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rikuro

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第1章

いどうのじかん2

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あの後、少し休んだ頃にセバスが夕飯の用意が出来たと呼びに来たのでリビングに移った。
既にロンズ達も来ており、少し休めたためか元気になったみたいだ。
目の前のご飯を見て、お預け食らった犬のようにヨダレを垂らしそうになっている。……そうだ!

とてててて、とロンズの前まで来ると、さっき思い付いた行動の実行に入る。
「ろんじゅたち、まちぇ!だよぉ~」
「ごふっ!」
「ぶふっ!」
「がふっ!」
ロンズの前に手をかざして手のひらを見せて“待て!”をしてみると三者三様の吹き出しが聞こえた。
「俺らは犬じゃねぇ!」
「でも、しゃんにんともよだれたらしていぬみちゃいだったよ?」
「「「…………」」」
あれ?黙っちゃった?

「あっはっはっ!さすが主!……ぶふっ!幼児に待てされる……っっ!……お、おとっ…大人って!……あーはっはっはっはっ!……ははっ……あー、笑いすぎた…」
「…ユエさん、笑いすぎ……」
「ははっ、悪い悪い。しかし、ロンズ達の状態を見るとなぁ」
「ぐっ……」
「まぁまぁ、皆様遊ばれるのはそのぐらいにして食事に致しましょう。さ、ユズキ様もこちらへ」
「わかっちゃー」
ユエが大爆笑しているのを初めて見た。でも、笑いすぎて疲れてる。以外と笑い上戸だったらしい。

「みんにゃ、たべないの?ひえちゃーよー?」
取り敢えず、自分のは食べ始める。んんー、美味しい!セバスとユエも料理上手だね。
自分はまともに出来ないから羨ましい。でも、料理スキルは取ってあるので出来るのかなぁ?

「「「た、食べるぞ!」」」
「どーじょ、めちあがれ!」
ロンズ達も食べ始めると凄い勢いで料理が減っていった。本当によく食べるなぁ。
あ、もう無くなりそう……。




ご飯も終わり、少しまったりとしているとセバスにお風呂と言われ、お風呂へはユエと一緒に入った。
上がった後はそのままベッドにイン。セバスに寝る前の子どもの恒例、子ども向けのお話を聞くつもりが横になって3秒で夢の中。早すぎだよね。ぐぅ。

あの後、ロンズ達も順にお風呂に入って早めに就寝したらしい。次の日の朝はすっかり元気いっぱいだった。





「さぁ、しゅっぱつでしゅ!」
まだまだ街までの距離があるので夜明けと共に出発だ。今日はどこまで進めるかな?


ワクワクと歩き続け、途中途中で休憩も挟みつつ昨日のペースで歩き続けると、陽も真上まで来たぐらいに前方に何か城壁のようなものが見え始めた。
……あれ?
「ねぇねぇ、うぃーしゅ?」
「……はぁはぁ、ど…した?…」
ありゃ?またペース速かったかな?
「あのね。あっこにみえるかべってなに?」
「…は?かべ?…………っ!」
「「!」」
ウィースが何を言ってんだとばかりに顔を上げ固まった。ついでに顔を上げたロンズとズリートも固まった。

「うぃーしゅ?おーい?……うごかにゃい…」
「……って、なんで街の城壁が見え始めてんだ!?まだ予定の半分しか時間たってねぇよ!?」
あ、復活した。


「あ!あれがまち!?あとちょっとだぁ!わーい♪」
「あっ!こら、主!勝手に1人で走っていくな!」
思わず走り出すとユエに怒られた。仔猫のように首根っこを持たれぷらーんとセバスに渡される。
セバスはそんな自分に苦笑いだが、今日は説教無しでいてくれるみたい。仕方ないよね。初めてのお出掛けだもん!

ああ、街のなか楽しみ!どんなところかなぁ!


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