5 / 100
第5話 コンピュータにウソはつけるか?
しおりを挟む
「はぁー。なんでそんな嘘ついちゃうんですかね?」
「テクノロジーをあなどってるという気はするなぁ」
「あなどってる?」
高崎くんは聞き返した。
「そう。もう、これだけの情報化社会で、僕達人類はウソをつくことができなくなる」
「え?どういうことですか?」
「ウソをつけなくなるというのは、ちょっと違うな。ウソを突き通すのはムリだ、なぜならすべてのウソはコンピュータが見抜くようになるからだ。」
「そうなんですか?」
と、僕の話をなんとか理解しようとする高崎くん。
少し飛ばし過ぎかもしれない。少し話のアクセルを緩める。
「そう、そもそも論として、まず、物理的な犯罪を行うのは、現状かなり難しいよね?」
「あ、それはわかります!監視カメラとかがあるからですよね?」
と、意図を一瞬で汲み取る高崎くん。
『日本で一番かしこい大学』を出ている、というのは伊達ではないようだ。
「そう、監視カメラがあるから、物理的な犯罪をした場合証拠を残さないというのはまず難しい。監視カメラもそうだけど、ほとんどすべての人類がカメラをもっているわけだから」
「これですね」
と高崎くんは微笑みながら、スマートフォンを取り出した。
「そう、それだ。スマートフォンは動画までとれるからね。音声もバッチリだ。こんな中、物理的な犯罪をするのは難しいね」
「はい!そこまではなんとなくわかりました。」
と、相槌を打つ、高崎くん。
「そして、今までは、その画像の質も人の目より低かったりして、なかなか、コンピュータが勝つのは難しかったのだけど、最近はカメラも4Kとかになってくるからね、人より目がいいわけだ。瞳の中まで見えてしまう」
「ですね。すごいなぁ」
そう、そのことについては、すでに体験済みなのだ。
スマホに映る瞳を拡大している高崎くん。
「しかもそれだけじゃないんだよ、最近は人の顔を映すだけで心拍数も取れる」
「え?そうなんですか??」
そうなのだ。
カメラで、脈の動きを捉えるという方法がある。
「そうなんだ。据え置きゲーム機のモーションカメラにその機能が入っていたりする。すると、うそ発見器が入っているのと同じになる」
「わぁ!すごい!でもウソ発見機って怪しくないですか?」
と、彼女は気がつく。
一般的な人のうそ発見器のイメージはそんなものだろう。
「まぁ、今はまだね。でも、それを一般的にやるようになったら、フィルターも強くなる。誤動作もしにくなるのさ。すぐに、人よりも顔色を見抜くコンピュータが生まれる」
「それが、コンピュータを甘く見てるということなんですね」
と彼女が言う。
「そう、コンピュータにウソをつくことは、すぐにできなくなる」
瞳に映る『かりんちゃん』ではないおじさんからここまで話が発展した。
「今はまだ、そこまで発達していないから、僕らの出番になるわけだ」
「そうですね!本人に直接聞きに行きましょう!」
と高崎くんは微笑んだ。
「テクノロジーをあなどってるという気はするなぁ」
「あなどってる?」
高崎くんは聞き返した。
「そう。もう、これだけの情報化社会で、僕達人類はウソをつくことができなくなる」
「え?どういうことですか?」
「ウソをつけなくなるというのは、ちょっと違うな。ウソを突き通すのはムリだ、なぜならすべてのウソはコンピュータが見抜くようになるからだ。」
「そうなんですか?」
と、僕の話をなんとか理解しようとする高崎くん。
少し飛ばし過ぎかもしれない。少し話のアクセルを緩める。
「そう、そもそも論として、まず、物理的な犯罪を行うのは、現状かなり難しいよね?」
「あ、それはわかります!監視カメラとかがあるからですよね?」
と、意図を一瞬で汲み取る高崎くん。
『日本で一番かしこい大学』を出ている、というのは伊達ではないようだ。
「そう、監視カメラがあるから、物理的な犯罪をした場合証拠を残さないというのはまず難しい。監視カメラもそうだけど、ほとんどすべての人類がカメラをもっているわけだから」
「これですね」
と高崎くんは微笑みながら、スマートフォンを取り出した。
「そう、それだ。スマートフォンは動画までとれるからね。音声もバッチリだ。こんな中、物理的な犯罪をするのは難しいね」
「はい!そこまではなんとなくわかりました。」
と、相槌を打つ、高崎くん。
「そして、今までは、その画像の質も人の目より低かったりして、なかなか、コンピュータが勝つのは難しかったのだけど、最近はカメラも4Kとかになってくるからね、人より目がいいわけだ。瞳の中まで見えてしまう」
「ですね。すごいなぁ」
そう、そのことについては、すでに体験済みなのだ。
スマホに映る瞳を拡大している高崎くん。
「しかもそれだけじゃないんだよ、最近は人の顔を映すだけで心拍数も取れる」
「え?そうなんですか??」
そうなのだ。
カメラで、脈の動きを捉えるという方法がある。
「そうなんだ。据え置きゲーム機のモーションカメラにその機能が入っていたりする。すると、うそ発見器が入っているのと同じになる」
「わぁ!すごい!でもウソ発見機って怪しくないですか?」
と、彼女は気がつく。
一般的な人のうそ発見器のイメージはそんなものだろう。
「まぁ、今はまだね。でも、それを一般的にやるようになったら、フィルターも強くなる。誤動作もしにくなるのさ。すぐに、人よりも顔色を見抜くコンピュータが生まれる」
「それが、コンピュータを甘く見てるということなんですね」
と彼女が言う。
「そう、コンピュータにウソをつくことは、すぐにできなくなる」
瞳に映る『かりんちゃん』ではないおじさんからここまで話が発展した。
「今はまだ、そこまで発達していないから、僕らの出番になるわけだ」
「そうですね!本人に直接聞きに行きましょう!」
と高崎くんは微笑んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる