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6.二年後
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――あれから二年経った。
侯爵家での修行時代もあったので、ループ開始からは二年半になる。
護衛は強さと忠誠心の二つが全てだ。護衛が実は王子の暗殺を狙っていましたとあってはおしまいだ。まずは末端からで、強くなるほど難しい依頼もこなすようになり信用を得て上へと上がっていく。
「――というわけで、明日はミセル様が学園へと視察へ行かれます。今回は私的な活動となるので同行者は――、」
とうとうヒロインとミセル様が知り合うのね。
ヒロインは王立でもある学園へチョコチョコ見学に行く彼と知り合って恋を育む。公的ではなくほとんど私的に行って、現在の研究の動向や優秀な生徒について聞いたりする。
私もこれまでのループでは通っていたけれど、半年もせずに殺された。今は既に婚約は破棄されているし両親も私に関心はないので通うのは断った。行く必要はない。
「それから、今回はナタリーも同行します」
え、なんでよ。
「結構です。私的な視察に同行できるほどの実績はあげていません」
イグニスは今や上司。話し方も目下の人間として弁えている。
「ミセル様の希望です」
え……。
なんとしてでも避けないと。通うわけではなくても、学園にゲームの役者が揃ってしまえば死を回避できないかもしれない。学園に行かなければ殺される可能性はより低くなるはずだ。
「お断りします。いざという時に私ではまだミセル様を守りきれる自信がありません」
「他の護衛もつれていく。問題はないですよ」
「それなら私はただの足でまといです」
「……行きたくないんですか」
上司命令に対してそんなことは言えない。
「自信がないだけです。ミセル様をお守りすることが私の使命なので」
「自信ですか……。皆さんはどう思います?」
彼がさっきまでとは雰囲気を変えて、苦笑しながら手を上げてみせた。男性の侍従は笑うだけだけれど、女性は「今なら軽口オッケー」の空気を感じとって目を輝かせた。
まずい……。
「大丈夫よ、ナタリー。あなたは真面目すぎ! この前だってきっちりと仕事をこなしていたじゃない」
「逃げてきた末端を片付けただけよ」
「どんどん手際もよくなっているわ。昔はあんなに派手に返り血を浴びていたのに、今は洗練されている! 大丈夫、学園でミセル様を襲う輩がいてもあなたならすぐに息の根を止められるわ!」
そんな女子高校生みたいにキャッキャして……。
「そうよそうよ、それに無事に任務を終えたらもう少しミセル様に近づけるわよ」
「……婚約破棄されているんだけど」
「ミセル様を守るためでしょう? 素敵! これを機に一気に距離が近づくかもしれないわ」
ここのメイド、なぜか私をミセル様とくっつけたがるのよねー……。
「距離が近くなったところでね」
「いいじゃない。愛人しながら護ったって!」
「きっとミセル様ならいい暮らしをさせてくれるわよ」
王族や貴族が愛人をつくるのは珍しくない。さすがに情事の最中もべったり護衛するわけにはいかないし、愛人にメイドがおさまれば安心度が上がるというわけだ。愛人が刺客でしたという展開も防げる。さすがに正妻との間に割って入ることはできないけど、プライベート事情がより耳に入るようになり安全性も上がる。
「惚れた腫れたには興味がないわ」
「え」
「べ、別に惚れなくても……」
しまった。
彼女たちとは価値感が違う。ご主人様に忠誠を誓う立場としては、惚れるとかいう浮ついた感情よりご主人様の無事を優先する。自分が好きになるかどうかは関係ない。好かれたならそれを利用してでも護りたいのが護衛というもの。
恥ずかしい。
「ご、ごめんなさい。昔を少し思い出して」
「あ、そうよね。婚約者だったものね。難しいわね……そういえば、愛人になるには身分が高いのよね」
そうなのよね。愛人になる気はないけれど、勘当して除籍してくれてもよかったのに未だに侯爵家の娘のままだ。最初は同僚も私を扱いづらそうにしていた。
家系図から抜けたい……。
「でも、ラブロマンスもいいわぁ~! 一度離れた相手となんて」
「ね~!」
「護りやすそうよね」
「ほんとに! たまにミセル様って護衛をまいていなくなっちゃうものね。あれ、どうやってるのかしら」
「そうよね、護りやすいっていいわよね」
「ナタリーなら裏切る心配もないし」
「なにせ、将来の王妃より護衛を選ぶくらいだしね」
「安心感って大事よね~!」
はぁ……。
愛人が刺客って可能性を消せるって最高、としか思ってないわね。
げんなりしている私にイグニスが声をかけた。
「皆さんが賛成しているのも理解できたでしょう。これは決定事項です。自信がないのは問題なので、あとで私と鍛錬でもしましょうか。都合よくあなたも私ももうすぐオフでしょう。では次の指示に移ります」
あー……駄目だ。これは断れないやつだ。
しかも、せっかくの休憩時間に鍛錬って酷いわ。夜会の警備仕事がお互いにあるからしばらくオフになったのに。
雑談時間は終わったと皆も理解してシンとする。もう完全に仕事モードだ。
どうしたらいいのかしらね……。
侯爵家での修行時代もあったので、ループ開始からは二年半になる。
護衛は強さと忠誠心の二つが全てだ。護衛が実は王子の暗殺を狙っていましたとあってはおしまいだ。まずは末端からで、強くなるほど難しい依頼もこなすようになり信用を得て上へと上がっていく。
「――というわけで、明日はミセル様が学園へと視察へ行かれます。今回は私的な活動となるので同行者は――、」
とうとうヒロインとミセル様が知り合うのね。
ヒロインは王立でもある学園へチョコチョコ見学に行く彼と知り合って恋を育む。公的ではなくほとんど私的に行って、現在の研究の動向や優秀な生徒について聞いたりする。
私もこれまでのループでは通っていたけれど、半年もせずに殺された。今は既に婚約は破棄されているし両親も私に関心はないので通うのは断った。行く必要はない。
「それから、今回はナタリーも同行します」
え、なんでよ。
「結構です。私的な視察に同行できるほどの実績はあげていません」
イグニスは今や上司。話し方も目下の人間として弁えている。
「ミセル様の希望です」
え……。
なんとしてでも避けないと。通うわけではなくても、学園にゲームの役者が揃ってしまえば死を回避できないかもしれない。学園に行かなければ殺される可能性はより低くなるはずだ。
「お断りします。いざという時に私ではまだミセル様を守りきれる自信がありません」
「他の護衛もつれていく。問題はないですよ」
「それなら私はただの足でまといです」
「……行きたくないんですか」
上司命令に対してそんなことは言えない。
「自信がないだけです。ミセル様をお守りすることが私の使命なので」
「自信ですか……。皆さんはどう思います?」
彼がさっきまでとは雰囲気を変えて、苦笑しながら手を上げてみせた。男性の侍従は笑うだけだけれど、女性は「今なら軽口オッケー」の空気を感じとって目を輝かせた。
まずい……。
「大丈夫よ、ナタリー。あなたは真面目すぎ! この前だってきっちりと仕事をこなしていたじゃない」
「逃げてきた末端を片付けただけよ」
「どんどん手際もよくなっているわ。昔はあんなに派手に返り血を浴びていたのに、今は洗練されている! 大丈夫、学園でミセル様を襲う輩がいてもあなたならすぐに息の根を止められるわ!」
そんな女子高校生みたいにキャッキャして……。
「そうよそうよ、それに無事に任務を終えたらもう少しミセル様に近づけるわよ」
「……婚約破棄されているんだけど」
「ミセル様を守るためでしょう? 素敵! これを機に一気に距離が近づくかもしれないわ」
ここのメイド、なぜか私をミセル様とくっつけたがるのよねー……。
「距離が近くなったところでね」
「いいじゃない。愛人しながら護ったって!」
「きっとミセル様ならいい暮らしをさせてくれるわよ」
王族や貴族が愛人をつくるのは珍しくない。さすがに情事の最中もべったり護衛するわけにはいかないし、愛人にメイドがおさまれば安心度が上がるというわけだ。愛人が刺客でしたという展開も防げる。さすがに正妻との間に割って入ることはできないけど、プライベート事情がより耳に入るようになり安全性も上がる。
「惚れた腫れたには興味がないわ」
「え」
「べ、別に惚れなくても……」
しまった。
彼女たちとは価値感が違う。ご主人様に忠誠を誓う立場としては、惚れるとかいう浮ついた感情よりご主人様の無事を優先する。自分が好きになるかどうかは関係ない。好かれたならそれを利用してでも護りたいのが護衛というもの。
恥ずかしい。
「ご、ごめんなさい。昔を少し思い出して」
「あ、そうよね。婚約者だったものね。難しいわね……そういえば、愛人になるには身分が高いのよね」
そうなのよね。愛人になる気はないけれど、勘当して除籍してくれてもよかったのに未だに侯爵家の娘のままだ。最初は同僚も私を扱いづらそうにしていた。
家系図から抜けたい……。
「でも、ラブロマンスもいいわぁ~! 一度離れた相手となんて」
「ね~!」
「護りやすそうよね」
「ほんとに! たまにミセル様って護衛をまいていなくなっちゃうものね。あれ、どうやってるのかしら」
「そうよね、護りやすいっていいわよね」
「ナタリーなら裏切る心配もないし」
「なにせ、将来の王妃より護衛を選ぶくらいだしね」
「安心感って大事よね~!」
はぁ……。
愛人が刺客って可能性を消せるって最高、としか思ってないわね。
げんなりしている私にイグニスが声をかけた。
「皆さんが賛成しているのも理解できたでしょう。これは決定事項です。自信がないのは問題なので、あとで私と鍛錬でもしましょうか。都合よくあなたも私ももうすぐオフでしょう。では次の指示に移ります」
あー……駄目だ。これは断れないやつだ。
しかも、せっかくの休憩時間に鍛錬って酷いわ。夜会の警備仕事がお互いにあるからしばらくオフになったのに。
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どうしたらいいのかしらね……。
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