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2章 夏
22話
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「それで、わたしのところへ来たというわけですか」
地域文化学を専門にする森熊教授の部屋は、書物であふれていた。金沢の歴史や民俗、地質学や生物学にいたるまで、多くの研究や知識がこの部屋には詰め込まれている。僕らが突然やってきたことに驚いていたものの、ちょうど休憩をしようと思っていたんですよ、と僕らの話をきちんと聞いてくれた。
森熊教授は永井が話す内容を聞きながら、熊のような大きな身体をゆっくりと揺らし、ときおり膨らんだお腹をポンっとたたいていた。ほんとうに森の中に出てきそうな生き物だよな、と僕は失礼ながらそう思った。
「この新聞記事に出ている“森熊助教授”というのは森熊先生のことですよね?」永井がキラキラとした目を見せながら聞く。出版社で働きたいと言っていたが、新聞記者のほうが向いているんじゃないだろうか。
「いかにも。まだ若かりし頃の、助教授時代のわたしです」
「やっぱりかー!先生に、この謎の骨について聞かせてもらいたいんですよ。この骨が一体何だったのか、なぜこんなものが犀川にあるのか」
「いいですよ、わたしの知っている範囲であれば、ですが」
ありがとうございます!と永井が深々と頭を下げるので、僕と由紀もつられて頭を下げる。森熊教授は僕らに椅子を用意し、冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ジュースをもってきてくれた。まあゆっくりしていきなさい、ということらしい。僕らが椅子にすわると、森熊教授もドスンっと椅子にこしかけ、話をはじめる。
「この骨を見つけたのは、約二十年前の梅雨明け目前といった日でした。当時わたしが受けもっていたゼミでは、犀川や浅野川の岩石や汚水についての調査をするため、ときどきフィールドワークに出ていました。その時期は何度も大雨が降って水かさが上がっていたのですが、試験が近いということで前期試験前の最後のフィールドワークに出られるのはその日しかなかったのです。それにその日は、カラッと晴天でした。ゼミの皆さんに長靴を準備してもらって、それぞれに川へ入ったり岩石を採取したりしながら過ごしていました。そんなときに、川に入っていた一人の男子生徒が大声で私の名前を呼ぶのです。一人だけ川の深いところまで入っていたので、はまって動けなくなったのかもしれない、とわたしは急いで彼のもとへ駆けつけました。今の先生からは動きが想像もできませんって?ほっほっほっ、わたしも若かったですからね。駆けつけると、その生徒は何か尖った白いものをつかみ、引っ張っているのです。わたしも手伝いましたが二人ではびくともしないので、生徒全員に手伝ってもらうことにしました。かなりの大勢でしたよ。わたしたちはロープをその白いものに巻きつけて、まるで綱引きでもするようにせーの、といいながら引っ張っていきました。そして現れたのが、この骨だったというわけです。長さは十三~四メートルくらいでしたかね、とにかく大きな生物の骨でしたよ。河川敷を歩いていた住民が連絡したのでしょうか、いつの間にか新聞記者さんにも情報が伝わって、引き上げて調べてみようと思ったころにはもうやってきていました。それでとりあえず、この写真を撮ったというわけです。」
森熊教授はそこで一度話を切り、お茶を口にふくんだ。タプンとしたお腹にゴクゴクと注ぎ込まれていく。
「骨が見つかったのは、偶然やったんですね」と由紀が言うと、森倉教授は
「偶然とも、必然とも言えます。あれだけの大きなものですから、しばらくすれば地域の人達が見つけていたでしょう」と答える。
「その骨は、その後どうなったんですか?」
「わたしは新聞記者さんが帰ったあと、能登にいる知り合いの生物学者に連絡をして、調べてもらうことにしました。生物学者はその日県外に出ているからということで、調査は次の日に行うことになり、学生たちともそこで解散しました。市役所のほうにも連絡をして、その日一日河川敷に骨を放置してもらえることになりました。ですが、その日の夜です。昼間の晴天がうそのように、豪雨が金沢の街を襲いました。激しい雨と風で犀川は氾濫し、周辺の家では浸水被害もあったそうです。やっと豪雨がおさまり、朝になるとまたカラッと晴天にもどっていました。わたしは骨について調査をしようと、生物学者を連れて犀川下流へむかいました。すると、昨日あったはずの大きな骨が、煙のように消えているのです。わたしたちは周辺の川へ入り捜索をしてみましたが、半日探しても見つかることはありませんでした」
「骨は・・・どこに行っちゃったんでしょうか」由紀は形の良い眉をひそめて、残念そうに言う。
「川の氾濫で、海へ流されていったと考えるのが一番妥当でしょうね・・・。簡単に流されるような大きさや重さではなかったのですが」
「じゃあ、結局何も分からずじまいだったっていうことですか?」永井は飲み終わった缶ジュースを握りつぶし、森熊教授に詰め寄る。永井の圧力に森熊教授は、まあまあとなだめるように両手を上下させて、
「いえ。何も、というわけではありません。最初に見つけた学生が、カメラで写真を撮ってくれていたのです。なのでその写真をいくつか見比べて生物学者と話し合ったところ、あの骨はザトウクジラのものだという結論がでました」と言う。
「ザトウクジラ・・・それなら、日本海を回遊していたクジラが、犀川に迷い込んで、死んでしまったということでしょうか」と僕が言う。
「その可能性はあります。しかし、もしあの大雨の日に迷い込んだのであれば骨になった状態ではなく死骸の状態で発見されるはずなのですが、肉片すら残っていない、巨大で綺麗なクジラの骨でしたね・・・」
「もっとずっと昔に犀川へ迷い込んだクジラの骨が、その時に見つかったんですかね?」
「あそこまで綺麗な骨になっているとなると、それも考えられます。しかし、何十人がかりで運び出さなければいけないような大きな骨が、ずっと犀川に眠っていたなどということは考えにくいですね」
「だったら、クジラの骨はどこからやってきたんだ・・・」
「当時のわたしのゼミでも色々な仮説を立ててみましたが、どれも有効なものとは言えませんでした。ロマンはありますが、本来学ぶべき事柄は川の岩石と汚水についてでしたからね、結局答えは見つからないまま放っておくことになったのです」
お役に立てなくて申し訳ありません、と森熊教授が言う。
たしかに僕らの調査が急激に進むわけではなかったが、教授の話は僕らの仮説を少し進めるためのヒントにはなっている気がした。
二十年前に突然現れたクジラの骨。
十年前に父が見たクジラ。
今、心美が聞いているクジラの歌。
この全てはどこかで、つながっているのかもしれない。
「先生、その写真をいま見せてもらうことはできますか?」新聞記事に載っている写真では全体を見ることができず、クジラの骨だということが分かりづらいので、生徒が撮ったという写真が見たい。
「ああ、調査は骨がなくなった時点で終わってしまったので、その生徒が今でも持っていると思いますよ」
「その生徒さんは、今どこにいるんですか?金沢市内にいますか?」もしその写真が見られるのであれば、一度見る必要がある。父さんが僕に託したものに繋がるきっかけになるかもしれない。
「なにを言っているんですか、六藤くん、永井くん。君たちのすぐ近くに、その生徒がいるではありませんか」
「え?」
おどろいた僕と永井の声が重なる。
森熊教授は、ほっほっほっと笑う。このゆったりとした笑い方が、よく学生のあいだで真似されていることを僕は知っている。だが今はそんなことよりも、写真を所有する人物が誰なのかに興味があった。
「君たちのアルバイト先の、十文字店長です」毎年教科書を搬入してもらっていますよ、と森熊教授は言う。
「そうなんですか!」
僕と永井は、十文字が森熊教授と知り合いで、森熊ゼミに入っていたなど聞いたことがなかったので驚いた。人と人は、繋がりそうにない部分でひとつひとつ繋がっているんだなあと僕はある種の感慨をおぼえた。
とにかく今度、十文字に話を聞いてみることにしよう、と犀川の会では今後の活動方針が決まった。
その後世間話をしながらゆっくりと缶ジュースを飲んでいると、そういえば試験の準備は大丈夫ですか?と森熊教授の目が光ったので、僕らはそそくさと教授の部屋を退散した。
地域文化学を専門にする森熊教授の部屋は、書物であふれていた。金沢の歴史や民俗、地質学や生物学にいたるまで、多くの研究や知識がこの部屋には詰め込まれている。僕らが突然やってきたことに驚いていたものの、ちょうど休憩をしようと思っていたんですよ、と僕らの話をきちんと聞いてくれた。
森熊教授は永井が話す内容を聞きながら、熊のような大きな身体をゆっくりと揺らし、ときおり膨らんだお腹をポンっとたたいていた。ほんとうに森の中に出てきそうな生き物だよな、と僕は失礼ながらそう思った。
「この新聞記事に出ている“森熊助教授”というのは森熊先生のことですよね?」永井がキラキラとした目を見せながら聞く。出版社で働きたいと言っていたが、新聞記者のほうが向いているんじゃないだろうか。
「いかにも。まだ若かりし頃の、助教授時代のわたしです」
「やっぱりかー!先生に、この謎の骨について聞かせてもらいたいんですよ。この骨が一体何だったのか、なぜこんなものが犀川にあるのか」
「いいですよ、わたしの知っている範囲であれば、ですが」
ありがとうございます!と永井が深々と頭を下げるので、僕と由紀もつられて頭を下げる。森熊教授は僕らに椅子を用意し、冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ジュースをもってきてくれた。まあゆっくりしていきなさい、ということらしい。僕らが椅子にすわると、森熊教授もドスンっと椅子にこしかけ、話をはじめる。
「この骨を見つけたのは、約二十年前の梅雨明け目前といった日でした。当時わたしが受けもっていたゼミでは、犀川や浅野川の岩石や汚水についての調査をするため、ときどきフィールドワークに出ていました。その時期は何度も大雨が降って水かさが上がっていたのですが、試験が近いということで前期試験前の最後のフィールドワークに出られるのはその日しかなかったのです。それにその日は、カラッと晴天でした。ゼミの皆さんに長靴を準備してもらって、それぞれに川へ入ったり岩石を採取したりしながら過ごしていました。そんなときに、川に入っていた一人の男子生徒が大声で私の名前を呼ぶのです。一人だけ川の深いところまで入っていたので、はまって動けなくなったのかもしれない、とわたしは急いで彼のもとへ駆けつけました。今の先生からは動きが想像もできませんって?ほっほっほっ、わたしも若かったですからね。駆けつけると、その生徒は何か尖った白いものをつかみ、引っ張っているのです。わたしも手伝いましたが二人ではびくともしないので、生徒全員に手伝ってもらうことにしました。かなりの大勢でしたよ。わたしたちはロープをその白いものに巻きつけて、まるで綱引きでもするようにせーの、といいながら引っ張っていきました。そして現れたのが、この骨だったというわけです。長さは十三~四メートルくらいでしたかね、とにかく大きな生物の骨でしたよ。河川敷を歩いていた住民が連絡したのでしょうか、いつの間にか新聞記者さんにも情報が伝わって、引き上げて調べてみようと思ったころにはもうやってきていました。それでとりあえず、この写真を撮ったというわけです。」
森熊教授はそこで一度話を切り、お茶を口にふくんだ。タプンとしたお腹にゴクゴクと注ぎ込まれていく。
「骨が見つかったのは、偶然やったんですね」と由紀が言うと、森倉教授は
「偶然とも、必然とも言えます。あれだけの大きなものですから、しばらくすれば地域の人達が見つけていたでしょう」と答える。
「その骨は、その後どうなったんですか?」
「わたしは新聞記者さんが帰ったあと、能登にいる知り合いの生物学者に連絡をして、調べてもらうことにしました。生物学者はその日県外に出ているからということで、調査は次の日に行うことになり、学生たちともそこで解散しました。市役所のほうにも連絡をして、その日一日河川敷に骨を放置してもらえることになりました。ですが、その日の夜です。昼間の晴天がうそのように、豪雨が金沢の街を襲いました。激しい雨と風で犀川は氾濫し、周辺の家では浸水被害もあったそうです。やっと豪雨がおさまり、朝になるとまたカラッと晴天にもどっていました。わたしは骨について調査をしようと、生物学者を連れて犀川下流へむかいました。すると、昨日あったはずの大きな骨が、煙のように消えているのです。わたしたちは周辺の川へ入り捜索をしてみましたが、半日探しても見つかることはありませんでした」
「骨は・・・どこに行っちゃったんでしょうか」由紀は形の良い眉をひそめて、残念そうに言う。
「川の氾濫で、海へ流されていったと考えるのが一番妥当でしょうね・・・。簡単に流されるような大きさや重さではなかったのですが」
「じゃあ、結局何も分からずじまいだったっていうことですか?」永井は飲み終わった缶ジュースを握りつぶし、森熊教授に詰め寄る。永井の圧力に森熊教授は、まあまあとなだめるように両手を上下させて、
「いえ。何も、というわけではありません。最初に見つけた学生が、カメラで写真を撮ってくれていたのです。なのでその写真をいくつか見比べて生物学者と話し合ったところ、あの骨はザトウクジラのものだという結論がでました」と言う。
「ザトウクジラ・・・それなら、日本海を回遊していたクジラが、犀川に迷い込んで、死んでしまったということでしょうか」と僕が言う。
「その可能性はあります。しかし、もしあの大雨の日に迷い込んだのであれば骨になった状態ではなく死骸の状態で発見されるはずなのですが、肉片すら残っていない、巨大で綺麗なクジラの骨でしたね・・・」
「もっとずっと昔に犀川へ迷い込んだクジラの骨が、その時に見つかったんですかね?」
「あそこまで綺麗な骨になっているとなると、それも考えられます。しかし、何十人がかりで運び出さなければいけないような大きな骨が、ずっと犀川に眠っていたなどということは考えにくいですね」
「だったら、クジラの骨はどこからやってきたんだ・・・」
「当時のわたしのゼミでも色々な仮説を立ててみましたが、どれも有効なものとは言えませんでした。ロマンはありますが、本来学ぶべき事柄は川の岩石と汚水についてでしたからね、結局答えは見つからないまま放っておくことになったのです」
お役に立てなくて申し訳ありません、と森熊教授が言う。
たしかに僕らの調査が急激に進むわけではなかったが、教授の話は僕らの仮説を少し進めるためのヒントにはなっている気がした。
二十年前に突然現れたクジラの骨。
十年前に父が見たクジラ。
今、心美が聞いているクジラの歌。
この全てはどこかで、つながっているのかもしれない。
「先生、その写真をいま見せてもらうことはできますか?」新聞記事に載っている写真では全体を見ることができず、クジラの骨だということが分かりづらいので、生徒が撮ったという写真が見たい。
「ああ、調査は骨がなくなった時点で終わってしまったので、その生徒が今でも持っていると思いますよ」
「その生徒さんは、今どこにいるんですか?金沢市内にいますか?」もしその写真が見られるのであれば、一度見る必要がある。父さんが僕に託したものに繋がるきっかけになるかもしれない。
「なにを言っているんですか、六藤くん、永井くん。君たちのすぐ近くに、その生徒がいるではありませんか」
「え?」
おどろいた僕と永井の声が重なる。
森熊教授は、ほっほっほっと笑う。このゆったりとした笑い方が、よく学生のあいだで真似されていることを僕は知っている。だが今はそんなことよりも、写真を所有する人物が誰なのかに興味があった。
「君たちのアルバイト先の、十文字店長です」毎年教科書を搬入してもらっていますよ、と森熊教授は言う。
「そうなんですか!」
僕と永井は、十文字が森熊教授と知り合いで、森熊ゼミに入っていたなど聞いたことがなかったので驚いた。人と人は、繋がりそうにない部分でひとつひとつ繋がっているんだなあと僕はある種の感慨をおぼえた。
とにかく今度、十文字に話を聞いてみることにしよう、と犀川の会では今後の活動方針が決まった。
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