下賜される王子

シオ

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◆ 第二章 異邦への旅路

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「……黒髪黒目だ」「お母さん、あれなに?」「え? どういうこと?」「こらっ、指をさすんじゃありません」「あれって、例の三番目の王子じゃねぇのか」「男なの?」「王子がこんなところにいるわけないだろ」「男にも見えるし……女にも見える」「本物なのか?」

 声の波が押し寄せてくる。ひとつひとつを聞き取ることが出来なくなり、認識が追いつかなくなると、それらの音はただの雑音として脳に処理された。雑踏の中に私が立っている。向けられる視線は、興味に満ちた色をしており、怪訝な形になっていた。

「皆を驚かせてしまっているな」
「吉乃は何も気にしなくていい。度が過ぎる者がいれば、近衛が対処してくれる」

 市場に集う人々の間を、私と清玖が進んでいく。隣に立つ清玖は、私の腰に手を回しながら、反対の手では腰に下げた剣の柄を掴んでいる。何かあれば、すぐに剣を抜き去れる姿勢だった。私たちの前方には葉桜が。後方にはもう一人、近衛と淡月が並んでいる。
 
 左を見ても右を見ても、そこには屋台があった。小さな屋台に大きな屋台。天幕を張っているものもあれば、野晒しであるものもあった。食べ物を売る物が多いようで、中でも作物が多くの割合を占めているように見える。並ぶ品々を巡って、人々が売買をしていた。物と貨幣が屋台の上を行き来する。

「ここでも、金貨を払うのか?」
「こんなところには、金貨を使うほど高価なものはないよ」

 朝食を済ませてここに立っているのだが、どうにも鼻腔をくすぐる良い匂いが私を弄んだ。甘くて、それでいながら香ばしい。少し焼いたような香りも混じる。一体何の匂いなのだろうか。

「なんだかいい匂いがする」
「本当だな。なんだろう。行ってみるか?」

 私と清玖は匂いに導かれるようにして足を動かす。どんどんと匂いが近くなってくる。小さく腹が鳴った。どうやら、この体もこの匂いに翻弄されているようだ。

 辿り着いた先には、調理された食べ物がいくつも並んでいた。その中に、大きな鍋を見つける。幼子一人くらいであれば中にすっぽりと入ってしまいそうな大きな鍋には油が注がれ、火でぐつぐつと熱されている。

 屋台の主であるとみられる、ふくよかな婦人が白く丸いものをぽいぽいと投げ込んでいた。その白い球体は、拳ほどの大きさで油の中に入れられて、ぱちぱちと音を立てながらゆっくりと表面に浮かんだ。

「揚げ餅だ」
「揚げ餅?」

 清玖が、この良い匂いの正体の名を告げた。私は聞こえた名を、そのまま鸚鵡返しにする。彼の横顔は、少し嬉しそうに見えた。もしかすると、清玖の好物なのかもしれない。

「こういう屋台でよく売られてるものだよ。餅の中に色々なものを入れて油で揚げるんだ。中に餡子が入った菓子のようなものもあるし、肉や野菜が入った軽食扱いのものもある」
「清玖、詳しいんだな」
「昔よく母親が作ってくれたんだ」
「母親……か」

 母親。それは随分と私から縁遠い言葉だった。生後間もなく母とは離されたため、母との思い出は皆無だ。人づてに聞いた話では随分と憎まれて、出生を疎まれていた。

 母が王子の生母になどならず、私が黒髪黒目ではなく、ただのよくある親子であったなら。母は、私を愛してくれたのだろうか。私の誕生を、祝福してくれたのだろうか。

 首を軽く左右に振る。そんなことは、考えても仕方のないことなのだ。私は王子として生まれ、母は私を生んだことで王子の生母となった。この黒髪黒目の事実が覆ることもない。無駄な思考を捨て去って、目の前の光景と食欲をそそるこの匂いに意識を向けた。

「あれは餡子が入ってるみたいだな。甘い匂いがする」

 指をさした先には、すでに揚げあがった餅が。外見からでは中身が判断つかないが、どうにもあれから甘い匂いが漂っているように思うのだ。

「食べるか?」
「食べてみたい」

 一瞬、清玖は背後に立つ淡月に目を向けた。そして淡月が不承不承といった動きで頷く。きっと淡月はこういった場所で買い食いをして欲しくはないのだろう。だが、その想いを押込んで首肯してくれた。

「すまない、揚げ餅を二つ頼む」

 隣接する屋台の主との歓談に耽っていた女主人へ、清玖が声をかける。よくよく見れば、この辺りは軽食のような屋台ばかりでその主の多くが女性だった。年頃は初老の一歩手前といった年代が多いように見える。どこか貫禄のある女性たちだ。大きな声でおしゃべりをしていて、こちらにまったく気付いていない。

 清玖がもう一度、大きな声で同じ台詞を口にしてやっと、私たちの存在に気付いたようだった。周囲の音が大きいため、婦人たちはそれに負けない声量を出さなければならないということは理解出来るが、これほどまでに大きな声で会話をする光景は見ていて面白い。

 体の全体で歓談しているようで、よく笑い、大きな口で喋り、体に合せて身振り手振りが出ている。

「揚げ餅ふたつだね! はいどうぞ!」

 揚げたての餅を箸で掴み、婦人がそれを紙で包む。目の粗い紙で包まれた餅を二つ清玖が受け取り、彼が懐から出した銀色の硬貨が婦人の手に渡った。二つのうちの一つを清玖が私に渡す。

「熱いから気を付けて」
「分かった」

 受け取って、その熱さに驚いてしまう。こんなに熱いものを今まで持ったことがない。淡月が慌てて私から餅を受け取ろうと動くが、自分で持てると言い張りそれを断った。袖を延ばし、手を布で覆った形で餅を包む。こうしていれば、熱さは幾分か和らいだ。

「清玖にお金を払わなければ」
「これくらい気にしなくていいよ」
「……でも」
「俺だって、そこそこの高給取りなんだから」

 気にしないでくれ、と重ねて言われる。私は清玖の厚意に甘えることにした。というか、そもそもの話ではあるのだが、私に個人の財産などというものがあるのだろうか。今まで一度も考えたことが無かったが、一体どうなっているのだろう。

 蛍星は武官として俸給が支払われているから良いとして、他の兄弟たちはどうしているのだろうか。二人の兄については、そういったことは全て完璧にこなされているだろう。だが、すぐ下の弟と、末の双子はどうなのだ。

「へぇ、お客さん。黒髪黒目なんてすっごい珍しいね。異国から来たのかい?」

 個人の財産について急に不安になっていた私の思考を断絶させたのは、揚げ餅屋の女主人から投げかけられた言葉だった。

 驚きすぎて、言葉を無くす。異国から、なんて言葉を初めて向けられた。私がこの国の三の宮であることを知らないのだ。衝撃に揺れる胸を落ち着かせ、口の中で言葉を生成する。

「いや、私はこの国の生まれだ」

 清玄を離れれば、私の姿を知る者は少なくなる。黒髪黒目という外見的な特徴を捉えて、私を天瀬の三の宮であると判断出来る者もいるだろうが、そうではない者の方が多いのだ。戸惑う私の腰を、清玖が腕に力を込めて支える。その力強さが、とても心強かった。

「珍しいもなにも、世界でたった一人の御方だ」
「え? あっ、わかった! 三番目の王子様か!」

 清玖が私の説明をすると、はっとしたように婦人が目を見開いた。どうやら、私の存在自体は知っているようだった。私の中で生まれた驚愕がすうっと抜け出て、婦人の中に入っていったように驚きが伝播していく。

「すごいねぇ、本当に真っ黒だ。ねぇ、ちょっとアンタも見てみなよ。黒髪黒目の王子様だってさ」
「えーなにこれ! 染めてるとかじゃないんだよね!? どうなってんのこれ!」
「っていうか、王子様なの? 御姫様じゃなくて? これが男ならアンタは女であること辞めた方がいいね」
「アンタに言われたくないわよ!」
「肌なんて雪みたいじゃないか、なんだいこれは羨ましいねぇ」

 揚げ餅屋の婦人は、周囲の屋台の女主人たちを手招いて、集まった婦人たちが姦しく口を開く。ぞろぞろと集まってくる婦人たちは、増える一方で私はそんな女傑たちと対峙してたじろぐばかりだった。

「奥様方、すまないが宮様が驚いていらっしゃる。もう少し落ち着いてもらえるだろうか」

 婦人たちと私の間に割って入り、壁となってくれた清玖が彼女らに丁寧な口調でお願いをした。そんな清玖に対し、きゃーという悲鳴が上がる。耳を劈くようなその音に、肩がびくりと震えた。

 このような声音、黒珠宮では一度として聞いたことが無い。人の声はこんなにも甲高くなるのかと、戸惑い驚く。

「奥様方だってさ!」
「なんだか照れちゃうね」
「ねぇねぇ、御姫様。この格好いい人は従者かなにか?」

 御姫様、といって私を呼んだのはこの女性陣の中では比較的年の若い女性だった。若いとはいえ、清玖より少し年上といった年代だろうが。彼女の目は清玖に釘づけで、そこに潜む好意に鈍感な私も気付く。瞬間、この身を焦燥が駆け抜けた。

「彼は私の夫だ」

 その私の声は、己の耳で聞いても分かるほどに必死だった。清玖は私のものだと主張することに必死になっている。私の最愛の人を、取られたくなかったのだ。

 世の中に、同じ性で愛し合う者もいるが、大多数は異性同士で愛し合っている。清玖だって、男よりは女の方が良いだろう。心の中に不安が募る。

「そっかー、まぁそうだよねぇ」

 その若い女性は、何かを諦めたかのような声でそう言った。少しばかりほっとする。彼女が何を諦めたのかは、考えたくもないし知りたくもない。

「なるほどねぇ、美男美女ってやつだ」
「だから、この人は王子様なんだってば」
「えー、じゃあなんて言うの? 美男美男?」
「こんなに格好いい人の横には、こんな美人じゃないと立てないよねぇ」
「ねぇ」

 集う婦人たちは、どこにそんな活力があるのかと思うほどに絶えず口を開いて言葉を交わしていた。その会話の速度に、私はまったく追いつけない。置いてきぼりをくらいながら、耳元を高速で過ぎていく音たちを眺めていた。

「吉乃、大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫。心配してくれて有難う」

 外の世界との邂逅に私が戸惑っていないか、清玖は心配してくれたようだった。戸惑いは確かにあるが、だがそれも不快なものではない。顔を覗き込んでくる清玖が安心できるように、微笑んで返した。

「見つめ合っちゃってぇ、可愛いわねぇ」
「あーあ、どうして私にはこういう格好いい人との出会いがなかったのかなぁ」
「アンタがお姫様ほど美人じゃないからに決まってんでしょ」

 私たちの一挙手一投足に婦人たちが反応を見せる。どうやら、私のことよりも清玖のことでよく盛り上がるようだった。

「清玖が随分と褒められていて、なんだか嬉しい」
「こんなに良く言われて、びっくりだ。昨日は特別美男でもないって評価されたぐらいなのに」

 そんなことは初耳だった。昨日とは、昨日のどの瞬間のことなのだろう。私は驚いて、開いた口がふさがらない。茫然としてしまった私が言葉を発する前に、婦人の一人が大声を出す。年若く、清玖に熱い視線を送っていた彼女だ。

「えー! そんなこと言った奴がいるの!? 男? 女?」
「男から言われた」

 一体誰がそんなことを清玖に言い放ったのか。皆目見当がつかない。清玖の顔は整っている方だと思う。

 世の女性の殆どが、美男と言って思い浮かべるのは二人の兄上たちのような面立ちだろう。力強い面貌の一の兄上か、優しげである流麗な面貌の二の兄上か。

 清玖は、その二つの要素を兼ね備えていると私は思うのだ。そんな清玖に向かって特別美男でもない、などと誰が言えるのか。

「あー男かー、それならやっかみだよ、やっかみ」
「そうそう。お兄さんが格好いいから僻んでんの」
「あーあ、私があと十歳若ければなぁ、愛人にでも立候補したのに」
「何言ってんのよ。十歳どころか、生まれ変わって美女にならなきゃ話にならないっての」

 清玖のことを侮辱した人物に憤慨していたのに、今度は清玖を狙う婦人たちの発言に右往左往してしまう。今まで、あまり気にしたことがなかったが、やはり清玖は世の婦人たちに好意を向けられるほどに魅力的なのだ。

「清玖は私の夫なので、誰にも譲ることは出来ない」

 焦った私は混迷の果てに至り、混乱したまま清玖の片腕にしがみついてそう言い張った。ぎゅっと抱きしめて、独り占めするように。

 行動を起こしたあとに、羞恥に襲われた。なんという恥ずかしい行為だろうかと顔が熱くなる。そんな私を婦人たちはぽかんとした顔で見た。そして、その直後。

「可愛いー!!」

 婦人たちのそんな叫び声に私はびくりと肩を震わせる。 何故か清玖は満足そうに微笑んでいた。


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