すべては花の積もる先

シオ

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スイ編

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「ずっと騙してて、ごめん」

 椅子に腰をかけた直後、目の前のシェンルーがそう言って私に詫びた。傷を負ってから、もう一月が経つ。体に残る火傷の痕は、容易く私の体から消えていくものではなかったが、それでも名医の診察と、処方された妙薬によって私の体からは痛みが去っていった。

 寝台で横になり続けることにも飽き、絵を描き始める。絵を描き続ければ、紙や墨がなくなっていくもので、シェンルーの店へ出かけようと思った。だが、出かけようとしたところでレンとスイに止められ、私が店へ行くのではなく、逆にシェンルーをバイユエの屋敷に呼ぶということになったのだ。

 客間でシェンルーを待つ間、レンは私の顔に残る火傷を隠すために紗幕のついた笠を被るか、部屋の中に御簾を置いて直接見られないようにするかを勧められたが、私はどちらも断る。この火傷を恥じる気持ちはない。隠そうという思いは、少しもないのだ。そうして、招かれたシェンルーが私の前に座り、頭を下げた。

 開口一番、騙したことを詫びられる。何についての謝罪であるかが分からないほど、私は蒙昧ではない。ラオウェイのことを指しているのだ。シェンルーはずっと、ラオウェイに私の絵と手紙を渡していたと言っていた。だが、絵と手紙はスイの手元に届いている。シェンルーは全てを知った上で、私に嘘を言い続けていたのだろう。その事実を再び突きつけられたとしても、今更私の胸に怒りが湧いてくることはなかった。

「スイに頼まれていたんでしょう?」
「まぁ……ね」

 肩を竦めながら、曖昧にシェンルーが笑う。この部屋には、私とシェンルーの他に、スイとレンがいる。スイは私の左隣に置かれた椅子に腰を下ろし、レンは私の右隣に立っていた。窮屈な客間ではないが、流石に四人の男が集まると手狭に感じる。私は隣のスイに一度視線を向けたあと、シェンルーに向かって頭を下げた。

「私たち兄弟のことに巻き込んでしまって、本当にごめんなさい」
「兄さんが謝ることじゃない。俺がいけないんだよ」
「……じゃあ、スイもシェンルーに謝って?」
「えっ、あ、いや、トーカさん。俺は本当にそんなの良いって」

 全てスイが悪い、と断言する気はないが、ラオウェイという存在を使って私を欺き、それにシェンルーを加担させたのは、間違いなくスイなのだ。兄として弟を嗜めるように言うと、スイではなく謝られる側のシェンルーが途端に慌て出す。だが、そんな慌てぶりを気にすることもなく、スイは素直に頭を下げた。

「兄さんに嘘を吐くよう強いてしまって、申し訳なかった」
「……えぇ……、あの……、正直、バイユエの頭目に頭を下げられるとか、気が気じゃないんで……やめてください」

 どんどんと青ざめていくシェンルーの顔を見ていると、申し訳ない気持ちを抱きながらも、少し笑えてしまう。だがシェンルーがそう訴えるのも尤もだった。私の弟はこの街を牛耳ると言っても過言ではないバイユエの頭目なのだ。そんな人物から受ける謝罪など、恐怖しか抱かないだろう。

「スイ、少しシェンルーと二人で話していい?」

 このままでは、シェンルーと落ち着いて会話をすることもままならない。シェンルーは、私に絵を描くための墨と紙を届けてくれただけなのだ。それに対し私が、せっかくだから話でも、と言って客間へと招き入れたに過ぎない。だと言うのに、シェンルーを萎縮させて会話が出来ないのであれば、それは本末転倒だった。

「分かった。何かあったら、すぐに声をかけて」
「うん。ありがとう」

 私の言葉を素直に受け入れてくれたスイは、椅子から立ち上がる。去り際に、触れるような口付けを私の額に落としていった。人前でこんなことをするなんて、と慌てた時にはもう、スイは私から離れて客間の扉へと向かっている。額を抑えながら、私は去っていくスイの背中を見送った。

 出て行ったスイとは異なり、レンは私の隣に立ったままだった。見上げるほどに高い位置にあるレンの顔を、私は見つめる。レンも私を見つめていた。無垢な両の目は、何かを訴えるようにこちらを向いている。ここに残りたいと、言外にそう言っているのが私には分かった。

「レンも」

 スイを外に行かせた以上、レンにも出て行ってもらわなければならない。そもそも、私は二人きりにして欲しいと言ったのだ。レンはいつだって私の言葉に従ってくれるが、こうして頑固に振る舞うこともある。むすっとした顔で、反論を呟いた。

「シェンルーは、俺がいても気にしない」
「そうかもしれないけど……、私が、シェンルーと二人で話したいなぁ」

 確かに、いつも店にはレンと共に行っていて、シェンルーもレンには慣れている。スイと対峙して萎縮していたようなことは、レンの前では起こらないだろう。だが、レンだけを許してここにいさせると、あとでスイが拗ねるような気がするのだ。こう言う時は、平等に接しなければならない。

「……分かった」

 不服そうな顔のまま、思い足取りでレンが部屋を出ていく。最後の最後まで、こちらを振り返っていた。手を振って見送ると、諦めたように扉が閉まり、レンの姿が見えなくなる。ようやく二人きりの空間となった。机の上に用意された茶瓶を持ち、シェンルーの前に置かれた茶器の中へ茶を注ぐ。

「少しは話しやすくなった?」
「手のかかる弟さんたちのようで」
「その分、とても可愛いんだよ」

 笑って答えたが、シェンルーは呆れた顔をして茶器に口をつけた。私も己の器に茶を入れて、その湯気を眺める。レンやスイが部屋の中で騒がしくしていたわけではないのだが、それでも客間が静かになったように感じた。そんな静寂の中で、シェンルーの大きな溜息が響く。

「……正直、息をするのもやっとだったよ」
「え、スイのせいで? そんなに怖い? 実際に、スイに怖いことをされたとか?」
「いや、そちらの頭目は俺に対してずっと紳士的ではあったけどさ。怖い噂とか色々聞くし。ヘマしたら死ぬのかな、とか思ってたよ」
「そこまで怖くないよ、スイは」

 大袈裟だなぁ、と笑っていると、シェンルーに再びため息を吐き捨てられた。私の愚かさを責めるような、じとっとした目でこちらを見ては、頬杖をついてもう一度溜息。

「きっとさ。トーカさんが見てる頭目と、その他の人間が見てる頭目は全然違うんだよ。実際、トーカさんの前にいる頭目を初めて見たけど、全くの別人だった」
「そんなに?」
「そんなに。トーカさんだけが大切って感じ。それ以外の人間は、その他大勢っていう括りに入っててさ。頭目にとって、丁重に扱うのはこの世でトーカさんだけだっていうのが、一目瞭然だった」

 私には知らないことが多い。実際に、背の者としての務めをこなしているスイのこともよく知らないし、シェンルーの言うその他大勢の人たちとスイが話している姿も見たことがない。だから、シェンルーの言葉全てを理解することは出来ないが、スイにとても丁重に扱われていることは分かる。頬杖をつきながら、シェンルーがにやにやとした顔で私を見た。

「愛されてるね」
「……そう、だね」

 言葉を詰まらせながら頷く。愛されている。それを否定する気持ちは微塵もないし、スイから目一杯に愛されているという自覚がある。ただ、それを他人に指摘されると言うのは、とても気恥ずかしいことで、顔が熱くなってしまった。

「前にトーカさんが、頭目かレンかって悩んでたことがあっただろう? その時に、俺は頭目をお勧めした」

 覚えている。あの時の私はまだ、迷っていた。答えが出ないほどにスイもレンも、大切だったのだ。等しく愛していたし、等しく想っていた。迷っていた私に、シェンルーはスイがいいのではないかと助言をしたのだ。

「あの時はなんか、頭目の方がこの街の王だし、みたいな適当なこと言った気がするけど……本当は違くて。……頭目がずっと必死になって、トーカさんの絵を集めてたのを知ってたからなんだよ。直接、絵が欲しいって伝えることも出来なくて。でも、どうしてもトーカさんの絵が欲しくて。……それで、別人の身分を借りてまでしてトーカさんの絵を買ったり、文通したりさ」

 シェンルーは、そんなスイの姿を見ていた。必死になっているスイの姿を見ていたからこそ、その行動が報いられることを望んだのだ。どうしてシェンルーがスイを勧めるのだろうかと疑問に思っていたのだけれど、その理由がやっと判明した。滔々と思いを語った後で、シェンルーは悪童のように笑う。

「ちょっと異常だよね、頭目さんは」
「それは、……うん。なんとなく分かってる」

 私もスイも、おそらくレンも。みんなまともじゃない。兄弟で愛し合うなど、倫理が許すはずがないのだ。それでも、全てをかなぐり捨てて、愛すると決めてしまった。シェンルーはスイのことを指して異常と言ったが、私だって同じくらい異常なのだ。

「だからこそ……、なのかな。本当にこの人は、トーカさんのことが大好きで堪らないんだなって分かったし、俺に出来ることなら協力してあげたいなって思ったんだよ」

 ラオウェイの存在を利用して、絵と手紙を受け取ること。それを最初にスイから頼まれた時、シェンルーはどう思ったのだろう。きっと戸惑ったはずだ。だが、バイユエの頭目からの頼みを断る事もできない。そうして引き受けていくうちに、スイに対する同情心が湧いてしまったのだろう。シェンルーは面倒見が良く、心根が優しい青年なのだ。

「でも本当に、嘘ついてたのはごめん」
「それはもういいよ。スイのことも許したし、そもそもシェンルーに対しては怒ってない」
「俺に対しては怒ってない、ってことは……頭目に対しては怒ったってこと?」
「まぁ、それなりに」
「うわぁ、すごいな。背の者の国、ルーフェイでもっとも権勢を振るうバイユエの頭目を怒るなんて、トーカさんにしか出来ないよ」

 それなりに、という言葉で済ませることに抵抗を感じながらも、私はそう言い切る。あれは、激しい怒りだった。あんなに怒ることは後にも先にも、あれきりだろうと思うほどの怒りだったのだ。王都を飛び出し、濁流を船で下ったことを思い出す。頭が怒りに支配されていたからこそ、あのような突拍子もない行動が出来たのだろう。

 私を欺き続けていたスイ。王都でラオウェイのもとを訪れる勇気が持てた私。それらが齎したのは、ジャンインの死と、ヘイグァンの崩壊、そして燃え盛る小屋だ。凶運に塗れていると思う。けれど、それがなければ、私とスイは心の深いところまで繋がることが出来なかったように思う。振り返って見れば、無意味なことなど一つもなく、それぞれの出来事に意味と理由があった。その全てを結びつけたその先に、愛し合う私とスイがいる。

「……火傷、痛い?」

 不意に、戸惑いながらシェンルーが問いかけた。その目は、私の顔の半分を見ている。そこは火傷で肌が変色した部分だ。思わずその痕に手を添えた。隠したかったわけではないのだが、勝手に手が動いてしまったのだ。それを見てシェンルーが慌てて謝る。

「ごめん。聞かない方が良かったかな」
「大丈夫、そこまで気にしてないから。……やっぱり、目立つ?」
「もちろん。今までは姫君みたいな綺麗で白い肌だったしさ。でも、醜くなったわけじゃない。今でも美人さんだよ」
「それはどうも」

 母譲りの容姿を持っているからか、美人であると褒められることがある。そういった時に、どう言葉を返せば良いか分からなくなるのだ。私は曖昧に笑って、誤魔化した。そして、火傷を覆っていた手を退けて、茶器を両手で包む。ほのかな温かさが、手のひらにじわりと移る。

「火傷は少しも痛くないよ。……皮膚が引き攣るせいで違和感があったり、乾燥しやすくなったりっていうのはあるけど、スイが乾燥によく効く軟膏を買ってくれたりしてるから、辛くもない。それに、弟を守った勲章だと思ってるから、恥ずかしくもない」
「貫禄がついた感じするよ。格好いい」

 そう言ってもらえると、とても嬉しい気持ちになった。火傷の痕を見て、スイやレンはとても苦しそうな顔をするのだ。ヤザも、診療してくれた医者たちも、痛ましそうな目を向けてくる。けれど私は、そんな気持ちになって欲しいわけではなかった。可哀想にと憐れまれるくらいなら、よくぞ弟を守ったと、称賛して欲しかったのだ。シェンルーは、私が欲しかった言葉をくれる。

「短い髪も似合ってる」
「ありがとう。でもスイは、また伸ばしてって言うんだよね。一度短いのに慣れてしまうと、あの長さに戻るは大変かも」
「そこはやっぱり、頭目さんのお願いを聞いてあげるんだ?」
「……そうだね」

 髪が燃えたあと整えるために鋏を入れたきりで、それ以降は切らないようにとスイにお願いされている。短い髪は、洗うのにも乾かすのにもとても楽で、頭も軽くて心地よい。けれどまた、私は髪を伸ばし続けるのだろう。スイが望むのであれば。そんなことで、スイが喜んでくれるのであれば。

「愛だねぇ」

 片手で茶器を掴んで茶を飲みつつ、シェンルーがにやにや顔でそう言った。茶化されているのだと分かっていても、嫌な気分ではない。それはきっと、シェンルーの言葉の根底には、私たちを祝福する気持ちがあるからだ。だからこそ、私も笑って答えた。

「愛だよ」
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