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8話 繋がる思いの先
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拝啓母さん。
俺は今、幸せの絶頂を迎えようとしています。
オスカー様は、俺を抱き上げてベッドにそっと寝かせ、そのまま覆い被さった。
「フィル……その……抱いて、いいか……」
オスカー様は顔を真っ赤にしながらそう言う。
「はい……俺……オスカー様のことを想いながらいつも1人でほぐしていたので、もぅ、いつでも挿れられます」
「なっ……この壁の向こうで……俺のことを考えながらしていたと言うのか……?」
「はい……あっ、もしかして、俺、気持ち悪いですか……?」
俺は涙目で訴える。
「そんな訳がないだろう……というか俺も……お前のことを考えながら抜いていたからな……」
ええ!? オスカー様が……俺のことを考えながら1人で……。
良いっ!
「もぅ……オスカー様もえっちなんですね」
「こんな話を打ち明けるのはお前だけだ……挿れるぞ」
「はい……あっ、ああんっ、オスカー様が……入って……」
俺は前世の頃からずっと憧れだった、処女喪失の瞬間を迎える。
目の前に映るオスカー様の全てが色っぽく、今までにないくらいの気持ち良さの絶頂を迎え、俺は一瞬で果てた。
やがてオスカー様の熱いものが何度も注がれると、俺たちはそのまま抱き合って眠った。
それからというもの、オスカー様は抑えていた栓がぶっ飛んだようで、ありとあらゆる場所で俺を求めてきた。
ある時は屋敷の地下の武器庫で……。
「オスカー様、こ、ここでするんですか?」
「あぁ、今ここで、お前に挿れたい……」
「あぁん、もぅ……オスカー様ったら……」
ある時は自警団の魔物討伐参加中の森で……。
「オスカー様ー!? フィル様ー!? どちらにおいでですかー!?」
「この辺りの魔物は全滅しているぞ、きっとこの辺りにいらっしゃるだろう」
「しかしさすがオスカー様だな。フィル様を守りながらこうも一瞬で全滅させてしまうとは……」
「あぁん、オスカー様ぁ……もぅバレちゃいますよぉ……」
「ならここで中断するぞいいのか?」
「あっ、だめぇ……イカせてぇ……」
「可愛い奴め……」
みんな知らないだろうな。オスカー様が俺を抱きたいがために魔物を瞬殺してるなんて。
もちろん普通にオスカー様の寝室でも……。
「あぁっ、フィル……っ! 愛しているぞフィル……!」
「はぁんっ、おれも……あいして……あっ、ぁんっ!」
今日もオスカー様の熱いものが注がれて、キツく抱きしめられながら幸せの余韻に浸っている。
それなのに俺の目からは涙が一筋、流れ落ちた。これは、嬉し泣きではない。
「フィル、どうした? ま、まさか痛かったか?」
オスカー様は俺を心配しすぎて顔が引きつっている。
「俺、幸せです……すごく……」
「あぁ、俺もだ……」
オスカー様はそう言って俺の頭を撫でてくれる。
「でも、俺、本当にオスカー様のことを想うなら、このままここに居ちゃいけないんじゃないかって……」
俺はこらえきれなくなり、涙がぶわっと溢れ出た。
「なぜそんなことを言う? お前が側にいてくれるのが、俺にとっての1番の幸せだ」
「ふぇぇ……ぅぅ……ぐすっ……うわぁぁぁぁん!」
「フィル……」
俺は嗚咽で話せなくなり、落ち着くまでずっとオスカー様に頭を撫でてもらっていた。
俺は今、幸せの絶頂を迎えようとしています。
オスカー様は、俺を抱き上げてベッドにそっと寝かせ、そのまま覆い被さった。
「フィル……その……抱いて、いいか……」
オスカー様は顔を真っ赤にしながらそう言う。
「はい……俺……オスカー様のことを想いながらいつも1人でほぐしていたので、もぅ、いつでも挿れられます」
「なっ……この壁の向こうで……俺のことを考えながらしていたと言うのか……?」
「はい……あっ、もしかして、俺、気持ち悪いですか……?」
俺は涙目で訴える。
「そんな訳がないだろう……というか俺も……お前のことを考えながら抜いていたからな……」
ええ!? オスカー様が……俺のことを考えながら1人で……。
良いっ!
「もぅ……オスカー様もえっちなんですね」
「こんな話を打ち明けるのはお前だけだ……挿れるぞ」
「はい……あっ、ああんっ、オスカー様が……入って……」
俺は前世の頃からずっと憧れだった、処女喪失の瞬間を迎える。
目の前に映るオスカー様の全てが色っぽく、今までにないくらいの気持ち良さの絶頂を迎え、俺は一瞬で果てた。
やがてオスカー様の熱いものが何度も注がれると、俺たちはそのまま抱き合って眠った。
それからというもの、オスカー様は抑えていた栓がぶっ飛んだようで、ありとあらゆる場所で俺を求めてきた。
ある時は屋敷の地下の武器庫で……。
「オスカー様、こ、ここでするんですか?」
「あぁ、今ここで、お前に挿れたい……」
「あぁん、もぅ……オスカー様ったら……」
ある時は自警団の魔物討伐参加中の森で……。
「オスカー様ー!? フィル様ー!? どちらにおいでですかー!?」
「この辺りの魔物は全滅しているぞ、きっとこの辺りにいらっしゃるだろう」
「しかしさすがオスカー様だな。フィル様を守りながらこうも一瞬で全滅させてしまうとは……」
「あぁん、オスカー様ぁ……もぅバレちゃいますよぉ……」
「ならここで中断するぞいいのか?」
「あっ、だめぇ……イカせてぇ……」
「可愛い奴め……」
みんな知らないだろうな。オスカー様が俺を抱きたいがために魔物を瞬殺してるなんて。
もちろん普通にオスカー様の寝室でも……。
「あぁっ、フィル……っ! 愛しているぞフィル……!」
「はぁんっ、おれも……あいして……あっ、ぁんっ!」
今日もオスカー様の熱いものが注がれて、キツく抱きしめられながら幸せの余韻に浸っている。
それなのに俺の目からは涙が一筋、流れ落ちた。これは、嬉し泣きではない。
「フィル、どうした? ま、まさか痛かったか?」
オスカー様は俺を心配しすぎて顔が引きつっている。
「俺、幸せです……すごく……」
「あぁ、俺もだ……」
オスカー様はそう言って俺の頭を撫でてくれる。
「でも、俺、本当にオスカー様のことを想うなら、このままここに居ちゃいけないんじゃないかって……」
俺はこらえきれなくなり、涙がぶわっと溢れ出た。
「なぜそんなことを言う? お前が側にいてくれるのが、俺にとっての1番の幸せだ」
「ふぇぇ……ぅぅ……ぐすっ……うわぁぁぁぁん!」
「フィル……」
俺は嗚咽で話せなくなり、落ち着くまでずっとオスカー様に頭を撫でてもらっていた。
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