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rikuro

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第1章

絶体絶命からの驚きの連続

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sideロンズ






俺はロンズ。3人組の冒険者でウィースとズリートがメンバーで、ランクは『A』だ。結構、上に昇れたと思う。ランクが上がると有名税なのか、名前を知られるらしいが俺たちの周りは静かだ。モテたいのに…
3人の中で俺が一番年下で、ウィースが年長者だ。
最近は街の周辺で事足りるか、もしくは2~5日で終る依頼ばかり受けていたので久々に長期で当たる依頼を受けた。
最短で20日位かかる採取の依頼だ。ま、20日かかるのは移動に大半で採取の量も多いのでその時間も含めると長期になる。
なので、食料などもそれに合わせて用意している。ほとんど保存食だけどな。

そして、後は街に戻るまで残り2日ちょっとの所で事は起こった。場所は抜けるのに数日かかる程の広さの草原も半ばの辺りで不可侵の森の近くだ。
普段、不可侵の森近くはあまり魔物が出ず、出ても弱い小動物サイズぐらいだ。強い魔物が全く出ないわけではないが、滅多に出たという話は聞かない。




「めっったにでねぇんじゃなかったのかよぉぉぉぉ!!!」
俺の叫びにウィースも吠える。
「めっっっったに出ねぇんじゃねぇ!こんな魔物事態こんなところに出ねぇよ!」
「一番デカイのっが!ロックドラゴン!飛ばないだけっましっ!次にっ、大きい、のが!」
ズリートが解説をしてくれるが、正直聞いてる余裕はねぇ!

ってか!マジやべー!お、い、つ、か、れ、るー!



「「うわぁーーーーー!!!もう、追いつかれる!誰か!!」」
「なんで、こんなところにこんだけ大物が揃ってんだよ!狩れるわけねぇ!!!」
まじで絶体絶命!ロックドラゴンなんか、S級じゃねぇか!一匹でも無理なのに!他にも何かいるんだけど!
こいつらに勝てそうな高ランクの奴がこんなとこいるわけねぇーーーーー!!


ん…?、何か足音と雄叫び消えた??
「「「………って、あれ?……」」」
た、助かったのか?俺たち…え?!まじで??
「おぬしたち、大丈夫かの?」
ビクッ
びっびびったぁ!人がいた!
「へっ??…って、俺たち助かったのか…?」
「もう、駄目かと思った…」
「あ、あぶなかったぁ~」
あぁぁぁ、本当に助かったんだ…!

「だぁじょぶ?」
「っっ、こ、こども!?」
な!なんで子どもがこんなところに??



「本当に助かった。何と御礼を言っていいのか…」
「あんたが居なければ今頃奴らに遊び半分で殺されて食されていただろう。」
「心から感謝する」
ウィース➡️俺➡️ズリートの順に礼を言う。
どうやら、俺たちが追われていた魔物達を1人で倒したみたいだ。え!?強すぎない??

「気にするな。主に魔物を見せるためにたまたま来ていたに過ぎない。主が助けろと言わなければ見捨てていた。感謝するなら主に言え。」
おおう!なんと清々しい見捨てる発言!



ちっこい子どもが主とは思わず子どもを抱えている人物が主人かと思ったが、そのちっこいのが主人らしい。
小さいのがこんなにも強い護衛を連れていれば貴族だと思っても仕方ないと思う。ある程度強くて名も売れてくると貴族から声がかかることが増えるみたいだ。
俺らは何故か名も売れてねぇから声もかかりはしないがな…。



そして、近くに牧場を経営していると言うのでダメ元で食料を購入したいと伝えると、快く了承してくれた。
子どもでも牧場って経営出来たんだな!知らなかったぜ!

他にも寝る場所の提供や夕飯も馳走になって生まれてはじめて食べるような美味しい料理を味わった!マジ美味かった!

しかも、食料も相場が分からないから情報とここの秘匿で良いと言ってくれるし。これって騙されてないよな??大丈夫だよな?な?
…でも、あの美味い飯が食えるなら騙されるのもありかも……。うん、ありかも。


取り敢えず、近くの街の事や、俺たち冒険者その事など色々と説明していった。
何から話せば良いのか困っていたら質問から始めてくれるように気を使ってくれるなど、話しやすいようにしてくれるすげぇいい人たちだ!

これは騙されたとしても仕方ないな!うん!





沢山話したら、ちっこいのが眠くなったのか目を擦りだしたのでそこで解散になった。
なので、俺たちも寝るために寝室に移動することにしたのだが、なんと!この客室にはベッドだけでなく!風呂まで完備されてた!部屋に風呂付きって!?
しかも、ここ客室って言ってたよ?普段使わない部屋に風呂完備って、どういうこと!?

順に風呂に入り、混乱のまま俺たちは眠りに着いたのだった。





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