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室内は、簡素の一言に尽きる。
無駄なものが一切ない。ベッドと、サイドテーブル。テーブルの上にはランプがあり、部屋の隅には何振りかの剣が立てかけてあった。随分片付いてるね、というと、アサヒが来るから慌てて片付けた、と僕の耳元で彼が囁く。
僕たちは並んでベッドの上に腰かけた。軋むことすらない、平坦なベッド。板張りの上に気持ち程度の藁が敷かれている。それだけの、温かみがないベッドだった。
生活に一切お金を掛けていないのが随所で見て取れる。給金の殆どを、僕のために使ってくれているのだ。
「硬いベッドだろ。こんなベッドじゃアサヒを抱けない」
ヨルハの言葉を聞きながら、僕はベッドに倒れこむ。確かに、ここで抱かれたら体中が痛くなるだろうなと思った。けれど、ヨルハはいつもここで寝ているのだ。
一年の殆どを戦地で過ごしているらしく、これほど兵舎で過ごすことは珍しいと言っていたけれど、今は毎日このベッドで眠っているのだろう。においをかいだ。それだけで、ヨルハに包まれているかのような錯覚を抱いた。
「……ヨルハの匂いがたくさんする」
「あのさぁ、アサヒ。俺はここで抱きたくないって言ってんの。煽るようなこと、やめてくれよ」
「い、今のは別に煽ろうとして言ったわけじゃないっ」
「だったら、なおさら性質が悪い」
慌てて起き上がった僕の顎下を撫でて、首筋を辿る。その手つきが、いやらしいわけではないのに僕の中の劣情を駆り立てる。ごくり、と唾を嚥下した。静かな空間にその音が響いたような気がして、頬が熱くなる。
「これくらいで我慢してやるから、本当、煽んないで」
「……わ、わかった」
「あのさぁ、アサヒ。髪、三つ編みにしていい?」
「三つ編み、できるの?」
「大得意」
突然の申し出に戸惑っていると、ヨルハが僕の背後にやって来て指で髪を梳き始めた。彼の、太く立派な指は、ひどく丁寧に優しく僕の髪に触れた。
男娼は、長髪であることが多い。それぞれの娼館で特色があるため一概には言えないが、ロファジメアンでは長髪であることが推奨されていた。
僕も、随分と切っていない。腰ほどまでに伸びた髪は、鬱陶しい以外の何物でもなかった。そんな髪を、ヨルハが上手に扱っていく。確かに、その手には手慣れた感じがあった。
「……女の人に、やってあげるの?」
慣れているのだとしたら、それはきっとそういうことなのだろう。一般的に、外の世界では長髪の男よりも短髪の男の方が多い。
であるならば、ここまで手慣れているのは女性の髪に触れているからなのだろう。ヨルハが女性の髪に触れる姿を想像した瞬間に、心が苦しくなった。この感情の名を僕は知りたくない。
大きなため息が聞こえた。それは、ヨルハのものだった。
「恥ずかしいから白状したくなかったんだけど、誤解されるくらいなら言うわ。……ずっと、お前の髪でこうしたかったから、馬の尻尾で練習してた」
「馬の……しっぽ?」
言葉の通りに想像してみる。ヨルハが馬小屋の中で、馬の揺れる尻尾に苦戦しながらも三つ編みを続ける。そんな彼の表情は真剣そのもので。
己の想像に、ついつい笑みが漏れる。だんだんと面白くなってしまって、肩がくつくつと揺れた。手で口元を抑えて、笑い声が漏れないように必死で努める。
「笑うなって。だから言いたくなかったんだ」
「ごめん、なんだか想像したら面白くて」
「あのなぁ……ったく、言うんじゃなかった」
「ごめんってば」
気付くと、僕たちはとても自然に言葉を交わし、二人の間に流れる時間が懐かしき幼少の日々に戻ったかのような気持ちになる。今だけは。今、この時だけは、そんな甘い午睡に浸る己を許そうと思った。
「出来た」
そう言って、ヨルハが僕の髪から手を離す。長く、鬱陶しかった髪が、三つ編みされたことによってまとまり、随分と動きやすくなっていた。髪が痛まないように、ふんわりと結われた三つ編みに触れる。
「上手だね」
「大得意って言っただろ?」
得意げに笑うヨルハが可愛らしくて、僕はついつい頬を緩めてしまう。ヨルハが僕の手を握って、軽く引き寄せる。僕はヨルハの腕の中に閉じ込められて、安寧を思い切り味わった。世界で一番、温かい場所だった。
「こんな場所にずっといても退屈だろうし、外に行かないか?」
「今日は、全部ヨルハにお任せするよ」
僕は、こうして何もせず抱きしめ合って一日を過ごすでも構わない。けれど、今日はヨルハに好きなことをしてもらう日だ。僕は頷いてヨルハに従う。
冷やかされながら兵舎を出て行く。ヨルハは同僚たちに僕を見せたくないのか、随分と速足だった。途中、僕は走ることになる。けれど、普段全く走ったりしないものだから、すぐに息が切れてしまった。
そんな情けない僕を見てヨルハは、走らせて悪かった、と詫びてくれた。けれど筋力が無さ過ぎることを詫びるべきは僕だった。
「この先の商店街に行くか。そんで、なんか軽く食いつつ、」
「ヨルハさん!」
ヨルハの言葉を切ったのは、大きな声。それも、女性の声だった。うら若き乙女、なんて表現は古いのかもしれないけれど、そんな言葉が似あう女性が僕たちの方に向かって荒い足取りでやって来ていた。
その瞬間、ヨルハがさっと僕の姿を後ろに隠す。丁度、ヨルハの大きな背中が壁になって、僕からはその女性が見えなくなった。従者のような人を連れているその女性は、きっと身分の高い人なのだろう。
「……また来たんですか、あんた」
「こちらの申し出を断られたと聞きました」
「そうですよ、断りました」
「何故ですかっ、こちらも、あらゆることを譲歩致しましたのに! 何が不満なんです!?」
癇癪を起している彼女に対し、ヨルハは情け容赦のない盛大な溜息を吐き捨てる。それだけで、彼が不機嫌になっていることが手に取るように分かった。
「セニア嬢、俺は何度も何度も申し上げてきましたが、あんたと結婚するつもりはこれっぽっちもないんです」
うすうす、察しはついていた。この女性が、ヨルハと婚約の話があがっている女性。ヨルハは何度も僕に結婚するつもりなどないと言っていたし、現に今もそう言っている。けれど、僕の胸に沸いた闇は深くなるばかりだった。
「何故です!? 身分差のことを気にされているのですか!?」
「違いますよ。心に決めた人がいるからです」
「心に決めた人……って、その、背の後ろの方ですか」
「まぁ……そうですね」
心に決めた人。そんな言葉を向けられて、単純に大喜び出来たらどれほど幸せだろうか。状況は何もかもが最悪だった。
「でも、その人は……男の方では?」
「そうです。俺は、ここにいるアサヒを心から愛している。男っていうのは大した問題じゃない」
「そんな、そんな……くだらない嘘までついて私との婚姻を断るだなんて」
「嘘じゃないですよ」
背後に隠していた僕の方を一瞬の反転で向いたヨルハは、僕の腰に右腕を、顎に左手を添えて、深く口付けをした。下腹部が疼いてしまいそうな、そんな口付けを。
驚いた僕は身を捩って逃げようとするのだけれど、ヨルハの両腕に込められた力は強く、僕の逃亡を許すような気配は微塵もなかった。ゆっくりと離された時には、酸欠で頭が朦朧としてしまって、ヨルハに支えられるという無様を晒す。
「お分かり頂けましたか?」
「こ……っ! こんな屈辱は初めてです!」
その人は顔を真っ赤にし、震える手で服を握りしめて叫んだ。涙目で、涙声。見ているこちらが苦しくなる表情だった。その顔を見て、思い知る。嗚呼、この人は本当にヨルハのことが好きなのだと。
女性で、裕福で、穢れのない。僕が求める全てを持つ人がヨルハを愛しているというのに、ヨルハはその人を拒むという。なんという悲劇なのだろう。
無駄なものが一切ない。ベッドと、サイドテーブル。テーブルの上にはランプがあり、部屋の隅には何振りかの剣が立てかけてあった。随分片付いてるね、というと、アサヒが来るから慌てて片付けた、と僕の耳元で彼が囁く。
僕たちは並んでベッドの上に腰かけた。軋むことすらない、平坦なベッド。板張りの上に気持ち程度の藁が敷かれている。それだけの、温かみがないベッドだった。
生活に一切お金を掛けていないのが随所で見て取れる。給金の殆どを、僕のために使ってくれているのだ。
「硬いベッドだろ。こんなベッドじゃアサヒを抱けない」
ヨルハの言葉を聞きながら、僕はベッドに倒れこむ。確かに、ここで抱かれたら体中が痛くなるだろうなと思った。けれど、ヨルハはいつもここで寝ているのだ。
一年の殆どを戦地で過ごしているらしく、これほど兵舎で過ごすことは珍しいと言っていたけれど、今は毎日このベッドで眠っているのだろう。においをかいだ。それだけで、ヨルハに包まれているかのような錯覚を抱いた。
「……ヨルハの匂いがたくさんする」
「あのさぁ、アサヒ。俺はここで抱きたくないって言ってんの。煽るようなこと、やめてくれよ」
「い、今のは別に煽ろうとして言ったわけじゃないっ」
「だったら、なおさら性質が悪い」
慌てて起き上がった僕の顎下を撫でて、首筋を辿る。その手つきが、いやらしいわけではないのに僕の中の劣情を駆り立てる。ごくり、と唾を嚥下した。静かな空間にその音が響いたような気がして、頬が熱くなる。
「これくらいで我慢してやるから、本当、煽んないで」
「……わ、わかった」
「あのさぁ、アサヒ。髪、三つ編みにしていい?」
「三つ編み、できるの?」
「大得意」
突然の申し出に戸惑っていると、ヨルハが僕の背後にやって来て指で髪を梳き始めた。彼の、太く立派な指は、ひどく丁寧に優しく僕の髪に触れた。
男娼は、長髪であることが多い。それぞれの娼館で特色があるため一概には言えないが、ロファジメアンでは長髪であることが推奨されていた。
僕も、随分と切っていない。腰ほどまでに伸びた髪は、鬱陶しい以外の何物でもなかった。そんな髪を、ヨルハが上手に扱っていく。確かに、その手には手慣れた感じがあった。
「……女の人に、やってあげるの?」
慣れているのだとしたら、それはきっとそういうことなのだろう。一般的に、外の世界では長髪の男よりも短髪の男の方が多い。
であるならば、ここまで手慣れているのは女性の髪に触れているからなのだろう。ヨルハが女性の髪に触れる姿を想像した瞬間に、心が苦しくなった。この感情の名を僕は知りたくない。
大きなため息が聞こえた。それは、ヨルハのものだった。
「恥ずかしいから白状したくなかったんだけど、誤解されるくらいなら言うわ。……ずっと、お前の髪でこうしたかったから、馬の尻尾で練習してた」
「馬の……しっぽ?」
言葉の通りに想像してみる。ヨルハが馬小屋の中で、馬の揺れる尻尾に苦戦しながらも三つ編みを続ける。そんな彼の表情は真剣そのもので。
己の想像に、ついつい笑みが漏れる。だんだんと面白くなってしまって、肩がくつくつと揺れた。手で口元を抑えて、笑い声が漏れないように必死で努める。
「笑うなって。だから言いたくなかったんだ」
「ごめん、なんだか想像したら面白くて」
「あのなぁ……ったく、言うんじゃなかった」
「ごめんってば」
気付くと、僕たちはとても自然に言葉を交わし、二人の間に流れる時間が懐かしき幼少の日々に戻ったかのような気持ちになる。今だけは。今、この時だけは、そんな甘い午睡に浸る己を許そうと思った。
「出来た」
そう言って、ヨルハが僕の髪から手を離す。長く、鬱陶しかった髪が、三つ編みされたことによってまとまり、随分と動きやすくなっていた。髪が痛まないように、ふんわりと結われた三つ編みに触れる。
「上手だね」
「大得意って言っただろ?」
得意げに笑うヨルハが可愛らしくて、僕はついつい頬を緩めてしまう。ヨルハが僕の手を握って、軽く引き寄せる。僕はヨルハの腕の中に閉じ込められて、安寧を思い切り味わった。世界で一番、温かい場所だった。
「こんな場所にずっといても退屈だろうし、外に行かないか?」
「今日は、全部ヨルハにお任せするよ」
僕は、こうして何もせず抱きしめ合って一日を過ごすでも構わない。けれど、今日はヨルハに好きなことをしてもらう日だ。僕は頷いてヨルハに従う。
冷やかされながら兵舎を出て行く。ヨルハは同僚たちに僕を見せたくないのか、随分と速足だった。途中、僕は走ることになる。けれど、普段全く走ったりしないものだから、すぐに息が切れてしまった。
そんな情けない僕を見てヨルハは、走らせて悪かった、と詫びてくれた。けれど筋力が無さ過ぎることを詫びるべきは僕だった。
「この先の商店街に行くか。そんで、なんか軽く食いつつ、」
「ヨルハさん!」
ヨルハの言葉を切ったのは、大きな声。それも、女性の声だった。うら若き乙女、なんて表現は古いのかもしれないけれど、そんな言葉が似あう女性が僕たちの方に向かって荒い足取りでやって来ていた。
その瞬間、ヨルハがさっと僕の姿を後ろに隠す。丁度、ヨルハの大きな背中が壁になって、僕からはその女性が見えなくなった。従者のような人を連れているその女性は、きっと身分の高い人なのだろう。
「……また来たんですか、あんた」
「こちらの申し出を断られたと聞きました」
「そうですよ、断りました」
「何故ですかっ、こちらも、あらゆることを譲歩致しましたのに! 何が不満なんです!?」
癇癪を起している彼女に対し、ヨルハは情け容赦のない盛大な溜息を吐き捨てる。それだけで、彼が不機嫌になっていることが手に取るように分かった。
「セニア嬢、俺は何度も何度も申し上げてきましたが、あんたと結婚するつもりはこれっぽっちもないんです」
うすうす、察しはついていた。この女性が、ヨルハと婚約の話があがっている女性。ヨルハは何度も僕に結婚するつもりなどないと言っていたし、現に今もそう言っている。けれど、僕の胸に沸いた闇は深くなるばかりだった。
「何故です!? 身分差のことを気にされているのですか!?」
「違いますよ。心に決めた人がいるからです」
「心に決めた人……って、その、背の後ろの方ですか」
「まぁ……そうですね」
心に決めた人。そんな言葉を向けられて、単純に大喜び出来たらどれほど幸せだろうか。状況は何もかもが最悪だった。
「でも、その人は……男の方では?」
「そうです。俺は、ここにいるアサヒを心から愛している。男っていうのは大した問題じゃない」
「そんな、そんな……くだらない嘘までついて私との婚姻を断るだなんて」
「嘘じゃないですよ」
背後に隠していた僕の方を一瞬の反転で向いたヨルハは、僕の腰に右腕を、顎に左手を添えて、深く口付けをした。下腹部が疼いてしまいそうな、そんな口付けを。
驚いた僕は身を捩って逃げようとするのだけれど、ヨルハの両腕に込められた力は強く、僕の逃亡を許すような気配は微塵もなかった。ゆっくりと離された時には、酸欠で頭が朦朧としてしまって、ヨルハに支えられるという無様を晒す。
「お分かり頂けましたか?」
「こ……っ! こんな屈辱は初めてです!」
その人は顔を真っ赤にし、震える手で服を握りしめて叫んだ。涙目で、涙声。見ているこちらが苦しくなる表情だった。その顔を見て、思い知る。嗚呼、この人は本当にヨルハのことが好きなのだと。
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