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第30話 別のカフェ
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「で、これはどこなんだ?」
僕が佐々木に聞く。
僕らはきらりちゃんの新しい投稿を見て、その場所にこれから犯人がくるのではないかと考えていた。
犯人が前回と同じ方法で瞳の中を解析していたら、その場所がわかる。
「大学のカフェだよ、こないだとは別のカフェだ」
佐々木が僕にいう。この大学は大きな国立なので、いくつもカフェが入っている。こないだとは別のカフェらしい。
「え?え?どういうことですか」
高崎くんが僕らに聞く。
彼女からすると、インスタを見て、いきなり進み出した僕らの行動はよくわからないだろう。
「きらりちゃんのアカウント見てみて!」
僕が高崎くんに言う。
歩きスマホはよくないのでさっと端っこに立ち止まって、携帯を見た。
「はい!あ!!さっき見た時より投稿が増えてる!」
そういって、彼女はまた携帯をしまって僕らの後を付いてくる。
「そう、僕たちが最後にそのアカウントをみたのはここに来る直前」
僕らは画像に映る瞳の中を見て、ここに来ていた。そして聞き込み調査をして佐々木研究室にたどり着いた。
「つまり来る直前に大学のカフェで写真を撮って投稿したんですね」
そう。
彼女の言う通り、きらりちゃんはまた、嘘が混ざった書き込みをしてしまった。
さっきも言った通り、瞳から推測したということに気が付いてなかったから仕方がないとは言えるが・・・
「そう。その撮影者は」
僕が彼女の説明に答えるように言う。
そしてその続きを聞くよりも早く・・・
「佐々木先生なんですね」
高崎くんが真相にたどり着いた。
「そういうことになるね」
僕は高崎くんにそう答える。
そしてちらっと佐々木の方に視線を向ける。
そして一つ確認したいと思った。
「本当に付き合ってるんじゃないだろうな?」
僕は佐々木に聞く。
どちらかと言うとそれはそれで問題だ。
「って、犯人も思っちゃうよね」
佐々木は軽い感じでそう答えた。
軽い感じで答えたがそれが意味することはきちんと理解しているのだろう。
「ってことだな。教職員なんだから気をつけろよ、些細なことでクビになるぞこの時代」
僕は普通に佐々木に説教した。彼はこの若さで教授になった、実力者だ。つまらないことで、その立場を失って研究できなくなるのは、望ましくない。
「おっしゃるとおり。学生の写真を撮るだけで辞職がありえる時代、恐ろしいな」
佐々木はまた軽い感じで答える。彼はテレビに出たりしているしこの話がそういうリスクを抱えていると言うことはわかっているのだろう。
「目立つのもいい事ばかりじゃないな」
僕は正直な感想を言った。
もちろん良いこともあるだろう。彼が最年少教授に近い出世を手に入れたのはもちろんその効果でもある。
「さて、到着したよ!」
僕らは目的のカフェにたどり着いた。
僕が佐々木に聞く。
僕らはきらりちゃんの新しい投稿を見て、その場所にこれから犯人がくるのではないかと考えていた。
犯人が前回と同じ方法で瞳の中を解析していたら、その場所がわかる。
「大学のカフェだよ、こないだとは別のカフェだ」
佐々木が僕にいう。この大学は大きな国立なので、いくつもカフェが入っている。こないだとは別のカフェらしい。
「え?え?どういうことですか」
高崎くんが僕らに聞く。
彼女からすると、インスタを見て、いきなり進み出した僕らの行動はよくわからないだろう。
「きらりちゃんのアカウント見てみて!」
僕が高崎くんに言う。
歩きスマホはよくないのでさっと端っこに立ち止まって、携帯を見た。
「はい!あ!!さっき見た時より投稿が増えてる!」
そういって、彼女はまた携帯をしまって僕らの後を付いてくる。
「そう、僕たちが最後にそのアカウントをみたのはここに来る直前」
僕らは画像に映る瞳の中を見て、ここに来ていた。そして聞き込み調査をして佐々木研究室にたどり着いた。
「つまり来る直前に大学のカフェで写真を撮って投稿したんですね」
そう。
彼女の言う通り、きらりちゃんはまた、嘘が混ざった書き込みをしてしまった。
さっきも言った通り、瞳から推測したということに気が付いてなかったから仕方がないとは言えるが・・・
「そう。その撮影者は」
僕が彼女の説明に答えるように言う。
そしてその続きを聞くよりも早く・・・
「佐々木先生なんですね」
高崎くんが真相にたどり着いた。
「そういうことになるね」
僕は高崎くんにそう答える。
そしてちらっと佐々木の方に視線を向ける。
そして一つ確認したいと思った。
「本当に付き合ってるんじゃないだろうな?」
僕は佐々木に聞く。
どちらかと言うとそれはそれで問題だ。
「って、犯人も思っちゃうよね」
佐々木は軽い感じでそう答えた。
軽い感じで答えたがそれが意味することはきちんと理解しているのだろう。
「ってことだな。教職員なんだから気をつけろよ、些細なことでクビになるぞこの時代」
僕は普通に佐々木に説教した。彼はこの若さで教授になった、実力者だ。つまらないことで、その立場を失って研究できなくなるのは、望ましくない。
「おっしゃるとおり。学生の写真を撮るだけで辞職がありえる時代、恐ろしいな」
佐々木はまた軽い感じで答える。彼はテレビに出たりしているしこの話がそういうリスクを抱えていると言うことはわかっているのだろう。
「目立つのもいい事ばかりじゃないな」
僕は正直な感想を言った。
もちろん良いこともあるだろう。彼が最年少教授に近い出世を手に入れたのはもちろんその効果でもある。
「さて、到着したよ!」
僕らは目的のカフェにたどり着いた。
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