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森に入って三日目の夜。
オレはパチパチと爆ぜる焚火の炎を見ていた。炎って見ているとなんだか落ち着いてくるよね。ずっと眺めていたい。
というのも、ここ二日カサンドラたちとしていないので、性欲が爆発しそうだったのだ。それを鎮めるためにも炎をずっと見て癒されていた。
特に戦闘の後はたかぶるのだ。しっとりと汗をかいたクラウディアたちが魅力的に見えて仕方がない。
何度襲ってしまおうと考えたことか……。そんなことをすれば決定的に嫌われてしまうというのに……。それでもそんな考えが浮かんでしまうほどオレは追い詰められていた。
がんばれ、オレの理性!
まさか自分がこんなに性欲が強い方だとは思わなかったな。
もしかしたら、これもドラゴンの血を浴びてしまった副作用かもしれない。いろいろと便利な体になったが、まさかこんな負の面があったとは……。
しかし、自分以外は全員女というのは、目のやり場に困ることが多い。オレの気にし過ぎかもしれないが、以前は見てもなにも思わなかったうなじや足なんかがひどく艶めかしく見えるのだ。
勘弁してほしい。オレはヘンタイじゃない。
ぶっちゃけ、パーティメンバーの裸を見ようと思えばいつでも見ることができる。オレの透視の魔眼の前には装備や服など無意味だ。
だが、そんなことをするのは彼女たちへの裏切りだということもわかっている。
こんなことなら透視の魔眼なんて欲しくなかった。最初からできなければ、こんなに苦しい思いをしなくても済んだのに……。
ちなみに女性陣は今、体をタオルで拭いている最中である。きっと装備をはだけて体中を拭いているに違いない。もしかしたら、下着姿になっていることもありえるだろう。
妄想が、妄想がよぎって仕方がない。
「はぁ……」
熱い溜息を吐くことでなんとか性欲を抑える。
まったく、なんでこんな厄介な体になっちまったんだ……。
オレはリーンハルトのような下半身野郎じゃない。耐えねば……!
焚火の炎をぼうっと見つめる。
焚火には即席の竈が作られ、鍋が火に炙られていた。人参と玉ねぎ、そしてディートリアと燻製肉とヴルストで作られた即席の鍋だ。まぁポトフみたいなものだね。皆が帰ってきたらこれを食べて早く寝てしまおう。
◇
焚火の炎に照らされたキャンプ地。夕食も済み、皆がそれぞれの体勢で集まって寝ている。オレは焚火にあたりながら寝ずの番だ。
このドラゴンの血を浴びた体は疲れ知らずだ。二、三日徹夜してもパフォーマンスが落ちることはない。
本当はもう寝なくてもいい体なのかもしれないが、怖くて実験していない。自分がもう人間ではないと認めるのが恐ろしいのだ。
なんかダメだな。なにもすることがないと、すぐに考えが変な方向に行ってしまう。器が小さいせいだな。
しかし、気を紛らわせるために何かするにしてもここを離れるわけにはいかないし、寝ているコルネリアたちを起こすわけにもいかない。
「そうだ……。こういう時の魔眼か」
オレはさっそく遠視の魔眼を発動する。しかし、すぐに木々にぶつかってしまう。
そこで透視の魔眼だ。邪魔な木々を透視して、どこまでも視界だけで冒険する。これは便利だ。
どうせなら、周辺の地理やモンスターの位置なんかも偵察しておこう。
そんな感じで周囲を視界だけで冒険していたら、妙な場所に出た。森の中だというのにそこだけ木も、そして草さえ生えておらず、大地がむき出しになっている。
そして、ぽっかりとあいた空間の中央には、月明かりに照らされた小さな白いピラミッドのようなものがあった。
なんだこれ?
いや、たしかゲームでもこんな建物が登場した覚えがあった。もしかするともしかするか?
「うげ……」
オレは視界を操作してピラミッドの中に入ると、虫型のモンスターたちがひしめき合うようにいっぱい居た。気持ちが悪い。
それでも負けずにピラミッドの中の調査を続けると、まるで黒い靄のようなものが立ち込めてきた。
これ当たりじゃね?
この時点でオレのテンションはマックスだ。胸がキューッと苦しくなり、鼓動がドキドキとうるさいほど聞こえてくる。
そして、オレはそれを見た。
当たりも当たり。大当たりだ。
今すぐにでも取りに行きたい。
明日行くか?
だが、オレが魔眼を持っていることは内緒にしたい。特に女の子に透視の魔眼を持っていることがバレたらヘンタイのレッテルを貼られてしまうことだろう。
それに、手に入れたそれをパーティの場合、誰のものにするかで揉めるかもしれない。
やっぱりソロで行くしかないか。
そうなると、なるべく早い方がいいな。グズグズしていたら他の冒険者パーティに取られてしまうかもしれない。それは絶対に避けたい。
ということは、今回の冒険はここまでだな。明日にはもう帰還しよう。
「くふふ……」
知らず知らずのうちに笑みが零れてしまう。探しに出ようと思っていたアイテムが、まさかこんなに近くに眠っていたとは……!
これもオレの日頃の行いがいいからだな。
ありがとう、女神様! 今なら素直にあんたに礼を言えるぜ。
オレはパチパチと爆ぜる焚火の炎を見ていた。炎って見ているとなんだか落ち着いてくるよね。ずっと眺めていたい。
というのも、ここ二日カサンドラたちとしていないので、性欲が爆発しそうだったのだ。それを鎮めるためにも炎をずっと見て癒されていた。
特に戦闘の後はたかぶるのだ。しっとりと汗をかいたクラウディアたちが魅力的に見えて仕方がない。
何度襲ってしまおうと考えたことか……。そんなことをすれば決定的に嫌われてしまうというのに……。それでもそんな考えが浮かんでしまうほどオレは追い詰められていた。
がんばれ、オレの理性!
まさか自分がこんなに性欲が強い方だとは思わなかったな。
もしかしたら、これもドラゴンの血を浴びてしまった副作用かもしれない。いろいろと便利な体になったが、まさかこんな負の面があったとは……。
しかし、自分以外は全員女というのは、目のやり場に困ることが多い。オレの気にし過ぎかもしれないが、以前は見てもなにも思わなかったうなじや足なんかがひどく艶めかしく見えるのだ。
勘弁してほしい。オレはヘンタイじゃない。
ぶっちゃけ、パーティメンバーの裸を見ようと思えばいつでも見ることができる。オレの透視の魔眼の前には装備や服など無意味だ。
だが、そんなことをするのは彼女たちへの裏切りだということもわかっている。
こんなことなら透視の魔眼なんて欲しくなかった。最初からできなければ、こんなに苦しい思いをしなくても済んだのに……。
ちなみに女性陣は今、体をタオルで拭いている最中である。きっと装備をはだけて体中を拭いているに違いない。もしかしたら、下着姿になっていることもありえるだろう。
妄想が、妄想がよぎって仕方がない。
「はぁ……」
熱い溜息を吐くことでなんとか性欲を抑える。
まったく、なんでこんな厄介な体になっちまったんだ……。
オレはリーンハルトのような下半身野郎じゃない。耐えねば……!
焚火の炎をぼうっと見つめる。
焚火には即席の竈が作られ、鍋が火に炙られていた。人参と玉ねぎ、そしてディートリアと燻製肉とヴルストで作られた即席の鍋だ。まぁポトフみたいなものだね。皆が帰ってきたらこれを食べて早く寝てしまおう。
◇
焚火の炎に照らされたキャンプ地。夕食も済み、皆がそれぞれの体勢で集まって寝ている。オレは焚火にあたりながら寝ずの番だ。
このドラゴンの血を浴びた体は疲れ知らずだ。二、三日徹夜してもパフォーマンスが落ちることはない。
本当はもう寝なくてもいい体なのかもしれないが、怖くて実験していない。自分がもう人間ではないと認めるのが恐ろしいのだ。
なんかダメだな。なにもすることがないと、すぐに考えが変な方向に行ってしまう。器が小さいせいだな。
しかし、気を紛らわせるために何かするにしてもここを離れるわけにはいかないし、寝ているコルネリアたちを起こすわけにもいかない。
「そうだ……。こういう時の魔眼か」
オレはさっそく遠視の魔眼を発動する。しかし、すぐに木々にぶつかってしまう。
そこで透視の魔眼だ。邪魔な木々を透視して、どこまでも視界だけで冒険する。これは便利だ。
どうせなら、周辺の地理やモンスターの位置なんかも偵察しておこう。
そんな感じで周囲を視界だけで冒険していたら、妙な場所に出た。森の中だというのにそこだけ木も、そして草さえ生えておらず、大地がむき出しになっている。
そして、ぽっかりとあいた空間の中央には、月明かりに照らされた小さな白いピラミッドのようなものがあった。
なんだこれ?
いや、たしかゲームでもこんな建物が登場した覚えがあった。もしかするともしかするか?
「うげ……」
オレは視界を操作してピラミッドの中に入ると、虫型のモンスターたちがひしめき合うようにいっぱい居た。気持ちが悪い。
それでも負けずにピラミッドの中の調査を続けると、まるで黒い靄のようなものが立ち込めてきた。
これ当たりじゃね?
この時点でオレのテンションはマックスだ。胸がキューッと苦しくなり、鼓動がドキドキとうるさいほど聞こえてくる。
そして、オレはそれを見た。
当たりも当たり。大当たりだ。
今すぐにでも取りに行きたい。
明日行くか?
だが、オレが魔眼を持っていることは内緒にしたい。特に女の子に透視の魔眼を持っていることがバレたらヘンタイのレッテルを貼られてしまうことだろう。
それに、手に入れたそれをパーティの場合、誰のものにするかで揉めるかもしれない。
やっぱりソロで行くしかないか。
そうなると、なるべく早い方がいいな。グズグズしていたら他の冒険者パーティに取られてしまうかもしれない。それは絶対に避けたい。
ということは、今回の冒険はここまでだな。明日にはもう帰還しよう。
「くふふ……」
知らず知らずのうちに笑みが零れてしまう。探しに出ようと思っていたアイテムが、まさかこんなに近くに眠っていたとは……!
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ありがとう、女神様! 今なら素直にあんたに礼を言えるぜ。
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