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俺の名前
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俺は名前がない。
捨て子だった俺は当時3歳だった。
児童養護施設で育てられ今は18歳だ。
施設の人間に名前をつけられたこともあったが理由はないがどれも気に入らなく拒んだため
「あなた」と呼ばれることになった。
ほとんど学校にもいかず外をうろうろする日々
最近よく通る河川敷に学ラン姿の男がよく寝転んでるのを見かける。
寝っ転がって休んでいるわけではなさそうだ。
そいつはいつも傷だらけでボロボロになっていた。
一度見かけたが男は1人で何人かに殴られていた。いじめというやつなんだろうか。
また今日も殴られたいた。
なぜか今日は見ていて腹が立った。
俺は相手に飛びかかり殴り蹴り倒す。
俺は身体がデカかった。デカけりゃ強いに決まっている。
相手は数人いたが俺の敵ではなかった。
相手は逃げていき俺も立ち去ろうとしたとき
「ありがとうございます」
俺に言ったのだろうか。たしかに助けたようなかたちではある。
「お名前はなんていうのでしょうか」
やけに丁寧に話してくる。しつこい奴だ。
名前なんかないというと男は沈黙した。
「なぜ名前がないのですか」
しつこい奴だ。いじめられてるのも納得だ。
「次会ったとき名前がないと不便なので勝手な名前で呼んでもいいでしょうか」
しつこい奴だ。勝手にしろ。
男は「稀有」紙に書いて渡してきた。
俺はろくに文字も読めない。この漢字は俺には難しい。
「けうと読みます。なんとなくあなたっぽい感じがしたんです。」
男が深く頭を下げているなか
俺はなぜか紙を捨てずに立ち去った。
児童養護施設に戻り施設の人間に紙を見せた。
俺の名前らしいと言うとなぜか涙を流してどこかへ行ってしまった。
しばらくすると俺に辞書を持ってきた。
付箋がついていた。
開いてみると「稀有」という文字があった。
「稀(まれ)」「めったにないなこと」「とても珍しいこと」
たしかになんとなく俺みたいだなと思った。
18歳。今日俺に名前ができた。
捨て子だった俺は当時3歳だった。
児童養護施設で育てられ今は18歳だ。
施設の人間に名前をつけられたこともあったが理由はないがどれも気に入らなく拒んだため
「あなた」と呼ばれることになった。
ほとんど学校にもいかず外をうろうろする日々
最近よく通る河川敷に学ラン姿の男がよく寝転んでるのを見かける。
寝っ転がって休んでいるわけではなさそうだ。
そいつはいつも傷だらけでボロボロになっていた。
一度見かけたが男は1人で何人かに殴られていた。いじめというやつなんだろうか。
また今日も殴られたいた。
なぜか今日は見ていて腹が立った。
俺は相手に飛びかかり殴り蹴り倒す。
俺は身体がデカかった。デカけりゃ強いに決まっている。
相手は数人いたが俺の敵ではなかった。
相手は逃げていき俺も立ち去ろうとしたとき
「ありがとうございます」
俺に言ったのだろうか。たしかに助けたようなかたちではある。
「お名前はなんていうのでしょうか」
やけに丁寧に話してくる。しつこい奴だ。
名前なんかないというと男は沈黙した。
「なぜ名前がないのですか」
しつこい奴だ。いじめられてるのも納得だ。
「次会ったとき名前がないと不便なので勝手な名前で呼んでもいいでしょうか」
しつこい奴だ。勝手にしろ。
男は「稀有」紙に書いて渡してきた。
俺はろくに文字も読めない。この漢字は俺には難しい。
「けうと読みます。なんとなくあなたっぽい感じがしたんです。」
男が深く頭を下げているなか
俺はなぜか紙を捨てずに立ち去った。
児童養護施設に戻り施設の人間に紙を見せた。
俺の名前らしいと言うとなぜか涙を流してどこかへ行ってしまった。
しばらくすると俺に辞書を持ってきた。
付箋がついていた。
開いてみると「稀有」という文字があった。
「稀(まれ)」「めったにないなこと」「とても珍しいこと」
たしかになんとなく俺みたいだなと思った。
18歳。今日俺に名前ができた。
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