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29 告白
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翌日、午後十二時になった途端にインターホンが鳴った。慎司は午後一と言っていたが、本当に午後一番にやって来たことに千尋の胸がとくんと鳴る。
玄関を開け「いらっしゃい」と言うと、優夜は「うん」とだけ口にした。いつもなら玄関でまず抱きしめてくれる優夜だが、伸ばした手をハッとしたような顔で止める。部屋に入ってからもどこか余所余所しく、そのせいで千尋から声をかけることもできない。そんな空気を先に破ったのは優夜だった。
「ごめんね」
「え?」
「昨日、あの後会えなかったから。ちゃんと謝りたくて」
「……別に、優夜が謝るようなこと、ないよ」
「ごめん」
そう言って千尋を見つめるヘーゼルの瞳はつらそうに揺れている。
「あの人は別の学校に通ってた先輩なんだ。学園祭で俺を見かけて懐かしくなってって言ってた」
きっとただの先輩じゃない。そう思ったものの尋ねる勇気はなかった。
「俺はちひろ以外とキスしたいなんて思ってない。それ以外のことも、ちひろ以外とはしたくない。本当にそう思ってる」
「……うん」
「昨日、生徒指導室に行く前に第二音楽室に行ったんだ」
まったく気がつかなかった。教室まで来たのなら、どうして声をかけてくれなかったのだろう。
「きっとちひろがいると思って。で、ピアノの音がしたからドアを開けたんだけど……重々しい曲に、声をかけられなかった。それにいつものちひろとあまりに違う雰囲気で、声をかけちゃ駄目だと思ったんだ」
自分がどんな様子でピアノを弾いていたのか千尋にはわからない。ただ、慎司が止めるくらいだからよほどの様子だったんだろう。それを見て声をかけられなかった優夜を責めることはできなかった。
「もしかして、ちひろをこんなふうにしたのは俺なんじゃないかと思ったら怖くなった」
優夜がつらそうに眉を寄せる。
「あんなふうに弾くなんて……俺のせいで、ちひろがおかしくなったのかと思って怖くなった。俺のせいで……俺がちひろを好きなせいでと思ったら、このままでいいのか不安になった」
ヘーゼルの瞳がゆらりと揺れた。
「正直、その後生徒指導室でどんなこと言われたか覚えてない。先生の話を聞いてる最中も頭の中にはずっとちひろがいたから。ずっとちひろのことばかり考えてた」
ローテーブルを挟んで向かい側に座る優夜がスッと背中を伸ばした。
「考えて考えて、昨日の夜も考えて、それでも俺の中にちひろと別れるって選択肢は出てこなかった。音楽室で見たちひろを思い出すと不安でどうしようもなくなるけど……でも、俺はちひろが好きだ」
ヘーゼルの瞳がきらりと光った。
「俺はちひろと別れたくない。ずっと一緒にいたい。こんな気持ちになったのは初めてで……本当は自分のこの気持ちも少しだけ怖いと思ってる。どうしてこんなにちひろのことばかり考えてしまうのか自分でもわからないんだ」
揺れながらも優夜の目はじっと千尋を見つめていた。その眼差しに、千尋は小さい頃に見ていた母親の目を思い出した。同時に自分もそういう目をしているに違いないと思い、膝に置いた手に力が入る。
「聞いてほしいことが、あるんだけど……」
もう言ってしまおう。全部じゃなくても自分も怖いのだと思っていることだけでも伝えたい。そう思い、優夜の胸元を見つめながら口を開く。
「僕も、このまま優夜のこと、好きでいていいのか不安になる。気がついたらすごく好きになってて……でも、好きになりすぎるのが怖いんだ。もし……もし、お母さんみたいになったらどうしようって思って……」
「お母さん? ちひろの?」
千尋が母親のことを口にしたのはこれが初めてだった。父親のことは何度か口にしているのに、話題に上らない母親のことを優夜が気にしていなかったはずがない。それでも優夜は何も聞かなかった。いつ家に来ても母親がいない不自然さに目を瞑ってくれていた。
(だから、きっと大丈夫)
そう思い、両手をギュッと握り締めながら言葉を続ける。
「僕のお母さんは父さんのことが大好きで、僕が生まれる前から大好きでしょうがなかった人なんだ。好きすぎて周りの言葉なんて聞こえなくなるような感じだったって聞いてる。それで学生結婚して、僕が生まれたって聞いた」
千尋が生まれてからも父親に向ける母親の愛情は凄まじかったらしい。慎司の叔母である侑子もその状況をよく知る一人だった。
「父さんは夢だった出版社での採用が決まって。でも入社したときからすごく忙しくて、あんまり家に帰ってこられなくなった。それが続いて、それでもお母さんは父さんのことが大好きで、大好きすぎて……父さん以外はいらないって、そう思うようになって……」
少しだけ声が震える。それでもこれだけは言わないといけない、そう思ってグッと顔を上げて優夜を見た。
「大好きなはずの父さんをいっぱい傷つけた。僕はあんまり覚えてないけど、きっとたくさんの言葉で傷つけたんだと思う。父さん以外にも、心配してくれてたいろんな人を傷つけて……最後は自分も傷つけて……」
誰も幸せにならなかった。ただ好きなだけだったのに、自分も大好きな人も傷つけた。
「……僕は、ずっと怖かった。誰かを好きになったら、お母さんみたいになるんじゃないかと思って怖かった。お母さんみたいに、大好きな人を傷つけるんじゃないかと思って……ドロドロの気持ちがあふれたら、きっとあんなふうになると思って……」
まだ全部は話せない。でも怖いと思っていることだけでも伝えたかった。同じように怖いと思っている優夜なら、話しても嫌われないかもしれないと思った。
「ちひろ」
隣に優夜が座った。俯いた千尋を優夜が包み込むように抱きしめる。「話してくれてありがとう」と言われ、肩からほんの少しだけ力が抜けた。
「俺は、ちひろにそんなふうに好きになってもらえたのがうれしい」
「え?」
「ほかの誰もいらないって思うくらい好きになってもらえるなんて、最高だと思う」
「でも、」
「だって、俺もちひろ以外いらないって思うくらい好きだから」
抱きしめている優夜の腕に力が入った。その力が段々強くなり、少しずつ息苦しくなってくる。それでも千尋にはその息苦しさがたまらなく心地よかった。
「……僕は、優夜が好き」
そう言って息を吸うと柑橘系の香水の香りがした。転けそうになり抱き留められたときに初めて知った優夜の纏う香り。でも、いまはもう香水を纏っていない優夜の香りも知っている。それも一度や二度じゃない。千尋の中に優越感のようなどろりとした感情があふれ出た。それが怖くてたまらないのに、そうしたものを抱いていてもいいんだと思うだけで怖い気持ちが少しずつ薄れていく。
「僕は、優夜が好き」
「俺もちひろが好きだよ」
ぎゅうっと抱きしめながら好きだと言われるのは、なんて心地がいいんだろう。
「ちひろが好きだから嫉妬するし、眼鏡をかけてない顔を誰にも見せてほしくないと思ってる。可愛いちひろは俺だけが知ってればいいと思ってる」
「……でも、やっぱり少し怖い」
「怖くなったら俺に教えて? そうしたらいつでもこうやって抱きしめるしキスだってできる」
「……うん」
「それにね、怖くなるくらい好きでいてくれるってことは、ちひろの中が俺でいっぱいになってるってことでしょ? それが俺はうれしい」
そう言って耳にチュッとキスをされて声が漏れそうになった。
「それに、もっともっとちひろの中を俺でいっぱいにしたい。こんなふうに思ったのも初めてで、俺もどうしていいのかわからなくなる」
耳元で囁かれた内容に体が熱くなった。うなじがジンと痺れて、それが背中や腰をゾクゾクと震わせる。
(僕は、誰よりも優夜が好きだ)
貪欲なまでの「好き」は怖いはずなのに、それでいいんだと言われて抑えてきたものが次々とあふれ出す。
「じゃあ、もっといっぱいにして」
気がつけばそんなことを口にしていた。
「心も体も、もっと優夜でいっぱいにしてほしい」
千尋の願いに、優夜はヘーゼルの瞳を細めながら「もちろん」と頷いた。
玄関を開け「いらっしゃい」と言うと、優夜は「うん」とだけ口にした。いつもなら玄関でまず抱きしめてくれる優夜だが、伸ばした手をハッとしたような顔で止める。部屋に入ってからもどこか余所余所しく、そのせいで千尋から声をかけることもできない。そんな空気を先に破ったのは優夜だった。
「ごめんね」
「え?」
「昨日、あの後会えなかったから。ちゃんと謝りたくて」
「……別に、優夜が謝るようなこと、ないよ」
「ごめん」
そう言って千尋を見つめるヘーゼルの瞳はつらそうに揺れている。
「あの人は別の学校に通ってた先輩なんだ。学園祭で俺を見かけて懐かしくなってって言ってた」
きっとただの先輩じゃない。そう思ったものの尋ねる勇気はなかった。
「俺はちひろ以外とキスしたいなんて思ってない。それ以外のことも、ちひろ以外とはしたくない。本当にそう思ってる」
「……うん」
「昨日、生徒指導室に行く前に第二音楽室に行ったんだ」
まったく気がつかなかった。教室まで来たのなら、どうして声をかけてくれなかったのだろう。
「きっとちひろがいると思って。で、ピアノの音がしたからドアを開けたんだけど……重々しい曲に、声をかけられなかった。それにいつものちひろとあまりに違う雰囲気で、声をかけちゃ駄目だと思ったんだ」
自分がどんな様子でピアノを弾いていたのか千尋にはわからない。ただ、慎司が止めるくらいだからよほどの様子だったんだろう。それを見て声をかけられなかった優夜を責めることはできなかった。
「もしかして、ちひろをこんなふうにしたのは俺なんじゃないかと思ったら怖くなった」
優夜がつらそうに眉を寄せる。
「あんなふうに弾くなんて……俺のせいで、ちひろがおかしくなったのかと思って怖くなった。俺のせいで……俺がちひろを好きなせいでと思ったら、このままでいいのか不安になった」
ヘーゼルの瞳がゆらりと揺れた。
「正直、その後生徒指導室でどんなこと言われたか覚えてない。先生の話を聞いてる最中も頭の中にはずっとちひろがいたから。ずっとちひろのことばかり考えてた」
ローテーブルを挟んで向かい側に座る優夜がスッと背中を伸ばした。
「考えて考えて、昨日の夜も考えて、それでも俺の中にちひろと別れるって選択肢は出てこなかった。音楽室で見たちひろを思い出すと不安でどうしようもなくなるけど……でも、俺はちひろが好きだ」
ヘーゼルの瞳がきらりと光った。
「俺はちひろと別れたくない。ずっと一緒にいたい。こんな気持ちになったのは初めてで……本当は自分のこの気持ちも少しだけ怖いと思ってる。どうしてこんなにちひろのことばかり考えてしまうのか自分でもわからないんだ」
揺れながらも優夜の目はじっと千尋を見つめていた。その眼差しに、千尋は小さい頃に見ていた母親の目を思い出した。同時に自分もそういう目をしているに違いないと思い、膝に置いた手に力が入る。
「聞いてほしいことが、あるんだけど……」
もう言ってしまおう。全部じゃなくても自分も怖いのだと思っていることだけでも伝えたい。そう思い、優夜の胸元を見つめながら口を開く。
「僕も、このまま優夜のこと、好きでいていいのか不安になる。気がついたらすごく好きになってて……でも、好きになりすぎるのが怖いんだ。もし……もし、お母さんみたいになったらどうしようって思って……」
「お母さん? ちひろの?」
千尋が母親のことを口にしたのはこれが初めてだった。父親のことは何度か口にしているのに、話題に上らない母親のことを優夜が気にしていなかったはずがない。それでも優夜は何も聞かなかった。いつ家に来ても母親がいない不自然さに目を瞑ってくれていた。
(だから、きっと大丈夫)
そう思い、両手をギュッと握り締めながら言葉を続ける。
「僕のお母さんは父さんのことが大好きで、僕が生まれる前から大好きでしょうがなかった人なんだ。好きすぎて周りの言葉なんて聞こえなくなるような感じだったって聞いてる。それで学生結婚して、僕が生まれたって聞いた」
千尋が生まれてからも父親に向ける母親の愛情は凄まじかったらしい。慎司の叔母である侑子もその状況をよく知る一人だった。
「父さんは夢だった出版社での採用が決まって。でも入社したときからすごく忙しくて、あんまり家に帰ってこられなくなった。それが続いて、それでもお母さんは父さんのことが大好きで、大好きすぎて……父さん以外はいらないって、そう思うようになって……」
少しだけ声が震える。それでもこれだけは言わないといけない、そう思ってグッと顔を上げて優夜を見た。
「大好きなはずの父さんをいっぱい傷つけた。僕はあんまり覚えてないけど、きっとたくさんの言葉で傷つけたんだと思う。父さん以外にも、心配してくれてたいろんな人を傷つけて……最後は自分も傷つけて……」
誰も幸せにならなかった。ただ好きなだけだったのに、自分も大好きな人も傷つけた。
「……僕は、ずっと怖かった。誰かを好きになったら、お母さんみたいになるんじゃないかと思って怖かった。お母さんみたいに、大好きな人を傷つけるんじゃないかと思って……ドロドロの気持ちがあふれたら、きっとあんなふうになると思って……」
まだ全部は話せない。でも怖いと思っていることだけでも伝えたかった。同じように怖いと思っている優夜なら、話しても嫌われないかもしれないと思った。
「ちひろ」
隣に優夜が座った。俯いた千尋を優夜が包み込むように抱きしめる。「話してくれてありがとう」と言われ、肩からほんの少しだけ力が抜けた。
「俺は、ちひろにそんなふうに好きになってもらえたのがうれしい」
「え?」
「ほかの誰もいらないって思うくらい好きになってもらえるなんて、最高だと思う」
「でも、」
「だって、俺もちひろ以外いらないって思うくらい好きだから」
抱きしめている優夜の腕に力が入った。その力が段々強くなり、少しずつ息苦しくなってくる。それでも千尋にはその息苦しさがたまらなく心地よかった。
「……僕は、優夜が好き」
そう言って息を吸うと柑橘系の香水の香りがした。転けそうになり抱き留められたときに初めて知った優夜の纏う香り。でも、いまはもう香水を纏っていない優夜の香りも知っている。それも一度や二度じゃない。千尋の中に優越感のようなどろりとした感情があふれ出た。それが怖くてたまらないのに、そうしたものを抱いていてもいいんだと思うだけで怖い気持ちが少しずつ薄れていく。
「僕は、優夜が好き」
「俺もちひろが好きだよ」
ぎゅうっと抱きしめながら好きだと言われるのは、なんて心地がいいんだろう。
「ちひろが好きだから嫉妬するし、眼鏡をかけてない顔を誰にも見せてほしくないと思ってる。可愛いちひろは俺だけが知ってればいいと思ってる」
「……でも、やっぱり少し怖い」
「怖くなったら俺に教えて? そうしたらいつでもこうやって抱きしめるしキスだってできる」
「……うん」
「それにね、怖くなるくらい好きでいてくれるってことは、ちひろの中が俺でいっぱいになってるってことでしょ? それが俺はうれしい」
そう言って耳にチュッとキスをされて声が漏れそうになった。
「それに、もっともっとちひろの中を俺でいっぱいにしたい。こんなふうに思ったのも初めてで、俺もどうしていいのかわからなくなる」
耳元で囁かれた内容に体が熱くなった。うなじがジンと痺れて、それが背中や腰をゾクゾクと震わせる。
(僕は、誰よりも優夜が好きだ)
貪欲なまでの「好き」は怖いはずなのに、それでいいんだと言われて抑えてきたものが次々とあふれ出す。
「じゃあ、もっといっぱいにして」
気がつけばそんなことを口にしていた。
「心も体も、もっと優夜でいっぱいにしてほしい」
千尋の願いに、優夜はヘーゼルの瞳を細めながら「もちろん」と頷いた。
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