ブラッドゲート〜月は鎖と荊に絡め取られる〜 《軍最強の女軍人は皇帝の偏愛と部下の愛に絡め縛られる》

和刀 蓮葵

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二人のイチャラブを最後まで見守ってください

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ググッと、少しずつ圧迫するものが隘路を掻き分けて進むのが分かる。
なのに、突然引き返していく。余りにも酷い仕打ちに「待って」と引き留めるように庵の肉茎に、肉壁が収縮してしまう。
「・・・・・大丈夫ですよ?何処にも行きませんよ?」
きゅうきゅうに締め付けられて、下半身に湧きおこる刺激を逃がすように、熱い吐息を漏らしながら夜神を安心させる。
安心させる言葉通り、再び庵の肉茎が蠢く肉壁を進む。
「あ、ふぅ・・・・ん、んぁぁ!」
出っ張ったカリ部分が肉壁をザリザリと擦って行く。なのに、最後まで行かず中途半端な所で再び止まってしまう。
「んん~~」
「甘やかしたいんですよ。それに・・・・・」

それに・・・・俺が欲しいと強請って?可笑しくなるほどに咽び泣いてむせびないて

夜神に肉茎を挿入したまま、白いベビードールから露わになった胸の頂を舐めていく。
そのせいで、中を圧迫されているのに、物足りないのか圧迫する肉茎を締め付けてしまう。
「やぁ・・・・・」
もっと奥まで欲しくて、無意識に腰を動かして自分から奥を突くようにしていく。
けど、夜神が気づいてないだけで、庵には夜神の行動はお見通しだ。
「駄目ですよ?」「ひぃ!」

覆いかぶさった体を起こすと、夜神の細い腰を問答無用で掴み、パン!と肌と肌が激しくぶつかる。
ずっと欲しかった衝動が、体に叩き込まれる。欲しくて、欲しくてしょうがなかった。なのに、いざ、その衝撃が来ると今度は怖くなってしまう。

もっと、もっと・・・・と、欲しがる自分が怖い。けど、怖い以上に嬉しさや満足があるのも事実。寧ろ、そちらの方が怖さを上回るかもしれない。

一度だけ奥を突くと、庵は再び動きを止めてしまう。ベビードールは着ているが、両方の胸は出され、裾はめぐり上がり臍あたりが見えている。
痙攣のように呼吸を繰り返す腹を見ると、一瞬、眉を寄せてしまう。
引きつった傷跡。皇帝に刺され、命を懸けた勝負をした。見事に勝者になったが代わりに、一生消えない傷を刻まれた。

労わるように腹の傷を何度も何度も撫でていく。けど、快楽の感覚が高まりすぎている夜神には、労わるように撫でている行為さえも嬌声を出すのには十分だった。
「ああっ!ん、あ、ああ・・・・・・・」
身を捩り、シーツを掴んで、快楽を逃がそうと必死になっている。その姿に庵は増々煽られる。

中に埋め込めれた肉茎は、一度奥を突いただけで動かない。もっと、欲しいと肉壁が蠢き、固い肉茎を喰んでいく。
欲しい、欲しいと頭は庵を求める言葉で、埋め尽くされてしまう。貪欲に浅ましく求める自分が少し怖い・・・・・・

夜神が自分の感情に少しだけ恐怖を覚えてきた頃に再び衝撃が生まれる。
体を揺れ動かす衝撃ではない。奥を突いたまま庵は腰をグリグリと押さえつけていく。そして、亀頭で円を描くように、子宮口を撫でていく。
「あ、ぁ、それ、だめっ!!」
赤い瞳に再び涙が溜まる。感情のコントロールが上手く出来なくて、意味が分からず涙が溢れる。

子宮口を柔らかい亀頭が撫でる。その度にビリビリと感電のように甘い痺れが生まれて、全身を駆け巡っていく。
あまりの事に、自分の浅ましさも怖さも全てが何処かに行ってしまう。その代わり「欲しい」と強請る気持ちの方が強くなる。

涙で視界が滲む中、必死になって庵の方を見る。庵の顔も必死になって夜神を見ている。「離さない」「手放さない」そんな言葉が聞こえてくると、錯覚する程、黒い双眸が暗い色を放つ。

数秒、赤と黒の瞳が互いを捉えたが、庵の動きで先に、赤い瞳の夜神が目を閉じた。
「あっ!!ん!あ、あ、・・・・・っっ!!」
体が激しく揺れることはない。トン、トン、トン・・・・と庵の腰だけが動き肉茎で奥を突く。
突かれる度に肉壁が収縮を繰り返す。まるで食するように。
「奥、気持ちいいですか?こうして・・・・・」

夜神の腰を掴んでいた手を滑らせて、膝裏に持ってくると掴み更に広げる押し倒す。
「ん゛━━━━━!!」
「そろそろ、手を動かしましょう?けど、俺の許可を得る前に動かしていたから、少しだけお仕置きです」
シーツを掴んでいた夜神の両手首を掴むと、庵側に引っ張っていく。
更に庵を深く受け入れていく体勢に、快楽が追いつかない。
「やぁ・・・・・ふか、いのっ!」
「はい、奥まで俺を受け入れて。俺の形を覚えて下さい。は俺以外受け入れては駄目ですよ?凪?言って?ねぇ、誓って?」

まるで、このまま突き破る勢いでグリグリと押しつけていく。それに合わせて夜神の両腕を引っ張っていく。その結果、庵の肉茎を更に深く受け入れてしまい、先端の柔らかい亀頭が子宮口を更に押しつけていく。
「あ゛!ひっ!だめ!奥、おくがぁ!」
「凪?早く誓って?俺以外受け入れないって」
夜神の意思で、夜神の口からの「誓い」の言葉を聞くまでは、庵の執拗な攻めは終わらないと、夜神は頭の片隅で思ってしまう。
なら、早く、安心させないと、何処にも行かないと、誰にも体を許さないと、ただ一人、私を抱いて良いのは「庵海斗」だけだと言わないと・・・・・

「やぁ!ち、かうの!あぁ!━━━━━ん!海斗だけっ!!海斗だけ、が抱いていいの!!」
「そう、俺だけです。俺以外受け入れないで?」
ユサユサと腰を動かしながら、体と心を少しずつ追い詰めていく。
完全に追い詰められて、昂られた体と心はあと一歩で、完全に庵の手中に収まろうとしている。
「受け入れない!海斗だ・・・・・んんっ!ん~~~あぁ!海斗だけ!海斗しか・・・・ダメなのっ?!!ああッ━━━━━━━━━━!!」

体から沸き起こる快楽に必死に抗って、庵の問い掛けに答える。その問い掛けが満足する答えだったのか、ずっと暗い底の見えない瞳が妖しく光る。何かを見つけ、捉え離さないスナイパーのように、狙いを定めるように夜神を見つめると、突然、勢いよく二人の体が揺れる。
それに合わせて、ベビードールから出された胸が揺れ動く。
ずっと、昂られた続けた体は、簡単に快楽の階段を登り弾ける。

バチュン!と肌がぶつかる乾いた音が部屋に響く。それと同時に子宮に溜まった熱が一気に弾けていった。弾けた粒子が体を駆け巡っていく。
「奥、一回、突いただけでイッたんですか?我慢させてすみません。お詫びに沢山突いてあげますね?」
本当に悪いとは一ミリも思っていない声と口調で詫びを入れると、達した快楽で息が整わない夜神の両手首を強く握り直す。

宣言通り、バチュン!バチュン!と乾いた音が響き、ベッドを軋ませて、夜神の奥に自分の屹立した肉茎で何度も突いていく。
「ああッ!はげ・・・・しぃ!だめっ!!あ、おかしくなるからっ!」
庵に抱かれている事、庵から与えられている快楽で、降りてしまった子宮に、無慈悲に肉茎が突いていく。
固く、そそり立つ肉茎が、柔らかく、狭い肉壁を何度も行き来する。そのせいで夜神の歓喜で生まれた蜜が、かき混ぜられて泡立ち、庵の肉茎で掻き出されて、二人の結合部分が濡れていく。

グチュ!グチュン!と粘着質な水音が二人の耳元に届く。けど、それを気にする余裕など二人にはない。
二人の荒い息遣いやベッドの軋みが更に追い打ちをかける。

自分から生まれる何かに耐えたいのに、紛らわせるための両手は庵に掴まれて動けない。
限界まで手を広げて、それで逃がそうとするけどあまり意味はないかもしれない。
「ああッ、い、っ・・・・ああ、っ!」
庵が腰を動かす度に、夜神の柔らかい胸が上下に揺れ動く。まるで誰かを誘うように。
「も、い・・・・・いくぅ!」
先に限界が来たのは夜神だった。足裏が痺れ、子宮が疼く。腰が浮いていたが、それが仰け反るのには然程、時間は掛からなかった。
「いっ・・・・・アァぁぁぁ━━━━━━っ!!」
快楽を体に享受する。白雷が落ちたのかと疑うぐらい体が痺れている。達したせいで息が上手く出来ないから息をしたいのに、体は少しでもいいから休みたいのに、全てを拒絶するように庵の腰は止まることをしない。

「ぃった!イッたのっ!!」
既に泣き声で、何度も自分の状態を訴えているのに、庵の腰は止まらない。
「はい・・・・・っ!でも、俺が・・・・・まだ、です!あと、少し・・・・・・だからっ!!」
体は汗ばみ、額から流れ落ちた汗が夜神の白いベビードールに落ちて染みを作る。
庵も限界が近いことは分かっている。けど、男のプライドとか、夜神が何度も達して可笑しくなる様を見たいとか、天の邪鬼的な思考があるせいでここまで来たのかもしれない。
けど、一番は他にあるかもしれない。それは・・・・・

「こ、れやぁぁ~~抱いてっ!だき・・・・・アァ、し、めてぇぇ!!」
快楽を逃がす為に広げた手を、庵に向かい必死に伸ばす。何かを求めるように。少しでも温もりを感じるように。隙間なく体を合わせて安心するように。
庵の全てを全身に感じたいと願ったせいか、庵を深々と受け入れている隘路が更にキュッと締まる。
「ッぅ」
追い討ちをかけられて庵は、たまらなくなり息を飲む。

そして、夜神の両手首を離し、肉茎は繋げたまま夜神の上に覆いかぶさり抱きしめる。
先程まで揺れていた柔らかい胸は、逞しい胸に潰されて卑猥に歪む。
仰け反っていた腰も、庵の体の圧迫によりベッドに押しつけられていく。
少しでも庵の傍にいたくて、離れたくなくて、自然と夜神の足は庵の腰に絡みついていった。

夜神も庵を抱きしめたかったが、片手は庵の手が被さり、貝繋ぎになっていてベッドに押し付けられる。なので自由なもう片方だけを背中に回していく。
耳元に庵の獣のような荒い呼吸が聞こえる。そのせいか増々煽られていく。

「ッぅ・・・・・凪・・・・・」
「ふぁ~~あ、アァ、も、う・・・・・イッ・・・・あ、ぁぁ!」
二人の限界はすぐそこまで来ている。けど、先に限界を迎えそうになったのは夜神の方だった。
「っ~~~も、う・・・・」
「あと、す、こし、待って・・・・・」
庵の背中に回した手はいつの間にか、爪を背中に食い込ませていた。けど、その痛みさえも今は心地良いと感じるぐらい庵は興奮している。
けど、爪をたてるぐらいでは快楽を逃がすことなど到底無理な話だった。

「凪・・・・・どこにもいくなっ!!」
庵の切ない声が夜神の耳元に聞こえる。
「俺の前から二度と消えないでっ!」
まるで何かを訴えるように。それに合わせてまるでどこにも行かせないように、深く庵の杭が夜神に打ち込まれる。
深く打ち込まれた杭は、すっかり落ちた子宮に簡単に届き快楽を与える。夜神の肉壁は杭が打ち込まれる度に、離れて欲しくないのか締め付けて逃さないように蠢く。
結果、二人は互いの存在を感じて更に感じてしまう。

「い、かない・・・・・あ、アァ、きえないのぉぉ!!っっ━━━━━━!!」
嬌声の合間に、庵の切ない訴えに答える。
もう、どこにも行かないし、行きたくない。ずっと傍にいたいし、離れたくない。
それが、夜神の思いと願いだった。けど、それを言う事は今は出来ない。言いたくても声が出ない。出てくる言葉は快楽を訴える喘ぎ声だけ。

だから、言葉の代わりに必死に縋る。足を絡ませ、手を回し、握っている手を更に握り返り、繋がり、受け入れている所を締める。
更に深く繋がった二人は等々、限界を迎えた。

「イッ・・・・・アァあ━━━━━━━━!!」
「うぅ!!」
一筋の雷光が体を貫くような感じがした。快楽が一瞬で弾け翔ぶと、目の前が真っ白になった。
限界まで肉茎を締めたせいで、更に庵を感じてしまう。だから、すぐに分かる。庵が限界を迎え、自分の中に白濁したモノを放った事が。
じんわりと肉茎よりも熱いモノが広がる感覚が。

皇帝の時とは違う。
あの時は恐怖と嫌悪感と絶望と全てが嫌だった。万が一の事も考えてしまうほど怖かった。
だから、今、この瞬間が嬉しいと思う。薬を飲んでいても万が一はある。それでも受け入れたかった。一度でいいから放って欲しかった。
皇帝から与えられたモノを消したかった。上書きしたかった。記憶を感覚を塗り替えて、差し替えたかった。
無くなる事はけしてない。けど、書き換えることは出来る。だから、我儘だと、「何を考えている」と言われようと構わないと思って願った。

そして、今、その願いは叶った。これほど満ち足りた気持ちになる程嬉しいとは・・・・・

知らず知らずのうちに涙が溢れていた。先程まで天井が見えていたが、今は、庵の心配そうな顔が見えている。
「・・・・・・凪さん?」
肩で息をしながら、心配そうに夜神を見ている庵が声を掛ける。それに夜神は答える。
「だい、じょうぶ・・・・・嬉しいの・・・・・」

泣きながら優しく微笑む。今だに握られた手を握り返し、反対の手はそっと庵の頬に添える。庵はその手を優しく包み込むと笑う。
「俺も嬉しいです・・・・・・」
段々と下がる庵の顔を、愛しそうに眺める。そして、唇同士が触れ合う。互いの熱を交換するように触れ合うと離れていく。
けど、今はそれで満足だった。キス以上の熱の温もりは既に感じている。

「海斗・・・・大好きだよ。今度こそ離れたくないし、一緒にいたい」
「俺も、凪さんの事が好きです。離れたくないし、もう、誰にも渡したくない」
二人の本心が自然と互いの口から漏れ出る。

誰かに翻弄されて、引き離されるのは嫌だ
誰かの手に囚われるのは嫌だ
願うなら愛した人の傍にいたいし、手を取り合いたい
たとえ、難しくても、我儘と言われようと、それでも・・・・・・

「今度こそ傍にいさせて・・・・・」
そう、今度こそ・・・・・
まるで、私達のご先祖様の願いをやっと叶えるように
けど、その願いは私達の願いでもある
色々あったけど、心から愛する人の傍にいて、笑い合いたいし、苦楽を共にしたい

たとえ、私が何者であっても、人ならざる者であっても、血を啜る吸血鬼であったとしても・・・・
「傍にいたい」
私の再度の小さい訴えに庵君は笑って抱き締めてくれた。私の問い掛けに答えてくれた。きっと返事は「はい」だと信じたい。
だから、私も抱きしめた。「ありがとう」と言う様に。

それから互いに顔を合わせて笑った。やっと、心から穏やかに笑い合えたと思った。
それから、互いの熱を交換するように抱きしめ合い、再び体を繋ぎ一つになった。確かめるように何度も愛し合った。
離れていた時間を埋めるように、何度も「愛してる」と言った。

一番、心が満ち足りた時間を二人は共にした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━色々ありましたが何とか結ばれました~
良かった良かった~

きっと、ご先祖様のルルワとアベルも結ばれたかったのかなぁ~と、思いつつ大佐は庵青年の温もりに癒されました(笑)
勿論、庵青年も紆余曲折あり、大佐と結ばれながらもヤンデレ全開で「離さない~」と言っております。相応、ネジ曲がってしまった庵青年は今後、元に戻るのか?きっと戻らんし、あれが素でしょう(笑)

やっと、ラストが見えてきました。あと少しだけ「ブラッド・ゲート」の話にお付き合い下さい。

ここまで読んで下さってありがとうございます
感想、登録等よろしくお願いします。
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