ビッグデータ探偵

なかの

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第67話 1000件

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「きたよー!」
ヒカルちゃんが学校が終わって僕らの研究室に遊びにきていた。
いつもの時間だ。彼女はちゃんと中学校で授業を受けて友達とも仲良くしながらここに遊びに来ている。
帰りも遅くならないようにしているし、タイミングによっては高崎くんが送って帰る。

「いらっしゃい!ヒカルちゃん!」
高崎くんが、ヒカルちゃんに挨拶する。
一緒にいる時間が長くなってきつつあるのでだいぶ仲良くなってきたようだ。
持っているバックボーンは全く違うが何かを極めた女性同士仲良くしているようだった。

「ななちゃん!」
ヒカルちゃんが高崎くんに挨拶をする。
挨拶を聞いて満面の笑みをうかべる。
このあたりは普通の中学生のようだった。

「いらっしゃい!」
僕がヒカルちゃんに挨拶をする。
この短期間で彼女は多くの仕事をこなしている、さすがこの大学の最年少教授の佐々木の娘と言える。

「佐鳥先生!」
ヒカルちゃんが僕に挨拶をする。
ニッと笑いながらポーズを取る。
かわいらしい中学生のそれだった。

「1000件の調査終わったみたいだね」
僕が高崎くんに聞く。
僕が作ったアプリケーションで作業件数が出ていた。
その成果を僕は高崎くんに聞きたかった。
作業件数はわかっていたが新たに犯人が見つかったのかどうか知りたかった。

「はい!終わりましました!やっぱり、見つかったのは2人だけでした!」
高崎くんは言った。先生が予測した通りやはり2人でした、と高崎くんは言った。
そう僕が予測したのは2人。もちろんもうひとりみつかる可能性もあった。現実がどちらに収束したか知りたかった。
今回は2人ということだった。残り三人を見つけるためにもう一工夫する必要がありそうだ。

「まあ、上出来だね!ヒカルちゃん頑張ったね君のおかげだ!」
僕は喜ぶ。2人でも十分にすごい。
ヒカルちゃんが一瞬でつくったプログラムによって二人が捕まったのだ。
ヒカルちゃんの大手柄と言っていいだろう。
素晴らしい成果が出た。

「うん!でもまだまだ頑張るんだよ!」
ヒカルちゃんは言う。
そう次にどうすればいいのか、は出ているので手を動かしたいのだろう。
仮説を検証してどんどん先に進んでいく必要がある。

「そうだね!お願いしてた教師データ出来上がったよ!」
僕は言う。そうヒカルちゃんにもらったデータをネット上で作業してもらっていた。

「やった!!楽しみ!!」
ヒカルちゃんは言った。

「このアドレスだよ」
僕はそのデータが見れるURLをチャットで送った。

「みるみる!」
ヒカルちゃんは喜びながらそのURLを叩く。

「おー!いい感じ!これで顔認識アルゴリズムつくろっと!」
ヒカルちゃんはその画像たちを観て、喜び仕事に取り掛かった。

「うんやってみて」
僕はうなずく。そのデータがあれば結構なものが作れるのではないかと思う。

「よし、これでいい感じなんじゃないかな!!これの結果もしばらく計算待ちだね」
僕はヒカルちゃんの作業を見て言った。

「楽しみなんだよ!」
ヒカルちゃんは言った。
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