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rikuro

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第1章

はじまりのひ

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今日は、30歳の誕生日だったはずなのに…















「な…なんでこどもになってゆの!?」














誕生日だからといっていつもと何も変わらない日常。いつも通り起きて会社行って時々サボりながら仕事して夕飯のデザートにケーキを食べて終える日だと思ってた。目が覚めるまでは…


「…ん、んー…んゅ……、ん?あさ?( ´・ω⊂ヽ゛」
もぞもぞと布団から抜け出し、伸びをして身体を起こした。まだ、眠いけど仕事のある日はいつも寝足りない。休みの日は早く起きても平気なのにね。
「…おきないと、しごと…におくれる…さぼりたい…」
しかしサボるわけにはいかないので起きるためにノロノロとベッドから降りようと…
「って、あれ?…ここどこ?…」
いつも起き抜けに見る自分の部屋とは異なり少し混乱ーーーー、いや、かなり混乱中である。

自分の布団はこんなにふかふかじゃないし、こんなに数人寝れそうな大きさじゃないし、こんな大きなベッドじゃなくてただのシングルの布団だよ!
なにが、どうなってるの?!ここ何処!?そして、そして…一番の問題は
「な、なんでこどもになってゆの!?」
なななななんで??え?え??手足が小さい!?子どもに戻りたいとは常々思ってたけど、実際に戻ると不便が多いの解ってるから戻れないこと前提で思ってただけなのに!ど、どうしよう?

「…と、とりあえじゅ、ねてみよう」
夢かも知れないもんね!仕事に遅れちゃうから早く夢から覚めないとね!
夢から覚めるために寝るとか意味わかんないけど!…、覚めるよね?ね?









と、とりあえず布団に潜ってみたが一向に眠気が来ない…
「ねれない…どうちよう…」
なぜか凄く質のいい睡眠をたくさんとった後のようで眠れる気もしない。もう、諦めて夢を楽しんじゃう?起きれないなら仕方ないよね。そうだよね。せっかくの夢だし楽しんじゃおう!夢だもんね!?楽しめる夢だといいな!

「で、ここどこ?」
ベッドを降りて部屋を見回してみるがやはり自分の部屋ではない。でも、何かで見たことあるような内装だ。
今いる部屋は大きなベッドに大きなふかふかしていそうなソファーセット。うん、あとで座って感触を確かめよう!
他はベッドの横にサイドボードがあるがサイズは普通なのかな?ベッドが大きいのでよくわからない。あとは壁一面にはクローゼットがある。部屋も大きいのでクローゼットの大きさも半端ない。何でもかんでも大きいのに圧迫感のない部屋のサイズ、半端ない…!
とりあえず部屋を出てみるか。
「…っふえっ!?」
部屋を出る時にクローゼットに付いている鏡が目に入り、そこに映っていた自分の姿に衝撃が!な、なんと!超絶可愛い幼児の姿が!肩の辺りで揃えられたキューティクルにより天使の輪が映えるサラサラのプラチナブロンド。毛先に向けて少し青みがかかっており綺麗なグラデーションになっている。子ども特有のふっくらしたほっぺたはモチモチでとても良くのびそうだ。顔のパーツも整っており大きなクリクリとした金色の瞳、小さな唇はローズピンクと可愛らしい色を乗せている。
「こ、こえって、げーむでつくった…」
これは!最近ハマっていたケータイゲーム『異世界で始めるぼくじょう物語~時々魔物に注意です!~』で時間をかけて作成したマイキャラだ!『可愛いは正義!』と設定で作れる最小サイズになる幼児姿で作成したのだ。出来た時は本当に大満足の出来だった!それにゲームも楽しくて暇さえあればプレイしていたのでマイ牧場と自宅は広大な土地を有している。ただ、広いがゆえに牧場の敷地外に魔物が時々現れるのを駆除するため向かうのも一苦労なほど広く移動や牧場内の作業は色々なサービスを駆使して対応していた。
ま、相当やり込んでいたのである。社会人の懐は少し暖かいのでそれを惜しみなく注ぎ込んだ結果だ。

「にゃら、ここはぼくじょうももがたりのせかいだ!…ももが、もにょが……」
うん!ぼくじょう物語の世界だな!それなら部屋の内装に見覚えがあるし、自宅として自分の理想を詰め込んだ家のため色々と機能も充実させて満足のいく作りだ!これは楽しめるな(╹◡╹)♪
早速、家と牧場内の探検に行かなくては!理想と妄想を詰め込んだマイ牧場を!!



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