8 / 33
第8話前向きに
しおりを挟む
「シャーリー様、参りましょう。シャーリー様がおられないとご主人様もノーセット様もお食事できませんよ」
ハザードが手際よく私の白衣や帽子を脱がせ、こちらへ、と促した。
厨房にいた人達は静かに頭を下げたり、手を振ってくれた。
そんな些細な事が、自分に向けられている、と思うと嬉しかった。
別れを惜しむように、何度も振り返ってしまう。
皆、まだ笑顔で手を振ってくれていた。
「どうされましたか?」
「す、すみません!」
少し前を歩くハザードに呼ばれ、急いで側に行った。
「そうですね。そこは、すみません、で言葉はあっています。こちらです」
「は、い」
言っている意味が正直分からなかった。
今のすみません、は、あっている。
では、間違った、すみませんがあるのだろうか?
それとも、他に適した言い方があるのだろうか?
私は、自分が愚かで無知で、役立たずだとわかっている。
だから、申し訳なくて、すみません、と私は口にしている。
さっきの厨房だって、私が新人ではない、と言えばよかったのに、役に立ちたくて黙っていたから、あんな騒ぎになってしまった。
もしかしたら、アンナが叱られているかもしれない。
でも、よろしくお願いします、と言った時、胸が熱くなって、とても嬉しかった。
そうして、私を見送る皆の顔は、優しかった。
「シャーリー様は、すみませんの言葉を使いすぎです。少し考えて使ってください」
ハザードの後ろをついていきながら、首を傾げた。
「私は自分が愚かだと分かっているので、皆さんに迷惑をかけているのは承知しています・・・。だから、申し訳なく思い、すみません、と言っています」
「成程。では、少し前向きに考えて下さい。シャーリー様は後ろ向きに考えすぎです」
「後ろ向き?前向き?」
「はい。すみません、と使いたい時、前向きに少し考えて、それでもすみませんを使いたかったら使って下さい、と言った方が分かりやすいですね」
「あ、の?」
よく分からないけれど、ハザードの言葉には、きっと意味がある。
後で、ゆっくり考えてみよう。
「さ、こちらです。どうぞ」
いつの間にか扉の前に来ていて、ハザードはにこやかに微笑み開けた。
「わっ!!!」
「わっ!?」
「ノーセット様!!」
扉の前で待っていたようで、その男の子は大きな声と一緒に私に何かを投げた。
ケロ。ケロケロ。
頭で声がした。
なーるほど。
ゆっくりと頭から取り、その男の子に渡した。
蛙は、私の手の中でもケロケロと鳴いている。
元気な蛙ね。
「何だよ!!驚かないの!?伯爵令嬢なんでしょ!!」
つまんない!!と小さい頬っぺを膨らました。
その顔が、本当に可愛らしくて、思わず笑ってしまいそうになった。
不満そうに唇を尖らせて、足をばたばたさせている。
まるで小さな動物みたい。
「だって、街に買い物に行く時よく見かけたもの。もっと大きい蛙だって触れるわ」
「え!!どこにいるの!?」
目を輝かせて、ぐっと顔を近づけてきた。
その瞳が、きらきらと輝いている。
子供特有の、純粋な好奇心に満ちた目だ。
「お休みの日に一緒に行きましょうか?あ、でも、私はまだこの街に行ったことがないから、探さないといけないわ。蛙がいる場所を教えてくれる?あと、お名前を教えてくれる?」
同じ目線になるように膝をつくと、目をキラキラ輝かせて頷いた。
その動きが、まるで小鳥のように軽やかで、元気いっぱい。
「うん、教える!一緒に行きたい!!僕、ノーセット!あ、と・・・」
元気よく名前を言ったが、はっと何か気づいたようで、振り向き、背後にいるキャウリー様を見た。
その仕草が、何かいたずらがバレた時の子供そのもの。
慌てて口に手を当てて、目だけキャウリー様を見ている。
くっくく、とキャウリー様は楽しそうに笑っていた。
「ご主人様!!笑い事ではありません。ノーセット様、ご挨拶も出来ていませんし、先程のはなんですか!客人に対して無礼、あ、お待ちなさい!!!」
背後に立っていたハザードが怒った。
あっかんべーして、ノーセットはキャウリー様の所に走っていった。
その走り方が、まるで子犬のよう。
ぱたぱたと軽やかに、キャウリー様の後ろに隠れてしまった。
「御義父様がいいよ、と言ったんだもの」
キャウリー様の服の裾を掴んで、そこからちょこんと顔を出している。
その表情は、いたずらが成功して得意げな顔。
でも、どこか甘えている様子も見える。
「キャウリー様!!」
ハザードの呆れた声が響いた。
我慢できなくて私も大笑いしてしまった。
久しぶりにお腹を抱えて笑った。お母様が亡くなってから、笑う事を忘れていた。
こんな風に、心から笑えるなんて。
涙が出るほど笑った。
キャウリー様もノーセットも私が笑いだして、一緒に笑ってくれた。
ノーセットは、まだキャウリー様の後ろから顔を出したまま、けらけらと笑っている。
その笑い声が、本当に無邪気で、可愛らしくて。
こんな子供らしい笑顔、久しぶりに見た気がする。
ハザードは仕方なさそうに黙ってしまって、黙々と料理の準備をした。本当なら手伝わなければいけないのはわかっていたが、お腹が痛くてそれどころではなかった。
キャウリー様が座りなさい、と言ったので素直に座った。
ノーセットは、私の隣に座りたい、とキャウリー様に言って、私の横に座った。
椅子に座っても、まだ小さくて、足が床につかない。
ぶらぶらと足を揺らしながら、嬉しそうに私を見ている。
とても楽しい、とても美味しい食事だった。
サヴォワ家も十分豪華な食事だったが、ここまで手の込んだ料理は少なかった。
手間暇かかる煮込み料理が多い上に、野菜の種類が多い。
厨房で手伝ったが、よく見ていなかったけれど、とても素晴らしいものばかりだ。
煮込んだお肉を口に入れると、ホロホロとすぐに口の中でとろけ、フルーティーなソースととてもあっていた。
美味しい!
その上焼きたてのパンを、
どれが宜しいですか?私のオススメは、これです、
とアンナが言ってくれるから、ついつい、言われるまま貰ってしまった。
美味しい!
という繰り返しで、出された料理を残さず、綺麗に食べた。
ノーセットは、食事の間もずっと話しかけてきた。
「ねえねえ、シャーリーは蛙好き?」
「僕ね、今日ね、学園でね」
「あのね、あのね、聞いて聞いて」
一つ答えると、また次の質問。
次から次へと、話題が飛ぶ。
でも、その無邪気な様子が可愛らしくて、全く嫌じゃなかった。
むしろ、こんな風に話しかけられることが、嬉しかった。
夕食後、ノーセットの紹介を終え、学園が休みの週末、必ず街に散歩に行く約束をさせられた。
「絶対だよ!約束だよ!!」
小指を出して、指切りを求められた。
その小さな小指が、本当に小さくて、温かくて。
「うん、約束よ」
「やった!!」
ノーセットは飛び跳ねて喜んだ。
その姿が、本当に子供らしくて、見ているだけで心が温かくなった。
ノーセットは黄緑の髪と黄色の大きな瞳を持つ可愛らしい男の子で、今年七歳になり、初等部ピカピカの一年生だ。
今は六月。
つまり学園に通い出して二ヶ月で、とても楽しいといっぱい話をしてくれて、とても可愛らしかった。
話し方も、まだ幼くて、時々言葉を間違えたり、興奮すると早口になったり。
でも、その一つ一つが愛おしい。
でも、顔立ちはキャウリー様にあまり似ていない?
お母様似なのかもしれないな。
そういえば、キャウリー様の奥様にお会いしていないし、屋敷に住んでいる様子を感じない。
もしかしたら、お亡くなりになっているのか、何かしらの理由で一緒に住んでいないのかもしれない。
詮索は良くない。
そうよ。私はご厄介になっているメイドだから、余計な事を考えるべきじゃない。
食べ終わった後の食器を片付けしようとしたら、ハザードが屋敷の見取り図をくれて、今日はこれを見て勉強して下さい、とまるで私の考えを知っていたかのようだった。
すみません、と言いそうになったが、ハザードの顔を見て考えた。
どうして、すみません、を言おうとしたのか。
それは、食器の片付けを出来なくて、すみません。
それは、この見取り図を準備してくれて、すみません。
だ。
少し考えると、この考えが後ろ向きのような気がする。
えーと、それじゃあ、
食器の片付けは、私がするべき仕事でないのかもしれない。
サヴォワ家では当然の仕事だったが、キャウリー様、ノーセットと一緒に夕食をしている私が、ハザードと一緒に片付けをするのは、おかしいのかもしれない。
この見取り図をわざわざ準備してくれたハザードの気持ちを考える。
私のために、時間を使ってくれた。
私のために、用意してくれた。
「あの、食器を片付けて下さってありがとうございます。その上、見取り図を頂いて、ありがとうございます。とても助かります」
「はい。喜んで頂いたようで私も嬉しいです」
声のトーンと微笑んだ表情に、きゅう、と胸がくすぐったい痛みを感じた。
いつもと、返ってくる答えが違うと思った。
ここで、私がすみませんと言うと、ウィッグは、申し訳なさそうに首を振り、そんな事は言わないでください、と悲しそうな顔をしていた。
でも、今ハザードの答えに、私は悲しい気持ちにならなかった。
そうか、私の言い方が悲しい気持ちにさせていたのね。
はい。
前向きに考えます。
ありがとうございます。
ハザードが手際よく私の白衣や帽子を脱がせ、こちらへ、と促した。
厨房にいた人達は静かに頭を下げたり、手を振ってくれた。
そんな些細な事が、自分に向けられている、と思うと嬉しかった。
別れを惜しむように、何度も振り返ってしまう。
皆、まだ笑顔で手を振ってくれていた。
「どうされましたか?」
「す、すみません!」
少し前を歩くハザードに呼ばれ、急いで側に行った。
「そうですね。そこは、すみません、で言葉はあっています。こちらです」
「は、い」
言っている意味が正直分からなかった。
今のすみません、は、あっている。
では、間違った、すみませんがあるのだろうか?
それとも、他に適した言い方があるのだろうか?
私は、自分が愚かで無知で、役立たずだとわかっている。
だから、申し訳なくて、すみません、と私は口にしている。
さっきの厨房だって、私が新人ではない、と言えばよかったのに、役に立ちたくて黙っていたから、あんな騒ぎになってしまった。
もしかしたら、アンナが叱られているかもしれない。
でも、よろしくお願いします、と言った時、胸が熱くなって、とても嬉しかった。
そうして、私を見送る皆の顔は、優しかった。
「シャーリー様は、すみませんの言葉を使いすぎです。少し考えて使ってください」
ハザードの後ろをついていきながら、首を傾げた。
「私は自分が愚かだと分かっているので、皆さんに迷惑をかけているのは承知しています・・・。だから、申し訳なく思い、すみません、と言っています」
「成程。では、少し前向きに考えて下さい。シャーリー様は後ろ向きに考えすぎです」
「後ろ向き?前向き?」
「はい。すみません、と使いたい時、前向きに少し考えて、それでもすみませんを使いたかったら使って下さい、と言った方が分かりやすいですね」
「あ、の?」
よく分からないけれど、ハザードの言葉には、きっと意味がある。
後で、ゆっくり考えてみよう。
「さ、こちらです。どうぞ」
いつの間にか扉の前に来ていて、ハザードはにこやかに微笑み開けた。
「わっ!!!」
「わっ!?」
「ノーセット様!!」
扉の前で待っていたようで、その男の子は大きな声と一緒に私に何かを投げた。
ケロ。ケロケロ。
頭で声がした。
なーるほど。
ゆっくりと頭から取り、その男の子に渡した。
蛙は、私の手の中でもケロケロと鳴いている。
元気な蛙ね。
「何だよ!!驚かないの!?伯爵令嬢なんでしょ!!」
つまんない!!と小さい頬っぺを膨らました。
その顔が、本当に可愛らしくて、思わず笑ってしまいそうになった。
不満そうに唇を尖らせて、足をばたばたさせている。
まるで小さな動物みたい。
「だって、街に買い物に行く時よく見かけたもの。もっと大きい蛙だって触れるわ」
「え!!どこにいるの!?」
目を輝かせて、ぐっと顔を近づけてきた。
その瞳が、きらきらと輝いている。
子供特有の、純粋な好奇心に満ちた目だ。
「お休みの日に一緒に行きましょうか?あ、でも、私はまだこの街に行ったことがないから、探さないといけないわ。蛙がいる場所を教えてくれる?あと、お名前を教えてくれる?」
同じ目線になるように膝をつくと、目をキラキラ輝かせて頷いた。
その動きが、まるで小鳥のように軽やかで、元気いっぱい。
「うん、教える!一緒に行きたい!!僕、ノーセット!あ、と・・・」
元気よく名前を言ったが、はっと何か気づいたようで、振り向き、背後にいるキャウリー様を見た。
その仕草が、何かいたずらがバレた時の子供そのもの。
慌てて口に手を当てて、目だけキャウリー様を見ている。
くっくく、とキャウリー様は楽しそうに笑っていた。
「ご主人様!!笑い事ではありません。ノーセット様、ご挨拶も出来ていませんし、先程のはなんですか!客人に対して無礼、あ、お待ちなさい!!!」
背後に立っていたハザードが怒った。
あっかんべーして、ノーセットはキャウリー様の所に走っていった。
その走り方が、まるで子犬のよう。
ぱたぱたと軽やかに、キャウリー様の後ろに隠れてしまった。
「御義父様がいいよ、と言ったんだもの」
キャウリー様の服の裾を掴んで、そこからちょこんと顔を出している。
その表情は、いたずらが成功して得意げな顔。
でも、どこか甘えている様子も見える。
「キャウリー様!!」
ハザードの呆れた声が響いた。
我慢できなくて私も大笑いしてしまった。
久しぶりにお腹を抱えて笑った。お母様が亡くなってから、笑う事を忘れていた。
こんな風に、心から笑えるなんて。
涙が出るほど笑った。
キャウリー様もノーセットも私が笑いだして、一緒に笑ってくれた。
ノーセットは、まだキャウリー様の後ろから顔を出したまま、けらけらと笑っている。
その笑い声が、本当に無邪気で、可愛らしくて。
こんな子供らしい笑顔、久しぶりに見た気がする。
ハザードは仕方なさそうに黙ってしまって、黙々と料理の準備をした。本当なら手伝わなければいけないのはわかっていたが、お腹が痛くてそれどころではなかった。
キャウリー様が座りなさい、と言ったので素直に座った。
ノーセットは、私の隣に座りたい、とキャウリー様に言って、私の横に座った。
椅子に座っても、まだ小さくて、足が床につかない。
ぶらぶらと足を揺らしながら、嬉しそうに私を見ている。
とても楽しい、とても美味しい食事だった。
サヴォワ家も十分豪華な食事だったが、ここまで手の込んだ料理は少なかった。
手間暇かかる煮込み料理が多い上に、野菜の種類が多い。
厨房で手伝ったが、よく見ていなかったけれど、とても素晴らしいものばかりだ。
煮込んだお肉を口に入れると、ホロホロとすぐに口の中でとろけ、フルーティーなソースととてもあっていた。
美味しい!
その上焼きたてのパンを、
どれが宜しいですか?私のオススメは、これです、
とアンナが言ってくれるから、ついつい、言われるまま貰ってしまった。
美味しい!
という繰り返しで、出された料理を残さず、綺麗に食べた。
ノーセットは、食事の間もずっと話しかけてきた。
「ねえねえ、シャーリーは蛙好き?」
「僕ね、今日ね、学園でね」
「あのね、あのね、聞いて聞いて」
一つ答えると、また次の質問。
次から次へと、話題が飛ぶ。
でも、その無邪気な様子が可愛らしくて、全く嫌じゃなかった。
むしろ、こんな風に話しかけられることが、嬉しかった。
夕食後、ノーセットの紹介を終え、学園が休みの週末、必ず街に散歩に行く約束をさせられた。
「絶対だよ!約束だよ!!」
小指を出して、指切りを求められた。
その小さな小指が、本当に小さくて、温かくて。
「うん、約束よ」
「やった!!」
ノーセットは飛び跳ねて喜んだ。
その姿が、本当に子供らしくて、見ているだけで心が温かくなった。
ノーセットは黄緑の髪と黄色の大きな瞳を持つ可愛らしい男の子で、今年七歳になり、初等部ピカピカの一年生だ。
今は六月。
つまり学園に通い出して二ヶ月で、とても楽しいといっぱい話をしてくれて、とても可愛らしかった。
話し方も、まだ幼くて、時々言葉を間違えたり、興奮すると早口になったり。
でも、その一つ一つが愛おしい。
でも、顔立ちはキャウリー様にあまり似ていない?
お母様似なのかもしれないな。
そういえば、キャウリー様の奥様にお会いしていないし、屋敷に住んでいる様子を感じない。
もしかしたら、お亡くなりになっているのか、何かしらの理由で一緒に住んでいないのかもしれない。
詮索は良くない。
そうよ。私はご厄介になっているメイドだから、余計な事を考えるべきじゃない。
食べ終わった後の食器を片付けしようとしたら、ハザードが屋敷の見取り図をくれて、今日はこれを見て勉強して下さい、とまるで私の考えを知っていたかのようだった。
すみません、と言いそうになったが、ハザードの顔を見て考えた。
どうして、すみません、を言おうとしたのか。
それは、食器の片付けを出来なくて、すみません。
それは、この見取り図を準備してくれて、すみません。
だ。
少し考えると、この考えが後ろ向きのような気がする。
えーと、それじゃあ、
食器の片付けは、私がするべき仕事でないのかもしれない。
サヴォワ家では当然の仕事だったが、キャウリー様、ノーセットと一緒に夕食をしている私が、ハザードと一緒に片付けをするのは、おかしいのかもしれない。
この見取り図をわざわざ準備してくれたハザードの気持ちを考える。
私のために、時間を使ってくれた。
私のために、用意してくれた。
「あの、食器を片付けて下さってありがとうございます。その上、見取り図を頂いて、ありがとうございます。とても助かります」
「はい。喜んで頂いたようで私も嬉しいです」
声のトーンと微笑んだ表情に、きゅう、と胸がくすぐったい痛みを感じた。
いつもと、返ってくる答えが違うと思った。
ここで、私がすみませんと言うと、ウィッグは、申し訳なさそうに首を振り、そんな事は言わないでください、と悲しそうな顔をしていた。
でも、今ハザードの答えに、私は悲しい気持ちにならなかった。
そうか、私の言い方が悲しい気持ちにさせていたのね。
はい。
前向きに考えます。
ありがとうございます。
21
あなたにおすすめの小説
氷狼魔術師長様と私の、甘い契約結婚~実は溺愛されていたなんて聞いていません!~
雨宮羽那
恋愛
魔術国家アステリエで事務官として働くセレフィアは、義理の家族に給料を奪われ、婚期を逃した厄介者として扱われていた。
そんなある日、上司である魔術師長・シリウスが事務室へやってきて、「私と結婚してください」と言い放った!
詳しく話を聞けば、どうやらシリウスにも事情があるようで、契約結婚の話を持ちかけられる。
家から抜け出るきっかけだと、シリウスとの結婚を決意するセレフィア。
同居生活が始まるが、シリウスはなぜかしれっとセレフィアを甘やかしてくる!?
「これは契約結婚のはずですよね!?」
……一方セレフィアがいなくなった義理の家族は、徐々に狂い始めて……?
◇◇◇◇
恋愛小説大賞に応募予定作品です。
お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます( . .)"
モチベになるので良ければ応援していただけると嬉しいです!
※この作品は「小説家になろう」様にも掲載しております。
元男装傭兵、完璧な淑女を演じます。――嫁ぎ先はかつての団長でした!?
中野森
恋愛
貧乏男爵家の長女クラリスは、弟の学費を稼ぐために男装して傭兵団へ入団した。
副団長にまで上り詰め、団長をはじめとした仲間から信頼を得るが、決して正体は明かさなかった。
やがて戦争が終わり、傭兵団は解散となる。
出稼ぎするために流した嘘の悪評により、修道院入りを覚悟していたクラリスだったが、帰郷した彼女を待っていたのは父からの「嫁ぎ先が決まった」という一言だった。
慌ただしく始まる淑女教育、そして一度も未来の夫と顔合わせすることなく迎えた結婚式当日。
誓いの言葉を促され隣からきこてくる声に、クラリスは凍りつく。
……嘘でしょ、団長!?
かつての想い人でもある傭兵仲間が今は夫となり、妻の正体には気づいていない――気づかれてはいけないのだ、絶対に!
本作品はゆるふわ設定、ご都合主義、細かいことは気にしたら負け!
※この小説は、ほかの小説投稿サイトにも投稿しています。
追放された王女は、冷徹公爵に甘く囲われる
vllam40591
恋愛
第三王女エリシアは、魔力も才覚もない「出来損ない」として、
婚約破棄と同時に国外追放を言い渡された。
王家に不要とされ、すべてを失った彼女を保護したのは、
王家と距離を置く冷徹無比の公爵――ルシアン・ヴァルグレイヴ。
「返すつもりだった。最初は」
そう告げられながら、公爵邸で始まったのは
優しいが自由のない、“保護”という名の生活だった。
外出は許可制。
面会も制限され、
夜ごと注がれるのは、触れない視線と逃げ場のない距離。
一方、エリシアを追放した王家は、
彼女の価値に気づき始め、奪い返そうと動き出す。
――出来損ないだったはずの王女を、
誰よりも手放せなくなったのは、冷徹公爵だった。
これは、捨てられた王女が
檻ごと選ばれ、甘く囲われていく物語。
リトライさせていただきます!〜死に戻り令嬢はイケメン神様とタッグを組んで人生をやり直す事にした。今度こそ幸せになります!!〜
ゆずき
恋愛
公爵家の御令嬢クレハは、18歳の誕生日に何者かに殺害されてしまう。そんなクレハを救ったのは、神を自称する青年(長身イケメン)だった。
イケメン神様の力で10年前の世界に戻されてしまったクレハ。そこから運命の軌道修正を図る。犯人を返り討ちにできるくらい、強くなればいいじゃないか!! そう思ったクレハは、神様からは魔法を、クレハに一目惚れした王太子からは武術の手ほどきを受ける。クレハの強化トレーニングが始まった。
8歳の子供の姿に戻ってしまった少女と、お人好しな神様。そんな2人が主人公の異世界恋愛ファンタジー小説です。
※メインではありませんが、ストーリーにBL的要素が含まれます。少しでもそのような描写が苦手な方はご注意下さい。
前世で追放された王女は、腹黒幼馴染王子から逃げられない
ria_alphapolis
恋愛
前世、王宮を追放された王女エリシアは、
幼馴染である王太子ルシアンに見捨てられた――
そう思ったまま、静かに命を落とした。
そして目を覚ますと、なぜか追放される前の日。
人生、まさかの二周目である。
「今度こそ関わらない。目立たず、静かに生きる」
そう決意したはずなのに、前世では冷酷無比だった幼馴染王子の様子がおかしい。
距離、近い。
護衛、多い。
視線、重い。
挙げ句の果てに告げられたのは、彼との政略結婚。
しかもそれが――彼自身の手で仕組まれたものだと知ってしまう。
どうやらこの幼馴染王子、
前世で何かを盛大に後悔したらしく、
二度目の人生では王女を逃がす気が一切ない。
「愛されていなかった」と思い込む王女と、
「二度と手放さない」と決めた腹黒王子の、
少し物騒で、わりと甘い執着政略結婚ラブストーリー。
婚約破棄された私が辺境で薬師になったら、元婚約者が後悔し始めました
たくわん
恋愛
病弱で役立たずと侮られ、婚約破棄されて辺境の寒村に追放された侯爵令嬢リディア。しかし、彼女には誰も知らない天才的な薬学の才能があった。絶望の淵から立ち上がったリディアは、持ち前の知識で村人たちの命を救い始める。やがて「辺境の奇跡の薬師」として名声を得た彼女の元に、隣国の王子レオンハルトが研究協力を求めて現れて――。
番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
無能な私を捨ててください!と婚約破棄を迫ったら溺愛?
萩月
恋愛
公爵令嬢のルルナには悩みがあった。それは、魔力至上主義のこの国で、成人を過ぎても一切の魔力が開花していない「無能令嬢」であること。
完璧超人の第一王子・アリスティアの婚約者として相応しくないと絶望した彼女は、彼を汚点から守るため、ある決意をする。
「そうだ、最低最悪の悪役令嬢になって、彼に愛想を尽かされて婚約破棄されよう!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる