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rikuro

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第1章

とうろくのじかんか2

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セバスとユーリィさんの話し合いも終わる頃、ユエ達も商業ギルドに来て一緒に物件を見に行くことになった。
もちろん、ロンズ達も一緒に行く。子どものわがままに弱いみたい。ごめんね!




「申し訳ございません。度重なるご迷惑おかけしております」
「いや、中々子どもにあそこまで懐かれることが無いから逆にうれしいさ。オレだけじゃなくてロンズやズリートも口に出さないだけでそう思っているぞ」
「そう言って頂けると助かります」
「ははっ。あのぐらいの子どもはもっとワガママを言ってもいいぐらいだ」

皆と一緒にユーリィさんの案内のもとロンズとズリートの腕にぶら下がりながら進んでいる。セバスとウィースは少し後ろで何やら話しているみたいだが、何の話なのかよく聞こえない。難しい話かもしれないので気にしないことにした。大人は色々あるよね。うんうん。




「皆さま、まずこちらが1件目の物件になります。
店舗兼住居になっておりまして、どちらも広さは兼ね備えております。先ずは店舗部分からご確認いただきます。どうぞこちらへ」

ユーリィさんが開けてくれた扉から入る。場所は大通りに面しており、通り側には大きなガラス扉がある。一階部分の一部に店舗が入っている。一部と言っても十分広いスペースで、品物やショーケースを置いても圧迫感なく陳列出来るぐらいの大きさだ。天井も少し高めのため、更に広く見える。
一階の奥には倉庫スペースとお手洗い、商談や休憩室や事務所などに使えそうな部屋がいくつかある。

次に住居スペースだが、2階と3階がそれにあたる。2階は広めのリビングに台所、トイレ、洗面台、食料庫と12畳ぐらいの部屋が5つある。

最後に3階、ここには先程と同じ12畳ぐらいの部屋が6つ、トイレ、お風呂、そしてお風呂に面して小さな庭、残りはバルコニーになっていた。


「後は地下に倉庫がございまして、5つの部屋に別れております。
こちらの建物に関しましては、他国の大商会がこの国に進出する際に建てられたのですが、……色々と注ぎ込みまして支払いが難しいとなり商業ギルドで買い取り管理している物件となりますので、ご希望通り本日からご利用出来る物件となります。
先ほどギルドで話しておりました他の物件はこちらの半分ほどの広さになります。こちらの物件から確認されるとの事でしたが他の物件も確認されますか?一応、鍵はお持ちしておりますので、観ていただくことも可能ですが…」
「いえ、……こちらの物件に致します。実際に見る前もこちらが第一希望でしたので他は結構です。
では、契約に関してですが…………」



「なぁ……、何かオレらも一緒に見てしまったが……半端ない広さだな。部屋数も半端ないぞ……」
「てか、他国だけど大商会が払えないって額の建物を普通に買おうとしてるんだが……」
「え?払えるの?ええ?」
ロンズたち混乱中だね。でも、自分もびっくりだよ!こんな広い建物を買うんだね。






「…………、では契約は以上となります。お支払に関しましてはギルドにて前金を一部お支払頂いておりますので、また後程ギルドへお寄り頂いた際で大丈夫です。ご契約ありがとうございました。」
ユーリィさんは契約が終わったのでギルドに戻っていった。……いつの間に前金払ってたんだろ?でも、さすがセバスだね!



「ねぇねぇ、セバス?ちゅぎはごはんいく?」
「ええ、ご飯に致しましょう。おすすめのお店も聞いておりますのでそちらに参りましょう。
ウィース様方もご一緒にお越しください。」
「やったぁー!!ごっはん、ごっはん♪」
おしりフリフリと喜びを現せば皆して苦笑いしてる。仕方ないよね、難しい話は子どもには退屈なんだよ!


さぁ!ご飯に出発だぁー!
……って、走り出したところでユエに首根っこを捕まれました。プラプラ……





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