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016 謎のギフト
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「はぁ……。はぁ……」
なんとか溶岩遊泳から抜け出し、一命をとりとめた。全身火傷の重傷を負ったが、オレのギフトは治癒だ。普通なら助からない怪我だろうが一瞬で完治した。
その際に、ジャンプした時に切れた右足の筋肉も治した。
これはおそらくだが、右足の筋肉を犠牲に大ジャンプができたのは、コルネリアを助けようとして、無意識に筋肉のリミッターが外れたことが原因だと思う。
人は通常、筋肉の力を20~30%にセーブしているなんて話を聞いたことがある。これは全力を出して筋肉や骨を壊さないようにするために必要な処置らしい。
だが、この筋肉のリミッターが外れる時がある。いわゆる【火事場の馬鹿力】というやつだ。
オレの体に起こったのは、この【火事場の馬鹿力】だろう。オレは無意識に右足を潰してでも、コルネリアを助けたいと願ったのだ。
まぁ、実際はコルネリアは一人でゴブリン軍団を殲滅したし、オレが慌てる理由はなかったわけだけどな。
後に残ったのは、ジャンプ後の制御ができなくて、一直線に融解した大地に飛び込んだマヌケだけだ。
「お兄さま、その、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ。ちょっと熱かっただけさ。怪我はない。それよりも――――」
そうだ。今はオレのことはどうでもいい。問題はなぜコルネリアが【アン・テイカー】なんて剣の最終奥義スキルを使えたかだ。
【アン・テイカー】は、強力過ぎるスキルだ。勇者のギフトを与えられた主人公が、最後に習得するスキル。そのあまりの強さに、敵は消し炭になり、ドロップアイテムが無いなんてデメリットはあるが、それを補って余りあるほど強い。最強スキルの代名詞だ。
そんなスキルをまだ戦闘経験が無く、ギフトも成長していないコルネリアが使えるわけがない。
勇者を超えるギフト? オレはそんなもの知らないぞ!?
「リア?」
「あは、なんだか疲れちゃった……」
コルネリアがオレの胸に飛び込むように倒れ込む。【アン・テイカー】はその威力に相応しい聖力を消費する。その意味でもギフトの成長していないはずのコルネリアが【アン・テイカー】を使える理由がわからない。
少なくとも、オレの知っている『魔剣伝説』のゲームには、そんなギフトは存在しなかった。
オレはこの世界のすべてを知っているというほど傲慢じゃない。ただゲームを通して少しだけ知っているだけに過ぎない。
そんなことはわかっている。でも、ギフトの名前も分からないと言っていたし、他ならないコルネリアがそんな不可解なギフトを貰ったのが気がかりだった。
「あ……」
「どうした? 体は大丈夫か? 痛いところはないか?」
「ううん。体がちょっと楽になった」
おそらくゴブリン軍団を倒したことで、その分ギフトが成長したのだろう。
オレはコルネリアのギフトを育てるべきなのだろうか?
強過ぎる力が、コルネリアの身に災いをもたらすことになりはしないか?
オレはどうするべきなんだ……?
オレは不安からコルネリアを強く抱きしめた。
「坊ちゃん! お嬢! 無事ですか!?」
「アヒム……」
「……ああ、無事だ。ゴブリンもコルネリアのスキルで殲滅できた」
「それはよかったのですが……。この惨状は……?」
「……リアのスキルによるものだ」
最初からわかっていたのだろうに。肯定してやったら、アヒムは怯んだ様子でコルネリアを見た。バッハや他の兵士、村人たちも似たようなものだ。まるでバケモノを見るような目でコルネリアを見ている。
数少ない幸いは、コルネリアがオレの胸の中に居て自分を見る目に気が付いていないということだけだった。
気に入らない。
コルネリアに助けてもらったクセに、そんな目でコルネリアを見るな!
皆が、自分の理解の及ばないあまりの破壊力に恐怖しているだけだというのはわかっている。
だが、コルネリアを悪者にするつもりならオレが許さない!
「リアのスキルには驚いたが、目標であったゴブリンたちは殲滅した。我々の勝利だ! これでもうゴブリンどもに煩わされることもない! そうだろう!? リアのおかげだ!」
「は、はい! その通りです! さすがはコルネリアお嬢様! 頼もしいな! な? そうだろ、お前ら?」
「隊長の言う通りだ! 楽ができてよかったぜ! なあ!?」
「は、はい……。さすがはコルネリアお嬢様です……」
「ああ……。たしかに驚いたけど、ゴブリンは退治できた。万々歳、だよな?」
オレの言葉にアヒム、バッハが反応し、それに追従するようにコルネリアを褒めるような雰囲気ができあがっていく。
たしかにまだ戸惑うような雰囲気もある。だが、こういった時は最初が肝心だ。人は自ら口にした言葉に縛られるものだ。コルネリアに対するマイナスのイメージを言葉にさせないことで封殺する。
「さあ、リア、勝どきをあげよう!」
「かちどき? それってなあに?」
「平たく言うと、勝利宣言だね。一番活躍した人がやるんだ。剣を振り上げて、なにか適当なことを言えばいいよ」
「うー? うん!」
コルネリアはスラリと腰の細剣を抜くと、大声で言う。
「ヤギ食べたい!!!」
「「「「「おぉおー?」」」」」
たしかに適当なことを言えばいいと言ったオレも悪かったけど、よりにもよってそれかー……。
その後、オレたちは村人たちも巻き込んで、コルネリアの要望通りにヤギで祝杯を挙げたのだった。
なんとか溶岩遊泳から抜け出し、一命をとりとめた。全身火傷の重傷を負ったが、オレのギフトは治癒だ。普通なら助からない怪我だろうが一瞬で完治した。
その際に、ジャンプした時に切れた右足の筋肉も治した。
これはおそらくだが、右足の筋肉を犠牲に大ジャンプができたのは、コルネリアを助けようとして、無意識に筋肉のリミッターが外れたことが原因だと思う。
人は通常、筋肉の力を20~30%にセーブしているなんて話を聞いたことがある。これは全力を出して筋肉や骨を壊さないようにするために必要な処置らしい。
だが、この筋肉のリミッターが外れる時がある。いわゆる【火事場の馬鹿力】というやつだ。
オレの体に起こったのは、この【火事場の馬鹿力】だろう。オレは無意識に右足を潰してでも、コルネリアを助けたいと願ったのだ。
まぁ、実際はコルネリアは一人でゴブリン軍団を殲滅したし、オレが慌てる理由はなかったわけだけどな。
後に残ったのは、ジャンプ後の制御ができなくて、一直線に融解した大地に飛び込んだマヌケだけだ。
「お兄さま、その、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ。ちょっと熱かっただけさ。怪我はない。それよりも――――」
そうだ。今はオレのことはどうでもいい。問題はなぜコルネリアが【アン・テイカー】なんて剣の最終奥義スキルを使えたかだ。
【アン・テイカー】は、強力過ぎるスキルだ。勇者のギフトを与えられた主人公が、最後に習得するスキル。そのあまりの強さに、敵は消し炭になり、ドロップアイテムが無いなんてデメリットはあるが、それを補って余りあるほど強い。最強スキルの代名詞だ。
そんなスキルをまだ戦闘経験が無く、ギフトも成長していないコルネリアが使えるわけがない。
勇者を超えるギフト? オレはそんなもの知らないぞ!?
「リア?」
「あは、なんだか疲れちゃった……」
コルネリアがオレの胸に飛び込むように倒れ込む。【アン・テイカー】はその威力に相応しい聖力を消費する。その意味でもギフトの成長していないはずのコルネリアが【アン・テイカー】を使える理由がわからない。
少なくとも、オレの知っている『魔剣伝説』のゲームには、そんなギフトは存在しなかった。
オレはこの世界のすべてを知っているというほど傲慢じゃない。ただゲームを通して少しだけ知っているだけに過ぎない。
そんなことはわかっている。でも、ギフトの名前も分からないと言っていたし、他ならないコルネリアがそんな不可解なギフトを貰ったのが気がかりだった。
「あ……」
「どうした? 体は大丈夫か? 痛いところはないか?」
「ううん。体がちょっと楽になった」
おそらくゴブリン軍団を倒したことで、その分ギフトが成長したのだろう。
オレはコルネリアのギフトを育てるべきなのだろうか?
強過ぎる力が、コルネリアの身に災いをもたらすことになりはしないか?
オレはどうするべきなんだ……?
オレは不安からコルネリアを強く抱きしめた。
「坊ちゃん! お嬢! 無事ですか!?」
「アヒム……」
「……ああ、無事だ。ゴブリンもコルネリアのスキルで殲滅できた」
「それはよかったのですが……。この惨状は……?」
「……リアのスキルによるものだ」
最初からわかっていたのだろうに。肯定してやったら、アヒムは怯んだ様子でコルネリアを見た。バッハや他の兵士、村人たちも似たようなものだ。まるでバケモノを見るような目でコルネリアを見ている。
数少ない幸いは、コルネリアがオレの胸の中に居て自分を見る目に気が付いていないということだけだった。
気に入らない。
コルネリアに助けてもらったクセに、そんな目でコルネリアを見るな!
皆が、自分の理解の及ばないあまりの破壊力に恐怖しているだけだというのはわかっている。
だが、コルネリアを悪者にするつもりならオレが許さない!
「リアのスキルには驚いたが、目標であったゴブリンたちは殲滅した。我々の勝利だ! これでもうゴブリンどもに煩わされることもない! そうだろう!? リアのおかげだ!」
「は、はい! その通りです! さすがはコルネリアお嬢様! 頼もしいな! な? そうだろ、お前ら?」
「隊長の言う通りだ! 楽ができてよかったぜ! なあ!?」
「は、はい……。さすがはコルネリアお嬢様です……」
「ああ……。たしかに驚いたけど、ゴブリンは退治できた。万々歳、だよな?」
オレの言葉にアヒム、バッハが反応し、それに追従するようにコルネリアを褒めるような雰囲気ができあがっていく。
たしかにまだ戸惑うような雰囲気もある。だが、こういった時は最初が肝心だ。人は自ら口にした言葉に縛られるものだ。コルネリアに対するマイナスのイメージを言葉にさせないことで封殺する。
「さあ、リア、勝どきをあげよう!」
「かちどき? それってなあに?」
「平たく言うと、勝利宣言だね。一番活躍した人がやるんだ。剣を振り上げて、なにか適当なことを言えばいいよ」
「うー? うん!」
コルネリアはスラリと腰の細剣を抜くと、大声で言う。
「ヤギ食べたい!!!」
「「「「「おぉおー?」」」」」
たしかに適当なことを言えばいいと言ったオレも悪かったけど、よりにもよってそれかー……。
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