39 / 71
第三十九話『装備』
しおりを挟む
開口一番
「さ!いくわよ!」
とニコが言う。
ハードな遠足が始まる!
部屋に向かいに来てくれた、ニコと一旦教室に向かった。
すこし準備をしてから、森に向うらしい。
教室でみんなと合流する。すでにリオンとヒカルは教室にいた。
「タカシくんに装備をあげよう!」
とヒカルが言った。
ガチャガチャと、いつもの道具箱が登場した。
今日は対モンスター戦なので、いつもの練習用の道具ではなく、本番用の武器を貸してくれるのだろう。
「全部の職業の装備をあげる」とヒカルは言う。
全部の職業とは最近訓練に参加させてくれた三人の職業のことだろう。
「なるほど、アサシンと剣士と投擲士の装備だね」
とヒカルに言った。
「そそそ」
と言いながら、いろいろ取り付けてくれるヒカル。
短剣。
投げナイフ。
持ちナイフ。
これらを、装備できる、ベルトのようなものを巻いてくれた。
「これで、だいたい全部の戦い方が出来るわね!」
とヒカルが言う。
「なるほど、オールラウンダーって感じか。接近戦の場合は持ちナイフ、少し距離があれば短剣。距離があれば投げナイフ。これを使い分けられるんだね!」
「そう!」
とヒカルがにっこり頷く。
「おおお、なんか探検家っぽい!!」
子どものように、喜ぶ僕の様子を見て。
「よかったわね!」
とニコが笑って言った。
「かっこいい・・・」
とリオンが言う。
「さすが違いのわかるリオンさん!」
と喜びを分かちあった。
そして、僕らは雑談しながら、モンスターが出るという森に入っていった。
森は街と隣接しているが、街の周りには、壁があって、ここを乗り越えてモンスターが来ることは少ない。
森の奥に行くと、いろんなモンスターが生息しているという。奥に行けば行くほど強いモンスターがいるらしい。
そういう説明を聞きながら、僕らは森の中を進んでいった。
すると、気配がする。
そして目を凝らすとそこにはモンスターがいた。
「早速、おいでなすった!」
そう、おなじみドロッとした、初心者用モンスター。
『スライムだ』
「あ!そっち言ったわよ!!」
とニコが言う。
スライムはニコが言うように真っ直ぐ僕の方に向かってきた。
そう、これが真の意味での最初の戦闘といえる。
レベル1の剣士としての戦い。
学校での修行の成果を見せる時がきた!
スライムは僕に狙いを定めて、飛びかかってきた。
「来たな!!」
と言いながらすでに、抜いていた短剣を振り、飛んできたスライムを弾き、スライムの初撃を耐えた。
「ニコの剣よりずっと遅いよね!」
と僕はスライムの攻撃をしっかりと短剣で弾いて笑った。
しっかりと修行の成果が出ているのだった。
「やるじゃない!タカシ!」
とニコが笑った。
そう、これはニコとの修行の成果だ。
毎日ニコの鋭い剣を受けていたのだ。
おかげで目がついてくるようになっていた。
すごい進歩だと思う。
「今度は僕から行くぞ!!」
と、僕は剣を構えて走りだした。
「さ!いくわよ!」
とニコが言う。
ハードな遠足が始まる!
部屋に向かいに来てくれた、ニコと一旦教室に向かった。
すこし準備をしてから、森に向うらしい。
教室でみんなと合流する。すでにリオンとヒカルは教室にいた。
「タカシくんに装備をあげよう!」
とヒカルが言った。
ガチャガチャと、いつもの道具箱が登場した。
今日は対モンスター戦なので、いつもの練習用の道具ではなく、本番用の武器を貸してくれるのだろう。
「全部の職業の装備をあげる」とヒカルは言う。
全部の職業とは最近訓練に参加させてくれた三人の職業のことだろう。
「なるほど、アサシンと剣士と投擲士の装備だね」
とヒカルに言った。
「そそそ」
と言いながら、いろいろ取り付けてくれるヒカル。
短剣。
投げナイフ。
持ちナイフ。
これらを、装備できる、ベルトのようなものを巻いてくれた。
「これで、だいたい全部の戦い方が出来るわね!」
とヒカルが言う。
「なるほど、オールラウンダーって感じか。接近戦の場合は持ちナイフ、少し距離があれば短剣。距離があれば投げナイフ。これを使い分けられるんだね!」
「そう!」
とヒカルがにっこり頷く。
「おおお、なんか探検家っぽい!!」
子どものように、喜ぶ僕の様子を見て。
「よかったわね!」
とニコが笑って言った。
「かっこいい・・・」
とリオンが言う。
「さすが違いのわかるリオンさん!」
と喜びを分かちあった。
そして、僕らは雑談しながら、モンスターが出るという森に入っていった。
森は街と隣接しているが、街の周りには、壁があって、ここを乗り越えてモンスターが来ることは少ない。
森の奥に行くと、いろんなモンスターが生息しているという。奥に行けば行くほど強いモンスターがいるらしい。
そういう説明を聞きながら、僕らは森の中を進んでいった。
すると、気配がする。
そして目を凝らすとそこにはモンスターがいた。
「早速、おいでなすった!」
そう、おなじみドロッとした、初心者用モンスター。
『スライムだ』
「あ!そっち言ったわよ!!」
とニコが言う。
スライムはニコが言うように真っ直ぐ僕の方に向かってきた。
そう、これが真の意味での最初の戦闘といえる。
レベル1の剣士としての戦い。
学校での修行の成果を見せる時がきた!
スライムは僕に狙いを定めて、飛びかかってきた。
「来たな!!」
と言いながらすでに、抜いていた短剣を振り、飛んできたスライムを弾き、スライムの初撃を耐えた。
「ニコの剣よりずっと遅いよね!」
と僕はスライムの攻撃をしっかりと短剣で弾いて笑った。
しっかりと修行の成果が出ているのだった。
「やるじゃない!タカシ!」
とニコが笑った。
そう、これはニコとの修行の成果だ。
毎日ニコの鋭い剣を受けていたのだ。
おかげで目がついてくるようになっていた。
すごい進歩だと思う。
「今度は僕から行くぞ!!」
と、僕は剣を構えて走りだした。
0
あなたにおすすめの小説
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる