執筆徒然日記

常森 楽

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小説を書く時

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近況ボードや感想のお返事にはしょっちゅう書いているのですが、私が物語を書く時、いつも映像が頭の中に流れてくるんです。
それを文字に起こして、自分で読み返せるようにしたいと思ったのが、小説を書き始めたきっかけでした。

本当は、映像が流れてくるので、漫画でも良かったのですが、なにぶん飽き性だし面倒くさがりだしで、絵は断念しました。
もちろん文章が面倒ではない、ということではありません。
文章を書き始めたら書き始めたで、「うおー!この表現はどうすればいいんだー!?」とか「この書き方で伝わるのか?変な言い回しじゃないか?」とか気になってきます。
こだわり始めたらキリがありません。
なんなら、書いている内に、絵の方が伝わりやすいよね…と思えてくる始末です。
でも、少なくとも、私にとっては、絵よりは取っ掛かりやすかったのが小説でした。
絵を描くのは好きなのですが、個性的過ぎると言いますか…決して上手くはありません(笑)
あと、きっとその内、イメージしている映像通りに描けないのが、絶対不満に思えてくると思うので、一生描きあげられる自信がありませんでした…。
本当に絵が上手くなりたいと思って努力している方々には一生近づけないと思います(笑)
絵を見るのは好きなので、よくネットを漁っているのですが、描いているところを動画にしてくれている方がいるじゃないですか?
もう…丁寧過ぎて…最初から最後まで見てみても、何がどうなってそうなったのかわからないのです…。

そんなわけで、私が選んだのは文章でした。
小学生の時から妄想するのが好きで、色んな妄想をしては、文章に起こしていました。
文章化し始めたのは中学生からかな…?
でも、思い浮かんだその映像だけしか文章化出来なくて、小説と呼べるものはなかなか書けませんでした。
意識的に妄想するというより、気づいたら頭の中にその映像が流れてくるってイメージの方が近くて、その前後がわからないんですよね。
だから書けない。
今思えば、現実逃避だったんでしょうね。
辛い現実から目を背けたい時、頭の中の世界で心の平穏を保とうとしていた。

私は、あまり多くの小説は読まないのですが、好きになった小説は暗記するほど読み込みます。
高校生になると自己啓発本や新書を読み始め、大人になると実際に心理の現場で働いている人が読むような教材的な本や学術書を読むようになりました。あとは、自分の仕事に必要な本ですね。
大人になってからは、ほとんど小説を読んでいないと思います。
ほとんど小説を読んでいないのですが…なぜか『いたずらはため息と共に』を書けている。
不思議ですね(笑)
感想で、たくさん共感して頂けたり、楽しみにしていると言って頂けて、それが活力になっているんだなあ…と、しみじみ思います。

嬉しい感想を頂くと、もっと上手く表現できるようになりたい!という気持ちが強まって、色々調べました…!(笑)
R18の表現方法…。これが本当に難しくて。
最初、男性向けと女性向けでは書き方を変えなきゃいけないっていうのを知ったんです。

男性向けは、どちらかと言うと強めな表現?が人気らしいんです。
所謂、一般的なアダルトビデオみたいな感じで。
よく言われますが、アダルトビデオは全く女性向けではなく、男性向けがほとんどです。
まあ、当然、制作者側も男性向けに作っているんでしょうから、男性向けになるのは必然なんだと思いますが。
なぜ女性向けじゃないのかと言うと、端的に、女性からすれば「痛そう」なんですよね。
(最近女性向けアダルトビデオも増えてきたらしい)
で、小説で表現するとどうなるかと言うと、“爆発”とか……えーっと、他の例えが何にも出てこなくて自分でも驚いているのですが…とにかく、女性からしたら少し暴力的な表現が、好まれるらしいんです。
実際に乱暴にしていなくても、男性の雄々しさ?みたいなのを強調することが大事なんだそうです。

一方、女性向けになると、直接的な表現をなるべく避けて、比喩表現を多くした方がいいとのことで。
その比喩表現も、自然や果物など、美しいもので表すのがいいと。
「お、割と出来てるんじゃない?」と、最初の頃は思えていたのですが、段々、レパートリーがなくなってくる…!
もう、今や、めちゃくちゃ書くのが大変なシーンになっている…!
毎度毎度、すんごく……きっと皆さんが思っているよりも、ものすんごく、頭のエネルギーを消費しています(笑)
映像が流れてきた瞬間はニヤニヤしているのですが、いざ書くとなると、眉間にシワが寄っています🤣
すごいたくさん、甘いものを食べながら書いています(笑)
だから、永那パートになると、正直言って、逃げています…。
永那パートも楽ではないんですけど、穂と千陽よりはマシ。
1番性格が似ているのも永那ですしね。

(きっと読んでくださっている読者の方の中には男性もいらっしゃるだろうから…本当はきっと、男性向けとか女性向けとかないんでしょうね…。ただ、現段階では、こういった傾向が強い…という話でした)

なので…!
もう…穂と千陽のパートの時を褒められると、本当に嬉しい…!!
「あー!褒められた!!頑張った甲斐があった!!」ってなります(笑)
何回褒められても嬉しい。
もう、出来ることなら、1パート毎に100回くらい褒められたい。
bot並みに褒められたい。
本当、お褒めの感想を書くのを、もし躊躇っている方がいたら、遠慮なくいっぱい書いてください!(笑)
何回同じこと言われてもいいです。
毎日褒められたいくらい🤗
…あ、こういうことは、近況ボードに書いた方がいいのかな?
何を近況ボードに書いて、何を日記に書けばいいのかわかんないや。

そして私は、一応、ちゃんとLGBTのことは書きたくて。
書くのを楽しみつつも、同意とかも取るように意識していたり…。
でも、本当、色々難しいですよね。
…まあ、あくまで趣味の小説だし、私が考えられることを書けばいいんでしょうけども。(そんなに多くの人に読まれてるわけでもないし🤣)
っていうか、自分が知らないことを書けるわけがないので、頑張って知識を増やしつつ、配慮出来る部分を配慮しつつ、書いてはいるのですが。
やっぱり不安は尽きないですね。

同性同士でも、“昔、痛い思いをしたことがある”と言っていた人もいて。
レズビアンの方が配信しているYouTubeを見ていても、“どうすればいいかわからない”とか“パートナーがあまり上手じゃない”とか相談されていることも多くて。
やっぱり、同性同士だったとしても、どうすればいいかわからない人って、たぶんたくさんいて…そういう方の参考に、少しでもなればいいなって思ったりもしていて。
自分がすごい上手い自信があるわけではないんですけど…一応、それなりに経験した身として…?
いやーでも、難しい…。本当に書くのって難しい!
これが正しいとか間違ってるとかも、たぶんないし、本当に難しい。
(しかも、私が楽しんで書いてるところもあるから、本当はダメな部分とかも普通にありそうで怖い)

『雑談』に書いたかな?
『いたずらはため息と共に』の終わりも、ずっと考えていて。
日本に住んでいるのに結婚する、っていうのは現時点ではあまり考えていなくて。
結婚式を挙げている同性カップルの方達がいますが、私は個人的にあまり結婚式をしたいとは思えなくて…。
(※本当に、完全に個人の感想です)
たぶん、結婚式を挙げたら、私、虚しくなっちゃうと思うんですよね。
「結婚式は挙げたけど、結婚は出来ないんだよね…」って、余計に虚しさが増幅しちゃうというか…。
結婚するなら、2人に海外移住させる。
でもな~、それもなんかな~…。
というところで、ハッピーエンドの作り方がわからなくなっております。
これも完全に個人の感想だけど、養子縁組も違うと思っている。
そりゃ家族にはなれるけど、パートナーと親子になりたいわけじゃない。
だって、極論、親とセックスしてたらおかしいでしょ。
…まあ、自分が病気になって死にそうってなったり、もう年齢的に…ってなったら話は変わってきますが。
だから、色々難しい。

一緒にいられるだけで幸せ、なんて言えるのは最初の数年だけで、一緒にいればいるほど辛いことも増えてくる。
別れを考える時も、何度も来る。
結婚って、契約で、きっと離婚しようって思う前に、少しは思い留まったりすると思うんです。
どうにか離婚を回避できないか?って考えたり行動したりすると思うんです。
たったそれだけかもしれないけど、たったそれだけのことが、一緒にいればいるほど、大事だと思うんですよ。
パートナーシップ制度があるけれど、その地域から引っ越す時、返さなきゃいけないって知っていますか?
(ちなみに私は人から聞くまで知らなかった)
別れてないのに、書類を返す時、まるで離婚するみたいな気持ちにさせられるんですよ。
それってどうなのかなって、めちゃくちゃ疑問に感じる。

もちろん、結婚していてもしていなくても、別れる人は別れるだろうし、別れない人は別れないと思う。
でも保証されてるって安心感は絶大だよな~と思ったりもする。
結婚出来るってことは、堂々とパートナーを人に紹介出来るってことでもある。
人に紹介するって案外、2人の関係を繋ぎ止めるのに大事なことなんじゃないかなって思うんですよね。
周りから認められているという安心感だったり、周りに悩みを相談しやすくなったり…。
結婚していなくても、紹介すればいいじゃないかって思う方もいると思うんですけど、全員が全員、社会から認められていない中でカミングアウト出来るわけじゃないんですよね。
そんなに強い人ばかりじゃない。
結婚出来るようになるって、つまりは社会から存在を認められるようになるってことで。

例えば同性愛に否定的な考えを持つ人が親戚にいたとして、その人からしつこく「早く結婚しなよ」と言われていたとします。
社会から認められていない状態だと、とてもじゃないけど、自分だけならまだしも、大切なパートナーがいることなんて、その人には告げられないですよね。
だって平気でパートナーを傷つける発言をしてくるかもしれない。
でも社会的に認められていたら、「私、結婚してるんで」って堂々と言える。
外からの圧力に弱い人は、世の中たくさんいて、「結婚しなよ」と身近な人に言われれば言われるほど、焦って、このままじゃダメなのかもって思えてくる人もいて、大切なパートナーと別れちゃうってこともあるんですよね。
望まぬ結婚をし、結局同性と不倫とかしちゃって、みんなを傷つける結果にもなったりする。
「早く結婚しなよ」と直接的に言われなくても、コソコソと「あんなに良い人なのになんで結婚しないんだろう?何か問題でもあるのかな…?」とか、意外と結構、人ってポロッと言ったりするんですよね、職場関係の人とか。
そういうの何度も見聞きすると、うんざりしてくるんですよね。
周りに紹介出来ないって、そういう小さな…けれどもたくさんの、傷を受けることになるんですよね。
その傷に、耐えられない人も、世の中にはいる。

で、何故私がここまで結婚にこだわるかと言うと…やっぱり、お金の面が大きいからですね。
よくLGBTの人達が言っていることの1つなのですが、親子関係が良くない人は、もし自分が予期せず早く死んだ時に、親に遺産がいくのは嫌なんですよね。
遺言を書いておけば全額親に渡ることはないにしても、親が遺留分を請求すれば、多かれ少なかれ渡ることになる。
映画『エゴイスト』を見ると(あれは原作者の自伝的小説だったと記憶している)、尚のこと、ああいう関係だったら結婚出来た方がいいと、私は思う。
結婚出来ていたら、“エゴ”だなんて思わずに済んだんじゃないかな?って思うんですよ。
最近まで放送していた『きのう何食べた?』でも言っていましたが、例え親子関係が良好だったとしても、大切なパートーナーに対して、“この人に、自分の頑張ってきた証を渡したい”と思うのは、自然なことなのかなと、思ったり…。

ああ…随分話が逸れてしまった…。
長文書けるってなるとすぐこうなる…!

まあ、ということで、結末はまだ未定ですが、こんなようなことを考えながら、ハッピーエンドを追い求めて、書き続けています…!
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