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ブラタン
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下着泥棒ーっー!!!!
私は大きく叫び一目散に家を飛び出し犯人を追いかける!!!
相手は相当素早い。警察に突き出してやりたいがこのままじゃ逃げられる。
犯人のすぐ近くにフードを被った大柄な男がいた。
「そこのあなた!その男を捕まえて頂戴!!!」
すると大柄な男は犯人の片手で持ち上げてそして地面に叩きつけた。
犯人は気を失っていた。
私は呆気に取られてしまった。
そして大柄な男はこう言った。
「彼を私に任せてくれませんか」
私はこういう者です。そう言って1枚の名刺を受け取った。
復讐料理屋と書かれていた。
「お代は結構です。下着泥棒からお金を頂きます。」
正直、驚きのあまり下着泥棒の事がどうでも良くなった。もう関わりたくも無かったので「ご自由にどうぞ」と言い家に戻った。
小柄な下着泥棒 健太はベッドで目を覚ました。
辺りを見渡すとあれ?ここだ?
自分の部屋では無かった。
リビングに向かうと知らない大柄な男がキッチンで料理をしていた。
あの男何か見たことあるなぁ。たしか、
そこで思い出した。
下着泥棒帰り、この男に投げられたんだ!
復讐してやりたい気もするが、退散しよう。玄関に向かうと大柄な男はこっちを
振り向き「料理出来るんで待って下さい」
「はぁ?何言ってるんだ?知らねーよ!」
ドアを開けようとしたら鍵がかかっていた。
鍵を開けようとした瞬間、バァンという
衝撃と共に何かが当たった。
包丁だった。
大柄な男「逃げたら殺すよ。料理だけ食べてくれたら帰す」
恐怖のあまり見動きがとれなきなっていた。
10分程して料理が運ばれてきた。
大柄な男「健太君の大好きな料理だよ。残したら殺す」
健太「何で俺の名前を知っている!?何者だ!」
大柄な男は答える。
ジン「私の名前はジン。犯罪者に料理を食べさせる仕事さ」
健太「毒でも盛っているんだろ!」
ジン「毒は入ってないよ。でも残したら殺す。あと冷めないうちに食べないと殺すから」
ジンは包丁を握っている。本気だ。
健太「た、食べたら帰してくれるんだな?」
ジン「あぁ」
料理は見た目からしてグラタンだ。
ただ、量がかなりある。普通の4倍は
あるんじゃないか。
おそるおそる。スプーンですくい口元まで運ぶ。
匂いは大丈夫だ。
そして、決死の覚悟で口に入れた。
………味は普通に美味しかった。
「美味しい。」思わず呟いた。
1口、2口と運びそして3口にいこうと
スプーンですくった瞬間違和感があった。
明らかに食べ物でない何かが入っていた。
ヒモのような物。そして金具のような物に
当たった。
健太「何か変な物が入ってるんだけど」
ジン「君の大好きな物だよ」
大好きな物?考える。
「まさか!?」
ブラジャーが細かく刻まれて入っていた。
健太「こんなの食べ物じゃない!俺は帰るぞ!」そう言って立ち上がった瞬間、膝に包丁を突き刺された。
健太「あぁああああああ!!!」
悲鳴をあげた。本当に刺すなんてこいつはサイコパスだ!
ジン「食べない限り帰しません」
奴は本気だった。
40分経過して何とか食べ終わった。
ジン「お代は3万円です」
こんな理不尽は料理にお金を取るのかと思いつつも先程刺された恐怖から財布から3万円を取り出し渡した。
ジン「また、犯罪をした際は料理を食べさせます」
そしてこの日以来、俺は下着泥棒生活を辞めた。泥棒をしようとすると目の前に大柄な男ジンの幻覚を見るようになったのだ。
おしまい。
私は大きく叫び一目散に家を飛び出し犯人を追いかける!!!
相手は相当素早い。警察に突き出してやりたいがこのままじゃ逃げられる。
犯人のすぐ近くにフードを被った大柄な男がいた。
「そこのあなた!その男を捕まえて頂戴!!!」
すると大柄な男は犯人の片手で持ち上げてそして地面に叩きつけた。
犯人は気を失っていた。
私は呆気に取られてしまった。
そして大柄な男はこう言った。
「彼を私に任せてくれませんか」
私はこういう者です。そう言って1枚の名刺を受け取った。
復讐料理屋と書かれていた。
「お代は結構です。下着泥棒からお金を頂きます。」
正直、驚きのあまり下着泥棒の事がどうでも良くなった。もう関わりたくも無かったので「ご自由にどうぞ」と言い家に戻った。
小柄な下着泥棒 健太はベッドで目を覚ました。
辺りを見渡すとあれ?ここだ?
自分の部屋では無かった。
リビングに向かうと知らない大柄な男がキッチンで料理をしていた。
あの男何か見たことあるなぁ。たしか、
そこで思い出した。
下着泥棒帰り、この男に投げられたんだ!
復讐してやりたい気もするが、退散しよう。玄関に向かうと大柄な男はこっちを
振り向き「料理出来るんで待って下さい」
「はぁ?何言ってるんだ?知らねーよ!」
ドアを開けようとしたら鍵がかかっていた。
鍵を開けようとした瞬間、バァンという
衝撃と共に何かが当たった。
包丁だった。
大柄な男「逃げたら殺すよ。料理だけ食べてくれたら帰す」
恐怖のあまり見動きがとれなきなっていた。
10分程して料理が運ばれてきた。
大柄な男「健太君の大好きな料理だよ。残したら殺す」
健太「何で俺の名前を知っている!?何者だ!」
大柄な男は答える。
ジン「私の名前はジン。犯罪者に料理を食べさせる仕事さ」
健太「毒でも盛っているんだろ!」
ジン「毒は入ってないよ。でも残したら殺す。あと冷めないうちに食べないと殺すから」
ジンは包丁を握っている。本気だ。
健太「た、食べたら帰してくれるんだな?」
ジン「あぁ」
料理は見た目からしてグラタンだ。
ただ、量がかなりある。普通の4倍は
あるんじゃないか。
おそるおそる。スプーンですくい口元まで運ぶ。
匂いは大丈夫だ。
そして、決死の覚悟で口に入れた。
………味は普通に美味しかった。
「美味しい。」思わず呟いた。
1口、2口と運びそして3口にいこうと
スプーンですくった瞬間違和感があった。
明らかに食べ物でない何かが入っていた。
ヒモのような物。そして金具のような物に
当たった。
健太「何か変な物が入ってるんだけど」
ジン「君の大好きな物だよ」
大好きな物?考える。
「まさか!?」
ブラジャーが細かく刻まれて入っていた。
健太「こんなの食べ物じゃない!俺は帰るぞ!」そう言って立ち上がった瞬間、膝に包丁を突き刺された。
健太「あぁああああああ!!!」
悲鳴をあげた。本当に刺すなんてこいつはサイコパスだ!
ジン「食べない限り帰しません」
奴は本気だった。
40分経過して何とか食べ終わった。
ジン「お代は3万円です」
こんな理不尽は料理にお金を取るのかと思いつつも先程刺された恐怖から財布から3万円を取り出し渡した。
ジン「また、犯罪をした際は料理を食べさせます」
そしてこの日以来、俺は下着泥棒生活を辞めた。泥棒をしようとすると目の前に大柄な男ジンの幻覚を見るようになったのだ。
おしまい。
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