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「あの、店長さん。手を離していただければありがたいんですが?」
「わたしと一緒に寝たいと言ったのは、ミーちゃん、君だよ」
「いや、それは一緒に寝てもらえたら朝までぐっすり眠れるだろうなあと思っただけで」
そもそも、ひと違いならぬ犬違いでしたし。
「大丈夫、ちょっと身体を動かして運動したら、またぐっすり眠れるから」
「店長さんが、変態染みた発言をしている!」
「むしろ、昨晩わたしをひたすら生殺しにしていたミーちゃんの方がとんでもないと思うけれどね。すやすや気持ちよさそうに眠る君を見て、わたしがどれだけお腹が空いたか、わかるかい?」
「いやいやいや、聖獣さまにこういうやりとりを見せるのは教育上よくないのではないかと」
「心配は無用だ。彼は、よく理解している。ほら、邪魔をしないように向こうの次元に行っておいてくれるそうだよ」
「ひえっ、向こうの次元とか何? ってか聖獣さま賢すぎる!」
「まあ、とりあえずあと一回だけわたしと朝まで過ごしてくれたら、きっとわたしから離れたくなくなるよ。なんといっても、わたしは尽くす男だからね」
「ぎゃああああああああ。桃色なサービスは求めてませんんんんんんん」
そういう訳で不眠症は無事に解消したのだけれど、それ以来腰が痛い毎日を送っています。
「わたしと一緒に寝たいと言ったのは、ミーちゃん、君だよ」
「いや、それは一緒に寝てもらえたら朝までぐっすり眠れるだろうなあと思っただけで」
そもそも、ひと違いならぬ犬違いでしたし。
「大丈夫、ちょっと身体を動かして運動したら、またぐっすり眠れるから」
「店長さんが、変態染みた発言をしている!」
「むしろ、昨晩わたしをひたすら生殺しにしていたミーちゃんの方がとんでもないと思うけれどね。すやすや気持ちよさそうに眠る君を見て、わたしがどれだけお腹が空いたか、わかるかい?」
「いやいやいや、聖獣さまにこういうやりとりを見せるのは教育上よくないのではないかと」
「心配は無用だ。彼は、よく理解している。ほら、邪魔をしないように向こうの次元に行っておいてくれるそうだよ」
「ひえっ、向こうの次元とか何? ってか聖獣さま賢すぎる!」
「まあ、とりあえずあと一回だけわたしと朝まで過ごしてくれたら、きっとわたしから離れたくなくなるよ。なんといっても、わたしは尽くす男だからね」
「ぎゃああああああああ。桃色なサービスは求めてませんんんんんんん」
そういう訳で不眠症は無事に解消したのだけれど、それ以来腰が痛い毎日を送っています。
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