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体が重い・・・・・ここ連日の討伐が続いているせいと、夏の暑さとで体に少し不調が出ている状況だ。
休みの日も書類仕事をしないといけなくて、休んでいるような感覚がない。
何より一番の原因は観測班からのクラス判別機能がおかしくなっているのが原因の一つだ。
機械は正常のようだが、判別がおかしくなっているのは、吸血鬼達が何らかの対策をしている可能性があるのかもしれないのが観測班の判断だ。
A・Sクラスだと司令部から言われ行ってみるとW《ダブル》やT《トリプル》だったり、二人だと言われていたのに実際は四人だったりする。
そのため部隊が必要以上に戦わなければならず、怪我が多い。
幸いまだ死者は出ていないが重症者が出ていて、人手不足の軍は更に人手がなくなり、連日討伐を余儀なくされる事態になっている。
この状況に司令部も技術部も衛生部も徹夜作業が続いているようだ。そして元帥をはじめとする上層部や室長達、団長達そして各方面の団長も会議が続いている。
夜神も連日のW・Tの討伐で少しづつ体に蓄積された疲れが出はじめている。
いくら一人で討伐出来るとはいえ、それでも体の負担は大きい。
第一室に入ると、皆の顔に疲労が見えはじめている。何処の部屋も同じだが、この状態が続いているのだ。顔に疲労の色が見えるのも正直しょうがないのかもしれない。
夜神は自分の椅子に座り、机に溜まっている書類を見ていく。
「夜神中佐、体の方は大丈夫?」
「式部こそどうなの?」
「疲れたわね。他の部隊の穴埋めもしないといけないから余計にね。夜神中佐は一人で動かないといけないから大変でしょう」
「司令部からの情報通りに行ったらW・Tは辛いかな。他と比べると強いからね」
A・Sクラスだけでも強いのだ。さらにW・Tがつくとさらに強さも倍になる。
そして人数も違う報告だ。一部隊で討伐に行ったら、実は三人は居ました・・・・となるとこちらが不利になる。
死ななかっただけでも御の字なのだ。代わりに重症の怪我を受ける事になるの。
いつまで続くか分からない、出口のない迷路に迷い込んだ気持ちになる。
ため息をして、書類を見て付箋をしたりして室長の机に置いていく。室長達も上層部も今頃会議だろう。
そして、技術部はこの異常事態の為、連日連夜で機械にかかりっきりになっていると聞いている。
前期のテストが終わって少し休憩出来ると思っていたが、まさかの状況で休憩も出来ない、休まらない、だが吸血鬼達は頻繁に現れてる。
吸血鬼の出現率が何故か異様に多いのだ。Bクラスでなく、A・Sクラスの出現率がだ。なにかあちらの世界でこちらに対して対策でもしたのだろうか?
していると言っても過言ではない数も、我々軍を疲弊させている要因の一つだ。
夜神は書類作業を終わらせると、隣の扉をノックして入室する。そこは隊員達や庵君のような学生の仕事・待機部屋である。
パソコンに向かって仕事をしている庵君を見つけると、夜神は近くまでいって声をかける
「庵君、今大丈夫?」
「夜神中佐、どうしましたか?」
「午後のことなんだけど、トレーニングが終わったら一度部屋に戻って来てほしいの。そして剣道場に行きましょうか。ごめんね。私の仕事が山積みで、片付けをしないといけない状態なの」
トレーニングの内容を少し見直しをしたかったが、こちらのしなければいけない仕事が山積みで、こちらを片付けなければいけない。
庵君には悪いがトレーニングを一人でしてもらうしかないのだ。夜神は庵に詫びを入れつつ、午後の予定を告げる
「分かりました。仕方がないでよ。自分もこの状況は理解してます。夜神中佐は仕事が多いのですから気にしないで下さい」
庵のような学生もこの状況を理解している。連日の討伐、それも高位クラスの討伐が異常に多いのだ。
Bクラスなら分かるが、S・Aの高位クラスが連日の出現は軍もはじめてのようだ。そして力を何かしらの方法で弱体化させて、判別を混乱させ、W・Tといったさらに強者の出現をさせている。その為、軍は大変な状態であること。
ならば軍のエースの夜神中佐も同じように大変な事も理解している。
「ありがとう、剣術は一緒に頑張ろうね」
「はい。夜神中佐もあまり無理はしないでください」
夜神は要件だけ伝えると、室長室の方に戻っていく。
庵はその背中を見つめていたが、扉の前から消えるとまたパソコン作業をする。軍全体が色々と大変な状態になってい。
けど変わらず指導をしてくれる教育係達は凄いと思う。ならば自分は負担を少しでも減らさなければならない。
出来るものは一人で対応していくのみだ。
庵は「よし!」と小声で気合を入れてまずは提出するレポートを作成していくのであった。
休みの日も書類仕事をしないといけなくて、休んでいるような感覚がない。
何より一番の原因は観測班からのクラス判別機能がおかしくなっているのが原因の一つだ。
機械は正常のようだが、判別がおかしくなっているのは、吸血鬼達が何らかの対策をしている可能性があるのかもしれないのが観測班の判断だ。
A・Sクラスだと司令部から言われ行ってみるとW《ダブル》やT《トリプル》だったり、二人だと言われていたのに実際は四人だったりする。
そのため部隊が必要以上に戦わなければならず、怪我が多い。
幸いまだ死者は出ていないが重症者が出ていて、人手不足の軍は更に人手がなくなり、連日討伐を余儀なくされる事態になっている。
この状況に司令部も技術部も衛生部も徹夜作業が続いているようだ。そして元帥をはじめとする上層部や室長達、団長達そして各方面の団長も会議が続いている。
夜神も連日のW・Tの討伐で少しづつ体に蓄積された疲れが出はじめている。
いくら一人で討伐出来るとはいえ、それでも体の負担は大きい。
第一室に入ると、皆の顔に疲労が見えはじめている。何処の部屋も同じだが、この状態が続いているのだ。顔に疲労の色が見えるのも正直しょうがないのかもしれない。
夜神は自分の椅子に座り、机に溜まっている書類を見ていく。
「夜神中佐、体の方は大丈夫?」
「式部こそどうなの?」
「疲れたわね。他の部隊の穴埋めもしないといけないから余計にね。夜神中佐は一人で動かないといけないから大変でしょう」
「司令部からの情報通りに行ったらW・Tは辛いかな。他と比べると強いからね」
A・Sクラスだけでも強いのだ。さらにW・Tがつくとさらに強さも倍になる。
そして人数も違う報告だ。一部隊で討伐に行ったら、実は三人は居ました・・・・となるとこちらが不利になる。
死ななかっただけでも御の字なのだ。代わりに重症の怪我を受ける事になるの。
いつまで続くか分からない、出口のない迷路に迷い込んだ気持ちになる。
ため息をして、書類を見て付箋をしたりして室長の机に置いていく。室長達も上層部も今頃会議だろう。
そして、技術部はこの異常事態の為、連日連夜で機械にかかりっきりになっていると聞いている。
前期のテストが終わって少し休憩出来ると思っていたが、まさかの状況で休憩も出来ない、休まらない、だが吸血鬼達は頻繁に現れてる。
吸血鬼の出現率が何故か異様に多いのだ。Bクラスでなく、A・Sクラスの出現率がだ。なにかあちらの世界でこちらに対して対策でもしたのだろうか?
していると言っても過言ではない数も、我々軍を疲弊させている要因の一つだ。
夜神は書類作業を終わらせると、隣の扉をノックして入室する。そこは隊員達や庵君のような学生の仕事・待機部屋である。
パソコンに向かって仕事をしている庵君を見つけると、夜神は近くまでいって声をかける
「庵君、今大丈夫?」
「夜神中佐、どうしましたか?」
「午後のことなんだけど、トレーニングが終わったら一度部屋に戻って来てほしいの。そして剣道場に行きましょうか。ごめんね。私の仕事が山積みで、片付けをしないといけない状態なの」
トレーニングの内容を少し見直しをしたかったが、こちらのしなければいけない仕事が山積みで、こちらを片付けなければいけない。
庵君には悪いがトレーニングを一人でしてもらうしかないのだ。夜神は庵に詫びを入れつつ、午後の予定を告げる
「分かりました。仕方がないでよ。自分もこの状況は理解してます。夜神中佐は仕事が多いのですから気にしないで下さい」
庵のような学生もこの状況を理解している。連日の討伐、それも高位クラスの討伐が異常に多いのだ。
Bクラスなら分かるが、S・Aの高位クラスが連日の出現は軍もはじめてのようだ。そして力を何かしらの方法で弱体化させて、判別を混乱させ、W・Tといったさらに強者の出現をさせている。その為、軍は大変な状態であること。
ならば軍のエースの夜神中佐も同じように大変な事も理解している。
「ありがとう、剣術は一緒に頑張ろうね」
「はい。夜神中佐もあまり無理はしないでください」
夜神は要件だけ伝えると、室長室の方に戻っていく。
庵はその背中を見つめていたが、扉の前から消えるとまたパソコン作業をする。軍全体が色々と大変な状態になってい。
けど変わらず指導をしてくれる教育係達は凄いと思う。ならば自分は負担を少しでも減らさなければならない。
出来るものは一人で対応していくのみだ。
庵は「よし!」と小声で気合を入れてまずは提出するレポートを作成していくのであった。
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