DIE ROOM

刻命

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2章 ゲーム開始

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そう俺はこのゲームを攻略できる自信があった。
俺は一度、痴漢容疑の冤罪で逮捕されて手錠を掛けられた事がある。
そのおかげで手錠の鍵の特徴を知っていた。
落ちている鍵を見ると、自転車、自動車らしき鍵。家らしき鍵。ロッカーキーらしきものと特徴がバラバラな物が落ちている。

手錠の鍵は非常に特徴がある。
持ち手は硬貨のように丸く平たい。
そして真ん中に穴が開いている。
そして鍵は細長い円柱に先の部分に凸が
ある。

そして手錠らしき鍵を見つけた。

「これだ!!!」
おれは鍵をハンドマジックで掴み手に入れた。
そして手錠の鍵穴に刺す。
手が震えている。失敗したら切断。
…いや、これで間違えないはずだ。

カチャ

鍵は置くまで刺さった。

よし、いいぞ。
俺は腕を右にひねる。

カシャン

手錠の鍵は外れた。

「よっしゃああ!!!」

俺は雄叫びを上げた。

そしてモニターを見上げるとクリアの文字が表示された。

カシャン

トラバサミが外れた。

ようやく身体の自由が効くようになり安堵した。

…だが、安堵したのも束の間だった。


モニターには先程の女性がばらばらに切断された永続が映り

そして映像は切り替わり
無情にも第2のゲームが始まると事を告げられた。
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