94 / 97
094 神様とエレオノール
しおりを挟む
『あぁルー……わたくしは、あぁ……こんなに、貴女のことを……』
エレオノールの部屋の前で、私は中の様子を探る。と言っても、普通はドア越しに耳を澄ましても中の音なんて拾えない。なので、風の精霊にお願いして中の音を拾って来てもらっている。
おかげで、エレオノールの囁くような小声もバッチリ聞こえる。
『あぅ……ルー……好きです……好きなんです……あぁ……わたくしは、こんなに愛しているのに……貴女は……あぅ……』
エレオノールの湿りけを帯びた囁きに、私はエレオノールが私のことを愛しているのを確信した。元からエレオノールの態度や仕草から察してはいたが、本人の口から言質を取ったのは初めてである。
エレオノールは私のことを愛しているらしい。では、なぜハーレムに誘った時は入らなかったのだろう?
『あんっ……はぅ……あぁ……』
エレオノールの悩ましげな声と共に、くちゅくちゅと水音が聞こえる。これって……やっぱり、そういうことだよね?
私はエレオノールの部屋のドアをバーンと勢いよく開く。
「聞いたぞエル!」
エレオノールは、ベッドの上で横になっていた。こちらに向けて、脚を大きくMの字に開いて、股間に指を這わしている。普段のエレオノールからは想像もできないほどエッチな格好だ。
「……え…?」
エレオノールは、まだ状況が掴めないのか、脚を大きく開いたまま固まったままだ。エレオノールと視線が合い、そのまま1秒2秒と時間が過ぎる。
「なっ!?えっ!?はっ!?」
ようやくエレオノールは事態を把握したのか、脚を閉じると上体を起こした。そして、手で胸と股間を隠す。
エレオノールの顔がみるみるうちに赤くなっていき、目の端には涙まで浮かんでいた。
「ど、どうしてルーが!?鍵は!?」
「あんな鍵など、私には無いも同然だ」
これでも鍵開けには自信があるのだ。私はドアを閉じると、エレオノールに向かって歩き出す。
「それはそうでしょうけど!普通は入らないものでは!?」
エレオノールの言ってることは正しい。普通は入らない。というか、自慰行為をしていると察したら、普通はそっとしておくものだろう。だが……。
「私の名を呼んでいたではないか。私は呼ばれたから来たのだ」
「まさか聞こえて!?」
エレオノールの顔が更に赤くなる。もう可哀想になるくらい真っ赤っ赤だ。だが、私は追撃の手を緩めない。
「聞こえていたよ。情熱的な告白だった。できれば、面と向かって言ってほしいのだが……どうだろう?」
「あれは……その……ち、違うのです……」
エレオノールが反論するが、その声は小さく、震えていた。私はエレオノールの肩を掴むと、エレオノールの顔をまっすぐ見つめる。エレオノールは、もう泣き出してしまいそうな顔をしていた。
「違わないよ。エルは私を愛している」
「それは……」
エレオノールは私の目から顔を背けた。目の前にエレオノールの赤くなった耳がくる。私はエレオノールの耳元で囁く。
「エル、自分の心に素直になるんだ」
「はぅ…!?い、いいから、出てってくださぃ……」
エレオノールに部屋を出るように言われたが、私は逆に前に出る。エレオノールをベッド上に押し倒す。
「きゃっ!?」
エレオノールが小さく悲鳴を上げ、ベッドの上に横になった。その手は、相変わらず胸と股間を隠していて、なんだか逆にエッチだ。
私は、エレオノールに覆いかぶさるようにしてエレオノールを見つめる。
エレオノールはこれ以上ないというくらい顔を真っ赤にしている。綺麗に整った双眸は、力なくハの字を浮かべて、蒼の瞳は涙が溢れそうなほど潤みんでいる。もう泣いちゃいそうな顔だ。なぜだか、そんなエレオノールがとても愛おしく感じてしまう。
「エル……」
私はだんだんとエレオノールの顔に近づいていく。
「いけません……」
エレオノールは、口ではそんなことを言うが、顔を背けも、私を突き離しもしない。それどころか、瞳を閉じて、唇を僅かに開けて、キス待ち顔を晒している。
私はそれをOKのサインと受け取った。
「んっ……」
ついに、私の唇とエレオノールの唇が重なった。閉じられた瞳から、涙が一筋溢れたのが、とても美しく見えた。
唇でエレオノールの唇を啄み、エレオノールとの初めてのキスを堪能する。エレオノールの唇は、ぷりんとしていて瑞々しく、とても柔らかかった。いつまでも、こうしていたい。
エレオノールとの初めてのキスだ。このまま舌を入れてエレオノールを蹂躙したい気持ちをグッと堪えて、ペロリとエレオノールの唇を舐めるだけに止めた。
「ぷはっ……」
1分くらいキスしていたのかな。その間、エレオノールからはなにも抵抗を受けなかった。エレオノールも私とのキスを望んでいたのだろう。
「はぁ…はぁ…」
エレオノールが必死に酸素を求めて空気を吸う。どうやら、エレオノールもキスの間、呼吸を止める民のようだ。
「いいいいい今、なな舐めっ!?」
エレオノールが目を大きく見開いて、驚きの声をあげる。唇を舐められたことが信じられないらしい。
唇を舐められた程度でそんなに驚かれてもな。これから、もっとすごいことする気なんだけど、エレオノールの心臓は大丈夫だろうか?
そんなことを思いながら、私は再びエレオノールの唇を奪う。
「はんっ……」
2度目のキスもエレオノールから抵抗は受けなかった。
エレオノールの部屋の前で、私は中の様子を探る。と言っても、普通はドア越しに耳を澄ましても中の音なんて拾えない。なので、風の精霊にお願いして中の音を拾って来てもらっている。
おかげで、エレオノールの囁くような小声もバッチリ聞こえる。
『あぅ……ルー……好きです……好きなんです……あぁ……わたくしは、こんなに愛しているのに……貴女は……あぅ……』
エレオノールの湿りけを帯びた囁きに、私はエレオノールが私のことを愛しているのを確信した。元からエレオノールの態度や仕草から察してはいたが、本人の口から言質を取ったのは初めてである。
エレオノールは私のことを愛しているらしい。では、なぜハーレムに誘った時は入らなかったのだろう?
『あんっ……はぅ……あぁ……』
エレオノールの悩ましげな声と共に、くちゅくちゅと水音が聞こえる。これって……やっぱり、そういうことだよね?
私はエレオノールの部屋のドアをバーンと勢いよく開く。
「聞いたぞエル!」
エレオノールは、ベッドの上で横になっていた。こちらに向けて、脚を大きくMの字に開いて、股間に指を這わしている。普段のエレオノールからは想像もできないほどエッチな格好だ。
「……え…?」
エレオノールは、まだ状況が掴めないのか、脚を大きく開いたまま固まったままだ。エレオノールと視線が合い、そのまま1秒2秒と時間が過ぎる。
「なっ!?えっ!?はっ!?」
ようやくエレオノールは事態を把握したのか、脚を閉じると上体を起こした。そして、手で胸と股間を隠す。
エレオノールの顔がみるみるうちに赤くなっていき、目の端には涙まで浮かんでいた。
「ど、どうしてルーが!?鍵は!?」
「あんな鍵など、私には無いも同然だ」
これでも鍵開けには自信があるのだ。私はドアを閉じると、エレオノールに向かって歩き出す。
「それはそうでしょうけど!普通は入らないものでは!?」
エレオノールの言ってることは正しい。普通は入らない。というか、自慰行為をしていると察したら、普通はそっとしておくものだろう。だが……。
「私の名を呼んでいたではないか。私は呼ばれたから来たのだ」
「まさか聞こえて!?」
エレオノールの顔が更に赤くなる。もう可哀想になるくらい真っ赤っ赤だ。だが、私は追撃の手を緩めない。
「聞こえていたよ。情熱的な告白だった。できれば、面と向かって言ってほしいのだが……どうだろう?」
「あれは……その……ち、違うのです……」
エレオノールが反論するが、その声は小さく、震えていた。私はエレオノールの肩を掴むと、エレオノールの顔をまっすぐ見つめる。エレオノールは、もう泣き出してしまいそうな顔をしていた。
「違わないよ。エルは私を愛している」
「それは……」
エレオノールは私の目から顔を背けた。目の前にエレオノールの赤くなった耳がくる。私はエレオノールの耳元で囁く。
「エル、自分の心に素直になるんだ」
「はぅ…!?い、いいから、出てってくださぃ……」
エレオノールに部屋を出るように言われたが、私は逆に前に出る。エレオノールをベッド上に押し倒す。
「きゃっ!?」
エレオノールが小さく悲鳴を上げ、ベッドの上に横になった。その手は、相変わらず胸と股間を隠していて、なんだか逆にエッチだ。
私は、エレオノールに覆いかぶさるようにしてエレオノールを見つめる。
エレオノールはこれ以上ないというくらい顔を真っ赤にしている。綺麗に整った双眸は、力なくハの字を浮かべて、蒼の瞳は涙が溢れそうなほど潤みんでいる。もう泣いちゃいそうな顔だ。なぜだか、そんなエレオノールがとても愛おしく感じてしまう。
「エル……」
私はだんだんとエレオノールの顔に近づいていく。
「いけません……」
エレオノールは、口ではそんなことを言うが、顔を背けも、私を突き離しもしない。それどころか、瞳を閉じて、唇を僅かに開けて、キス待ち顔を晒している。
私はそれをOKのサインと受け取った。
「んっ……」
ついに、私の唇とエレオノールの唇が重なった。閉じられた瞳から、涙が一筋溢れたのが、とても美しく見えた。
唇でエレオノールの唇を啄み、エレオノールとの初めてのキスを堪能する。エレオノールの唇は、ぷりんとしていて瑞々しく、とても柔らかかった。いつまでも、こうしていたい。
エレオノールとの初めてのキスだ。このまま舌を入れてエレオノールを蹂躙したい気持ちをグッと堪えて、ペロリとエレオノールの唇を舐めるだけに止めた。
「ぷはっ……」
1分くらいキスしていたのかな。その間、エレオノールからはなにも抵抗を受けなかった。エレオノールも私とのキスを望んでいたのだろう。
「はぁ…はぁ…」
エレオノールが必死に酸素を求めて空気を吸う。どうやら、エレオノールもキスの間、呼吸を止める民のようだ。
「いいいいい今、なな舐めっ!?」
エレオノールが目を大きく見開いて、驚きの声をあげる。唇を舐められたことが信じられないらしい。
唇を舐められた程度でそんなに驚かれてもな。これから、もっとすごいことする気なんだけど、エレオノールの心臓は大丈夫だろうか?
そんなことを思いながら、私は再びエレオノールの唇を奪う。
「はんっ……」
2度目のキスもエレオノールから抵抗は受けなかった。
11
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~
仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる