347 / 595
6.さんにん
346.まだ
「お前さ?ちゃんとイくとき、“イく”って言って?」
「ご、ごめ…ハァッハァッ、ごめんね…」
「ハァ」と永那がため息をつく。
「次は…穂が好きなとこね」
膣が掻き回される。
「フんんぅっ」
「ここ」
グッと肛門が押される感覚。
「ぁぁあっ」
「気持ち良い?」
「わ、わかんないっ…けど、あぁっ…」
蕾に触れられる。
今度は、ビリビリした感覚がなかった。
「あぁぁっ…きもちぃぃッ、ハァッあっ」
少し…少しだけ、気持ちよさが、わかる。
汗が流れ落ちる。
「あぁっ、イくっ、イくぅッ…あぁっイ…く…」
あたしの体、壊れないかな?大丈夫かな?
どこもかしこも、痙攣が止まらなくて。
胸を揉まれて、ビクッと体が跳ねる。
いや…跳ねたのかも、わからない。
「すげーな、マジで。なんで今までさわんなかったのかなあ?もっとさわっておけば良かったよ」
乳頭を指先で弄くられて、肛門を押される。
「まあ、私は穂のが好きだけど」
永那のバカ。
…絶対、わざと、ずっと穂の名前出してる。
そんなことしなくたって、わかってるよ。
わかってる。
あたしは、永那の恋人にはなれない。
そんなの、わかってる。
散々見てきた。
永那に気持ち良くしてもらって、本気で好きになっちゃって、振られた人達。
あたしは…そんなふうには、ならない。
ならない、から。
「もっと、さわって」
胸が、ズキズキと痛んで、涙が溢れる。
「永那の、好きに…して、いいから」
部屋が暗くて、良かった。
浮気相手で、いいから。
あたし、穂のことだって、本気で好きだし。
べつに…べつに…平気だし。
幸せ…だし…。
「好きにって言ったって…お前、毎回穂に言うじゃん」
「だめ、なの?」
「まあ…隠し事は、良くないけどさ。好きにできないでしょ?って話」
「そっ…か…。ごめん…」
「千陽さ、謝りすぎじゃない?ホント、自信あんだかないんだかわかんないやつ」
「んぁっ」
繊細なものを扱うみたいに優しかった手つきが、快楽へと導いてくれるように動き始める。
穂の好きなところの意味がわかったあたり…意識が朦朧として、何も、考えられなくなったあたりで、永那があたしを寝かせた。
布団をかけてくれて、ティッシュで額の汗を拭ってくれる。
「もう5時過ぎてんのか」
永那がスマホを見る。
家の中は真っ暗で、スマホの光が永那の顔を煌々と照らした。
「休んだら、家まで送るから」
穂にメッセージでも送っているのか、指を動かしている。
「永那」
「ん?」
「好き」
「おー」
永那はスマホから目を離さない。
「好き」
フフッと笑って「知ってる」と答えられる。
「大好き」
返事は、もうない。
どこまでも一方通行。
泣かない。
こんなことでは、もう、泣かない。
慣れた痛み。
「電気、つけるよ」
「うん」
パチッと明かりがついて、眩しくて目がチカチカした。
永那が隣に座る音がして、薄く目を開く。
髪を撫でられて、ドキッとする。
目を閉じた。
彼女から与えられる心地よさだけに意識を集中する。
離れてしまって、目を開ける。
「飲み物取ってくる」
そう言って、部屋から彼女がいなくなる。
天井を眺めた。
…あたし、帰ったら、泣いちゃいそう。
よく、男女の営みでは、ヤった後に男の賢者タイムがあるなんてネットでは見たけど。
その賢者タイムが、女性に寂しい思いをさせる…みたいな。
永那は当然、賢者タイムというより、彼女自身は気持ち良くなっていないのだから、冷静だ。
それが、寂しい。
穂には…違うんだろうな。
優しく抱きしめてあげたり、するんだろうな。
「ハァ」とため息を零すと、永那がペットボトルを持って戻ってきた。
「はい」
手渡される。
穂は…口移しで飲ませてくれた。
それに…永那、穂には、飲ませてあげてたな。
あたしは布団を片腕で押さえながら起き上がって、お茶を飲む。
蓋を閉めて「ありがと」と返す。
隣に座る永那は、あたしが閉めた蓋を開けて、ゴクゴクお茶を飲み始めた。
…間接キス…なんて。
前はドキドキしてたな。
「ちょっとは休まった?歩けそう?」
「…まだ」
下唇を噛んで、俯く。
「ハァ」という永那のため息で、胸が抉られるように痛んだ。
永那が立ち上がって、あたしは唇を強く噛む。
そんな、あからさまに…嫌がらなくたって…いいじゃん。
我慢できていたはずなのに、視界がボヤけていく。
穂より気持ち良かった。
でも、穂より冷たくて、悲しい。寂しい。
穂…穂…穂に、会いたい。
でも、穂が会いたいのは、永那で…。
ああ…。
ポタッと涙が布団に落ちた瞬間、背中にぬくもりを感じた。
「え…?」
永那の白い腕が、布団ごとあたしを抱きしめる。
「寄りかかっていいよ」
瞬きするたびに、瞳に溜まっていた雫が落ちた。
「ん?」
顔を覗きこまれる。
「え!?なんで泣いてんの?」
あたしは慌てて指で拭う。
「べつに」
「は?“べつに”じゃないでしょ?…なに?…怖かった?痛かった?…あ、フラッシュバック…とか…」
心配そうに彼女の瞳が揺らぐ。
だからあたしは嬉しくなって、口元が緩む。
「え?なに?…どうしたの?マジで」
「ご、ごめ…ハァッハァッ、ごめんね…」
「ハァ」と永那がため息をつく。
「次は…穂が好きなとこね」
膣が掻き回される。
「フんんぅっ」
「ここ」
グッと肛門が押される感覚。
「ぁぁあっ」
「気持ち良い?」
「わ、わかんないっ…けど、あぁっ…」
蕾に触れられる。
今度は、ビリビリした感覚がなかった。
「あぁぁっ…きもちぃぃッ、ハァッあっ」
少し…少しだけ、気持ちよさが、わかる。
汗が流れ落ちる。
「あぁっ、イくっ、イくぅッ…あぁっイ…く…」
あたしの体、壊れないかな?大丈夫かな?
どこもかしこも、痙攣が止まらなくて。
胸を揉まれて、ビクッと体が跳ねる。
いや…跳ねたのかも、わからない。
「すげーな、マジで。なんで今までさわんなかったのかなあ?もっとさわっておけば良かったよ」
乳頭を指先で弄くられて、肛門を押される。
「まあ、私は穂のが好きだけど」
永那のバカ。
…絶対、わざと、ずっと穂の名前出してる。
そんなことしなくたって、わかってるよ。
わかってる。
あたしは、永那の恋人にはなれない。
そんなの、わかってる。
散々見てきた。
永那に気持ち良くしてもらって、本気で好きになっちゃって、振られた人達。
あたしは…そんなふうには、ならない。
ならない、から。
「もっと、さわって」
胸が、ズキズキと痛んで、涙が溢れる。
「永那の、好きに…して、いいから」
部屋が暗くて、良かった。
浮気相手で、いいから。
あたし、穂のことだって、本気で好きだし。
べつに…べつに…平気だし。
幸せ…だし…。
「好きにって言ったって…お前、毎回穂に言うじゃん」
「だめ、なの?」
「まあ…隠し事は、良くないけどさ。好きにできないでしょ?って話」
「そっ…か…。ごめん…」
「千陽さ、謝りすぎじゃない?ホント、自信あんだかないんだかわかんないやつ」
「んぁっ」
繊細なものを扱うみたいに優しかった手つきが、快楽へと導いてくれるように動き始める。
穂の好きなところの意味がわかったあたり…意識が朦朧として、何も、考えられなくなったあたりで、永那があたしを寝かせた。
布団をかけてくれて、ティッシュで額の汗を拭ってくれる。
「もう5時過ぎてんのか」
永那がスマホを見る。
家の中は真っ暗で、スマホの光が永那の顔を煌々と照らした。
「休んだら、家まで送るから」
穂にメッセージでも送っているのか、指を動かしている。
「永那」
「ん?」
「好き」
「おー」
永那はスマホから目を離さない。
「好き」
フフッと笑って「知ってる」と答えられる。
「大好き」
返事は、もうない。
どこまでも一方通行。
泣かない。
こんなことでは、もう、泣かない。
慣れた痛み。
「電気、つけるよ」
「うん」
パチッと明かりがついて、眩しくて目がチカチカした。
永那が隣に座る音がして、薄く目を開く。
髪を撫でられて、ドキッとする。
目を閉じた。
彼女から与えられる心地よさだけに意識を集中する。
離れてしまって、目を開ける。
「飲み物取ってくる」
そう言って、部屋から彼女がいなくなる。
天井を眺めた。
…あたし、帰ったら、泣いちゃいそう。
よく、男女の営みでは、ヤった後に男の賢者タイムがあるなんてネットでは見たけど。
その賢者タイムが、女性に寂しい思いをさせる…みたいな。
永那は当然、賢者タイムというより、彼女自身は気持ち良くなっていないのだから、冷静だ。
それが、寂しい。
穂には…違うんだろうな。
優しく抱きしめてあげたり、するんだろうな。
「ハァ」とため息を零すと、永那がペットボトルを持って戻ってきた。
「はい」
手渡される。
穂は…口移しで飲ませてくれた。
それに…永那、穂には、飲ませてあげてたな。
あたしは布団を片腕で押さえながら起き上がって、お茶を飲む。
蓋を閉めて「ありがと」と返す。
隣に座る永那は、あたしが閉めた蓋を開けて、ゴクゴクお茶を飲み始めた。
…間接キス…なんて。
前はドキドキしてたな。
「ちょっとは休まった?歩けそう?」
「…まだ」
下唇を噛んで、俯く。
「ハァ」という永那のため息で、胸が抉られるように痛んだ。
永那が立ち上がって、あたしは唇を強く噛む。
そんな、あからさまに…嫌がらなくたって…いいじゃん。
我慢できていたはずなのに、視界がボヤけていく。
穂より気持ち良かった。
でも、穂より冷たくて、悲しい。寂しい。
穂…穂…穂に、会いたい。
でも、穂が会いたいのは、永那で…。
ああ…。
ポタッと涙が布団に落ちた瞬間、背中にぬくもりを感じた。
「え…?」
永那の白い腕が、布団ごとあたしを抱きしめる。
「寄りかかっていいよ」
瞬きするたびに、瞳に溜まっていた雫が落ちた。
「ん?」
顔を覗きこまれる。
「え!?なんで泣いてんの?」
あたしは慌てて指で拭う。
「べつに」
「は?“べつに”じゃないでしょ?…なに?…怖かった?痛かった?…あ、フラッシュバック…とか…」
心配そうに彼女の瞳が揺らぐ。
だからあたしは嬉しくなって、口元が緩む。
「え?なに?…どうしたの?マジで」
あなたにおすすめの小説
小さくなって寝ている先輩にキスをしようとしたら、バレて逆にキスをされてしまった話
穂鈴 えい
恋愛
ある日の放課後、部室に入ったわたしは、普段しっかりとした先輩が無防備な姿で眠っているのに気がついた。ひっそりと片思いを抱いている先輩にキスがしたくて縮小薬を飲んで100分の1サイズで近づくのだが、途中で気づかれてしまったわたしは、逆に先輩に弄ばれてしまい……。
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
✽全28話完結
✽辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
✽他誌にも掲載中です。
✽2026.4/11 エブリスタ用に使用している表紙に変更しました。
→表紙はイラストをGrok タイトルをChatGPTでAI生成しています。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」
三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。
クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。
中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。
※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。
12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。
身体だけの関係です 原田巴について
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。