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部屋で本棚にあった図鑑を見ていると、扉をノックする音と共に扉が開く。侍女の一人が食事が出来たので呼びに来たようだ。そして案内されていく。
夜神は廊下のランプを注意深く見ていく。どれも電球があり、電気が供給されているのが分かる。
あの後、部屋を見ていった。机やソファが置いてある部屋は居間と考える。その部屋には三つの扉がありトイレと、お風呂、隣の寝室に繋がっていた。
トイレはよく見る形の水洗トイレで、お風呂も水とお湯が出るし、シャワーも完備されている。ガスを使用しているのかは不明だが、下水、電気といったライフラインは整備されている。
寝室には昔のヨーロッパ貴族が使っていそうな天蓋ベッドや、ドレッサーがあった。クローゼットにはウェディングドレスのようなドレスが色とりどりにあった。
今日、乗った車は自分達の世界と変わらないエンジン音だったし、軍事施設のヘリや戦車も遜色なかった。
そしてライフラインの整った城。衣類のみが中世のヨーロッパのようだが、それ以外は現代社会と変わらないのかもしれない。
街の様子を見ることが出来れば、更に確信をもてるがそればかりは叶わないだろう。
案内された部屋にはすでに一人分の食器と、皇帝が座って待っていた。
「待っていたよ。ご飯を食べようか?」
皇帝と真向いの席に座らされて、食事をするなど嫌で仕方がないが、ここで拒否をしたら皇帝は喜々として命令をするだろう━━━━全軍の集結と進行を。
夜神は何も言わず、用意された席に座り目の前の食器をみる。
ナイフとフォークがフレンチのフルコースの順で並んでいる。目の前の皇帝のテーブルは、赤い色の液体が入ったりワイングラスのみだ。
それを見て夜神は顔を背けてしまった。聞かなくても分かる。
━━━━━その液体は血液だと。
夜神の行動を見ていたルードヴィッヒは楽しかった。席について目の前にワザと置いているグラスを見た途端、顔を背けたのだ。
それから、静かに食事が始まる。夜神の前には前菜・スープと順に出てくるのを食べていくが、ルードヴィッヒは未だに手をつけてなかった。
肉料理を切り分けているときに、ゆっくりとグラスを掴み、夜神を見ながらグラスを仰ぐ。
コクコクと喉が動いてゆっくり嚥下していく。その光景に手の動きを止めてしまったが、見てはいけないものを見たような気がして、視線を落として眉をひそめる。
ルードヴィッヒは目を細めて、夜神の行動を観察する。グラスが気になるのだろう。わざと見せて興味を煽ったのだ。
その結果、食事をしていても気にってしょうがないほど、チラチラと見ていることに本人は気づいていない。
最後の紅茶を飲み干した所で、ルードヴィッヒは口を開く
「食事は美味しかったかい?」
「・・・・・美味しかったです」
「良かった~何か食べたいものが有ったら、遠慮なく言ってね。用意するからね」
「お構いなく。食事も終わったので失礼します」
椅子から立ち上がり、部屋を出ようとしたとき皇帝が笑いながら声をかける
「せっかちだね。まぁ、いいよ。また、後でね。凪ちゃん」
一瞬、何を言っているのか意味が分からず立ち止まったが、そのまま部屋を出ていく。
道は覚えているのでそのまま自分の部屋に戻っていった。
夜神は着ている物が心許なくて、何度も襟元を摘んでしまう。部屋に戻ったあと、一人で入れるのに、何故か侍女の人が一緒に入ってきて体を洗われたり、香油を塗られたりする。
肌着を着せてもらえず、今着ている寝夜着を着せられるが、とても危うい作りだった。オフショルダーで肩のリボンだけが頼りなのだ。解けてしまったら大変なことにる。
そして寝室には、もう一つの扉があったが、最初見つけたときは鍵がかかっていたが、侍女に案内されたときは鍵はかかってなかった。
もう一つの部屋があったのだ。その部屋も寝室だったが、ベッドが隣の部屋のベッドよりも豪華で広かった。
黒檀に蔦や薔薇の繊細な彫刻がされた天蓋ベッドで、たっぷりのチュール生地と赤いビロード生地に、金のレースやタッセルで豪華さをだして美しいドレープがされている。
沢山の枕やシーツは絹で出来てるのか光沢があり蔦薔薇の地模様が浮き出でいる。そして大人が四・五人寝ても余裕のある広さなのだ。
そんなベッドにビックリしていると、侍女は夜神を部屋に入れるだけ入れると、役目は終わったと扉を閉めて鍵をかける。
その音に気づいた夜神はドアノブを慌てて回すが、鍵をかられていて動くことはなかった。
「寝るためだけの部屋が二つあるとか意味が分からない。貴族はこんなものなの?」
仕方がないので部屋を確かめる。夜神が入ったきた反対側にも扉があったが、こちらも施錠してあり開くことはなかった。
しょうがないので電気を消して、ナイトテーブルのランプだけでつけて眠ることにした。
ルードヴィッヒは全ての事を終わらせて、ゆったりとしたシャツにトラウザーズ、ガウンを羽織って寝室のもう一つの扉を開ける。
部屋は暗かったがナイトテーブルのランプに柔らかな明かりが灯されている。
そしてかすかに誰かの寝息が聞こえる。その人物を知っているからルードヴィッヒは笑顔になった。
この部屋の意味も知らずに、ただの寝室だと思い寝ている人物に、本当の意味を教えてたらどんな反応をするのだろう?子供のようにワクワクしながら、寝ている人物に近づいてベッドに上がり肩を触ろうとする。
が、相手はそれなりに訓練された軍人だけあって肩を触る前に、ルードヴィッヒの襟元を握ると、腕を鎖骨に押し付けて下敷きにしようと体を反転させる。
だが、ルードヴィッヒの方が一枚上手で、襟を掴んでいる手首と、鎖骨に置いてある腕の二の腕を掴み、回転して自分が上になって馬乗りになる。
「な、んで、ここに、居るの?」
夜神のとぎれとぎれの答えにルードヴィッヒは笑いながら答える
「ふふっ、私もこの部屋で寝るから居るんだよ?凪ちゃん一人の部屋ではないからね」
「だったら、私は床に寝るから離して。何処でも寝れる訓練はしているから!」
動いて、拘束から逃げようとするが、ビクとも動かない体に少しだけ恐怖が生まれる。
「そんなところで寝たら、風邪をひいてしまう。一緒に寝ようか。それとも違うことをするかい?」
「違うこと?」
「男女がベッドの中ですることといえば、一つしかないよ・・・・愛らしく鳴いてごらん?」
顔を耳元に近づけて、囁くように最後の言葉を言うと、昼間の事を思い出したのか、体が震えていた。
「っ!・・・・いやっ!」
「暴れないで、凪ちゃん・・・・う~んねぇ、吸血鬼の吸血行為に種類があるのを知っているかい?」
突拍子もない事を言われ、一瞬わけも分からず動きが止まる。見下ろしていルードヴィッヒはニッコリしていた。
「ただ、食事の為だけの吸血行為は痛みが伴うものだよ。「食の牙」とか言われたりもする。そしてもう一つは・・・」
首元に吐息を感じたときには、すでに遅く、鈍い痛みがしたのは一瞬で、その代わりに噛まれたところから、熱やうずき、背中を伝う甘い痺れが広がる。出したくもない甘ったるい声がでてしまう。
「あっ、やぁ、ぁ・・・・・うんっ、」
頭がぼーっとして、体全体に甘い痺れや、腰のあたりがウズウズしてくる。
「血を吸うときに、体内に様々なものを牙から注入するんだ。快楽・弛緩・興奮といった、俗世的に言えば「媚薬」かな?それを我々は「色の牙」と言ったりしているよ。凪ちゃん、初めてだもんね。怖くないよ。沢山可愛がってあげるから」
ルードヴィッヒは、目を潤ませて、浅い呼吸を繰り返す夜神の頬を一撫でして、震える手首をシーツに押し付けて、血の馴染む唇を歪ませた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここに来て吸血鬼らしく、血を飲んでました(笑)
次はR-18です。最後までありです。
夜神は廊下のランプを注意深く見ていく。どれも電球があり、電気が供給されているのが分かる。
あの後、部屋を見ていった。机やソファが置いてある部屋は居間と考える。その部屋には三つの扉がありトイレと、お風呂、隣の寝室に繋がっていた。
トイレはよく見る形の水洗トイレで、お風呂も水とお湯が出るし、シャワーも完備されている。ガスを使用しているのかは不明だが、下水、電気といったライフラインは整備されている。
寝室には昔のヨーロッパ貴族が使っていそうな天蓋ベッドや、ドレッサーがあった。クローゼットにはウェディングドレスのようなドレスが色とりどりにあった。
今日、乗った車は自分達の世界と変わらないエンジン音だったし、軍事施設のヘリや戦車も遜色なかった。
そしてライフラインの整った城。衣類のみが中世のヨーロッパのようだが、それ以外は現代社会と変わらないのかもしれない。
街の様子を見ることが出来れば、更に確信をもてるがそればかりは叶わないだろう。
案内された部屋にはすでに一人分の食器と、皇帝が座って待っていた。
「待っていたよ。ご飯を食べようか?」
皇帝と真向いの席に座らされて、食事をするなど嫌で仕方がないが、ここで拒否をしたら皇帝は喜々として命令をするだろう━━━━全軍の集結と進行を。
夜神は何も言わず、用意された席に座り目の前の食器をみる。
ナイフとフォークがフレンチのフルコースの順で並んでいる。目の前の皇帝のテーブルは、赤い色の液体が入ったりワイングラスのみだ。
それを見て夜神は顔を背けてしまった。聞かなくても分かる。
━━━━━その液体は血液だと。
夜神の行動を見ていたルードヴィッヒは楽しかった。席について目の前にワザと置いているグラスを見た途端、顔を背けたのだ。
それから、静かに食事が始まる。夜神の前には前菜・スープと順に出てくるのを食べていくが、ルードヴィッヒは未だに手をつけてなかった。
肉料理を切り分けているときに、ゆっくりとグラスを掴み、夜神を見ながらグラスを仰ぐ。
コクコクと喉が動いてゆっくり嚥下していく。その光景に手の動きを止めてしまったが、見てはいけないものを見たような気がして、視線を落として眉をひそめる。
ルードヴィッヒは目を細めて、夜神の行動を観察する。グラスが気になるのだろう。わざと見せて興味を煽ったのだ。
その結果、食事をしていても気にってしょうがないほど、チラチラと見ていることに本人は気づいていない。
最後の紅茶を飲み干した所で、ルードヴィッヒは口を開く
「食事は美味しかったかい?」
「・・・・・美味しかったです」
「良かった~何か食べたいものが有ったら、遠慮なく言ってね。用意するからね」
「お構いなく。食事も終わったので失礼します」
椅子から立ち上がり、部屋を出ようとしたとき皇帝が笑いながら声をかける
「せっかちだね。まぁ、いいよ。また、後でね。凪ちゃん」
一瞬、何を言っているのか意味が分からず立ち止まったが、そのまま部屋を出ていく。
道は覚えているのでそのまま自分の部屋に戻っていった。
夜神は着ている物が心許なくて、何度も襟元を摘んでしまう。部屋に戻ったあと、一人で入れるのに、何故か侍女の人が一緒に入ってきて体を洗われたり、香油を塗られたりする。
肌着を着せてもらえず、今着ている寝夜着を着せられるが、とても危うい作りだった。オフショルダーで肩のリボンだけが頼りなのだ。解けてしまったら大変なことにる。
そして寝室には、もう一つの扉があったが、最初見つけたときは鍵がかかっていたが、侍女に案内されたときは鍵はかかってなかった。
もう一つの部屋があったのだ。その部屋も寝室だったが、ベッドが隣の部屋のベッドよりも豪華で広かった。
黒檀に蔦や薔薇の繊細な彫刻がされた天蓋ベッドで、たっぷりのチュール生地と赤いビロード生地に、金のレースやタッセルで豪華さをだして美しいドレープがされている。
沢山の枕やシーツは絹で出来てるのか光沢があり蔦薔薇の地模様が浮き出でいる。そして大人が四・五人寝ても余裕のある広さなのだ。
そんなベッドにビックリしていると、侍女は夜神を部屋に入れるだけ入れると、役目は終わったと扉を閉めて鍵をかける。
その音に気づいた夜神はドアノブを慌てて回すが、鍵をかられていて動くことはなかった。
「寝るためだけの部屋が二つあるとか意味が分からない。貴族はこんなものなの?」
仕方がないので部屋を確かめる。夜神が入ったきた反対側にも扉があったが、こちらも施錠してあり開くことはなかった。
しょうがないので電気を消して、ナイトテーブルのランプだけでつけて眠ることにした。
ルードヴィッヒは全ての事を終わらせて、ゆったりとしたシャツにトラウザーズ、ガウンを羽織って寝室のもう一つの扉を開ける。
部屋は暗かったがナイトテーブルのランプに柔らかな明かりが灯されている。
そしてかすかに誰かの寝息が聞こえる。その人物を知っているからルードヴィッヒは笑顔になった。
この部屋の意味も知らずに、ただの寝室だと思い寝ている人物に、本当の意味を教えてたらどんな反応をするのだろう?子供のようにワクワクしながら、寝ている人物に近づいてベッドに上がり肩を触ろうとする。
が、相手はそれなりに訓練された軍人だけあって肩を触る前に、ルードヴィッヒの襟元を握ると、腕を鎖骨に押し付けて下敷きにしようと体を反転させる。
だが、ルードヴィッヒの方が一枚上手で、襟を掴んでいる手首と、鎖骨に置いてある腕の二の腕を掴み、回転して自分が上になって馬乗りになる。
「な、んで、ここに、居るの?」
夜神のとぎれとぎれの答えにルードヴィッヒは笑いながら答える
「ふふっ、私もこの部屋で寝るから居るんだよ?凪ちゃん一人の部屋ではないからね」
「だったら、私は床に寝るから離して。何処でも寝れる訓練はしているから!」
動いて、拘束から逃げようとするが、ビクとも動かない体に少しだけ恐怖が生まれる。
「そんなところで寝たら、風邪をひいてしまう。一緒に寝ようか。それとも違うことをするかい?」
「違うこと?」
「男女がベッドの中ですることといえば、一つしかないよ・・・・愛らしく鳴いてごらん?」
顔を耳元に近づけて、囁くように最後の言葉を言うと、昼間の事を思い出したのか、体が震えていた。
「っ!・・・・いやっ!」
「暴れないで、凪ちゃん・・・・う~んねぇ、吸血鬼の吸血行為に種類があるのを知っているかい?」
突拍子もない事を言われ、一瞬わけも分からず動きが止まる。見下ろしていルードヴィッヒはニッコリしていた。
「ただ、食事の為だけの吸血行為は痛みが伴うものだよ。「食の牙」とか言われたりもする。そしてもう一つは・・・」
首元に吐息を感じたときには、すでに遅く、鈍い痛みがしたのは一瞬で、その代わりに噛まれたところから、熱やうずき、背中を伝う甘い痺れが広がる。出したくもない甘ったるい声がでてしまう。
「あっ、やぁ、ぁ・・・・・うんっ、」
頭がぼーっとして、体全体に甘い痺れや、腰のあたりがウズウズしてくる。
「血を吸うときに、体内に様々なものを牙から注入するんだ。快楽・弛緩・興奮といった、俗世的に言えば「媚薬」かな?それを我々は「色の牙」と言ったりしているよ。凪ちゃん、初めてだもんね。怖くないよ。沢山可愛がってあげるから」
ルードヴィッヒは、目を潤ませて、浅い呼吸を繰り返す夜神の頬を一撫でして、震える手首をシーツに押し付けて、血の馴染む唇を歪ませた。
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ここに来て吸血鬼らしく、血を飲んでました(笑)
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