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第二十四話『土弾 - グランドバレット』
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「オヌシらは、おしゃべりばかりだな!」
と、怒りを全身にまとった『アーマードゴリラ』さんがおっしゃった。
「次の攻撃でおしゃべりできないようにしてやろう!」
そう言って『アーマードゴリラ』は次の攻撃態勢に移った。
「『おぬしら』だって!武士の人なのかな」
とへびくんが言う。さすがにそれはすごい火に油感がある。と、思って、『アーマードゴリラ』さんの方を見ると、やっばりだった。
「またふざけおって!」
と、やっぱりカンカンだった『アーマードゴリラ』さん。ほら言わんこっちゃない。へびくんのことだからわざとやってるのかもしれないな、とちょっと思った。
「いまのうちに、属性を見ておこうっと」
と私が「天秤 - ライブラ」を使ってみると
属性『土』と表示された。
「属性『土』みたい。土って何が出来るのかしら?」
と私は、へびくんに聞いた。
へびくんなら、何かわかるかもしれない。
と、私がした質問にへびくんが答える前に、『アーマードゴリラ』さんが言った。
「おしえてやろう!」
と、『アーマードゴリラ』さんが構える。
腕を引き、パンチの構えを取る。
だけど、この距離だと、パンチなんて届くはずはない。
「『土弾 - グランドバレット』!!」
と、唱えた!
そう唱えつつ、腕を振って、私達の方に打った。
「おお、スキル使うのか!」
とライオンが言う。
ライオンはとても冷静にそう言った。
私とは全くの正反対に!!
「のおおおぉぉぉぉぉっっっ!」
私は土つぶてを避けるために走る。
土の弾が乱射される。
扇状に発射される。
これが当たったらかなり痛そうだった。
当たりたくない!!
「頑張って横に走れば避けられる!!がんばって!!ヤギっち!!」
「のおおぉぉぉぉぉ!!」
へびくんの軽い応援に答えつつ。
私は夢中で走る。
かなり速く走ったはず。
「はぁ、はぁ、なんとか、よけられたわね」
と、私は言う。肩で息をするヤギの私。
「だけど、これ何回もやられたんじゃ、私が倒れちゃうわ!」
と私は言う。
「そうだね」
と、へびくんが答える。
これを何回も避けるのはかなり大変。
なんとかしないといけない。
「遠隔攻撃もできるのか。ガタイもいいのになかなかズルいな。アーマードゴリラ」
と言う。ライオン。
「近づいたら、壁に穴を開ける程のパンチ。離れたら、土の弾を乱射してくる。そして、鎧を纏ってて、ぼくが噛みつくすきがない」
「さすがボスね」
そう、いろいろと隙がないのだ。
この『アーマードゴリラ』さんは。
そして、私達にできる技はこれしか残ってない。
「じゃあ、先生お願いします!」
「じゃあ、先生お願いします!」
と私とへびくんの二人が先生ことライオンにお願いした。
「仕方がねぇな」
とライオンが戦闘態勢に入った。
「獄炎 - ファイヤーブレス」を放つ構えを取った。
と、怒りを全身にまとった『アーマードゴリラ』さんがおっしゃった。
「次の攻撃でおしゃべりできないようにしてやろう!」
そう言って『アーマードゴリラ』は次の攻撃態勢に移った。
「『おぬしら』だって!武士の人なのかな」
とへびくんが言う。さすがにそれはすごい火に油感がある。と、思って、『アーマードゴリラ』さんの方を見ると、やっばりだった。
「またふざけおって!」
と、やっぱりカンカンだった『アーマードゴリラ』さん。ほら言わんこっちゃない。へびくんのことだからわざとやってるのかもしれないな、とちょっと思った。
「いまのうちに、属性を見ておこうっと」
と私が「天秤 - ライブラ」を使ってみると
属性『土』と表示された。
「属性『土』みたい。土って何が出来るのかしら?」
と私は、へびくんに聞いた。
へびくんなら、何かわかるかもしれない。
と、私がした質問にへびくんが答える前に、『アーマードゴリラ』さんが言った。
「おしえてやろう!」
と、『アーマードゴリラ』さんが構える。
腕を引き、パンチの構えを取る。
だけど、この距離だと、パンチなんて届くはずはない。
「『土弾 - グランドバレット』!!」
と、唱えた!
そう唱えつつ、腕を振って、私達の方に打った。
「おお、スキル使うのか!」
とライオンが言う。
ライオンはとても冷静にそう言った。
私とは全くの正反対に!!
「のおおおぉぉぉぉぉっっっ!」
私は土つぶてを避けるために走る。
土の弾が乱射される。
扇状に発射される。
これが当たったらかなり痛そうだった。
当たりたくない!!
「頑張って横に走れば避けられる!!がんばって!!ヤギっち!!」
「のおおぉぉぉぉぉ!!」
へびくんの軽い応援に答えつつ。
私は夢中で走る。
かなり速く走ったはず。
「はぁ、はぁ、なんとか、よけられたわね」
と、私は言う。肩で息をするヤギの私。
「だけど、これ何回もやられたんじゃ、私が倒れちゃうわ!」
と私は言う。
「そうだね」
と、へびくんが答える。
これを何回も避けるのはかなり大変。
なんとかしないといけない。
「遠隔攻撃もできるのか。ガタイもいいのになかなかズルいな。アーマードゴリラ」
と言う。ライオン。
「近づいたら、壁に穴を開ける程のパンチ。離れたら、土の弾を乱射してくる。そして、鎧を纏ってて、ぼくが噛みつくすきがない」
「さすがボスね」
そう、いろいろと隙がないのだ。
この『アーマードゴリラ』さんは。
そして、私達にできる技はこれしか残ってない。
「じゃあ、先生お願いします!」
「じゃあ、先生お願いします!」
と私とへびくんの二人が先生ことライオンにお願いした。
「仕方がねぇな」
とライオンが戦闘態勢に入った。
「獄炎 - ファイヤーブレス」を放つ構えを取った。
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