた。
だから前のめりに倒れても、後ろ手に拘束されているから、手で庇うこともできずに、処刑台の床板に顔を打ち付けるだけだ。
ドッと、群衆が笑い声を上げ、それが地鳴りのように響いていた。
広場を埋め尽くす、人。
ギラギラとした視線をこちらに向けて、惨たらしく殺される私を待ち望んでいる。
この中には、誰も、私の死を嘆く者はいない。
そして、高みの見物を決め込むかのような、貴族達。
わずかに視線を上に向けると、城のテラスから私を見下ろす王太子。
国王夫妻もいるけど、王太子の隣には、王太子妃となったあの人はいない。
今日は、二人の婚姻の日だったはず。
婚姻の禍を祓う為に、私の処刑が今日になったと聞かされた。
王太子と彼女の最も幸せな日が、私が死ぬ日であり、この大陸に破滅が決定づけられる日だ。
『ごめんなさい』
歓声をあげたはずの群衆の声が掻き消え、誰かの声が聞こえた気がした。
無機質で無感情な斧が無慈悲に振り下ろされ、私の首が落とされた時、大きく地面が揺れた。