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満員電車
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衣替えも終わって、本格的に暑くなって来たある日の朝の事だ。駅に着くといつもよりも人が多かった。駅員さんが「信号機故障の影響でダイヤが乱れています」とアナウンスしている。
学校に行くには電車に乗るしか無くて、遅れているけど運行しているようなので改札を抜けてホームに入った。
「急行列車通過後、各駅停車が参ります。ダイヤが乱れています事をお詫び申し上げます。」
そんなアナウンスが繰り返されている。
いつもの場所に行くと、松田さんがいた。
「おはよう」
「おはよう。なんか信号機故障(?)とかで止まってて、さっき運行再開したとこだって。すごく遅れてるみたい」
「そうなんだ」
「遅刻かな?」
「他の子も遅れると思うから、遅刻しても大丈夫だと思うよ」
「急行列車が通過します。ご注意ください」
急行と思えないゆっくりとしたスピードで電車が駅を通過して行く。この路線では見た事がないレベルで混んでいる車内が見えた。
「今の見た?テレビで見た東京の電車みたいに混んでたね。この線であんなに混んでるの初めて見た」
僕がそう言うと、
「痴漢いそう」
松田さんは少し嫌そうな顔で呟いた。
「痴漢された事あるの?」
「私はないけど、遠くから通ってる子は入学してすぐぐらいにお尻触られたって言ってた。」
好きな松田さんが他の人に触られてなくて、僕は少しホッとした。
「その話聞いて電車乗るのちょっと怖かったけど、大村くんがそばにいた日は安心だったよ。もし何かあったら助けて貰おうと思ってたんだ。いつも私のこと見守っててくれたんでしょ?」
「ええっと……」
「違うの?」
「あの、それじゃあこれからは毎日一緒に行こうか。僕が痴漢から守ってあげる」
「ありがとう。嬉しい」
「今までよりも早く起きないといけないけど頑張るよ」
「じゃあ、帰りも用事がなかったら一緒に帰ろ」
とっても嬉しい提案があった。
「でもなんで痴漢するのかなぁ。大村くんは痴漢した事ある?してみたい?」
からかった様子で尋ねて来る。
「した事はないし、しようと思わないけど、さっきの電車みたいに混んでたら偶然手が当たって触ってしまう事はあるかも」
「偶然でも知らない人に触られるのは嫌だなぁ」
「知ってる人なら触ってもいいの?」
僕も少しからかって聞いてみる。
「知ってる人でもダメだけど、好きな人ならいいよ。好きな人なら逆に触りたいかも」
松田さんは、少し照れた様子でそう答えた。
やっと電車が来た。すぐに降りれるように最後に乗り込む。いつもより混んでいて座席の前のスペースほぼ埋まっている。
松田さんはドアを背にして立ち、僕は他の乗客から守るようにその前に立った。
電車は発車したけれど、いつもよりスピードは遅いようだ。
「今日は荷物少なくて良かった」
松田さんは身体の前に両手で持ったカバンを少し持ち上げて見せた。今日は体育はないし、荷物が少ない方だ。今日みたいに混んでると荷物が少ないのは有難い。
隣駅に着くとまた多くの乗客が乗って来た。背中を押されたため、空いている右手をドアについて身体を支える。
「壁ドン?」
「そんなつもりじゃないんだけど、ごめん」
右手を松田さんの顔の横についたので、まさしく壁ドン状態である。
「どうせなら何かドキドキしそうなセリフ言ってみて」
「ええっと、………。今日も可愛いね」
どさくさに紛れて、思ってることを言ってしまった。
「ありがとう、ドキドキしたよ」
電車が発車した。
顔が近いし、松田さんのいい匂いがする。夏服のブラウス越しに下着が透けて見える。少し手を伸ばせば松田さんに触れられる。そう考えただけで、僕のアソコは勃起し始めた。
あと4駅、僕の理性は保てるだろうか。
次の駅に停車すると、また背中を押された。手で支えきれなくなったため、ドアに右腕をついて身体を支える。左手はカバンを持っていてあまり動かせないが、腰の辺りでドアに手をついた。
ますます松田さんとの距離が近くなる。顔が真横にあって、話しをしようとすると耳に囁くような感じだ。
「大村くん大丈夫?体勢辛くない?」
「だ、大丈夫だよ。」
「無理しないでね。大村くんになら触られても平気だから」
そうは言っても、身体が当たれば勃起しているのがバレるだろう。せっかく仲良くなれたのに、嫌われてしまう。僕は両腕で身体を支え、腰は引いて何とか身体が接触しないように耐える。
あと3駅
とうとう限界がやってきた。次の駅に着くと、後ろからの圧力で完全にくっ付く形になった。胸の柔らかさが感じられる。一方、僕の股間は松田さんの腕に当たってしまった。
「ねえ、ここに変態がいるみたいです」
「ごめん」
「分かってるよ、偶然当たったんだよね。でも大きくなってるのはどうして?」
「自然現象かな」
僕はとっさに答えをはぐらかした。
「そうなんだ。私とエッチなことしたいと思ってたんじゃないの?」
そう言いながら、松田さんは腕を少し左右に動かして股間を刺激して来る。
あと2駅、僕の理性は限界だ。
僕は、右腕を松田さんの背中に回して抱きしめた。全身に松田さんの身体の体温と柔らかさが伝わってくる。
しばらくすると松田さんは右手をカバンから離し、ズボンの上から勃起したちんちんの形状を確かめるように触り始めた。
「あの、松田さん」
「触られるのは嫌?」
「嫌じゃないけど、………」
「じゃあいいよね」
そう言うや否や、ズボンのチャックを開けて手を入れると、トランクスの裾から飛び出た所を触り始めた。
「触ってみたかったの」
また駅に停車した。あと1駅。
ホームが見えないからどうなっているか分からないけど、もう乗れない状態だからなのか乗って来る人はいないようで、人の動きはない。
自分は松田さんを抱きしめ、松田さんの手は僕の大きくなったアソコを握っている。このままずっとこうして居たいと思っているが、次の駅に着いたらお終わってしまう。
「先行列車内で急病人が発生したため、次の駅で現在救護を行っております。発車までしばらくお待ちください」
そろそろ発車するかなと思ったタイミングでアナウンスが流れた。
僕の望みが少し叶えられたのだろうか。
「急病人だって」
「さっきの急行の乗客かな。今日は外暑いし、満員で気分悪くなったのかも」
「大村くんはどんな気分?気持ちいい?」
僕はうなずいた。
「こう言う風にしたらもっといいのかな?」
松田さんは、右手をゆっくり上下に動かし始めた。
僕はいっそう強く松田さんを抱きしめる。
電車が発車した。窓から見える景色で徐々に降りる駅に近づいて行くのが分かる。
「そろそろ終わりかな?」
「あの……、あともうちょっと…」
「わかった」
少し手の動きが速くなった。
「うぅ」
駅に着く直前、僕はズボンの中に射精した。
ドアが開くと押し出されるように電車を降りた。
「先に行ってるね」
松田さんはそう言って改札に向かっていった。
僕はトイレに駆け込むと個室に入り、ズボンを脱いでトイレットペーパーで精子を拭き取った。スボンに目立った汚れはないからこのまま学校に行っても大丈夫だろう。
ズボンを履くと気持ちを落ち着かせようと便座に座った。
冷静になって思い返すと、すごい経験をしてしまったと思う。
最初はびっくりしたけど、すごく興奮したしすごく気持ちよかった。僕も松田さんのお尻とか触ってもよかったのかな。また触って欲しいし、松田さんのいろんな所を触ってみたい。
そんな事を考えてるとまた大きくなって来た。ズボンとパンツを下ろすと、さっきの事を思い出しながら今度は自分で処理をする。
今度こそ気持ちが落ち着いたので、トイレから出て学校に向かう。
教室に入るとホームルーム中だった。
「気分が悪くなったと聞いたがもう大丈夫なのか」
先生が聞いてくる。
「はい、しばらく座って休んでたら治りました」
そう答えて自分の席に着く。周りを見渡すと、まだいくつかの席が空席だ。松田さんは特に変わった様子は無さそうだった。
先生が教室を出て行くと、松田さんが僕の所にやって来た。
「大村くん大丈夫?さっきはごめんね。ちょっとやり過ぎたかな」
「僕の方こそごめん」
「私の事嫌いになたっりしてない?」
「そんな事ないよ」
「電車に乗る前の話し覚えてる?これからは毎日一緒に登校してくれるんだよね」
「もちろん、7時55分発の電車に乗れればいいんだよね」
「ありがとう、明日から楽しみ。あと、また触らせてね」
そう言うと、僕の返事も聞かずに自分の席に戻って行った。
学校に行くには電車に乗るしか無くて、遅れているけど運行しているようなので改札を抜けてホームに入った。
「急行列車通過後、各駅停車が参ります。ダイヤが乱れています事をお詫び申し上げます。」
そんなアナウンスが繰り返されている。
いつもの場所に行くと、松田さんがいた。
「おはよう」
「おはよう。なんか信号機故障(?)とかで止まってて、さっき運行再開したとこだって。すごく遅れてるみたい」
「そうなんだ」
「遅刻かな?」
「他の子も遅れると思うから、遅刻しても大丈夫だと思うよ」
「急行列車が通過します。ご注意ください」
急行と思えないゆっくりとしたスピードで電車が駅を通過して行く。この路線では見た事がないレベルで混んでいる車内が見えた。
「今の見た?テレビで見た東京の電車みたいに混んでたね。この線であんなに混んでるの初めて見た」
僕がそう言うと、
「痴漢いそう」
松田さんは少し嫌そうな顔で呟いた。
「痴漢された事あるの?」
「私はないけど、遠くから通ってる子は入学してすぐぐらいにお尻触られたって言ってた。」
好きな松田さんが他の人に触られてなくて、僕は少しホッとした。
「その話聞いて電車乗るのちょっと怖かったけど、大村くんがそばにいた日は安心だったよ。もし何かあったら助けて貰おうと思ってたんだ。いつも私のこと見守っててくれたんでしょ?」
「ええっと……」
「違うの?」
「あの、それじゃあこれからは毎日一緒に行こうか。僕が痴漢から守ってあげる」
「ありがとう。嬉しい」
「今までよりも早く起きないといけないけど頑張るよ」
「じゃあ、帰りも用事がなかったら一緒に帰ろ」
とっても嬉しい提案があった。
「でもなんで痴漢するのかなぁ。大村くんは痴漢した事ある?してみたい?」
からかった様子で尋ねて来る。
「した事はないし、しようと思わないけど、さっきの電車みたいに混んでたら偶然手が当たって触ってしまう事はあるかも」
「偶然でも知らない人に触られるのは嫌だなぁ」
「知ってる人なら触ってもいいの?」
僕も少しからかって聞いてみる。
「知ってる人でもダメだけど、好きな人ならいいよ。好きな人なら逆に触りたいかも」
松田さんは、少し照れた様子でそう答えた。
やっと電車が来た。すぐに降りれるように最後に乗り込む。いつもより混んでいて座席の前のスペースほぼ埋まっている。
松田さんはドアを背にして立ち、僕は他の乗客から守るようにその前に立った。
電車は発車したけれど、いつもよりスピードは遅いようだ。
「今日は荷物少なくて良かった」
松田さんは身体の前に両手で持ったカバンを少し持ち上げて見せた。今日は体育はないし、荷物が少ない方だ。今日みたいに混んでると荷物が少ないのは有難い。
隣駅に着くとまた多くの乗客が乗って来た。背中を押されたため、空いている右手をドアについて身体を支える。
「壁ドン?」
「そんなつもりじゃないんだけど、ごめん」
右手を松田さんの顔の横についたので、まさしく壁ドン状態である。
「どうせなら何かドキドキしそうなセリフ言ってみて」
「ええっと、………。今日も可愛いね」
どさくさに紛れて、思ってることを言ってしまった。
「ありがとう、ドキドキしたよ」
電車が発車した。
顔が近いし、松田さんのいい匂いがする。夏服のブラウス越しに下着が透けて見える。少し手を伸ばせば松田さんに触れられる。そう考えただけで、僕のアソコは勃起し始めた。
あと4駅、僕の理性は保てるだろうか。
次の駅に停車すると、また背中を押された。手で支えきれなくなったため、ドアに右腕をついて身体を支える。左手はカバンを持っていてあまり動かせないが、腰の辺りでドアに手をついた。
ますます松田さんとの距離が近くなる。顔が真横にあって、話しをしようとすると耳に囁くような感じだ。
「大村くん大丈夫?体勢辛くない?」
「だ、大丈夫だよ。」
「無理しないでね。大村くんになら触られても平気だから」
そうは言っても、身体が当たれば勃起しているのがバレるだろう。せっかく仲良くなれたのに、嫌われてしまう。僕は両腕で身体を支え、腰は引いて何とか身体が接触しないように耐える。
あと3駅
とうとう限界がやってきた。次の駅に着くと、後ろからの圧力で完全にくっ付く形になった。胸の柔らかさが感じられる。一方、僕の股間は松田さんの腕に当たってしまった。
「ねえ、ここに変態がいるみたいです」
「ごめん」
「分かってるよ、偶然当たったんだよね。でも大きくなってるのはどうして?」
「自然現象かな」
僕はとっさに答えをはぐらかした。
「そうなんだ。私とエッチなことしたいと思ってたんじゃないの?」
そう言いながら、松田さんは腕を少し左右に動かして股間を刺激して来る。
あと2駅、僕の理性は限界だ。
僕は、右腕を松田さんの背中に回して抱きしめた。全身に松田さんの身体の体温と柔らかさが伝わってくる。
しばらくすると松田さんは右手をカバンから離し、ズボンの上から勃起したちんちんの形状を確かめるように触り始めた。
「あの、松田さん」
「触られるのは嫌?」
「嫌じゃないけど、………」
「じゃあいいよね」
そう言うや否や、ズボンのチャックを開けて手を入れると、トランクスの裾から飛び出た所を触り始めた。
「触ってみたかったの」
また駅に停車した。あと1駅。
ホームが見えないからどうなっているか分からないけど、もう乗れない状態だからなのか乗って来る人はいないようで、人の動きはない。
自分は松田さんを抱きしめ、松田さんの手は僕の大きくなったアソコを握っている。このままずっとこうして居たいと思っているが、次の駅に着いたらお終わってしまう。
「先行列車内で急病人が発生したため、次の駅で現在救護を行っております。発車までしばらくお待ちください」
そろそろ発車するかなと思ったタイミングでアナウンスが流れた。
僕の望みが少し叶えられたのだろうか。
「急病人だって」
「さっきの急行の乗客かな。今日は外暑いし、満員で気分悪くなったのかも」
「大村くんはどんな気分?気持ちいい?」
僕はうなずいた。
「こう言う風にしたらもっといいのかな?」
松田さんは、右手をゆっくり上下に動かし始めた。
僕はいっそう強く松田さんを抱きしめる。
電車が発車した。窓から見える景色で徐々に降りる駅に近づいて行くのが分かる。
「そろそろ終わりかな?」
「あの……、あともうちょっと…」
「わかった」
少し手の動きが速くなった。
「うぅ」
駅に着く直前、僕はズボンの中に射精した。
ドアが開くと押し出されるように電車を降りた。
「先に行ってるね」
松田さんはそう言って改札に向かっていった。
僕はトイレに駆け込むと個室に入り、ズボンを脱いでトイレットペーパーで精子を拭き取った。スボンに目立った汚れはないからこのまま学校に行っても大丈夫だろう。
ズボンを履くと気持ちを落ち着かせようと便座に座った。
冷静になって思い返すと、すごい経験をしてしまったと思う。
最初はびっくりしたけど、すごく興奮したしすごく気持ちよかった。僕も松田さんのお尻とか触ってもよかったのかな。また触って欲しいし、松田さんのいろんな所を触ってみたい。
そんな事を考えてるとまた大きくなって来た。ズボンとパンツを下ろすと、さっきの事を思い出しながら今度は自分で処理をする。
今度こそ気持ちが落ち着いたので、トイレから出て学校に向かう。
教室に入るとホームルーム中だった。
「気分が悪くなったと聞いたがもう大丈夫なのか」
先生が聞いてくる。
「はい、しばらく座って休んでたら治りました」
そう答えて自分の席に着く。周りを見渡すと、まだいくつかの席が空席だ。松田さんは特に変わった様子は無さそうだった。
先生が教室を出て行くと、松田さんが僕の所にやって来た。
「大村くん大丈夫?さっきはごめんね。ちょっとやり過ぎたかな」
「僕の方こそごめん」
「私の事嫌いになたっりしてない?」
「そんな事ないよ」
「電車に乗る前の話し覚えてる?これからは毎日一緒に登校してくれるんだよね」
「もちろん、7時55分発の電車に乗れればいいんだよね」
「ありがとう、明日から楽しみ。あと、また触らせてね」
そう言うと、僕の返事も聞かずに自分の席に戻って行った。
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