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第二章 英雄の力
2ー15 力に立ち向かう
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「今度は姉ちゃんが相手か? 蒼い髪に瞳……まるで女将軍のようなだな。 それに加えてデカい胸。んん~~エロい、体つきがエロい! 大きければいいものではないが、そのスタイルの良さは中々いねぇぜ!」
ガイザックは両手で揉む様な指の動きをしながら、鼻息を荒くしていた。
「あなたね。ガーリックという人は~?」
『「ガイザック」だろ!? ガーリックじゃあ、ニンニクになるよ! ……多分』
「態々、こんな森の中に入って来てまで、デートの誘いか?」
「ん? でえと? よく分からないけど、臭くなりそうだから嫌だわ~」
『なんで、ニンニクの話を引きずっているんだよ? お前な~目の前にいるのは、村を崩壊しようとしたお尋ね者だよ。何、呑気にボケをかましているんだよ?』
「わたし、真剣なのに~」
(まあ、真剣だろうな。天然素質なりの)
「……わたしは、戦いなんて好きじゃないわ~。でも、あなたが人達を苦しめようとするなら、ほって置けないわ~」
『御もっともだけど、カチュアが言うと説得力ないけど』
「えー? なんで~~?」
(いや、だって、カチュアは力強いから。此間、ヴァルダンの連中を半殺しにしていたから。あ! 峰打ちの言い方がいいか?)
「戦いが嫌いだったら、俺と遊んで欲しいよな! そのエっローい体で俺をご奉仕して欲しいな!」
舌を出して口周りを舐め回す。
「え? 嫌よ~」
のんびり屋のカチュアにしては即答だった。
「おいおい、つれないな~状況分かっているのか? ……嬢ちゃん、名前は?」
「ん~。カチュアよ~」
『おい! そいつに名を名乗る必要はないと思うんだが』
「へ~カチュアさんよー。勇能力は持っているのか? 堂々と俺の誘いを断るなら、持っているんじゃないのか?」
「ん~~……持っていないわ~」
『何で、断る時は即答なのに、質問に対して答える時は考え込むんだよ』
「持っていないのか? 話にならないな。そうだな、これが最後のチャンスだ。俺の女になりなよ。そうすれば、見逃してやるぜ」
「……あなたはあなたのままのようね~。たくさんの人達に、迷惑かける人なんて、大っ嫌いよ~。大人しく捕まった方がいいわ~」
「おいおい、状況わかっているのか? お前さんが戦ったところで、俺に勝ち目はないぜ」
「ん~? 言っていることはわからないわ~。でも、確かなのは、あなたに、わたしには勝てないってことだわ~」
(お互い、どこから、その自信が出て来るんだろうか?)
「大丈夫か? あの蒼髪の嬢ちゃん? 状況はわかっているのか?」
不安そうにルナに尋ねるアルヴス。
「大丈夫ですよ。……多分」
「もしかして、強者ぶって、相手の戦意を失わせる作戦か? 勇能力を持っている者に対して、通じるとは思えないが」
「あれは、天然です。何の意図はありません。きっと」
ルナは即答だった。
「不安でしかない」
ガイザックは大剣を振り回しながら、カチュアの元へ近づいていく。
「あ~~そうかい、そうかい。それなら、勿体ないが、俺に従わねえ、わからずらの女は、少し痛い目に合わせないとな。……恨むなら、俺に従わねぇ、自分を恨みなぁ!!!」
カチュアに目掛けて、ガイザックは大剣で攻撃を仕掛けて来た。
「もぉ~~。やっぱり、戦いは避けられないのね~。……仕方がないわ~」
カッキーーーーーン!!!
「ぐぅわぁぁぁぁぁぁ!!!?」
カチュアは、まだ地面に刺してあった大剣を、ボールを蹴るかのように蹴り飛ばした。地面から抜けた大剣は回転しながら、ガイザックがいる方へ飛んで行った。
ガイザックは飛んできたカチュアの大剣を、自身の装備している大剣で、カチュアの大剣を弾いたが、大剣同士でぶつかった衝撃でガイザックは後方へ飛ばされていった。
弾き飛ばされたカチュアの大剣は、カチュアの隣に落ち地面に突き刺さった。
カチュアは地面に刺さった大剣を抜い取った。
『あの~~めちゃくちゃ過ぎませんか? カチュアさんよ!』
「そっお~?」
「く、油断したか………だか」
ガイザックはカチュア目掛けて、大剣で攻撃を仕掛けに向かっていった。
ガイザックの剣裁きは物凄く速く、自身と大剣の姿が見えないほどだ。
だけど、そんなに素早い剣裁きに対して、カチュアは、その剣裁きをすべて受け止めている。特にカチュアの剣裁きが速いわけではない。
「それじゃ~~行くわよ~~」
カチュアは、ガイザックの大剣を受け止め、それを薙ぎ払うかのようにガイザックを力一杯、押しきった。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
飛ばされたガイザックは地面の上に転がっていった。
(カチュアさんの実力は、ロプ村へ向かう途中でデッドウルフの群れと交戦の際に、把握していた、つもりでした。しかし)
「なんなんだ、あの嬢ちゃんは!? なんで勇能力を持っているガイザックと互角以上に殺り合っているんだ?」
アルヴスは呆然としながら、戦いを観戦していた。
(驚くのも、無理がありません。勇能力を持っていないカチュアさんが、持っているガイザックを圧倒していますから。ルナが思っていた以上に高い戦闘力を誇っているようですね。カチュアさんは。しかし、地面に突き刺さった剣を蹴り飛ばすのも、驚きました。何で、身を守るものでもある武器を蹴り飛ばしたんでしょうか?)
「え~と……ここに来るまで、カチュアさんは凄く強い人だと思ったんですけど、ここまでとは思いませんでした」
「何者なんだよ? あの嬢ちゃんは?」
「ルナも詳しくは分かりません。出会ったばかりですので」
「出会ったばかりにしては、信頼しているんだな」
「何故だか、安心するんですよ。あの人からの言葉は嘘偽りを感じられませんから」
(しかし、いくら何でも、人間離れな過ぎる戦闘力の高さですね。まさか、カチュアさんは……)
ガイザックは地面に転がっていったが、何とか体制を整えた。
「くそがぁぁぁあ!!!」
(ガイザックから、強力な魔力を感じます。魔術を発動しようとしています)
「気を付けてください! カチュアさん!」
ガイザックは即刻、火の玉の攻撃を放った。
(やはり、無詠唱だから、発動が早いです)
しかし。
あっさり、火の玉の攻撃を躱すカチュア。
ガイザックは連続で、火の玉を放つが、カチュアは軽々と躱していく。
(あの連続攻撃で逃げるスペースがないのに、何で避けれるんですか? あの大きなお胸に掠りそうなのに)
「な、何故だ!? 何故、当たらない!?」
ガイザックは手を休めることなく、火の玉を放ち続ける。
カチュアは、次々と放たれる火の玉による、攻撃を躱わしながら、ガイザックに近づいていっている。
ドーーーーーーーン!!
いつの間にか、カチュアはガイザックの懐に入り、ガイザックの腹部に蹴りを入れた。
ガイザックは「ぐほぉぉぉぉぉ!」と叫びながら勢いよく飛ばされていった。
(ガイザックから強い魔力を感じます! 吹き飛ばされながらも、魔術を放とうとしています。……それなら)
「放って!」
ルナは、その隙をついて、ガイザックに向けて、直進する炎の光線を放った。
(一見、ルナが放った魔術は発動が早い無詠唱魔術と思いますが、いつでも放てるように詠唱を済まして待機していました)
ルナの攻撃はガイザックに命中した。
「ぐぅおおおおおおおおお!!! なぜだー!? なぜぇだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ガイザックは炎に包まれていた。
「え?」
ルナは唖然としていた。
(なんで、ルナの魔術が通用したんですか?)
一方、ガイザックは、体に付いた火を祓っている。
「どうゆうことだ!? 何故、ルナの魔術を通用したんだ?」
アルヴスが、驚いていた表情をする。
(驚くのも無理はありません。だって……)
「なんで奴は、障壁が貼られていないんだ!?」
(ガイザックは、障壁を発動していないみたい。でも、何で? こういう時に使わないと命取りなのに? ……もしかして、使わないではなく、使えない? 使えないとなると……)
「まさか! ガイザックには障壁を貼るための、障壁力がなくなっているのでは?」
「バカな! 俺はそこまで奴にダメージを与えていないはず。いや、傷一つすら与えていない! なのに、どうしてだ?」
(そうなると、ガイザックにダメージを与えた瞬間はあれしかありません)
「まさか! さっきのカチュアさんの蹴りで、ガイザックの障壁を破壊したんですか!? 一撃で!? そんなことあるのですか!?」
(いいえ、あり得るかもしれない。カチュアさんはバカ力の持ち主。そのバカ力で障壁力を大幅に削れた……のかな?)
「ありえないが、実際に起きたことが目に映っている。ガイザックはどうやら、とんでもない嬢ちゃんを相手にしてしまったようだな」
ガイザックは両手で揉む様な指の動きをしながら、鼻息を荒くしていた。
「あなたね。ガーリックという人は~?」
『「ガイザック」だろ!? ガーリックじゃあ、ニンニクになるよ! ……多分』
「態々、こんな森の中に入って来てまで、デートの誘いか?」
「ん? でえと? よく分からないけど、臭くなりそうだから嫌だわ~」
『なんで、ニンニクの話を引きずっているんだよ? お前な~目の前にいるのは、村を崩壊しようとしたお尋ね者だよ。何、呑気にボケをかましているんだよ?』
「わたし、真剣なのに~」
(まあ、真剣だろうな。天然素質なりの)
「……わたしは、戦いなんて好きじゃないわ~。でも、あなたが人達を苦しめようとするなら、ほって置けないわ~」
『御もっともだけど、カチュアが言うと説得力ないけど』
「えー? なんで~~?」
(いや、だって、カチュアは力強いから。此間、ヴァルダンの連中を半殺しにしていたから。あ! 峰打ちの言い方がいいか?)
「戦いが嫌いだったら、俺と遊んで欲しいよな! そのエっローい体で俺をご奉仕して欲しいな!」
舌を出して口周りを舐め回す。
「え? 嫌よ~」
のんびり屋のカチュアにしては即答だった。
「おいおい、つれないな~状況分かっているのか? ……嬢ちゃん、名前は?」
「ん~。カチュアよ~」
『おい! そいつに名を名乗る必要はないと思うんだが』
「へ~カチュアさんよー。勇能力は持っているのか? 堂々と俺の誘いを断るなら、持っているんじゃないのか?」
「ん~~……持っていないわ~」
『何で、断る時は即答なのに、質問に対して答える時は考え込むんだよ』
「持っていないのか? 話にならないな。そうだな、これが最後のチャンスだ。俺の女になりなよ。そうすれば、見逃してやるぜ」
「……あなたはあなたのままのようね~。たくさんの人達に、迷惑かける人なんて、大っ嫌いよ~。大人しく捕まった方がいいわ~」
「おいおい、状況わかっているのか? お前さんが戦ったところで、俺に勝ち目はないぜ」
「ん~? 言っていることはわからないわ~。でも、確かなのは、あなたに、わたしには勝てないってことだわ~」
(お互い、どこから、その自信が出て来るんだろうか?)
「大丈夫か? あの蒼髪の嬢ちゃん? 状況はわかっているのか?」
不安そうにルナに尋ねるアルヴス。
「大丈夫ですよ。……多分」
「もしかして、強者ぶって、相手の戦意を失わせる作戦か? 勇能力を持っている者に対して、通じるとは思えないが」
「あれは、天然です。何の意図はありません。きっと」
ルナは即答だった。
「不安でしかない」
ガイザックは大剣を振り回しながら、カチュアの元へ近づいていく。
「あ~~そうかい、そうかい。それなら、勿体ないが、俺に従わねえ、わからずらの女は、少し痛い目に合わせないとな。……恨むなら、俺に従わねぇ、自分を恨みなぁ!!!」
カチュアに目掛けて、ガイザックは大剣で攻撃を仕掛けて来た。
「もぉ~~。やっぱり、戦いは避けられないのね~。……仕方がないわ~」
カッキーーーーーン!!!
「ぐぅわぁぁぁぁぁぁ!!!?」
カチュアは、まだ地面に刺してあった大剣を、ボールを蹴るかのように蹴り飛ばした。地面から抜けた大剣は回転しながら、ガイザックがいる方へ飛んで行った。
ガイザックは飛んできたカチュアの大剣を、自身の装備している大剣で、カチュアの大剣を弾いたが、大剣同士でぶつかった衝撃でガイザックは後方へ飛ばされていった。
弾き飛ばされたカチュアの大剣は、カチュアの隣に落ち地面に突き刺さった。
カチュアは地面に刺さった大剣を抜い取った。
『あの~~めちゃくちゃ過ぎませんか? カチュアさんよ!』
「そっお~?」
「く、油断したか………だか」
ガイザックはカチュア目掛けて、大剣で攻撃を仕掛けに向かっていった。
ガイザックの剣裁きは物凄く速く、自身と大剣の姿が見えないほどだ。
だけど、そんなに素早い剣裁きに対して、カチュアは、その剣裁きをすべて受け止めている。特にカチュアの剣裁きが速いわけではない。
「それじゃ~~行くわよ~~」
カチュアは、ガイザックの大剣を受け止め、それを薙ぎ払うかのようにガイザックを力一杯、押しきった。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
飛ばされたガイザックは地面の上に転がっていった。
(カチュアさんの実力は、ロプ村へ向かう途中でデッドウルフの群れと交戦の際に、把握していた、つもりでした。しかし)
「なんなんだ、あの嬢ちゃんは!? なんで勇能力を持っているガイザックと互角以上に殺り合っているんだ?」
アルヴスは呆然としながら、戦いを観戦していた。
(驚くのも、無理がありません。勇能力を持っていないカチュアさんが、持っているガイザックを圧倒していますから。ルナが思っていた以上に高い戦闘力を誇っているようですね。カチュアさんは。しかし、地面に突き刺さった剣を蹴り飛ばすのも、驚きました。何で、身を守るものでもある武器を蹴り飛ばしたんでしょうか?)
「え~と……ここに来るまで、カチュアさんは凄く強い人だと思ったんですけど、ここまでとは思いませんでした」
「何者なんだよ? あの嬢ちゃんは?」
「ルナも詳しくは分かりません。出会ったばかりですので」
「出会ったばかりにしては、信頼しているんだな」
「何故だか、安心するんですよ。あの人からの言葉は嘘偽りを感じられませんから」
(しかし、いくら何でも、人間離れな過ぎる戦闘力の高さですね。まさか、カチュアさんは……)
ガイザックは地面に転がっていったが、何とか体制を整えた。
「くそがぁぁぁあ!!!」
(ガイザックから、強力な魔力を感じます。魔術を発動しようとしています)
「気を付けてください! カチュアさん!」
ガイザックは即刻、火の玉の攻撃を放った。
(やはり、無詠唱だから、発動が早いです)
しかし。
あっさり、火の玉の攻撃を躱すカチュア。
ガイザックは連続で、火の玉を放つが、カチュアは軽々と躱していく。
(あの連続攻撃で逃げるスペースがないのに、何で避けれるんですか? あの大きなお胸に掠りそうなのに)
「な、何故だ!? 何故、当たらない!?」
ガイザックは手を休めることなく、火の玉を放ち続ける。
カチュアは、次々と放たれる火の玉による、攻撃を躱わしながら、ガイザックに近づいていっている。
ドーーーーーーーン!!
いつの間にか、カチュアはガイザックの懐に入り、ガイザックの腹部に蹴りを入れた。
ガイザックは「ぐほぉぉぉぉぉ!」と叫びながら勢いよく飛ばされていった。
(ガイザックから強い魔力を感じます! 吹き飛ばされながらも、魔術を放とうとしています。……それなら)
「放って!」
ルナは、その隙をついて、ガイザックに向けて、直進する炎の光線を放った。
(一見、ルナが放った魔術は発動が早い無詠唱魔術と思いますが、いつでも放てるように詠唱を済まして待機していました)
ルナの攻撃はガイザックに命中した。
「ぐぅおおおおおおおおお!!! なぜだー!? なぜぇだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ガイザックは炎に包まれていた。
「え?」
ルナは唖然としていた。
(なんで、ルナの魔術が通用したんですか?)
一方、ガイザックは、体に付いた火を祓っている。
「どうゆうことだ!? 何故、ルナの魔術を通用したんだ?」
アルヴスが、驚いていた表情をする。
(驚くのも無理はありません。だって……)
「なんで奴は、障壁が貼られていないんだ!?」
(ガイザックは、障壁を発動していないみたい。でも、何で? こういう時に使わないと命取りなのに? ……もしかして、使わないではなく、使えない? 使えないとなると……)
「まさか! ガイザックには障壁を貼るための、障壁力がなくなっているのでは?」
「バカな! 俺はそこまで奴にダメージを与えていないはず。いや、傷一つすら与えていない! なのに、どうしてだ?」
(そうなると、ガイザックにダメージを与えた瞬間はあれしかありません)
「まさか! さっきのカチュアさんの蹴りで、ガイザックの障壁を破壊したんですか!? 一撃で!? そんなことあるのですか!?」
(いいえ、あり得るかもしれない。カチュアさんはバカ力の持ち主。そのバカ力で障壁力を大幅に削れた……のかな?)
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