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第一章 蒼髪の少女
1-7 剣による一撃。その後、真っ裸になる
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【ユミルの森。河原周辺】
「はうう!! どうしよう!? どうしよう!? どうしよう!?」
エドナが、現在進行でデブボアに襲われているところだ。
その時だった。
バキーーーーーン!!!
突然、金属類がぶつかったような音が響き渡った。
「はう!? 何の音!? 何が起きたの!?」
その音が聞こえたエドナは、目を開けて見ると目の前には血飛沫が飛んでいた。
その血飛沫の先には、蒼い長い髪を持った女性が剣を背中の鞘に納めた姿と、体が真っ二つに斬れたデブボアだった。
その蒼い長い髪を持った女性こそ、カチュアだ。先程まで、倒れていたカチュアが、襲ってきたデブボアを真っ二つに斬り落としたのだ。
「何が起きたか、わからなかったんだけど、すごい! すごいんだよ!!」
先程まで、襲われていたのに呑気に拍手をするエドナ。
「はわわ! 綺麗な瞳なんだよ」
一瞬だけど、カチュアの瞳が見えたエドナ。それは、カチュアの髪の色と同じ、蒼色をした瞳だった。
穢れなき透け通った蒼い髪と瞳。それは、英雄として語られている伝説の女将軍と同じ特徴を持っていた。
「あ! 忘れていたんだよ! ありがと……」
エドナが、お礼を言おうとした。しかし。
「はぁ~~~」
カチュアが、ふらふらと体がふらつき始めた。
「あ! 危ないんだよ!」
カチュアが今にでも倒れそうなことを感じたエドナは、急いでカチュアの元へ向かっていった。しかし。
「あうう!!!」
カチュアは、エドナ目掛けて、倒れていった。
ドーーーーーン!!!
倒れていくカチュアに、つられてエドナも倒れていってしまい、カチュアの下敷きになってしまった、エドナ。
「大丈夫ですか?」
エドナは、心配して体がふらついているカチュアに声を掛けた。
「お……お……」
「お?」
「お腹が空いたわ~」
「え?」
カチュアのお腹から「きゅ~」と音が鳴り響いた。
「これは、お腹が空いた時の音なんだよ! 大変なんだよ! すぐに、ご飯の準備を……はう?」
エドナはカチュアの体を触って気づいたようだ。カチュアの体と服が濡れていたことに。
「全身、ずぶ濡れだよ。火を起こさないと。この時期の川は、まだ冷たいはず。体を温めないとだよ!」
エドナは、すぐに焚き火を作る準備を行なった。
「ふう。ようやく、火が付いたんだよ」
エドナはサバイバル知識があるため、火を付けるのに数分は掛かったが、なんとか火を付けることができ順調に燃えていっている。
「それから、どうしよう? 服が濡れているんだよ! 濡れている服を脱がすも、替えの服がないんだよ」
カチュアの着ている服はびしょびしょに濡れている。今次期の冷え切った気温では、濡れた服を着ていたら体調を悪化してしまう。
「そうだ!」
エドナは、女性の濡れた服を脱がし始めた。
「うーーん。結構、難しいんだよ」
カチュアの服を脱がせるのに苦戦をしているみたいだ。
「おも! ……あっ! まずい、まずいんだよ! あ! 女性には、その重いって言葉は禁句だって村長さんがいっていた気がしたんだよ。気を付けるんだよ!」
エドナがカチュアの服を脱がしていくと、周囲にサラシが巻かれている胸元にまでたどり着いた。
「あれ? この人も、胸の周りにサラシを巻いているんだ」
エドナも胸周りにサラシを巻いている。以前は、エドナは、下着をちゃんと付けていたが、胸の成長が追いつけなくって新しい下着へ変えるのが間に合っていなかった。そのため、現在はサラシを巻いて置いている。
カチュアのサラシを触ってみると、やはり濡れていた。
「どうしよう? あ! これがあったんだよ!」
カチュアを全身まっ裸にしてから、エドナはシャツを脱いで、そのシャツをタオルの代わりにしてカチュアの体の上にかけた。
「取り敢えず、女の人の寒さは防げたんだよ。一先ず、安心なんだよ」
胸元にサラシを巻いてはいるが、ほぼ上半身裸の状態と安心する要素が全く見当たらない。
「さっき狩ったデブボアを使って、調理するんだよ。実際、狩ったのは、この人なんだよ。う~ん、でも、ご飯が出来るまで時間掛かるんだよ。どうしようかな? ……あ! あれがあったんだよ! 忘れていたんだよ!」
エドナは、バックの中に入ってあった、村長の奥さんであるドアから貰ったサンドイッチを出した。
「もし、よかったら、どうぞう」
サンドイッチを女性の目の前に置いた。
「できれば、寒いから、暖かい物を食べさせたいんだよ。スープでも作ろうかな?」
エドナは、バックの中には小鍋を取り出して、川へ向かっていった。小鍋を使って水を汲もうとした。
しかし。
ツルーーーーーン!!!
「あれ!?」
川辺は濡れいて滑りやすくなっているため、案の定エドナは足を滑らせてしまった。
「はわわわわわわわわ!!!」
このままでは、エドナは川に落ちてしまう。
バッシ!!! シューーーーーン!!!
「あれ? ここは?」
困惑しているエドナ。
エドナは川へ落ちそうと思っただろう。そして、エドナは、いつの間にか空を飛んでいた。
「あれれ? あれれれれ!?」
シューーーーー!!!
いつの間にか、宙に浮いていたエドナは、当然だが、落ちていった。
ボヨ~~~~~ン!!!
「はわわ!? 何だか分からないんだけど、助かった見たいんだよ。……何だろう? 背中には柔らかな感触があるんだよ。枕か、何かの上に落ちたのかな?」
このまま落ちれば地面に直撃なのにエドナは無事だった。
「だいじょぶ~?」
のんびりとした女性の声が聞こえた。エドナが真上へ見上げるとカチュアの姿があった。
カチュアが、落ちていくエドナを受け止めてくれたようだ。しかも、その受け止めた姿は、お姫様だっこだった。
「あ! はい! ありがとうなんだよ!」
「よかったわ~。無事で~。……ところでねぇ~」
「ん?」
「わたしも、一応は乙女だよ~。乙女に、重いって、いうのは禁句だよ~」
「あ! もしかして……重いって、聞こえていましたか? ごめんなさいなんだよ!」
ぐ~~~!
カチュアから、腹の虫が鳴り響いた。
「あらあら~? さっき、食べたのに、まだお腹が空くわ~」
さっき、カチュアが横になっていた場所には、エドナがサンドイッチ置いておいてくれていたがなくなっていた。カチュアはサンドイッチを食べたようだ。
「二つじゃ、足りませんですよね。待っていてください。今、作りますから」
「ところで~」
「どうしたんですか?」
「そんな格好で寒くないのかしら~?」
現在のエドナの格好は、上は胸元にサラシを巻いているだけで、ほぼ裸の状態だ。
「あ! 大丈夫です。寒さには強いから」
エドナは、女の人の腕から降りた。そして、すぐに食事の準備を再開させた。
「ハ、チューン!」
「あらあら~。やっぱりだわ~。寒いでしょ~。ハッチューン!」
この後、カチュアの着ていた服が乾いてから、エドナはちゃんと服を着ました。
「はうう!! どうしよう!? どうしよう!? どうしよう!?」
エドナが、現在進行でデブボアに襲われているところだ。
その時だった。
バキーーーーーン!!!
突然、金属類がぶつかったような音が響き渡った。
「はう!? 何の音!? 何が起きたの!?」
その音が聞こえたエドナは、目を開けて見ると目の前には血飛沫が飛んでいた。
その血飛沫の先には、蒼い長い髪を持った女性が剣を背中の鞘に納めた姿と、体が真っ二つに斬れたデブボアだった。
その蒼い長い髪を持った女性こそ、カチュアだ。先程まで、倒れていたカチュアが、襲ってきたデブボアを真っ二つに斬り落としたのだ。
「何が起きたか、わからなかったんだけど、すごい! すごいんだよ!!」
先程まで、襲われていたのに呑気に拍手をするエドナ。
「はわわ! 綺麗な瞳なんだよ」
一瞬だけど、カチュアの瞳が見えたエドナ。それは、カチュアの髪の色と同じ、蒼色をした瞳だった。
穢れなき透け通った蒼い髪と瞳。それは、英雄として語られている伝説の女将軍と同じ特徴を持っていた。
「あ! 忘れていたんだよ! ありがと……」
エドナが、お礼を言おうとした。しかし。
「はぁ~~~」
カチュアが、ふらふらと体がふらつき始めた。
「あ! 危ないんだよ!」
カチュアが今にでも倒れそうなことを感じたエドナは、急いでカチュアの元へ向かっていった。しかし。
「あうう!!!」
カチュアは、エドナ目掛けて、倒れていった。
ドーーーーーン!!!
倒れていくカチュアに、つられてエドナも倒れていってしまい、カチュアの下敷きになってしまった、エドナ。
「大丈夫ですか?」
エドナは、心配して体がふらついているカチュアに声を掛けた。
「お……お……」
「お?」
「お腹が空いたわ~」
「え?」
カチュアのお腹から「きゅ~」と音が鳴り響いた。
「これは、お腹が空いた時の音なんだよ! 大変なんだよ! すぐに、ご飯の準備を……はう?」
エドナはカチュアの体を触って気づいたようだ。カチュアの体と服が濡れていたことに。
「全身、ずぶ濡れだよ。火を起こさないと。この時期の川は、まだ冷たいはず。体を温めないとだよ!」
エドナは、すぐに焚き火を作る準備を行なった。
「ふう。ようやく、火が付いたんだよ」
エドナはサバイバル知識があるため、火を付けるのに数分は掛かったが、なんとか火を付けることができ順調に燃えていっている。
「それから、どうしよう? 服が濡れているんだよ! 濡れている服を脱がすも、替えの服がないんだよ」
カチュアの着ている服はびしょびしょに濡れている。今次期の冷え切った気温では、濡れた服を着ていたら体調を悪化してしまう。
「そうだ!」
エドナは、女性の濡れた服を脱がし始めた。
「うーーん。結構、難しいんだよ」
カチュアの服を脱がせるのに苦戦をしているみたいだ。
「おも! ……あっ! まずい、まずいんだよ! あ! 女性には、その重いって言葉は禁句だって村長さんがいっていた気がしたんだよ。気を付けるんだよ!」
エドナがカチュアの服を脱がしていくと、周囲にサラシが巻かれている胸元にまでたどり着いた。
「あれ? この人も、胸の周りにサラシを巻いているんだ」
エドナも胸周りにサラシを巻いている。以前は、エドナは、下着をちゃんと付けていたが、胸の成長が追いつけなくって新しい下着へ変えるのが間に合っていなかった。そのため、現在はサラシを巻いて置いている。
カチュアのサラシを触ってみると、やはり濡れていた。
「どうしよう? あ! これがあったんだよ!」
カチュアを全身まっ裸にしてから、エドナはシャツを脱いで、そのシャツをタオルの代わりにしてカチュアの体の上にかけた。
「取り敢えず、女の人の寒さは防げたんだよ。一先ず、安心なんだよ」
胸元にサラシを巻いてはいるが、ほぼ上半身裸の状態と安心する要素が全く見当たらない。
「さっき狩ったデブボアを使って、調理するんだよ。実際、狩ったのは、この人なんだよ。う~ん、でも、ご飯が出来るまで時間掛かるんだよ。どうしようかな? ……あ! あれがあったんだよ! 忘れていたんだよ!」
エドナは、バックの中に入ってあった、村長の奥さんであるドアから貰ったサンドイッチを出した。
「もし、よかったら、どうぞう」
サンドイッチを女性の目の前に置いた。
「できれば、寒いから、暖かい物を食べさせたいんだよ。スープでも作ろうかな?」
エドナは、バックの中には小鍋を取り出して、川へ向かっていった。小鍋を使って水を汲もうとした。
しかし。
ツルーーーーーン!!!
「あれ!?」
川辺は濡れいて滑りやすくなっているため、案の定エドナは足を滑らせてしまった。
「はわわわわわわわわ!!!」
このままでは、エドナは川に落ちてしまう。
バッシ!!! シューーーーーン!!!
「あれ? ここは?」
困惑しているエドナ。
エドナは川へ落ちそうと思っただろう。そして、エドナは、いつの間にか空を飛んでいた。
「あれれ? あれれれれ!?」
シューーーーー!!!
いつの間にか、宙に浮いていたエドナは、当然だが、落ちていった。
ボヨ~~~~~ン!!!
「はわわ!? 何だか分からないんだけど、助かった見たいんだよ。……何だろう? 背中には柔らかな感触があるんだよ。枕か、何かの上に落ちたのかな?」
このまま落ちれば地面に直撃なのにエドナは無事だった。
「だいじょぶ~?」
のんびりとした女性の声が聞こえた。エドナが真上へ見上げるとカチュアの姿があった。
カチュアが、落ちていくエドナを受け止めてくれたようだ。しかも、その受け止めた姿は、お姫様だっこだった。
「あ! はい! ありがとうなんだよ!」
「よかったわ~。無事で~。……ところでねぇ~」
「ん?」
「わたしも、一応は乙女だよ~。乙女に、重いって、いうのは禁句だよ~」
「あ! もしかして……重いって、聞こえていましたか? ごめんなさいなんだよ!」
ぐ~~~!
カチュアから、腹の虫が鳴り響いた。
「あらあら~? さっき、食べたのに、まだお腹が空くわ~」
さっき、カチュアが横になっていた場所には、エドナがサンドイッチ置いておいてくれていたがなくなっていた。カチュアはサンドイッチを食べたようだ。
「二つじゃ、足りませんですよね。待っていてください。今、作りますから」
「ところで~」
「どうしたんですか?」
「そんな格好で寒くないのかしら~?」
現在のエドナの格好は、上は胸元にサラシを巻いているだけで、ほぼ裸の状態だ。
「あ! 大丈夫です。寒さには強いから」
エドナは、女の人の腕から降りた。そして、すぐに食事の準備を再開させた。
「ハ、チューン!」
「あらあら~。やっぱりだわ~。寒いでしょ~。ハッチューン!」
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