セフレって何??

松嶋 梨緒

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セフレって何??

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男と女は 哀しい生き物だ。
神が 一人を二人にして男と女という人間を作ったなら 求めうのは当然のことなのだ。

けれど 私には 本能で性的に求め合い 結び合う セックスフレンドと いうものが、この年まで理解出来なかった。

敢えて年齢はふせておく。笑


愛あって初めて結ばれるもの

そう考えていた私は いわゆるセフレというものが よく理解出来なかった。

私が 一番直近で恋愛したのは 一昨年から 去年のことだった。

勿論 愛あって 私達は結ばれていた。
彼は心から愛し求めてくれていたし
私も心から彼を愛した。

彼の抱擁だけで私は天にも昇る想いだった。
彼は いつも いつも私を求めてくれた。

それが ある時 まったく求めてくれなくなった。
1か月後 彼が別れを一方的に言い出した。
もう戻れない と 彼は言った。

彼は 自分自身気づいていたのかいなかったのか 3月に彼の会社に入社した新入社員の話ばかりを電話で話していた。
「辞められたら困るからフォローしている。これ以上、人が足りなくなったら、また休みが減る。」

彼は毎日 話す。
彼よりも20歳も下の未成年の女の子の話だ。

私は 彼は彼女に心変わりをしたのだと思っていた。

ある日 突然告げられた別れ。

踏ん切りがつかずに 別れたのに習慣で毎日 話す電話。

ヨリは戻さない 会わない そう言う彼。

私は それを受け入れるしかなかった。

5月23日 ちょうど つきあい始めから8か月目の その日を最後に 最終的に喧嘩別れをし 彼との関係は終わった。

別れた5月の初め 既にラインはブロック 電話は着信拒否をされていた。
けれど着信を入れておくと必ず折り返してくれていた。

私は 話し合いたい 一方的にプレゼントした物やペアリングの処分もどうするのか決めたいから会いたいと話した。
彼は休みの日に時間を取ってくれる
そう言ってくれていた。
それが 5月23日だったのだ。

私は それまで 日にちとか記念日とかを気にしたことがなかった。

けれど 結婚に2回失敗している私は 彼との恋が最後だと信じていた。

約束の日 彼は来なく電話もなかった。
私は 親と同居している彼の自宅に電話をかけた。
居るか居ないか それだけを確かめたかったのだが
両親から罵声を浴びせられた。
良く思われていないことは知っていた。
彼の母親は言った。
私のせいで彼が借金を背負った と。

知らなかった。
私は彼の給与や預金等を知らなかったし 彼が無理しているとは思えなかった。

「知らなかったとはいえ申し訳ありません」
私は ひたすら謝り電話を切った。

20分後 彼が キレて電話をして来た。

「何実家にまで電話してんのよ!」

彼は その日 急に仕事になったらしく
休憩時に電話をして来た。

仕事になった と一言でも話してくれていたら、、、
私は実家に電話などしなかった。

けれど それを最後に 私も自分の気持ちを消滅させようと決めた、、、。

忘れかけた 8月の終わり。

何となく 夜寝る前 彼の携帯を鳴らしてみた。
着信拒否が解除されていた。

夜中
彼から電話が来た。
女に騙されていた と。

「例の女の子?」
と 私は尋ねた。

「そうだ。二股かけられてたのよ」

彼は 彼女の前で持っていた薬を大量に飲み
『別れるなら死んでやるって言いながら何も出来なかった、おまえの元カレと俺は違う』

そう言ったらしい。

ところが 二股の もうひとりは 元カレではなく 同じ会社の従業員だったらしい。
彼ら3人は職も失った。

その日は土砂降りの夜だった。
彼は雨の中 濡れながら自分の車に戻ったらしい。
彼女は ひたすら謝り泣いていたらしい。

私には話を聞くことしか出来なかった。
朦朧として話したことを覚えていない

と 彼は言ったが
彼が私と別れた翌月から彼女とつきあい出したこと。
恐らくは彼氏のいた彼女を奪うために私と別れたこと、、、など
そんな背景が浮かんで来た。


翌日 私にも謝罪のラインと電話があり 再び話をした。

彼女のラインは まだ繋がっていたらしい。

彼は電話で これから お菓子を買って 彼女の家に謝罪に行くと話していた。
誰も出ては来なかったらしい。

それでも 彼にとって それが 彼女との終わりだ と彼は気づいていなかった。

もう1人の男性の話を して来たのが彼女の母親だ というのだ。
私は思った。自分の娘のことを果たして話すだろうか、、、と。
彼女の母親は 当然 彼が知っているものと思って話して来たらしい。

私は もしかしたら 彼と別れさせるために話したのではないか とも思った。20歳も年が違うのだ 普通なら反対されてもおかしくない。

その土砂降りの夜 着信拒否を解除したのだ と言うのだ。
記憶にない と彼は言った。

けれど それから毎日電話が来るようになり ラインも復活させた。

彼は 土砂降りの日の3日後
「俺の好きな場所に行って来る」
と 私に話した。
車で2時間ほどの場所で 気をつけて
と 話し
私は買い物に出かけた。

買い物中 ラインが入った。

『賭けに破れたよ』

『賭けって何の?』

『仕方がない、仕方がない』

わけがわからずに電話をした。

彼女に会おうと 近くまで行ったが会ってもらえず ラインでも 『怖いから、もう会わない』

と言われたそうだ。

彼は過去に鬱を持っていて
今でも 時々そういう症状が出るらしい。

トラウマがあるのだから

私は理解しているから 怖いとは思わない。

けれど 若い女の子は 目の前で そんな行動を取られたら 本当に怖かったのだろう

彼は その日 
ラインのアイコンを女性に変えていた。
『誰?』

『彼女』

『彼女の了解も取らずに良くないよ。』

『やめろと姉ちゃんにも言われた。』

と。

彼なりの彼女への気持ちだったのだろう。

すぐに消された その画像の女性は
とても 未成年とは見えず
正直 お世辞にも美人とは言えず
失礼ながら どこが良いのかわからなかった。

【若いだけの女だ、、、】

性格までは わからないが私はそう思った。

私は 彼よりも年上で 若くはない
けれど 実年齢には見られない。
彼と別れてからも 数人から 言い寄られもした。
だからと言って自画自賛しているわけではないのだが、、、(^^; 笑

結局 彼は 彼女の連絡先を全て削除した。
話すつもりがあるのなら 共通の知人を通じて 連絡が来るだろうと思っていたようだ。

私は 強がる弱い彼を支えようとした。
2か月 毎日 ラインか電話で連絡のある日々。

未練タラタラの彼を 励まし 
ある時は 突き放し

最後には

『そんなに好きなら家まで訪ねて謝って戻ればいいでしょ。正直二股かけてたような女をまだ好きとか不潔で気持ちわからない』

と まで言った。

1日連絡はなかった。

けれど 話す相手は その時彼には私しかいなかったのだと思う。

その日を境に 彼は彼女の話をしなくなった。

そして11月の初め
卑猥な画像を 彼がラインで送りつけて来て

『しようか』と言って来た。

私は冗談半分に

『うんいいよ』

と答えた。

『いつする』と彼。

『いつでもいいよ』と私。

別れた相手とは会わない ヨリも戻さないと ずっと話していた人だ。

こうやって 別れたのに 連絡を取ったのも私だけだ
と言う。

会う機会はなかった。

仕事が変わった彼の休みと私の都合が合わなかったからだ。

彼はふざけては時々卑猥な画像を送って来る。

年末 お正月休みに入る前の日の夜
「暇だから電話した」と話して来た。

しようか なんて話もしてたよね

なんて話しながら 彼は うちに向かって車を走らせていたらしい。
ドライブしている と話していたのに

「着いたから出て来い。暖かい格好して来いよ」

私は 驚きと喜びが交錯した。

そうなのだ 約4か月連絡を取り合ううちに 私の気持ちは再燃してしまっていたのだ。

突然 会いに来た彼は
車を走らせた。

どこに行くのかはわからなかった。

以前よく行ったラブホの看板の前 

「えっ?!」

思わず 私は声が出た。

「しようかって言ったろ。嫌か?」

と 彼が言う。

「ううん、、、」

そう答えて入室した。

私はシャワーを浴びると言って服を脱ごうとした。

すると
彼は つきあっていた頃同様に お風呂に お湯を入れた。
自分は お風呂に入って来たはずなのに 先に入っている。

シャワーをするとちゃんと自分の左側に私の入るスペースを空けて、、、。

お風呂から
上がり彼は私を抱いた。

別れている 戻ってはいない。
これが いわゆるセフレなんだ。

でも 彼は優しく私を抱いてくれた。

セフレだから
セフレだから彼は事を済ませたいだけ
そう思った私は
彼の物を口に含み彼が高まったところで挿入しようとした。
すると彼は
私の脚を持ち上げ

「まだまだ、、、」と言い


69をし始めた。

彼は、まるで彼女を扱うかのように私を扱ってくれた。

ただひとつ彼の心にまだいるであろう別れた彼女を私は感じながら。
こんな私も不潔なのだ

私はその時思った。


約1か月が経ち彼の休みの前の日
仕事が早く終わった彼は また同じサプライズで うちの前まで来た。

早い時間だった。
ちょうどラブホに行く途中の道で
彼が

「ちょっと覗いてみたいけどいいか?」

彼は とあるパチンコ店に立ち寄り 私に5000円渡して来た。
ふたり並んで打っている
まるで つきあっていた頃のようだ。

私の方が出たので プラス。 いいと言う私にお小遣いもくれた。

そして 当然のようにラブホへ。
そして2度目は前回とは違っていた。
私は彼を攻め彼はほぼ何もしてくれずに果てるだけ、、、。
やっぱり
これがセフレというものなんだ。


つきあっていない 戻っては いない
毎日仕事終わりに電話があり
ラインは 彼の休みの前の日に彼から来る。
私からは 未読 既読スルー。
電話も こちらからかけても出ない。

なので 私は 私から連絡するのを止めた。

そうなのだ。

私は 今 都合のいい女なのだ。

それでも 会社から家に着くまでの間
休みの前の日の暇な時間
彼は電話をくれている。

セフレ
って、、、何だ?

男性は好きではなくても女を抱けるのかも知れない。
それは女性も同じなのかも知れない。

私は
やっぱりセフレという関係でも彼を好きで彼に抱かれている

彼も それをわかっているのだろう。

この先の展開も同じかも知れない。

もしも何か変化があったら追記するとしよう。
今日は ここまで 笑

火曜日
彼の休みの日、電話しないから
と言っていた彼から着信が入っていた。
私は
母と一緒に外出中で着信に全く気づかなかった。
約1時間前のことだった。
家族と一緒だったこともあり
私から折り返しても彼は出ないことを知っていたのもあり、、、。

私はラインを入れた

『電話ありがとう』と
そして 出られなかった理由と出られる時間をつけ加え
『待ってるね』

と。
電話がない 時間をおいて2度かけてみた。
やっぱり出ない。

ラインを 入れた

『電話待ってるね』

でも 未読スルー。

時間が遅くなり

『ゆっくり休んでね。おやすみなさい。』

やっぱり未読、、、。

既読がついたのは翌日の朝だった。

彼は難しい人だ。
私が電話を取らなかったことが気に入らなかったのだろう。

私はいつも待っている
そう思っているのだ。

そう、、、実際に待ってしまっている私がここにいる。

水曜日 私は友達とカラオケにいた。

いつもの時間に電話が入り

私は友人を置いて 電話を取った。
トイレまで行く途中だったので

「おせーな(電話を取るのが)」

と言われてしまった。

友人を放置し
私は彼と話を続けた。

そしてバレンタインも近い。
彼の休みは次回は月曜日火曜日。
日中は予定があったり休んでいると思うので
その前日の夜、仕事が終わったら
時間を取ってくれるように頼んである。
チョコレートケーキを焼くつもりだ。


セフレ、、、
私は この状態から 少しでも脱したい。
少しでも彼から想われたいのだ。


「11日は空けておいてね。何時でもいいし、ちょっとでいいの。準備しておくから」

私は言った。

彼は

「遅い時間な」

そう言った


19時半頃に電話が入った。

DVDの返却に出て来たらしい。

「来てくれるんだよね?」

私は 自信作の生チョコケーキを彼に 早めのバレンタインに渡すために 力を入れて焼いた。

彼は

「どうしようかな」

と 言いながら 電話は切らない。

そして また

「着いたぞ」

と うちの前に来てから言う。

準備してあった私は 直ぐ様 彼の車に乗り込んだ。

「これね、少し早いけどバレンタイン」

私が言うと

「おっー」

そう言っただけ。

そして彼は また車を走らせる。

広い駐車場に向かっていた。
パチンコ店の裏側の駐車場だ。

隣に ラブホがある。

以前 つきあっていた時

『ここにだけは入らない』

理由はわからないが
そう言っていたのに だ。

「えっ?ここ、、、」

思わず私は言った。

「いつものとこ連休で混んでるだろ、、、」

確かに いつもの所は 少し遠い上に
キレイなので 人気のホテルだ。

そして また いつものように ふたりで携帯ゲームをして
お風呂に お湯が入ったところで お風呂に入る。

もう すでに そんなパターンになっている。

そして どんどん彼は手抜きになり
マグロ状態に、、、。

私が彼を攻める形に。

私は したいわけじゃない。
愛されたい。

その時点で セフレ という関係には無理があるのだ。

いつものように 帰り道 車から電話をくれる
「仕方ねーから電話してやったぞ」

そう 憎まれ口を言いながら。


彼にとって 私は 自分の欲望を満たす相手でしかない。

そして今日
毎日の電話の中で
通っている歯医者に可愛い女の子が一人いる と 言い出した。

ナンパするの?

声かけたいけど大勢の人前で声かけられないし。

可愛いなら彼氏いるよ きっと。

だよな。

また人妻キラーに戻ったら?

「いや もう いいわ」

彼は もう 今年40になる
結婚を焦るのは当然なのかも知れない。


いつまで続く? 私との関係。

私は 今 キツくなって来てる。

このままでいいのか と思い始めてる。

私にとっては 『セフレ』

と いう形で 言葉に出来ない感情があるからだ。

女の子の話も
事を終えて 帰って来た翌日も せつなくて仕方ないのだ。

ホントに 本当に セフレ って何?

やっぱり 私は『都合のいい女』という方が正しいのか。

今年に入ってからの電話は初めは私のワガママからだった。

『声が聞きたいから』と。

毎日の電話は日課になっていて

彼は 仕事帰りの家までの間と
休みの前日にしか話してもくれない。


彼にとって 私は何なんだろう。

私を どう思っているんだろう。

何も考えずにいられたら どんなに楽だろう、、、。

そして きっと まだ この関係は続くのだろう、、、。

彼は 休みの火曜日にも移動しながら電話をくれるようになった。

でも もう1か月以上会ってはいない。
決算期で 仕事が忙しいようだ。

それでも 毎日電話だけは くれる。

なのに つらい。

会えないことも セフレでしかないことも 私には耐え難い程つらいのだ。

彼は いったい どう思っているのだろう、、、。

好きではなくても 惰性で 
あとは 欲を満たすために 私を抱くのだろうか。

今日は寝る前の時間に部屋から電話をしてくれた。

「えっ?」

そう言う私に
彼は

「電話しない方が良かったか?」

と 言った。

「ううん、超嬉しいょ。休む時間に電話くれたこと」

20分程話して電話を切った。
彼は毎日 20分程度話してくれる。

例え20分でも 私のために時間を割いてくれる それが本当に嬉しい。

けれど この先 戻ることはない。

いつまで この関係が続くのだろう。

そして 今度は いつ会えるのだろう。

セフレ として定着したままで、、、。


毎日欠かさない電話は
ずっと続いている

最後に会ってから2か月半が過ぎた
どうやら 彼は支払で余裕がなかったらしい

電話で 今月は給料が多かった 
そう話してはいた。


今日 いつものように 仕事終わりに電話をくれた
いつもより1時間早く終わったようだ。

彼は 会えなかった この2か月 卑猥な画像を送って来たり
私にも 
「撮ってみろ」と ふざけたりしていた。

そんな時は 恐らく 彼が
 『したい』

と いう合図なのだろう

今日も卑猥な画像が来た
彼に言われて バカ正直に撮った画像も 一緒に貼り付けられていた

『比べないで』と返信した

彼は ますますふざけている

私が 泣きスタンプを送ると

彼から ふざけたスタンプが送られて来た
と 同時に 電話がかかって来た

車の音がしたので
「お出かけ?」
と 聞いた。

「うん、お出かけ」

彼は答えた。
レンタルビデオ屋さんに行くと言う。

そのわりには なかなか お店に着かない。

『まさか』

と 私は 心の どこかで思った。

けれど 彼は 明日も仕事だ
来るわけがない。

それに 私は 昨日から シャワーにも入っていなくて 髪も汚れたままだった。

何も準備していない。

いつも 彼の休みの前の日には 昼のうちに シャワーを済ませてある。

どちらにしても 彼は GWの2日から4連休で 休みは関係ない日だ。

「まだレンタル屋さん着かないの?」

私は聞いた。

「うん、まだ」

そう言った後10分くらい話すうち

彼が

「出て来い」

と。

私は 焦った。

慌てて部屋着から着替え 
彼の車に乗り込んだ。

彼は 前回と同じラブホの前まで来て

「空いてるかな」と言った。

土曜日 しかもGWの初日だ。

「空いてないかもねー」

そう言った 私。

奇跡的に一部屋 空いていた。

豪華な部屋に 彼はテンションが上がっていた。

「高くないのかな。この部屋」

私は 気にした。

私は お風呂のお湯が 入るまでの間にシャワーをし  髪を洗い ドライヤーをして お湯が入ったことを彼に告げた。
お風呂にも 一緒に入ってくれる。

彼の方が先に入るので 先に上がるのだけど そんな小さなことが 嬉しい。

上がってから 私は考えていた。

最近の 彼が送って来る画像は パイずりシーンが 多かった。

『して欲しいのかな、と思い、してあげた』
彼が 満足したかは わからない

私は 最近 彼のセックスで満足することが ない。
なぜなのかは 自分でも わからない

抱かれて 嬉しいはずなのに あまり感じていない。

頭のどこかで冷めているのだ。

セフレから脱するために

今度会ったら

「貴方に好きな人が出来るまで戻らない?」

そう言いたい。

なのに 関係が壊れるようで言えない。

割り切っていなければ ならないのだ。

それでと 彼は ヤッて 終わりではない
一緒に携帯ゲームで遊んだり
一緒にテレビを観たり、、、。

こうしてると普通のカップルなのに、、、。

でも セフレなんだ。

私は帰り際 彼に抱きつき
「ちょっとだけぎゅっとして」

と言った。

彼は それに答えてくれた。
私は せめて一緒にいる時くらいは恋人のようにしていたい。

彼の気持ちは わからないけれど

彼が何を考えているのか わからないけれど、、、。

そして 彼は 私を送り
また 家に着くまでの30分車を運転しながら 電話をくれた。

私は 「ぎゅっとしてごめんね」

と 言った。セフレとして 度を超えたと思ったからだ。

彼は
「いや、、、何も」
 
そう言った。

出逢った頃の想い出話も出た。
彼は いつも誤魔化しているけど
本当は いろいろなことを覚えているのかも知れない、、、。

私は 今 ふたりの男性から言い寄られている。

でも 彼がいるから 私には やっぱり彼だから 踏ん切りがつかない。

それにしても なぜ 今日 あまり濡れなかったのだろう。

ただ 彼からして来た長いディープキスでは 私は 本当に感じることが出来た。

戻りたい


そう 言えないまま この関係は いつまで続くのだろう、、、。

そんな関係が半年ほど続き セフレと電話友達の関係だった。

最後に抱かれたのは 7月の終わり。

突然 彼は家にやって来た。

することをして すぐ帰るというわけではない。
話したりゲームをしたり。

けれど 彼は8月に入り

ゲーム内で話している女の子に

「俺 本気で恋してる」

と 言い出した。

つい10日くらい前に私を抱いた彼が
そんなことを言う。

私は耐えられなかった。
もう 彼と戻ることはないのだ。

私は やっと踏ん切りをつけた。

彼にも そのことを話した。

彼は「遠距離恋愛なんてする気ねーし」

そう言ったけど
傷ついた私の心は もう元には戻らなかった。

それから 私は彼と会うのを止めた。

そして 新しい彼氏と巡り会い恋愛が始まった。
彼を忘れさせてくれた人だ。

私は彼に彼氏が出来たことを話していなかったので しぱらく電話は来ていたが
話すことを決め 話した。

「もう二度と連絡取ることはないな」

彼は言って 連絡先を全て削除する
そう話していた。


私は 今 新しい彼氏と5か月が過ぎ幸せだ。

セフレ って何なんだろう。

快楽だけを求めるなら 私には無理だった。
どちらかに愛情がない場合も セフレで終わるのだろう。

ただ あれこれ考えた挙句 私が出した答えは
そんな関係を続けるのは 間違いだと思ったことだった。

セフレを続ける人には申し訳ないが 結局 わたしには わからない。

ただ 幸せを得られる そんな形もあるのだろう。

約8か月に及んだ 私のセフレ関係は 終わりを告げた。

長い長い未練だった。


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