違うようで似ている二人。

文月雨野

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日曜日はいつもと同じように過ごした。そして月曜日。蒼坂はいつも通り休んでいた。僕は放課後、蒼坂の家へプリントを届けることにした。
蒼坂にメールをして、家の場所を聞き、そこに向かってみると、青色の屋根の綺麗な家をみつけた。蒼坂の家だ。僕はインターホンを押し、蒼坂が出ることを待った。五分くらいして出てきたのは蒼坂の母親だった。
「ごめんねぇ、今ちょっと綾寝てて、代わりに受け取るわ。そうだ、上がって行かない?」
「良いんですか?」
「ええ、綾と仲良くしてくれてるからお礼がしたくて。」
そういうわけで僕は蒼坂の家へ上がらせてもらった。なかなか綺麗な家で、とても掃除が行き届いていたし、置いてあるものもとても上品でオシャレだった。
「そう言えば、あなたも消身病だったわね、えっと、明木…君?」
「はい。数ヶ月前に発症して、それから、この病気がきっかけで、綾さんと仲良くなって___」
「あの子、明木君に下の名前で、呼び捨てで、綾って呼んで欲しいって。」
「あ__、綾とは、この病気がきっかけで、仲良くなって、それで、病気が分かってから初めて嬉しくなって、本当に、今は、綾に助けて貰ってて…。」
「綾も同じこと言ってたわ。明木君のおかげで今が楽しいって。ありがとう。」
「いえそんな!助かってるのはこっちの方で、綾はいつもクールで、病気でも堂々としていて、そんな姿に…。」
「ふふっ、あの子も、多分我慢してるんじゃないかしら。だから、あなたが優しさで支えてあげて、これからも仲良くしてあげて。」
綾の母親はそう言って、話を終えた。
僕はその後、綾の母とお菓子を食べながら、雑談をし、改めてお礼を言って帰った。結局、綾には会えなかったが、とてもいい母親と話せて、良かったと思った。そうか、我慢してたんだ、とボソッとつぶやき、僕は1人帰路に着いた。
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