68 / 81
追い込みと反撃
地獄の入り口
しおりを挟む
逃げようとした私の身体をベッドに押し倒す。
「な? 目隠しすりゃ興奮するのか。でも俺はそんな面倒なことしないけどな」
シャツの上から胸を鷲掴みにされ、私はもう一度声を上げた。
「い、や、兄さん、や、めっ……」
「俺はお前の兄貴じゃねーよ!」
私のことを妹として認めてないのは分かってはいたが、それを理由に性を強要されるのはおかしい。手足をバタつかせ必死に抵抗していると、
「凱也っ、手伝えよっ!」
雅夫兄さんは、開けられたドアに向かって弟を呼んだ。
「……んだよ、瑠衣が出ていかないように見てろって言ったのは自分じゃんかよ」
凱也がやって来て、部屋が一気に酒臭くなる。
「お前、こいつ抑えてろ」
「えぇ~、さすがに近親相姦はマズイだろ」
酔っていても、まだ弟の方がまともな感覚を持っている。
「黙れ、お前が葉月とヤッたこと、俺は許してないからな!」
けれども、凱也も弱味を握られているらしく、面倒臭そうにベッドに乗り上がり、私の両手を押さえつけた。
私が本当のМなら、こんな状況で興奮するはずだけど、込み上げるてくるものは嫌悪と絶望感だけ。兄弟に襲われるなんて地獄でしかない。
心が他の人に支配されているからこそ、余計に。
「離し、……っ」
叫ぼうとする私の口を雅夫兄さんの手が塞いだ。
「前も言ったろ? お前が逃げたら瑠衣だからな」
その言葉に凱也は目を丸くしていたが、変わらず力を弱めなかった。それどころか、あっという間に服を脱がされ露出させられていく私の姿に息を荒くしていた。
「どぉせなら、男知らない間にすれば良かったよな」
私のショーツをずらして濡れてもいない割れ目へ自身をあてがう雅夫兄さんは、もう悪魔にしか見えなかった。始まる地獄に目を瞑る。グッと重みが増したその時、
「あんた達! 一体何してんだい?!」
外で食事をしているはずの継母が、勢い良く部屋へ入ってきた。
「な? 目隠しすりゃ興奮するのか。でも俺はそんな面倒なことしないけどな」
シャツの上から胸を鷲掴みにされ、私はもう一度声を上げた。
「い、や、兄さん、や、めっ……」
「俺はお前の兄貴じゃねーよ!」
私のことを妹として認めてないのは分かってはいたが、それを理由に性を強要されるのはおかしい。手足をバタつかせ必死に抵抗していると、
「凱也っ、手伝えよっ!」
雅夫兄さんは、開けられたドアに向かって弟を呼んだ。
「……んだよ、瑠衣が出ていかないように見てろって言ったのは自分じゃんかよ」
凱也がやって来て、部屋が一気に酒臭くなる。
「お前、こいつ抑えてろ」
「えぇ~、さすがに近親相姦はマズイだろ」
酔っていても、まだ弟の方がまともな感覚を持っている。
「黙れ、お前が葉月とヤッたこと、俺は許してないからな!」
けれども、凱也も弱味を握られているらしく、面倒臭そうにベッドに乗り上がり、私の両手を押さえつけた。
私が本当のМなら、こんな状況で興奮するはずだけど、込み上げるてくるものは嫌悪と絶望感だけ。兄弟に襲われるなんて地獄でしかない。
心が他の人に支配されているからこそ、余計に。
「離し、……っ」
叫ぼうとする私の口を雅夫兄さんの手が塞いだ。
「前も言ったろ? お前が逃げたら瑠衣だからな」
その言葉に凱也は目を丸くしていたが、変わらず力を弱めなかった。それどころか、あっという間に服を脱がされ露出させられていく私の姿に息を荒くしていた。
「どぉせなら、男知らない間にすれば良かったよな」
私のショーツをずらして濡れてもいない割れ目へ自身をあてがう雅夫兄さんは、もう悪魔にしか見えなかった。始まる地獄に目を瞑る。グッと重みが増したその時、
「あんた達! 一体何してんだい?!」
外で食事をしているはずの継母が、勢い良く部屋へ入ってきた。
10
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
たとえ夜が姿を変えても ―過保護な兄の親友は、私を逃がさない―
佐竹りふれ
恋愛
重なる吐息、耳元を掠める熱、そして——兄の親友の、隠しきれない独占欲。
19歳のジャスミンにとって、過保護な兄の親友・セバスチャンは、自分を子供扱いする「第二の兄」のような存在だった。
しかし、初めてのパーティーの夜、その関係は一変する。
突然降ってきた、深く、すべてを奪うような口づけ。
「焦らず、お前のペースで進もう」
そう余裕たっぷりに微笑んだセバスチャン。
けれど、彼の言う「ゆっくり」は、翌朝には早くも崩れ始めていた。
学内の視線、兄の沈黙、そして二人きりのアパート――。
外堀が埋まっていくスピードに戸惑いながらも、ジャスミンは彼が隠し持つ「男」の顔に、抗えない好奇心を抱き始める。
「……どうする? 俺と一緒に、いけないことするか?」
余裕の仮面を被るセバスチャンに、あどけない顔で、けれど大胆に踏み込んでいくジャスミン。
理性を繋ぎ止めようとする彼を、翻弄し、追い詰めていくのは彼女の方で……。
「ゆっくり」なんて、ただの建前。
一度火がついた熱は、誰にも止められない。
兄の親友という境界線を軽々と飛び越え、加速しすぎる二人の溺愛ラブストーリー。
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
恋に臆病な私と恋を知らなかった御曹司の距離が、ゼロになるまで
夏目萌
恋愛
過去の恋愛が原因で、「女にだらしない男」を何よりも嫌う向坂 来海(29)。
一方、御曹司で誰にでも優しく、来る者拒まず──けれど、誰にも本気になったことのない羽柴 充輝(29)。
本来なら交わるはずのなかった二人は、ある出来事をきっかけに関わるようになる。
他の女性とは違い媚びることも期待することもない来海の態度に、充輝は次第に強く惹かれていく。
「誰にも本気にならない」はずだった彼の、一途すぎる想いに触れ、恋を信じることを避けてきた来海の心は少しずつ揺らぎ始めていき――。
不器用で焦れったくて、簡単には進まない二人の恋の行方は……。
他サイト様にも掲載中
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる