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✶あらすじ✶
祖父創業のインテリアの総合商社(UMENO)で働く明日美は、会社でも家でも奴隷のように働く毎日を送っていた。
父は既に他界。
腹違いの兄と継母から弱味を握られており、理不尽な言いつけにもNOが言えない。父の再婚時から虐げられてきたため、自己否定が強く押しに弱い性格となっていた。
そんな明日美にも密やかな楽しみはある。
それは総務部長(経理も担当)竹林との仕事。
バツイチの竹林は優しいが頼りになる存在で、入社時から片思いしていた。
しかし、兄が社長になってから業績が傾いてきているUMENO。自分達だけでは立て直しが出来ずに、やり手のコンサルタント藍田を入社させる。
藍田は、インテリでありながら温厚で繊細な雰囲気。
明日美にも仕事を教えてくれ、竹林以上に頼れる存在となる。
そんな藍田に、ある日、
「あなた、Mですよね?」
突然性癖?を言い当てられ―――
文字数 17,523
最終更新日 2025.06.25
登録日 2025.06.14
現代名 橋本千尋(前世 安倍吉近)は、幼い頃から人でないモノが見えていた。
彼の前世はかの有名な陰陽師である安倍晴明の側室六人目の子供だった。父より陰陽道も伝授していたが、別の陰陽師からうけた呪いによって十八歳になれば肉体は死に転生してしまうように。
現代では高校の弓道部に所属している。
歳を重ねれば重ねるだけ前世の記憶が鮮明になり己の宿命を認識していくために近頃は交流を避け、誰にも心を見せず、十八歳までのカウントダウンに身を任せていた。
しかし、弓道部の後輩(神職の娘)山城リリの霊的障害や、学校の快事件などに関わるうちに、陰陽師としての力も大きくなっていく。
自分の使命、人への情を感じるようになり、宿命に抗いたい気持ちが芽生えてくる。
そして、不動産屋である現世での父親の事故物件より、未解決殺人事件に巻き込まれ、現代の陰陽師 滋岡道中に出会う。
彼の先祖の滋岡川仁こそ安倍晴明に呪いをかけた陰陽師だった。
千尋にかけられた呪いを解くことができるのは彼だけ。
二人は衝突しながらも未解決殺人事件を解決へと導き、呪いを解いてもらうことになるのだが――
※こちらは、魔法のiらんど、他にも投稿しております。
魔法のIらんど大賞の選評をもとに修正しながら転記していきます。
文字数 82,854
最終更新日 2022.05.11
登録日 2022.04.18
文字数 113,275
最終更新日 2019.01.25
登録日 2018.12.28
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