160 / 189
159 国選パーティ
しおりを挟む
カサンドラがバウムガルテン領に出発した後も、オレたちは『ゴーレムバレー』や他のダンジョンに行きながらギフトを鍛えた。
カサンドラ……。彼女は文字通りアルトマイヤー侯爵家の至宝だ。王国でも指折りの軍略家。彼女に任せたのだから、バウムガルテン領は大丈夫だろう。仮にバウムガルテン領がモンスターの攻勢に保たなかったとしても、適切に行動して領民を守ってくれるはずだ。
そう信じよう。
今のオレにできるのは、資金を送ってカサンドラを援護することだけだった。
そして、カサンドラが抜けてしまったため不足してしまった情報収集や他の貴族たちとのつながりを求めて、オレはクラウディアと社交界にも足を運んだ。
とはいえ、毎回有益な情報を手に入れられるわけじゃないけどな。
邪神の復活の予言がされてから、暗い空気を吹き飛ばすためにパーティなんかが催されたりするわけだが……。パーティ会場での貴族たちは、皆表情が暗い。
この世界の住人は、ギフトの力を通して、モンスターの脅威を通して女神や邪神の存在を肌身で感じている。神の存在が、前世よりも身近なのだ。その分、邪神の復活を恐れている。
オレにとってはただの予定通りのシナリオでも、この世界の住人には天変地異以上に恐ろしいことなのだ。
兵の指揮官である貴族たちがこんな調子で、本当にモンスターの大群と渡り合えるだろうか……。
オレは一抹の不安を覚えた。
まぁ、恐れを感じていない貴族も居る。いや、正確には感じているだろうが、それでも恐れを表に出さない貴族だ。
アルトマイヤー侯爵家をはじめとした高位貴族の人間に多い気がした。不安を伝播させないように敢えて平気なふりをしているのだろう。オレたちも辺境伯という高い地位を貰ってるんだから、そのあたりは気を付けないとな。
それからオレは王都中を駆け回って必要な装備をかき集めた。例のミニゲームであるカジノにも赴いて、景品の装備を買い取ったりもした。
リーンハルト任せの今までとは違う。積極的に邪神を倒す構えだ。
だが、もしものためにリーンハルトへの助言は欠かさない。邪神を倒せるのは勇者のギフトを持つリーンハルトだけって可能性もあるしな。
そんなリーンハルト君だが、ついにギフトが勇者に進化した。巷ではリーンハルトが邪神を倒すんじゃないかともっぱらの噂だ。邪神が復活するこの時期に勇者のギフトを授かるのはそれだけのインパクトがある。
むしろ、そう思いたいのかもな。
そんな時だった。王様から呼び出しがあった。
それも、オレだけじゃなくてクラウディア、コルネリア、リリーまで呼ばれた。何の用だろう?
王宮の謁見の間に着くと、いつもの貴族たちではなく、武装集団が居た。統一性のない各々好きな格好をしている。冒険者だ。なんだか物々しい雰囲気だな。
『疾風迅雷』、『シュヴァルツヴァルト騎士団』、『誓いの黒剣』、『鏡月』、謁見の間に集まった冒険者たちは、王都でも有名どころだな。オレでも知ってる名前がいくつもある。
冒険者の中には、リーンハルトの姿も見えた。
「国王陛下のお成りである。かしこまってお迎えするように」
リーンハルトに話しかけようとしたら、よく通る声が響く。
急いでひざまずくと、王様が姿を現した。王様はいつものように椅子には座らず、椅子の前で立ったままその口を開く。
「よく呼びかけに応じて集まってくれた。感謝しよう。諸君らももう知っておろうが、邪神の復活が近い」
皆が知っているのだろう。今更取り乱すような者はここには居なかった。
「諸君らは、王国を代表する武の頂点だ。一騎当千の強者であると朕は確信している。諸君らには、邪神の討伐を頼みたい」
「邪神の……」
「私たちが……」
「ほう……」
「もったいないお言葉……」
さすがにこれには歴戦の強者たちも少しざわめいた。一国の王が一方的に命じるのではなく、敢えて頼むという言葉を選んでいる。
それだけ王様は本気だということだ。
「邪神を討伐した者には思うがままの褒美を与えよう。王国の興亡は、諸君らの双肩にかかっている。どうか世界のために力を貸してほしい」
「王様! 報酬が望み通りってのは本当なのか?」
その時、一人の冒険者の男が立ち上がって王様に問う。威圧的な雰囲気のする赤い鎧姿の男だ。かなりの強者だということが肌身で感じることができた。
「貴様! 陛下に対してなんという口を叩くのだ!」
「よい」
本来なら王様に直答すら許されない立場の人間だ。宰相が怒るのも当然だが、王様は男の暴挙を許した。
「報酬の話だったな。無論、言った通り思うがままだ。まぁ、朕の権限が及ぶ範囲だがな」
「そうかよ。二言はねえんだな?」
「無論だ」
「それを聞いて安心したぜ! 俺たち『紅蓮の翼』は、その話乗った! お前らはどうする? ま、怖気づくような弱虫は知ったこっちゃないがな!」
「まったく、君はもう少し礼儀というものを重んじたまえ。陛下、同じ冒険者として彼の暴挙をお詫びします。『誓いの黒剣』は命に従い邪神を討伐してみせましょう」
「『鏡月』も乗ろう」
「もちろん『疾風迅雷』もだよ」
「『シュヴァルツヴァルト騎士団』は陛下の命ならばどこまでも」
「俺もだ! 『霹靂《へきれき》』を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
皆の視線が残ったオレたちに集まる。オレたちの選択を待っているのだ。
オレたちの選択? そんなの決まってる!
「我ら『レギンレイヴ』は、陛下の御心のままに。我らが邪神を打ち滅ぼしてみせましょう」
これが後に人類の希望となる国選パーティが、初めて邪神の討伐を宣言した瞬間だった。
カサンドラ……。彼女は文字通りアルトマイヤー侯爵家の至宝だ。王国でも指折りの軍略家。彼女に任せたのだから、バウムガルテン領は大丈夫だろう。仮にバウムガルテン領がモンスターの攻勢に保たなかったとしても、適切に行動して領民を守ってくれるはずだ。
そう信じよう。
今のオレにできるのは、資金を送ってカサンドラを援護することだけだった。
そして、カサンドラが抜けてしまったため不足してしまった情報収集や他の貴族たちとのつながりを求めて、オレはクラウディアと社交界にも足を運んだ。
とはいえ、毎回有益な情報を手に入れられるわけじゃないけどな。
邪神の復活の予言がされてから、暗い空気を吹き飛ばすためにパーティなんかが催されたりするわけだが……。パーティ会場での貴族たちは、皆表情が暗い。
この世界の住人は、ギフトの力を通して、モンスターの脅威を通して女神や邪神の存在を肌身で感じている。神の存在が、前世よりも身近なのだ。その分、邪神の復活を恐れている。
オレにとってはただの予定通りのシナリオでも、この世界の住人には天変地異以上に恐ろしいことなのだ。
兵の指揮官である貴族たちがこんな調子で、本当にモンスターの大群と渡り合えるだろうか……。
オレは一抹の不安を覚えた。
まぁ、恐れを感じていない貴族も居る。いや、正確には感じているだろうが、それでも恐れを表に出さない貴族だ。
アルトマイヤー侯爵家をはじめとした高位貴族の人間に多い気がした。不安を伝播させないように敢えて平気なふりをしているのだろう。オレたちも辺境伯という高い地位を貰ってるんだから、そのあたりは気を付けないとな。
それからオレは王都中を駆け回って必要な装備をかき集めた。例のミニゲームであるカジノにも赴いて、景品の装備を買い取ったりもした。
リーンハルト任せの今までとは違う。積極的に邪神を倒す構えだ。
だが、もしものためにリーンハルトへの助言は欠かさない。邪神を倒せるのは勇者のギフトを持つリーンハルトだけって可能性もあるしな。
そんなリーンハルト君だが、ついにギフトが勇者に進化した。巷ではリーンハルトが邪神を倒すんじゃないかともっぱらの噂だ。邪神が復活するこの時期に勇者のギフトを授かるのはそれだけのインパクトがある。
むしろ、そう思いたいのかもな。
そんな時だった。王様から呼び出しがあった。
それも、オレだけじゃなくてクラウディア、コルネリア、リリーまで呼ばれた。何の用だろう?
王宮の謁見の間に着くと、いつもの貴族たちではなく、武装集団が居た。統一性のない各々好きな格好をしている。冒険者だ。なんだか物々しい雰囲気だな。
『疾風迅雷』、『シュヴァルツヴァルト騎士団』、『誓いの黒剣』、『鏡月』、謁見の間に集まった冒険者たちは、王都でも有名どころだな。オレでも知ってる名前がいくつもある。
冒険者の中には、リーンハルトの姿も見えた。
「国王陛下のお成りである。かしこまってお迎えするように」
リーンハルトに話しかけようとしたら、よく通る声が響く。
急いでひざまずくと、王様が姿を現した。王様はいつものように椅子には座らず、椅子の前で立ったままその口を開く。
「よく呼びかけに応じて集まってくれた。感謝しよう。諸君らももう知っておろうが、邪神の復活が近い」
皆が知っているのだろう。今更取り乱すような者はここには居なかった。
「諸君らは、王国を代表する武の頂点だ。一騎当千の強者であると朕は確信している。諸君らには、邪神の討伐を頼みたい」
「邪神の……」
「私たちが……」
「ほう……」
「もったいないお言葉……」
さすがにこれには歴戦の強者たちも少しざわめいた。一国の王が一方的に命じるのではなく、敢えて頼むという言葉を選んでいる。
それだけ王様は本気だということだ。
「邪神を討伐した者には思うがままの褒美を与えよう。王国の興亡は、諸君らの双肩にかかっている。どうか世界のために力を貸してほしい」
「王様! 報酬が望み通りってのは本当なのか?」
その時、一人の冒険者の男が立ち上がって王様に問う。威圧的な雰囲気のする赤い鎧姿の男だ。かなりの強者だということが肌身で感じることができた。
「貴様! 陛下に対してなんという口を叩くのだ!」
「よい」
本来なら王様に直答すら許されない立場の人間だ。宰相が怒るのも当然だが、王様は男の暴挙を許した。
「報酬の話だったな。無論、言った通り思うがままだ。まぁ、朕の権限が及ぶ範囲だがな」
「そうかよ。二言はねえんだな?」
「無論だ」
「それを聞いて安心したぜ! 俺たち『紅蓮の翼』は、その話乗った! お前らはどうする? ま、怖気づくような弱虫は知ったこっちゃないがな!」
「まったく、君はもう少し礼儀というものを重んじたまえ。陛下、同じ冒険者として彼の暴挙をお詫びします。『誓いの黒剣』は命に従い邪神を討伐してみせましょう」
「『鏡月』も乗ろう」
「もちろん『疾風迅雷』もだよ」
「『シュヴァルツヴァルト騎士団』は陛下の命ならばどこまでも」
「俺もだ! 『霹靂《へきれき》』を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
皆の視線が残ったオレたちに集まる。オレたちの選択を待っているのだ。
オレたちの選択? そんなの決まってる!
「我ら『レギンレイヴ』は、陛下の御心のままに。我らが邪神を打ち滅ぼしてみせましょう」
これが後に人類の希望となる国選パーティが、初めて邪神の討伐を宣言した瞬間だった。
39
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ケモ耳っ娘になったからにはホントはモフられたい~前世はSランク冒険者だったのでこっそり無双します~
都鳥
ファンタジー
~前世の記憶を持つ少女は、再び魔王討伐を目指す~
私には前世の記憶がある。
Sランクの冒険者だった前世の私は、あるダンジョンでうっかり死んでしまい、狼の耳と尾をもつ獣人として転生した。
生まれ変わっても前世のスキルをそのまま受け継いでいた私は、幼い頃からこっそり体を鍛えてきた。
15歳になった私は、前世で暮らしていたこの町で、再び冒険者となる。
そして今度こそ、前世で果たせなかった夢を叶えよう。
====================
再び冒険者となったリリアンは、前世の知識と縁で手に入れた強さを隠しながら、新しい仲間たちと共にさらに上を目指す。そして前世の仲間との再会し、仲間たちのその後を知る。
リリアンの成長と共に、次第に明らかになっていく彼女の前世と世界の謎。。
その前世ではいったい何があったのか。そして彼女は何を成し遂げようとしているのか……
ケモ耳っ娘リリアンの新しい人生を辿りながら、並行して綴られる前世の物語。そして彼女と仲間たちの成長や少しずつ解かれる世界の真実を追う。そんな物語です。
-------------------
※若干の残酷描写や性的な事を連想させる表現があります。
※この作品は「小説家になろう」「ノベルアップ+」「カクヨム」にも掲載しております。
『HJ小説大賞2020後期』一次通過
『HJ小説大賞2021後期』一次通過
『第2回 一二三書房WEB小説大賞』一次通過
『ドリコムメディア大賞』中間予選通過
『マンガBANG×エイベックス・ピクチャーズ 第一回WEB小説大賞』一次通過
『第7回キネティックノベル大賞』一次通過
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた
砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。
彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。
そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。
死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。
その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。
しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、
主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。
自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、
寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。
結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、
自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……?
更新は昼頃になります。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる