すべては花の積もる先

シオ

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スイ編

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 引き抜かれた帯が、寝台の下に落ちていく。

 寝台へ押し倒された私は、己に覆い被さるスイを見ていた。蝋燭の明かりが、淡く私たちを照らしている。夜を包む闇の中にあっても、スイの顔はよく見えた。欲に満ちた瞳。私を欲する雄の顔。喉がごくりと鳴ったのは、私の方だった。疲れを感じていた心はどこへ行ったのか。今では、早く貪ってほしいと体が泣き叫んでいる。

 しっかりと私を包み込む花嫁衣装を一枚一枚剥ぎながら、スイは私の体に触れていく。全てを一気に脱がせるのではなく、寝台の上に脱皮した服を散らしながら、私は少しずつ肌を晒していった。中途半端なままの衣服たちは私の手足に絡みついているが、それでも私の胴の前はすでに空気に触れている。胸も、腹も、下半身のものさえもが、スイの目の前にあった。ゆっくりと体を屈め、スイが私に近付く。

「ん……っ」

 スイの舌先が、私の胸を撫でた。唾液で濡れることで胸の先端の温度が下がり、ぞくぞくとする。舐められ、舌で押しつぶされると、それに反応するように私の乳首が硬くなった。立ち上がった胸にはじんじんとした甘い痛みがある。舐められて、弱い力で噛まれて。たまらなく気持ちが良かった。下半身が切なくなって股を閉じようとするが、スイの足が入れられており、完全に閉じ切ることが出来ない。快楽が私の体を包んでいく。もっと、して欲しい。そんなことばかり考えている。片方の胸ばかり弄られて、もう片方が切なかった。

「スイ、……スイ」
「どうしたの、兄さん」

 長い舌で見せつけるように先端を押し潰していたスイが、言葉を放つ。その際に口から漏れる微かな風でさえ、私にとっては刺激だった。思わず太ももに力が入り、太腿の間にあるスイの足を締め付けてしまう。私は手を動かし、自分の胸を掴んだ。まるで豊満な女が乳房を差し出すように、薄い肉を集めてスイに見せる。そうして、まだ愛されていない方の乳首をスイに示した。

「こっちも……、……こっちも、して」

 スイが二人いれば、二つの口で愛してもらえたのに。そんなことを考えながら、情けない声で懇願する。すると、スイは嬉しそうな顔をして私を見つめた。その瞳に宿る欲望の色が強くなったように思う。

「片方ばかり可愛がって、ごめんね」

 謝罪の後に、スイは触れられていなかった方の胸に噛み付いた。待ち望んだ快楽に、背中が弓形になる。強く吸われ、舌で何度も愛撫される。唇で触れられていない方の胸も、スイはしっかりと指で愛してくれた。強すぎる快感が、私の全身を痙攣させる。

「あっ、あぁ……! んんっ、ぁ、や、……っ、スイ、スイ……っ!」

 スイの頭を強く抱きしめて、そこから離れないようにと縛り付けた。私の望みに応えるように、スイも強く私を愛する。下半身に血液が集まり、そこが硬くなっていることには気付いていた。頂に到達する感覚が全身を駆け抜け、体が震える。口から一際大きな声が出た時、私の体は大きく跳ねた。

「兄さん、今いった?」

 呼吸が整わない。頭がぼうっとして、胸から口を離したスイを眺めることしかできなかった。いった。その言葉の意味を以前の私は知らずにいたのだ。だが、スイが教えてくれた。実際にどういう感覚であるのかを私に体感させながら、何度も何度も、教えてくれたのだ。だから私はゆっくりと頷く。それだけで、スイは嬉しそうに微笑んだ。

「胸だけでいけるなんて、兄さんは可愛いお嫁さんだね」
「スイが……そうしたんだよ」
「うん。そうだね。……俺以外が兄さんをこんなふうに変えたとしたら、俺はそいつを殺していたかも」

 スイの中に潜む凶暴な感情。殺すという言葉が、比喩に聞こえないところが恐ろしい。けれど、私はそれを喜んでしまっていた。私を独占したいと思う人間などいないと考えていたというのに、強い独占欲を向けられることが、今はこんなにも嬉しい。スイに欲しがられることが、私にとっての幸せになっていた。

「胸いじられるの、好き?」
「すき……、でも、スイのこれも、すき」

 ふわふわとした頭のままで応える。私の手はスイへと伸びていた。スイの、下腹部へと。衣服越しにそれに触れる。強く立ち上がり、存在を誇張するもの。私の中に入りたいと望んでいるそれを、私はそっと撫でた。その立ち上がりの力強さに、ついつい私は微笑んでしまう。

「私で勃ってくれて、嬉しい」
「俺のこれは、兄さんでしか勃たないよ」

 私のことしか愛さないと、スイは天地に誓った。それは昔から変わらず、今も、未来も、そうなのだという。それが、こんなにも嬉しい。弟に愛されることに戸惑っていた私は一体どこに行ったのか。今では、スイの熱が欲しくてたまらない体になっていた。

 上体を起こし、スイと向かい合う形で寝台の上に座る。邪魔になった衣の何枚かを脱ぎ捨て、スイの立ち上がったものを見つめた。スイの衣服の前を寛げれば、すぐに怒張したものが姿を現す。私は地に伏すような姿勢になって、スイのそれに顔を近づける。

「口でしてくれるの?」

 問われる前に、私はもう舐めていた。強烈な雄の匂いが鼻腔を突く。決して、芳しい匂いではないが、それでもその匂いは私を強かに欲情させるのだ。両手で包み込み、舌を出して先端を舐める。それでは物足りず、吸い付いた。スイのものの先端からは、絶えず液体が漏れ出している。躊躇うことなく、私はそれを嚥下した。

「嫌いなのかと思ってた」
「……下手だから、あんまりしたくないだけ」
「全然下手なんてことはないよ」

 唇を離し、血管の浮く竿の部分に口付けをする。下生えが私の顔に微かに触れていた。唇で触れ、舌先で触れ、手でも触れ。そうしていると、スイのものの変化が直に伝わってくる。私がスイのそれを刺激するたびに、ぴくぴくと震えるのだ。くぐもった声が聞こえると思い顔を上げれば、唇を噛み締めて絶えているスイに気付く。

「ごめん、兄さん。……っ、もう、兄さんの中に入っても……良い?」

 苦しそうな顔を見て、私の心は喜びを感じてしまう。そんなにも私の中に入りたいのだ。熱い欲望を、私の中に捻じ込みたいのだ。そう思うと、私の心臓が早鐘を打つ。体を起こしてから、寝台の上に背をつける形で寝転がった。そしてそのまま、己の片足を片腕で持ち上げて、スイを出迎える場所を晒す。

「……うん、いいよ」

 直後、スイは私に覆い被さり、すぐに怒張したものの先端を孔に押し付けた。私の入り口は、もう何度も何度もスイを受け入れてきている。それゆえ、香油が無くともスイを飲み込むことが出来るようになっていたのだ。

「あぁっ……! ぁっ、ぅ……ん……っ」

 肉壁を掻き分けて、スイが私の中へと押し進む。苦しいわけでも、痛いわけでもない。だが、内側から感じる圧迫はいつまでも私を甘く苛んだ。上げたままの私の片足と私の腰を、スイの左右の手が掴んでいるため、私の下半身は少しだけ浮く形になっていた。その姿勢がもたらす角度が、堪らなく私の良いところを抉るのだ。

「スイ…っ、スイ……ぁあっ、ぁ……!」

 私の唾液と、スイ自身の先走りで濡れたそれが、私の中で抽挿を繰り返す。腰を打ちつけられるたびに、私の体が揺さぶられた。気持ちが良いということしか、もう分からない。先程、軽い絶頂を味わった時には吐精を伴うことがなかった。それゆえ、私のものはまだ硬さを保っている。体が揺れるたびに、私のそれもぶらぶらと力強く揺れていた。

「……っ、兄さん」

 切羽詰まった声でスイが私の名を読んだ直後、スイの体が一度強く震える。そして、私の中に熱いものが放たれた。私が欲しいと求め、その果てに種を受け付けようとするスイのその行為こそに、私は快楽を覚える。気持ちの良いところを何度も突かれて極限の近くにまで登り詰めていた私は、スイが達した直後に、後を追うようにして果てた。

「ごめん……、中に」

 荒い呼吸を繰り返しながらも、スイがそう詫びる。いつもは、私の外で吐精することが多いスイにしては珍しい。その配慮は、放たれた精によって私が腹を壊すためだった。だが、あとでちゃんと掻き出せば酷い腹痛に繋がらないことを、私は分かっている。

「気にしなくて良いよ。……スイは、私に何をしても良いんだから」

 私に覆い被さったままのスイに両手を伸ばす。逞しい背中を抱きしめて、引き寄せた。スイはまだ私の中に入ったままで、互いに身動きが取りにくい状況ではあるが、それでもスイを私の中から引きずり出すような気持ちにはならなかった。

「兄さんだって、俺に何をしてもいいよ」
「本当に?」
「もちろん。何がしたい?」

 繋がったままで、体を寄せ合う。腕で抱きしめているだけでは足りなくて、足をスイに絡ませた。近い距離で見つめ合う。鼻先と鼻先が戯れるように触れ合う距離であるため、近すぎてスイの顔がよく見えない。それでも強くスイを感じられるこの距離が好きだった。

「もっと、口付けがしたい」

 私の願いを、スイはすぐに叶えてくれる。優しい手つきで私の頭を撫で、その手が後頭部をそっと支えた。引き寄せられ、唇と唇が重なる。舌先を絡ませ合う口付けも、少しは上手くなったと思うのだ。気持ち良くて、幸せで、だからこそ私の上達も早かったのだろう。

「ずっと、ずっと、愛してる」

 少しだけ唇が離れた。スイの舌が私の唇を舐める。悪戯じみたそんな仕草にも、私は興奮してしまうのだ。もっと欲しがられたい。心がそう思った瞬間に、孔をぎゅうと締めてしまう。私の内部に留まり続けるスイを、無意識に抱きしめた。

「私がおじいさんになっても、愛してくれる?」
「勿論だよ」
「傷跡が酷くなって、目も当てられないような顔になっても?」
「うん。どんな姿をしていても、兄さんが美しいことには変わりがないから」

 スイの目は、いつも私自身を見ているのだと、今ではそう信じることが出来る。向けられた言葉に喜んだ私は、スイの頬に数度口付けた。触れるたびに、愛しさが込み上げてくる。私は最愛の夫となったスイをまっすぐに見て、唇を開く。

「私、スイから逃げようとしてた。馬鹿馬鹿しくて、拙い計画だけど、絵で生計を立ててバイユエの屋敷から出て行こうとしてたんだ。でも……、今では、離れるなんて考えられない」

 きっと、逃げ出そうとしていたことも、スイは分かっていたのだろう。知りながら、それを伝えることなく、さりとて私の逃亡を許す気もなく、ただただ見守り続けていたのだ。愚かな私はそれにも気付かず、いつか逃げると決めて小銭を集め続けていた。そんな気持ちを抱いていた日々が、随分と遠く感じる。

「スイが大切で、何よりも愛しい。頭目であるスイのことは恐ろしいけど……、それでも、そんなスイを私は愛してるんだよ」

 私が背の者に好印象を抱くことは、永劫ないだろう。恐ろしくて、苦手な気持ちは変わらない。けれど、背の者であるスイを遠ざけたいと思う気持ちは私の中から消え去った。スイを構成する全ての要素を受け入れる。私の弟であり、バイユエの頭目であるスイを愛している。

「ありがとう、兄さん」

 口付けを繰り返していたスイとの間に、少しばかりの距離を置く。だからこそ、彼の双眸をはっきりと見ることが出来た。燭台の揺れる明かりが、スイの瞳に映り込んでいる。橙色の光が宿るスイの目には、うっすらと涙の膜が張っていた。

「俺を愛してくれて、ありがとう」

 その夜を、私は生涯忘れることはないだろう。過去と未来を思えば、体を重ねる夜など星の数ほどあるはずだ。それでも、夫夫となった最初の夜はこれきりだった。だからこそ大切で、私たちは夜が明けるまで愛し合った。休憩を挟みつつ、夜空の変化を眺めつつ。私たちは、新しい一日を朝陽と共に迎えたのだ。たった一人を選んで、歩き出す。これからもずっと。






「トーカ、そろそろ淹れた方がいい」

 レンの言葉に、茶壷を持つ手を動かす。蒸らしすぎただろうかと慌てて茶を茶器の中へと注いでいく。注いだ湯気立つものは、一応お茶らしい色合いをしていた。香りも悪くはない。だがその仕上がりは、レンが指示してくれたからだ。茶壷を机の上に置きながら、私はふぅと息を吐いて隣に立つレンを見た。

「どうしてレンには頃合いが分かるの? 私にはさっぱりだよ」
「分かっているわけじゃない。いつも、なんとなくでやってる」
「それでも、レンが淹れてくれるお茶は凄く美味しい。才能があるのかな?」
「トーカが淹れる茶の方が美味しい」

 茶器を手に取ったレンは、私が淹れたばかりの茶に口をつけて味わった。そんな様子を見ながら、小さなあくびを漏らす。口を手で覆い隠してはいたものの、レンにはあくびを悟られてしまう。

「寝不足なら、自分の部屋に戻って寝ればいい」
「大丈夫。眠いわけじゃないよ」
「……もっと、早く寝た方がいい」

 毎夜、スイの寝室で私がスイとどう夜を過ごしているのかを、レンは知っている。それを暗に咎めているのだろう。私はどう答えれば良いのか分からなくなり、曖昧に笑って肩を竦めた。レンは拗ねたような顔をしたままで私を見ている。婚礼からしばらく経つが、レンはいまだに私のことを大切に思ってくれているようだった。それを嬉しいと思って良いのだろうか。

「スイ」

 茶器を盆に乗せて歩き出す。ここはスイの執務室。部屋の隅で茶の準備をしていた私は、スイの執務机へと向かう。ここには私とレン、部屋の主人であるスイと、その補佐役であるヤザがいた。

「そろそろ一息入れるのはどうかな」
「ありがとう。そうするよ」

 スイの机の上に、茶を置く。そんな私の手に、そっとスイが手を重ねた。こうしたささやかな触れ合いが、私の胸に幸福を与えるのだ。以前は、仕事中のスイの部屋の入ることが苦手だった。聞こえてくるのが、恐ろしい話ばかりだったからだ。だが今は、どんな話が耳に届いても気にしない。スイを少しでも癒せるのならと、最近はレンから茶の淹れ方を学んでいる。

「美味しくないお茶ですが、どうぞ」
「少しずつ改善はしていると思いますよ」

 用意した茶器は四つ。己とレンの分、そしてスイとヤザの分だ。ヤザに手渡せば、褒めているとは思えない言葉が返ってくる。確かに、以前の私が淹れた茶は、お世辞にも美味しいとは言えないものだったのだ。味が薄く、湯もぬるい。それでもスイやレンは美味しいと言って飲んでしまうため、冷静な評価を下してくれるヤザの存在は重要だった。

 くい、と何かに引っ張られる感覚がある。私の服の裾を、スイが引っ張っていたのだ。ヤザの近くに行っていた私に、戻っておいでと促すように。求めに応じ、私はスイのそばに戻る。スイが向き合っている机の上には、幾つもの紙束が乗せられていた。それら全てには、びっしりと文字が記されており、読む気にもならない。

「本当に、いつ見ても忙しそうだね」
「まぁ……やることは多い方かもね」
「疲れてない? 大丈夫?」
「大丈夫だよ。兄さんがこうして俺を癒してくれるからね」

 スイの腕が私の腰を抱き込む。引き寄せられて、さらに私たちの距離は近くなった。伸ばした前髪で顔の火傷を隠しているのだが、スイの手はその前髪たちを耳にかけて私の視界を広げる。見やすくなった世界の中で、私はまっすぐにスイを見た。スイも私だけを見ている。そんな私たちに茶々を入れるように、ヤザは大きな溜息を吐き捨てた。

「夕食時までに仕事をすべて片付けたいなどという無謀なことを考えなければ、もう少しゆとりを持って務めに当たることが出来るのではと思いますけどね」
「ゆとりなどいらない。兄さんと過ごす時間を確保する方が重要だ」

 以前は、夜の遅い時間まで仕事を続けていたスイだったが、婚礼の後から生活を改めていた。それは全て、私との時間を過ごすためだという。そうして二人の時間を大切に思ってもらえることは嬉しいが、スイにとって負担になっていないだろうかと不安にもなった。

「一緒に夜ご飯を食べられるのは嬉しいけど、無理はしないでね」
「勿論だよ」

 スイの両腕が私の腰を抱きしめている。腕によって作られる輪の中に、私は閉じ込められていた。窓から差し込む光は温かく私たちを照らしている。冬を越え、春を迎えたルーフェイの気候は穏やかで、開けた窓からは心地よい風と共に鳥の鳴き声が聞こえていた。

「……変わるものだね」
「うん?」

 小さく漏らした声も、しっかりとスイは聞いていた。何か深い考えがあって発した言葉というわけではなかったため、私は少し狼狽えてしまう。

「いや、なんとなく……考えちゃって。まさか、昼間にスイの執務室に来て、仕事をこなすスイを見守るなんてことになるなんて、思いもしなかったから」
「背の者の仕事をしている俺を見るのを、兄さんは嫌がっていたよね」
「うん……そうだね。今は嫌がったりしないよ、でも……何か一つの選択が異なっていたら、今、こうしてスイと過ごしていなかったかもしれない。そう考えて、務めをこなすスイの隣でお茶を飲む日が来るなんて、変わるものだなぁって……、そう思っただけだよ」
「変わってもらえて、俺は嬉しい。望んだ全てが、ここにある」

 差し伸べられたレンの慕情を受け取らず、スイの手を掴んだ。命を懸けてスイを守り、それでもそのまま逝くことを受け入れずに抗い、生きた。全ての選択が、私をここへ導いたのだ。怒りを感じて、スイを憎んだ瞬間もあった。けれど、その過去を今では笑いながら語ることが出来る。だからこそ私はこうして、スイの腕の中で微笑みを向け合っているのだ。

「他の未来なんて、見たくない。兄さんが隣にいてくれない世界を、俺は受け入れない」
「大丈夫だよ、私はここにいる」

 永遠などというものを、誰も証明することは出来ない。未来に起こることは不透明で、見通すことなど不可能なのだ。それでも人は、未来を語る。その言葉には希望が宿っているのだろう。そうであって欲しいと願うから、これからのことを今、口にするのだ。その気持ちが、私には痛いほどよく分かった。かくあれかしと祈りながら、唇を振るわせる。

「ここで、これからも……スイを愛し続ける」

 心の中の花びらたちが、たった一人を選んだのだ。
 私は生涯、このぬくもりを手放すことはないのだろう。





【全ては花の積もる先 – スイ編/完結】
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みんなの感想(2件)

マメリア
2023.11.09 マメリア

ハッピーエンドでホッとしていますw
途中、絶体絶命か?と、ドキドキしましたが。
毎日連載ってすごいことだと思います。ありがとうございました。
そして、先にスイ編の投稿で嬉しかったです。ひたすらな愛情、報われてよかったねー、と言ってあげたいです。

シオ
2023.11.11 シオ

最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました🙇‍♀️
絶体絶命で絆を深めからハッピーエンドに向かって欲しかったので、あのような展開になりました…!
毎日更新は本当に厳しいものがありましたが、ひとまずスイ編だけでも書き切れてよかったです✨
またいつか、レン編が書けるようになった時に、お付き合い頂ければ幸いです💕

解除
マメリア
2023.10.08 マメリア

こんにちは。毎回楽しみに読んでます。裏社会と中華風ネーミングってどうしてこう雰囲気に合うんでしょうね。今のところ同じ寝台に上がれないスイの肩を持ちたくなってしまいます。どういうエンディングを迎えるか楽しみです。

シオ
2023.10.08 シオ

ご感想をくださり、ありがとうございます!裏社会と中華風、すごくいいですよね!主役三人は日本読みな名前ですが、それ以外の人物はみんな中華風の名前にしてみました。スイを気に入って頂けているようで、光栄です!宜しければ、最後までお付き合いください☺️

解除
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