いたずらはため息と共に

常森 楽

文字の大きさ
421 / 595
7.向

420.舞う

「ごめんなさい」
「まあ、春休み、目一杯楽しもうね?」
指の隙間から彼女を見ると、その瞳がキラキラと輝いていた。
左の口角を上げて、“これから食べられる”みたいな気分にさせられる。
「んっ」
割れ目を撫でられて、鎮まってしまったのが嘘だったかのように、体が反応した。
「穂はすぐピチャピチャにするんだから」
トントンと優しく指の腹で叩かれただけで、いちいち声が出るから嫌になる。

「ハァッあっ」
脚を開かされ、舐められて、子宮がキュッと締まった。
弾力のある柔らかな舌が、私の蜜を掻き出すように、出たり入ったりする。
ヌルヌルと、滑らかに、入口を往復した。
「おいし」
「ハァ」と彼女の熱い吐息がかかったはずなのに、涼しく感じる。
濡れているからなのか、私の体が彼女の吐息以上に火照っているからなのか…。
「あぁッあっ、んっ」
チュッと軽くキスするみたいに蕾を吸われただけで、私はいとも簡単に果てた。
「ハハッ」と永那ちゃんの楽しそうに笑う声が聞こえてくる。
「もう一回…」
今度は舌先で転がされ、ものの数秒で果てる。
「穂は相当欲求不満だったらしい」
低い声で言うけれど、すごく満足げだ。

「なのに、なんで忘れちゃうかな…」
「フんぅゥッ」
彼女が遠慮なくなかに入ってくる。
私の体はよほど欲していたのか、おそらく2本挿れているであろう彼女の指を取り込むように、子宮内がキチキチになっていた。
「おぉ…キツい…」
自分でもわかるから、恥ずかしさで火を吹きそう…。
「痛くない?穂」
「大、丈夫…っ」
「ん」
彼女がゆっくり、なかで動く。
「あぁぁッ」
フフッと彼女が笑う。
「気持ちいい?」
「気持ちぃっ」
「よかった」
彼女が気持ち良いところを撫でてくれる。
クチュクチュと、いつもより音が鳴るのは、私のなかが狭いから…?
「ぁぁっ、んっ…ハァッあっ」
「穂、過去一声出てるんじゃない?」
言われて、下唇を噛む。
「いいんだよ?出して。嬉しいんだから。それくらい気持ち良いってことでしょ?」
彼女の瞳にジッと見つめられて、心が解き放たれていくような気がした。
「んっ」
私の反応を見てなのか、彼女が指を動かす。
「ハァッあぁっ、んぅッ…んっ、あっあッ」
全身に力が入り、ビクビクと震えた後、力が抜ける。
足、りそう…。

「ぁあっ」
彼女が奥に入ってくる。
下腹部を左手で押され、快楽が押し寄せてくる。
「ああぁッ、んっ…きもッちぃ…ッん、あっハァッぁっ」
「可愛い。…自分でさわろうとしちゃうくらいだもんね。ずっとシたかったんだね、穂」
イっても、彼女の指が止まることはない。
「私もずっとシたかったから、めちゃくちゃ嬉しい」
「ハァッあぁっ、アッんゥ…っ」
「穂の可愛い声聞けて、めちゃくちゃ嬉しい」
パチパチと火が弾ける。
薪木が燃える時のように、パチパチと。
“嬉しい”と言われれば言われるほど、それに応えるように喘ぎ声が出た。
肌に汗が滲む。
「穂、腰動いてるよ?」
動かしているつもりはない。
でも、“もっと、もっと”と欲しているのだけはわかる。
もっと気持ち良くなりたい。
永那ちゃんに、気持ち良くして欲しい。さわってほしい。

そう、願っていたのに…永那ちゃんは私が数回果てたのを見て、指を抜いてしまった。
荒い呼吸を整えることもしないまま、永那ちゃんを見つめた。
彼女は私の気持ちを見透かしているみたいに笑う。
「もう、誉が帰ってくる時間でしょ?…1回だけ、私もイかせて?」
ショーツとスカートを穿かされる。
彼女がベッドに乗って、私の顔の上で跨った。
片足を上げて、ショーツを脱ぐ。
彼女の恥部が下りてくるから、名残惜しくも、彼女を気持ち良くしてあげることに専念した。
彼女も濡れていた。
…ずっと、永那ちゃんも2人きりになりたいって言ってくれてたもんね。
割れ目を舐めたり、キスしたり、唇で挟んだりして、慣れた彼女の味を味わう。
仕上げに、蕾を吸う。
「ハァッぁっ」
彼女は壁に手をついて、ブルッと震えるように果てる。
「気持ち良かった。ありがと」
「…もう、いいの?」
「だって時間ないじゃん」
完全に責められている…。実際、私のせいだけどさ…。
永那ちゃんはショーツを穿いて、私の横に座った。

私が起き上がると、ブラをつけてくれる。
私は自分でシャツのボタンを留めて、セーターを着た。
ペロリと舌を出して、唇についた彼女の蜜を舐め取る。
ブレザーは除菌スプレーを振りかけて、ハンガーに掛けた。
床に置かれていた永那ちゃんのブレザーもついでにやる。
「永那ちゃん、すぐ帰る?」
「今帰ったら、ただエッチするためだけに会ったみたいになるから嫌」
一応お散歩もして、プレゼントを渡し合ったのだから“エッチするためだけ”ではないと思うけど…。
永那ちゃんが“嫌”なら、私はそれで良い。
「何か飲む?」
「お茶欲しい」
部屋から出ると、リビングは真っ暗だった。
電気をつけて、キッチンに行く。
永那ちゃんも部屋から出てきて、伸びをしながらラグに座った。
テレビをつける。
なんだか、3ヶ月間一緒に過ごした日々に戻ったみたい。
感想 56

あなたにおすすめの小説

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

小さくなって寝ている先輩にキスをしようとしたら、バレて逆にキスをされてしまった話

穂鈴 えい
恋愛
ある日の放課後、部室に入ったわたしは、普段しっかりとした先輩が無防備な姿で眠っているのに気がついた。ひっそりと片思いを抱いている先輩にキスがしたくて縮小薬を飲んで100分の1サイズで近づくのだが、途中で気づかれてしまったわたしは、逆に先輩に弄ばれてしまい……。

会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)

久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。 しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。 「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」 ――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。 なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……? 溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。 王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ! ✽全28話完結 ✽辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。 ✽他誌にも掲載中です。 ✽2026.4/11 エブリスタ用に使用している表紙に変更しました。 →表紙はイラストをGrok タイトルをChatGPTでAI生成しています。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

身体だけの関係です‐三崎早月について‐

みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」 三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。 クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。 中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。 ※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。 12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。 身体だけの関係です 原田巴について https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789 作者ツイッター: twitter/minori_sui

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。