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18 儀式
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いよいよスティアニーの成人の儀式を行う日になった。元々は人間の魔術師が行っていた儀式を模してやる予定だったが、スティアニーがこちら側に残りたいと言ったこともあり魔族の世界での成人の儀式も行うことにした。同時に魔術師となり、養い親であり師でもあるジルネフィとの婚姻も結ぶ。
そんな日ではあるものの特別な朝を過ごすわけではない。いつもどおりに起きてスティアニーが作った朝食を二人で食べる。その後、キッチンで片付けをするスティアニーをソファに座って眺めながら本に目を通すのも、ジルネフィにとってはいつものことだった。
片付けが終わったスティアニーは、薬草や道具を確認するため作業部屋に入った。棚の整理をしながら不足しているものがないか調べ、補充するものを紙に書き留める。それが終わるとスティアニーも本を読んだり書き物をしたりする。
「スティ、この前話していた本が届いたよ」
居間に戻った弟子にジルネフィが差し出したのは人間の世界の本だった。まだ人間の世界が魔族や魔獣の世界とそう遠くなかったときに書かれたもので、スティアニーが研究のために読んでいる種類の本でもある。
この本はスティアニーと人間の世界に行ったときに注文したものだが、届くのに随分と時間がかかった。最近は伝書の鳥が使える古書店も少なく、また人間たちも古い本に興味があるのか古いものは手に入りづらい。それでも勤勉な弟子のためにと直接店に出向いて話をつけた。
「ありがとうございます」
「次は人間の魔術について記された本を取り寄せようか」
うれしそうに頷く弟子に、ジルネフィのプレイオブカラーの瞳がくるりと色を変えた。
次の本を注文するときも一緒に人間の世界に行こうか。ついでに懐かしい棒付きキャンディーを買うのもいいかもしれない。少し前にスティアニーが興味を示した和菓子なるものを探すのも楽しそうだ。
人間の世界に興味がなかったジルネフィだが、いまや旅先のような気分で人間の世界を思い返していた。こうしていつもどおりの時間を過ごし、いつもどおりの昼食を取る。
午後もいつもどおりの時間を過ごした。夕暮れまではいつもと変わらなかったが、ここからはいつもと違う時間になる。
(儀式といっても、ただの形式的なものでしかないけど)
人間の魔術師が行う成人の儀式は、魔術師が好む薬草などを使った夕食を魔術師仲間と食べるという宴席のようなものだ。そのための夕食はすでに用意してある。
一方、魔族が行う成人の儀式も、いまや古めかしいばかりで行う魔族はほとんどいない。それでもジルネフィがやろうと決めたのはスティアニーが人間だからだ。
(儀式を行えば、スティアニー自身がこちら側の存在だと認識しやすくなる)
儀式や形式といったものは馬鹿にできない。それを行うことで世界と馴染む、または断絶したと認識させることができるからだ。とくに人間はその傾向が強く、ジルネフィはそれを利用することにした。
(ここだけがスティの生きる世界だと本人に認識させるのは大事なことだ)
自らの意志でこちら側に留まるのだと印象付けることもできる。やや緊張した表情のスティアニーに「大丈夫だよ」と声をかけながら、魔獣の血を発酵させた酒を指先に付けた。その指でストロベリーブロンドの眉と柔らかな唇に触れ、赤紫の色を載せれば魔族としての儀式は終了だ。
「さぁ、これでスティはこちら側でも成人したことになる」
「はい」
はにかむような表情にジルネフィの顔にも自然と笑みがこぼれる。
「さて、次は魔術師の証となる指輪をあげよう」
用意していた銀の指輪がきらりと光った。側面には魔術の系統が彫り込まれ、それを師が弟子の指にはめることで新しい魔術師の誕生となる。これもいまや形式的なものでしかないが、スティアニーは右手人差し指にはめられた指輪を真剣な表情で見つめていた。
「それから、これは成人したスティへの贈り物だよ」
ジルネフィが箱を置くとスティアニーが目を大きく見開いた。驚いた顔はすぐさま満面の笑みに変わり、「ありがとうございます!」と口にしてから中を覗き込む。
「わぁ」
一つずつ手にしてはニコニコと笑う姿は、まるでおもちゃ箱を開ける幼子のようだった。それでも道具を見る眼差しは一端の魔術師然としている。
「お師さま、どうですか?」
手にしたローブを羽織ったスティアニーがくるりと回った。ひらりと舞う若草色の裾には花と幾何学模様が刺繍されている。生地も刺繍もジルネフィがスティアニーの髪や瞳に合うようにと選んだものだ。
「とてもよく似合っている」
照れくさそうな顔で掴む袖口は手の甲を半分ほど覆っている。少し大きめに仕立てたのも、まだまだ体が大きくなるに違いないと思っての親心のようなものだ。
(そう思っていたけど、大きめの服というのはかえって小さいということを強調するようだな)
プレイオブカラーに映る華奢な体つきは、咲き始め小さく可憐な蕾に見える。それをこれから自分が手折るのだと思うとかつてないほどの充足感が広がった。
「本当にわたしのスティは愛らしくて困る」
「お師さま」
ジルネフィのつぶやきにスティアニーの頬が赤くなった。まるでいまが手折るのに最適だと自ら言っているような様子にジルネフィが小さく笑う。
「そうだ、ちょっと待っていてください」
何かを思い出したスティアニーが居間を出て行った。しばらくすると手のひらに載るほどの小さな箱を持って戻って来る。
「あの、どうぞ」
「これは?」
箱を受け取りながら問いかけると、スティアニーが恥ずかしそうにはにかんだ。
「僕がこうして成人の儀式ができたのも、魔術師になれたのも、全部お師さまのおかげです。これは、僕からお師さまへの感謝の贈り物です」
弟子の言葉にプレイオブカラーの瞳がくるりと色を変えた。これまでにも何度かお礼だといって甘くない菓子をもらったことはあったが、食べ物でないものは初めになる。そもそも境界の地でスティアニーが手に入れられるものはあまりないはずだが……そう考えたジルネフィはあることに気がついた。
(そうか、これを注文したのか)
人間の世界に行ったとき、一人で行きたがったのはこれを見られたくなかったからに違いない。そうして今日という日に自分を驚かせたかったのだろう。ジルネフィの顔に美しい笑みが広がる。
「開けてもいいかな?」
「はい」
白いレースの型押し模様が入った蓋を開けると、金色の小振りな輪っか状のものが入っていた。取り出して見てみると、側面に一際輝く石が一粒はめ込まれている。
(この石は……)
青色のグラデーションの中に朱色や緑色がわずかに混じっている石の中央には、蜂蜜色の星の川を思わせる模様が見える。
「あのときの石だね」
「はい」
それは一年ほど前にスティアニーが人魚の泉で見つけた石だった。
人魚の泉は美しい石が生まれる場所として有名だ。たまたま二人で水辺を散歩していたとき、そこでスティアニーが一際目を引く石を見つけた。それは二百年以上は泉の底にあっただろうと思われる石で、たしか二つ拾った気がする。見つけたときは青みがかったオパール原石のような状態だったが、それを光り輝く状態になるまでスティアニーが磨き続けたのだろう。
「磨いたら、きっとお師さまに似合う石になるんじゃないかと思ったんです」
人魚の泉で生まれた石は総じて硬い。それをここまで磨くには相当骨が折れたはずだ。ジルネフィは真面目な顔で石を磨く弟子の姿を想像し、ますます顔をほころばせた。
「それ、髪留めになっているんです」
スティアニーの言葉に輪っかを見ると、細かな模様が彫り込まれた部分に小さな突起があった。それを指で摘むとパチンと音を立てて輪っかが開く。
「着けてあげますね」
やや早口になったスティアニーが輪っかを手に取り、今朝自らが結んだ師のポニーテールに手を伸ばす。そうして髪紐の上から被せパチンと留め金を留めた。念のためと少し頭を動かしたジルネフィだが、土台が軽い素材でできているらしくまったく違和感がない。
「それと、自分のも作ったんです。ええと、お揃いのものがどうしてもほしくて」
そう言いながら差し出した小柄な手のひらには銀色の輪っかがあった。土台の色こそ違うものの、同じように側面で輝いているのはあのとき拾ったもう一つの石で間違いない。
「それじゃ、今度はわたしが着けてあげよう」
「さぁ後ろを向いて」と言って、三つ編みの根元にパチンと留める。ストロベリーブロンドに髪留めの銀色が映え、石のグラデーションも美しい。それを見ながら「スティは案外束縛したがる性格なのかもしれないな」とジルネフィは思った。
(いや、スティ自身は無意識でやっているのだろうけど)
せっかく石が二つあるのだから同じものにしようと思っただけかもしれない。それでもこれは間違いなく束縛の一種だ。魔族は自分と同じものを身に着けさせたがる傾向にあることを、果たしてスティアニーは知っているのだろうか。
(そして束縛された魔族はより一層相手を束縛したくなる)
きっとそのことも知らないに違いない。
「ありがとう、スティ。大事にするよ」
背後から抱きしめ、続けて耳元で「わたしのスティがくれた大事なものだからね」とつぶやく。途端に白い耳が真っ赤になるのをプレイオブカラーの瞳が楽しそうに見つめた。
そんな日ではあるものの特別な朝を過ごすわけではない。いつもどおりに起きてスティアニーが作った朝食を二人で食べる。その後、キッチンで片付けをするスティアニーをソファに座って眺めながら本に目を通すのも、ジルネフィにとってはいつものことだった。
片付けが終わったスティアニーは、薬草や道具を確認するため作業部屋に入った。棚の整理をしながら不足しているものがないか調べ、補充するものを紙に書き留める。それが終わるとスティアニーも本を読んだり書き物をしたりする。
「スティ、この前話していた本が届いたよ」
居間に戻った弟子にジルネフィが差し出したのは人間の世界の本だった。まだ人間の世界が魔族や魔獣の世界とそう遠くなかったときに書かれたもので、スティアニーが研究のために読んでいる種類の本でもある。
この本はスティアニーと人間の世界に行ったときに注文したものだが、届くのに随分と時間がかかった。最近は伝書の鳥が使える古書店も少なく、また人間たちも古い本に興味があるのか古いものは手に入りづらい。それでも勤勉な弟子のためにと直接店に出向いて話をつけた。
「ありがとうございます」
「次は人間の魔術について記された本を取り寄せようか」
うれしそうに頷く弟子に、ジルネフィのプレイオブカラーの瞳がくるりと色を変えた。
次の本を注文するときも一緒に人間の世界に行こうか。ついでに懐かしい棒付きキャンディーを買うのもいいかもしれない。少し前にスティアニーが興味を示した和菓子なるものを探すのも楽しそうだ。
人間の世界に興味がなかったジルネフィだが、いまや旅先のような気分で人間の世界を思い返していた。こうしていつもどおりの時間を過ごし、いつもどおりの昼食を取る。
午後もいつもどおりの時間を過ごした。夕暮れまではいつもと変わらなかったが、ここからはいつもと違う時間になる。
(儀式といっても、ただの形式的なものでしかないけど)
人間の魔術師が行う成人の儀式は、魔術師が好む薬草などを使った夕食を魔術師仲間と食べるという宴席のようなものだ。そのための夕食はすでに用意してある。
一方、魔族が行う成人の儀式も、いまや古めかしいばかりで行う魔族はほとんどいない。それでもジルネフィがやろうと決めたのはスティアニーが人間だからだ。
(儀式を行えば、スティアニー自身がこちら側の存在だと認識しやすくなる)
儀式や形式といったものは馬鹿にできない。それを行うことで世界と馴染む、または断絶したと認識させることができるからだ。とくに人間はその傾向が強く、ジルネフィはそれを利用することにした。
(ここだけがスティの生きる世界だと本人に認識させるのは大事なことだ)
自らの意志でこちら側に留まるのだと印象付けることもできる。やや緊張した表情のスティアニーに「大丈夫だよ」と声をかけながら、魔獣の血を発酵させた酒を指先に付けた。その指でストロベリーブロンドの眉と柔らかな唇に触れ、赤紫の色を載せれば魔族としての儀式は終了だ。
「さぁ、これでスティはこちら側でも成人したことになる」
「はい」
はにかむような表情にジルネフィの顔にも自然と笑みがこぼれる。
「さて、次は魔術師の証となる指輪をあげよう」
用意していた銀の指輪がきらりと光った。側面には魔術の系統が彫り込まれ、それを師が弟子の指にはめることで新しい魔術師の誕生となる。これもいまや形式的なものでしかないが、スティアニーは右手人差し指にはめられた指輪を真剣な表情で見つめていた。
「それから、これは成人したスティへの贈り物だよ」
ジルネフィが箱を置くとスティアニーが目を大きく見開いた。驚いた顔はすぐさま満面の笑みに変わり、「ありがとうございます!」と口にしてから中を覗き込む。
「わぁ」
一つずつ手にしてはニコニコと笑う姿は、まるでおもちゃ箱を開ける幼子のようだった。それでも道具を見る眼差しは一端の魔術師然としている。
「お師さま、どうですか?」
手にしたローブを羽織ったスティアニーがくるりと回った。ひらりと舞う若草色の裾には花と幾何学模様が刺繍されている。生地も刺繍もジルネフィがスティアニーの髪や瞳に合うようにと選んだものだ。
「とてもよく似合っている」
照れくさそうな顔で掴む袖口は手の甲を半分ほど覆っている。少し大きめに仕立てたのも、まだまだ体が大きくなるに違いないと思っての親心のようなものだ。
(そう思っていたけど、大きめの服というのはかえって小さいということを強調するようだな)
プレイオブカラーに映る華奢な体つきは、咲き始め小さく可憐な蕾に見える。それをこれから自分が手折るのだと思うとかつてないほどの充足感が広がった。
「本当にわたしのスティは愛らしくて困る」
「お師さま」
ジルネフィのつぶやきにスティアニーの頬が赤くなった。まるでいまが手折るのに最適だと自ら言っているような様子にジルネフィが小さく笑う。
「そうだ、ちょっと待っていてください」
何かを思い出したスティアニーが居間を出て行った。しばらくすると手のひらに載るほどの小さな箱を持って戻って来る。
「あの、どうぞ」
「これは?」
箱を受け取りながら問いかけると、スティアニーが恥ずかしそうにはにかんだ。
「僕がこうして成人の儀式ができたのも、魔術師になれたのも、全部お師さまのおかげです。これは、僕からお師さまへの感謝の贈り物です」
弟子の言葉にプレイオブカラーの瞳がくるりと色を変えた。これまでにも何度かお礼だといって甘くない菓子をもらったことはあったが、食べ物でないものは初めになる。そもそも境界の地でスティアニーが手に入れられるものはあまりないはずだが……そう考えたジルネフィはあることに気がついた。
(そうか、これを注文したのか)
人間の世界に行ったとき、一人で行きたがったのはこれを見られたくなかったからに違いない。そうして今日という日に自分を驚かせたかったのだろう。ジルネフィの顔に美しい笑みが広がる。
「開けてもいいかな?」
「はい」
白いレースの型押し模様が入った蓋を開けると、金色の小振りな輪っか状のものが入っていた。取り出して見てみると、側面に一際輝く石が一粒はめ込まれている。
(この石は……)
青色のグラデーションの中に朱色や緑色がわずかに混じっている石の中央には、蜂蜜色の星の川を思わせる模様が見える。
「あのときの石だね」
「はい」
それは一年ほど前にスティアニーが人魚の泉で見つけた石だった。
人魚の泉は美しい石が生まれる場所として有名だ。たまたま二人で水辺を散歩していたとき、そこでスティアニーが一際目を引く石を見つけた。それは二百年以上は泉の底にあっただろうと思われる石で、たしか二つ拾った気がする。見つけたときは青みがかったオパール原石のような状態だったが、それを光り輝く状態になるまでスティアニーが磨き続けたのだろう。
「磨いたら、きっとお師さまに似合う石になるんじゃないかと思ったんです」
人魚の泉で生まれた石は総じて硬い。それをここまで磨くには相当骨が折れたはずだ。ジルネフィは真面目な顔で石を磨く弟子の姿を想像し、ますます顔をほころばせた。
「それ、髪留めになっているんです」
スティアニーの言葉に輪っかを見ると、細かな模様が彫り込まれた部分に小さな突起があった。それを指で摘むとパチンと音を立てて輪っかが開く。
「着けてあげますね」
やや早口になったスティアニーが輪っかを手に取り、今朝自らが結んだ師のポニーテールに手を伸ばす。そうして髪紐の上から被せパチンと留め金を留めた。念のためと少し頭を動かしたジルネフィだが、土台が軽い素材でできているらしくまったく違和感がない。
「それと、自分のも作ったんです。ええと、お揃いのものがどうしてもほしくて」
そう言いながら差し出した小柄な手のひらには銀色の輪っかがあった。土台の色こそ違うものの、同じように側面で輝いているのはあのとき拾ったもう一つの石で間違いない。
「それじゃ、今度はわたしが着けてあげよう」
「さぁ後ろを向いて」と言って、三つ編みの根元にパチンと留める。ストロベリーブロンドに髪留めの銀色が映え、石のグラデーションも美しい。それを見ながら「スティは案外束縛したがる性格なのかもしれないな」とジルネフィは思った。
(いや、スティ自身は無意識でやっているのだろうけど)
せっかく石が二つあるのだから同じものにしようと思っただけかもしれない。それでもこれは間違いなく束縛の一種だ。魔族は自分と同じものを身に着けさせたがる傾向にあることを、果たしてスティアニーは知っているのだろうか。
(そして束縛された魔族はより一層相手を束縛したくなる)
きっとそのことも知らないに違いない。
「ありがとう、スティ。大事にするよ」
背後から抱きしめ、続けて耳元で「わたしのスティがくれた大事なものだからね」とつぶやく。途端に白い耳が真っ赤になるのをプレイオブカラーの瞳が楽しそうに見つめた。
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