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252.爆弾発言(237.先輩と同時進行)
「ねえ…付き合ったらさ、キスすんのかな?」
永那…ホント、いつも誉の前でなにしてんの。
あたしも、人のこと言えないけど。
「キスって、どんなかな?…どんな?」
「うるさい」
「えー…教えてよ」
「じゃあ、今する?」
ずっと背けていた顔を誉に向けると、息がかかる距離に顔があった。
誉の顔が真っ赤に染まっていく。
「い、いいの…?」
あたしはため息を彼の顔に吹きかける。
「バーカ」
起き上がって、リビングに行く。
「千陽、体調大丈夫?」
「うん…てか」
「あ、佐藤さんね」
穂の、バカ。
頭良いんじゃないの?
勉強し過ぎて頭おかしいの?
優里があたし達の会話を聞いて、ニヤけてて腹立つ。
優里の消しゴムを遠くに投げる。
「あ!ちょっと!」
あたし的には、周りの人たちに変に勘違いさせないため…あたし自身が、調子に乗らないために、言わせてるつもりなんだけど。
そうやって線引きしないと、永那から奪いたくなっちゃいそうになるから。
矛盾してるけど、全然奪いたいわけじゃないし、調子に乗りたいわけでもない。
だから…。
でも2人きりのときは彼女からの愛を感じたいし…これでも、精一杯、気持ちを抑えてる。
あたしの努力って間違ってる?
誉が頭をポリポリ掻きながら、穂の部屋から出てきた。
そのまま、何も言わずに自分の部屋に入ってしまう。
「なんか、私のこと話してた?」
「べつに」
優里が消しゴムを拾って戻ってくる。
そのまましばらく勉強していると、誉が部屋から出てきてご飯を作る。
「今日は誉のご飯~!楽しみー!」
優里に言われて、誉がへへへと笑う。
綺麗にご飯がテーブルに並ぶ。
「シチューと、ほうれん草のサラダと、ピラフ」
「すごー!めっちゃ豪華!」
「おいしそう」
優里と穂が褒めて、誉が嬉しそうに笑う。
頬をピンク色に染めながらあたしを見るから「いただきます」と呟いた。
「どう?うまい?」
「うん」
「誉、千陽がご飯食べるの好きだから頑張ってるんだよね」
不純な動機。
「ね、姉ちゃん!言わなくていいから!」
「なにそれー、可愛いー!」
優里が誉の頭をわしゃわしゃ撫でる。
「私も誉みたいな弟ほしー!」
「優里ちゃんも姉弟いたよね?」
「うん。生意気だよー、ホント。真ん中は大変です…」
「弟とお姉さんだっけ?」
「2人とも私のこと雑に扱うんだよ…私、空井家に生まれたかった…」
穂が苦笑する。
ご飯を食べ終えて、穂が勉強しようとしたけど、優里が騒ぐ。
「休憩しよー!もう十分頑張ったよー!無理だよー!」
「そっか…。じゃあ、どうしよっか」
あたしは大きくため息をついて穂を睨んだ。
「空井さん、そうやってまた人を甘やかして」
「え、そ、そうかな?」
優里が“疲れたからキスして?”なんて言ったら、穂ってキスしたりすんの?
穂って、誰でも構わず優しくするの?
黒いモヤモヤが心に生まれる。
穂が少し考えてから「うん、やっぱりもう少し勉強しよう?」と優里に言った。
「ガーン」
優里がテーブルに腕を放って、頬を天板につける。
キリのいいところで、あたしはノートを閉じた。
「優里、一緒にお風呂入らない?」
「いいよー」
穂を見る。
彼女が目を見開いて頬をピンク色に染める。
普通を知らない、変なことばかり永那に教え込まれた穂。
友達同士でお風呂なんて、普通に入るでしょ。
あたしと入るのだって、本当は変なことじゃないでしょ?
なんで頬を桜色に染めるのか…あたしのこと、本気で好きなの?
そう思われてもおかしくない反応をしてるって自覚、絶対ないでしょ。
あたしはイライラしながら優里とお風呂に入る。
シャワーを顔面にかけると仕返しされた。
「ぐへへへへ、お嬢ちゃん、良いおっぱいしてるねえ、ぐへへへへ」
指をうにょうにょ動かしながら、あたしの胸を揉もうとするから、もう一度シャワーを顔面に浴びせた。
「ぶはっ、鼻に入った…」
体を拭いて、服を着る。
「千陽、永那となんかあった?」
「べつに」
「2人の仲が戻ってよかった~って思ってたのに、また悪くなってない?」
「なってない」
「ホントに~?最近全然話してないと思うんだけど」
「ハァ」とため息をついて、髪を拭く。
「ホントに、大丈夫?」
「うん。永那と穂がバカなだけ」
「え!?穂ちゃんも!?」
「そう。2人でバカなこと考えてるから、どん引きしてるとこ」
「な、なに考えてるの…?」
「知りたいの?」
「そりゃあ…」
あたしは口角を上げた。
「内緒」
浴室から出た。
「千陽~!ちょっとー!」
優里が走って追いかけてくる。
後ろから抱きつかれて、倒れそうになる。
「教えてよー!」
「どうしたの?」
穂が教科書から視線を上げて言う。
「千陽が私に隠し事する!」
穂は首を傾げてあたしを見る。
「永那と穂ちゃん、なんか楽しいこと計画してるの?」
何度も瞬きして、眉間のシワが深くなる。
「楽しいこと?」
「そー!ひどいよー!みんなで内緒にして!」
永那…ホント、いつも誉の前でなにしてんの。
あたしも、人のこと言えないけど。
「キスって、どんなかな?…どんな?」
「うるさい」
「えー…教えてよ」
「じゃあ、今する?」
ずっと背けていた顔を誉に向けると、息がかかる距離に顔があった。
誉の顔が真っ赤に染まっていく。
「い、いいの…?」
あたしはため息を彼の顔に吹きかける。
「バーカ」
起き上がって、リビングに行く。
「千陽、体調大丈夫?」
「うん…てか」
「あ、佐藤さんね」
穂の、バカ。
頭良いんじゃないの?
勉強し過ぎて頭おかしいの?
優里があたし達の会話を聞いて、ニヤけてて腹立つ。
優里の消しゴムを遠くに投げる。
「あ!ちょっと!」
あたし的には、周りの人たちに変に勘違いさせないため…あたし自身が、調子に乗らないために、言わせてるつもりなんだけど。
そうやって線引きしないと、永那から奪いたくなっちゃいそうになるから。
矛盾してるけど、全然奪いたいわけじゃないし、調子に乗りたいわけでもない。
だから…。
でも2人きりのときは彼女からの愛を感じたいし…これでも、精一杯、気持ちを抑えてる。
あたしの努力って間違ってる?
誉が頭をポリポリ掻きながら、穂の部屋から出てきた。
そのまま、何も言わずに自分の部屋に入ってしまう。
「なんか、私のこと話してた?」
「べつに」
優里が消しゴムを拾って戻ってくる。
そのまましばらく勉強していると、誉が部屋から出てきてご飯を作る。
「今日は誉のご飯~!楽しみー!」
優里に言われて、誉がへへへと笑う。
綺麗にご飯がテーブルに並ぶ。
「シチューと、ほうれん草のサラダと、ピラフ」
「すごー!めっちゃ豪華!」
「おいしそう」
優里と穂が褒めて、誉が嬉しそうに笑う。
頬をピンク色に染めながらあたしを見るから「いただきます」と呟いた。
「どう?うまい?」
「うん」
「誉、千陽がご飯食べるの好きだから頑張ってるんだよね」
不純な動機。
「ね、姉ちゃん!言わなくていいから!」
「なにそれー、可愛いー!」
優里が誉の頭をわしゃわしゃ撫でる。
「私も誉みたいな弟ほしー!」
「優里ちゃんも姉弟いたよね?」
「うん。生意気だよー、ホント。真ん中は大変です…」
「弟とお姉さんだっけ?」
「2人とも私のこと雑に扱うんだよ…私、空井家に生まれたかった…」
穂が苦笑する。
ご飯を食べ終えて、穂が勉強しようとしたけど、優里が騒ぐ。
「休憩しよー!もう十分頑張ったよー!無理だよー!」
「そっか…。じゃあ、どうしよっか」
あたしは大きくため息をついて穂を睨んだ。
「空井さん、そうやってまた人を甘やかして」
「え、そ、そうかな?」
優里が“疲れたからキスして?”なんて言ったら、穂ってキスしたりすんの?
穂って、誰でも構わず優しくするの?
黒いモヤモヤが心に生まれる。
穂が少し考えてから「うん、やっぱりもう少し勉強しよう?」と優里に言った。
「ガーン」
優里がテーブルに腕を放って、頬を天板につける。
キリのいいところで、あたしはノートを閉じた。
「優里、一緒にお風呂入らない?」
「いいよー」
穂を見る。
彼女が目を見開いて頬をピンク色に染める。
普通を知らない、変なことばかり永那に教え込まれた穂。
友達同士でお風呂なんて、普通に入るでしょ。
あたしと入るのだって、本当は変なことじゃないでしょ?
なんで頬を桜色に染めるのか…あたしのこと、本気で好きなの?
そう思われてもおかしくない反応をしてるって自覚、絶対ないでしょ。
あたしはイライラしながら優里とお風呂に入る。
シャワーを顔面にかけると仕返しされた。
「ぐへへへへ、お嬢ちゃん、良いおっぱいしてるねえ、ぐへへへへ」
指をうにょうにょ動かしながら、あたしの胸を揉もうとするから、もう一度シャワーを顔面に浴びせた。
「ぶはっ、鼻に入った…」
体を拭いて、服を着る。
「千陽、永那となんかあった?」
「べつに」
「2人の仲が戻ってよかった~って思ってたのに、また悪くなってない?」
「なってない」
「ホントに~?最近全然話してないと思うんだけど」
「ハァ」とため息をついて、髪を拭く。
「ホントに、大丈夫?」
「うん。永那と穂がバカなだけ」
「え!?穂ちゃんも!?」
「そう。2人でバカなこと考えてるから、どん引きしてるとこ」
「な、なに考えてるの…?」
「知りたいの?」
「そりゃあ…」
あたしは口角を上げた。
「内緒」
浴室から出た。
「千陽~!ちょっとー!」
優里が走って追いかけてくる。
後ろから抱きつかれて、倒れそうになる。
「教えてよー!」
「どうしたの?」
穂が教科書から視線を上げて言う。
「千陽が私に隠し事する!」
穂は首を傾げてあたしを見る。
「永那と穂ちゃん、なんか楽しいこと計画してるの?」
何度も瞬きして、眉間のシワが深くなる。
「楽しいこと?」
「そー!ひどいよー!みんなで内緒にして!」
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