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後編 魔法学園での日々とそれから
147.ジェット機は無理筋
目を開けると、そこには大好きな人。
幸せな目覚めだ。
くすぐったくなるような心地のいいまどろみに、もう一度目を閉じる。
「また寝ちゃうの?」
さっきは目をつむっていたはずなのに、なんで分かるんだろう。身体がスースーする。何も着ずに眠ってしまった……。
「全身がダルい……今日はもう動きたくない」
「それなら、今日は動くのをやめようか」
ベッタベッタベッタベッタ……。
まるで遠慮がない。
やっぱり私を前に苦悶するレイモンドは、昨日が見納めだったのか……。
「でも喉が乾いた」
「お水、飲ませてあげるね」
水の玉を生み出して私の口に入れてくれるかと思いきや、自分の口に入れて顔が近づいてくる。
そう飲ませるの!?
冷たい水が喉を潤す。そしてまた、ベッタベッタベッタベッタ……。
朝からまた何かが始まりそうだ。
「レイモンド、手がすごく鬱陶しい」
「え……昨日の今日で辛辣だなぁ」
あれ、このやり取り既視感がある。
「昨日のアリスはトチ狂っていたなんて……言わないよね」
レイモンドもそう思っていたのか、昔の私の言葉を持ってきた。懐かしいなぁ。三日で落ちたはずだから……その台詞は四日目だっけ?
「ずっと狂ってる。あれからずっとな気がする」
「それなら死ぬまで狂っていてもらわないとね。頑張るよ」
「これ以上、頑張らなくていい……」
昨夜のあの言葉はよけいだったかもしれない。感情のままにしゃべっちゃうからなぁ……私。早急にもっと体力をつけなければいけない気がする。朝トレにお邪魔させてもらおうかな。今からだとあからさますぎるから、夏休み明けくらいに……。
「ねぇ、昨夜はずっとレイって呼んでくれていたのに、戻しちゃうの?」
そーゆーところには触れないでほしいな。
「長すぎてあーゆー時は呼びにくいだけ。普段はレイモンドのままにする」
「特別感があって、それもいいね」
ラブラブすぎてむず痒い。
ベッタベッタベッタベッタ……。
ベッタベッタベッタベッタ……。
「起きよう……」
「えー、それなら朝食を用意してもらうよ。アリスはここで待っていて」
どうしようかな……だるいしな……。
「寝て待っていようかな……」
「そうしなよ」
彼から降ってくる軽いキスに、もう寂しさは感じない。バサリと起き上がるレイモンドを寝ながらじっと見る。
うん……いい体だ。腹筋以外の部分も、いい筋肉がついている。
「見たい?」
「私より先にお風呂で見たダニエル様に嫉妬する」
「それなら俺だって……」
「あんたは親善試合の夜に見たでしょ!」
「あはは、アレね。刺激的すぎたなー。自分ながらよくずっと我慢できたよ。あ……でも、もっと早くに押し倒してもよかったんだっけね」
ねって言われても、返事しにくいな。
「もう服を着終わったなら早く行って。私も着たいし」
「今日はずっと着なくてもいいのに」
今度は熱を引き出すような口付けを交わして、待っていてねと立ち去っていく。
タチ……悪いなぁ。
彼が去ってから、すぐに服を着る。まさに朝チュンって感じだ。
そういえば、寮に戻る時にどんな顔をしよう。「事後ですか」「事後ですよ」みたい視線を交わしたくないなぁ……。いっそ全てを忘れてもらうためにジェット機とかで帰宅したい。なんじゃこりゃーってショックで朝チュンだったことは忘れてもらう方針で。
もう一度、寝っ転がりながら考える。
ジェット機は現実的ではないよね……でも、魔法の世界だから基本なんでもありだしなぁ。他に驚いてもらえる帰宅の仕方ってあるのかな……。
考えているうちに眠くなって、気付いたらまた寝てしまった。
◆◇◆◇◆
目を開けると、間近にレイモンドの顔が……。
「寝てた!」
「うん、寝てたねー」
バサッと起き上がる。
あれ……。
「よだれたらしてた!」
「可愛いよねー」
「あんた、さっき間近で見てたんじゃ……」
「だってほら、そんなアリス、もしかしたら二度と見れないかもしれないじゃん」
「見れなくていい! もー、そっと拭いておいてよ……」
絶対間抜けな顔をしてたよね。
「起こしたら可哀想だし」
「ずっとそんな寝顔を見られている方が可哀想なの!」
「ほらほら、アリスの好きなフルーツサンドだよ。俺はお腹空いちゃってもう食べたけど」
「起こしてほしかった……」
お腹が空きすぎる。
行儀が悪いけれど、ベッドの上にお皿ごと置かれたし食べてしまおう。
もぐもぐしながら彼を見やる。
レイモンドって貴族のはずなのに、こんなにイマイチすぎる私で本当にいいのかな……。
「ねぇ、私ってすごく面倒くさくて、すぐ言いがかりをつけるし怒りっぽくて、人のせいにばっかりするタイプなのに、なんで私のことが好きなの? いつか冷める?」
「冷めないよ……。全部俺の前でだけだよ。愛されてるって感じるから、いいよ」
「そーゆーのは甘やかしだと思うけど。図に乗らせて付け上がらせるだけ」
「アリスなら大丈夫」
「大丈夫じゃないから付け上がって言いがかりをつけちゃうんだけど……」
「愛されてるよねー、俺。甘えてもらってる」
どうして嬉しそうなんだ。話にならないな。でも、レイモンドがいいならいっか……。
「でも、どんな子ならレイモンドに似合うんだろうね」
「……アリスしか考えられないけど」
「本来ならどんな子がベストなんだろう」
「アリス……面白くない想像はやめようよ」
レイモンドの横に並び立つに相応しい子……全く思い浮かばない。いや、一人いるな。めちゃくちゃ仲のいい相手が。
「ダニエル様とか」
「げ!!! 気持ち悪い想像しないでよ!?」
どっちが攻め……?
「アリスー! 想像の世界から早く戻ってきてー!」
「ねぇ、レイモンドってものすごくダニエル様と仲がいい気がするけど」
「気持ち悪くない意味でね……」
「年に数回会うだけだったにしては仲よすぎない?」
「んー……、召喚って形できちんと会うのは年に二回くらいだったけど……」
「だったけど?」
「定期的に魔女さんとダニエルが会う時にも、実はよく呼ばれていたからね……」
「え、なんで?」
「聞いていない。せっかくだから呼んだとか、そんな感じに言われたんじゃないかな。話が盛り上がらないからダニエルが気にしたんじゃない? 俺が魔女さんと会った話をして実際にその場で呼んだ時から、ほとんど毎回だったんじゃないかな」
確かにあの二人で話が弾む気がしない。ダニエル様……沈黙を気にするタイプに見えないけどなぁ。
「で、仕返しに俺が魔女さんとスイーツを食べる時にもいきなり呼んだり……もちろん、タイミングを見てだよ? 魔女さんなら呼んじゃいけない時くらい分かるし、魔女さんと一緒に消えれば護衛もまぁ納得はしてくれる。すぐに帰すし。五平餅だけ食べてとか」
そこで五平餅ー!?
似合わなさすぎる……。
「そんな関係になってからすぐに呼び捨てでいいって言われたからね。そーゆー相手が欲しかったのかもね」
「なるほど……」
そんな背景があったとは。
次から次へとフルーツサンドを食しながら、ふと寝る前に考えたことをもう一度思い出す。
皆が驚くような帰宅法……なんかないかなぁ。魔女さんといきなり現れても、ふーんって感じだろうしなぁ。正体をユリアちゃんたちに明かすわけにもいかないし……。
「うーん……隕石に乗って帰宅とかできないかなぁ」
「は、え、隕石!? どうしたの、いきなり」
どうしたのって言われても答えようがないな。うーん……この世界って岩とか簡単に生み出せちゃうよね。時間が経つと消える偽物岩だけど。隕石らしき物体が降ってきても驚かれないかなー。
「やっぱりジェット機には敵わない……」
「ジェット機!?」
「どうしようかなぁ」
「俺がどうしようかなぁ、だけど……」
「皆があっと驚く帰宅法ってない?」
「なんで!」
「……恥ずかしいし」
レイモンドが、なーるって顔で頷いた。
「アリスなりに理屈があるんだね……今までの変な発言の理屈も一つずつ聞いてみたいな」
そんなの覚えてないし。
「なんかないの、レイモンド」
「そうだなぁ……二人で博士の服を着て帰る? 今から探す?」
「なんで!?」
「なんでって思ってもらえるし」
「聞かれたらどう答えるの」
「変身ごっこして遊んでましたとか?」
「痛すぎる……」
コスプレプレイしてましたって言ってるようなものじゃん……。
いつものように、いつもと同じような会話をしていることにホッとする。大きく何かが変わったらどうしようと思ったけど――、
レイモンドはレイモンドのままで、私は私のままだ。
幸せな目覚めだ。
くすぐったくなるような心地のいいまどろみに、もう一度目を閉じる。
「また寝ちゃうの?」
さっきは目をつむっていたはずなのに、なんで分かるんだろう。身体がスースーする。何も着ずに眠ってしまった……。
「全身がダルい……今日はもう動きたくない」
「それなら、今日は動くのをやめようか」
ベッタベッタベッタベッタ……。
まるで遠慮がない。
やっぱり私を前に苦悶するレイモンドは、昨日が見納めだったのか……。
「でも喉が乾いた」
「お水、飲ませてあげるね」
水の玉を生み出して私の口に入れてくれるかと思いきや、自分の口に入れて顔が近づいてくる。
そう飲ませるの!?
冷たい水が喉を潤す。そしてまた、ベッタベッタベッタベッタ……。
朝からまた何かが始まりそうだ。
「レイモンド、手がすごく鬱陶しい」
「え……昨日の今日で辛辣だなぁ」
あれ、このやり取り既視感がある。
「昨日のアリスはトチ狂っていたなんて……言わないよね」
レイモンドもそう思っていたのか、昔の私の言葉を持ってきた。懐かしいなぁ。三日で落ちたはずだから……その台詞は四日目だっけ?
「ずっと狂ってる。あれからずっとな気がする」
「それなら死ぬまで狂っていてもらわないとね。頑張るよ」
「これ以上、頑張らなくていい……」
昨夜のあの言葉はよけいだったかもしれない。感情のままにしゃべっちゃうからなぁ……私。早急にもっと体力をつけなければいけない気がする。朝トレにお邪魔させてもらおうかな。今からだとあからさますぎるから、夏休み明けくらいに……。
「ねぇ、昨夜はずっとレイって呼んでくれていたのに、戻しちゃうの?」
そーゆーところには触れないでほしいな。
「長すぎてあーゆー時は呼びにくいだけ。普段はレイモンドのままにする」
「特別感があって、それもいいね」
ラブラブすぎてむず痒い。
ベッタベッタベッタベッタ……。
ベッタベッタベッタベッタ……。
「起きよう……」
「えー、それなら朝食を用意してもらうよ。アリスはここで待っていて」
どうしようかな……だるいしな……。
「寝て待っていようかな……」
「そうしなよ」
彼から降ってくる軽いキスに、もう寂しさは感じない。バサリと起き上がるレイモンドを寝ながらじっと見る。
うん……いい体だ。腹筋以外の部分も、いい筋肉がついている。
「見たい?」
「私より先にお風呂で見たダニエル様に嫉妬する」
「それなら俺だって……」
「あんたは親善試合の夜に見たでしょ!」
「あはは、アレね。刺激的すぎたなー。自分ながらよくずっと我慢できたよ。あ……でも、もっと早くに押し倒してもよかったんだっけね」
ねって言われても、返事しにくいな。
「もう服を着終わったなら早く行って。私も着たいし」
「今日はずっと着なくてもいいのに」
今度は熱を引き出すような口付けを交わして、待っていてねと立ち去っていく。
タチ……悪いなぁ。
彼が去ってから、すぐに服を着る。まさに朝チュンって感じだ。
そういえば、寮に戻る時にどんな顔をしよう。「事後ですか」「事後ですよ」みたい視線を交わしたくないなぁ……。いっそ全てを忘れてもらうためにジェット機とかで帰宅したい。なんじゃこりゃーってショックで朝チュンだったことは忘れてもらう方針で。
もう一度、寝っ転がりながら考える。
ジェット機は現実的ではないよね……でも、魔法の世界だから基本なんでもありだしなぁ。他に驚いてもらえる帰宅の仕方ってあるのかな……。
考えているうちに眠くなって、気付いたらまた寝てしまった。
◆◇◆◇◆
目を開けると、間近にレイモンドの顔が……。
「寝てた!」
「うん、寝てたねー」
バサッと起き上がる。
あれ……。
「よだれたらしてた!」
「可愛いよねー」
「あんた、さっき間近で見てたんじゃ……」
「だってほら、そんなアリス、もしかしたら二度と見れないかもしれないじゃん」
「見れなくていい! もー、そっと拭いておいてよ……」
絶対間抜けな顔をしてたよね。
「起こしたら可哀想だし」
「ずっとそんな寝顔を見られている方が可哀想なの!」
「ほらほら、アリスの好きなフルーツサンドだよ。俺はお腹空いちゃってもう食べたけど」
「起こしてほしかった……」
お腹が空きすぎる。
行儀が悪いけれど、ベッドの上にお皿ごと置かれたし食べてしまおう。
もぐもぐしながら彼を見やる。
レイモンドって貴族のはずなのに、こんなにイマイチすぎる私で本当にいいのかな……。
「ねぇ、私ってすごく面倒くさくて、すぐ言いがかりをつけるし怒りっぽくて、人のせいにばっかりするタイプなのに、なんで私のことが好きなの? いつか冷める?」
「冷めないよ……。全部俺の前でだけだよ。愛されてるって感じるから、いいよ」
「そーゆーのは甘やかしだと思うけど。図に乗らせて付け上がらせるだけ」
「アリスなら大丈夫」
「大丈夫じゃないから付け上がって言いがかりをつけちゃうんだけど……」
「愛されてるよねー、俺。甘えてもらってる」
どうして嬉しそうなんだ。話にならないな。でも、レイモンドがいいならいっか……。
「でも、どんな子ならレイモンドに似合うんだろうね」
「……アリスしか考えられないけど」
「本来ならどんな子がベストなんだろう」
「アリス……面白くない想像はやめようよ」
レイモンドの横に並び立つに相応しい子……全く思い浮かばない。いや、一人いるな。めちゃくちゃ仲のいい相手が。
「ダニエル様とか」
「げ!!! 気持ち悪い想像しないでよ!?」
どっちが攻め……?
「アリスー! 想像の世界から早く戻ってきてー!」
「ねぇ、レイモンドってものすごくダニエル様と仲がいい気がするけど」
「気持ち悪くない意味でね……」
「年に数回会うだけだったにしては仲よすぎない?」
「んー……、召喚って形できちんと会うのは年に二回くらいだったけど……」
「だったけど?」
「定期的に魔女さんとダニエルが会う時にも、実はよく呼ばれていたからね……」
「え、なんで?」
「聞いていない。せっかくだから呼んだとか、そんな感じに言われたんじゃないかな。話が盛り上がらないからダニエルが気にしたんじゃない? 俺が魔女さんと会った話をして実際にその場で呼んだ時から、ほとんど毎回だったんじゃないかな」
確かにあの二人で話が弾む気がしない。ダニエル様……沈黙を気にするタイプに見えないけどなぁ。
「で、仕返しに俺が魔女さんとスイーツを食べる時にもいきなり呼んだり……もちろん、タイミングを見てだよ? 魔女さんなら呼んじゃいけない時くらい分かるし、魔女さんと一緒に消えれば護衛もまぁ納得はしてくれる。すぐに帰すし。五平餅だけ食べてとか」
そこで五平餅ー!?
似合わなさすぎる……。
「そんな関係になってからすぐに呼び捨てでいいって言われたからね。そーゆー相手が欲しかったのかもね」
「なるほど……」
そんな背景があったとは。
次から次へとフルーツサンドを食しながら、ふと寝る前に考えたことをもう一度思い出す。
皆が驚くような帰宅法……なんかないかなぁ。魔女さんといきなり現れても、ふーんって感じだろうしなぁ。正体をユリアちゃんたちに明かすわけにもいかないし……。
「うーん……隕石に乗って帰宅とかできないかなぁ」
「は、え、隕石!? どうしたの、いきなり」
どうしたのって言われても答えようがないな。うーん……この世界って岩とか簡単に生み出せちゃうよね。時間が経つと消える偽物岩だけど。隕石らしき物体が降ってきても驚かれないかなー。
「やっぱりジェット機には敵わない……」
「ジェット機!?」
「どうしようかなぁ」
「俺がどうしようかなぁ、だけど……」
「皆があっと驚く帰宅法ってない?」
「なんで!」
「……恥ずかしいし」
レイモンドが、なーるって顔で頷いた。
「アリスなりに理屈があるんだね……今までの変な発言の理屈も一つずつ聞いてみたいな」
そんなの覚えてないし。
「なんかないの、レイモンド」
「そうだなぁ……二人で博士の服を着て帰る? 今から探す?」
「なんで!?」
「なんでって思ってもらえるし」
「聞かれたらどう答えるの」
「変身ごっこして遊んでましたとか?」
「痛すぎる……」
コスプレプレイしてましたって言ってるようなものじゃん……。
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