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第43話 お母様『ほしなぎ るな』 その②
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「お母様への質問を募集したマシュマロを読んで行くぞ」
ちなみに、質問内容は事前にチェック済。 お母様にも確認して貰っている。
『最初にライガくんと会った印象は、どうでしたか?』
「ん~ これは本当に大丈夫なのかな? ほら、中の人的な意味で」
「大丈夫ですよ、お母様。念のために、たけし社長にも確認してもらいました」
コメントの反応は───
『あの人、超美麗3D(実写)を使いまくっていた過去があるからな』
VTuberの中の人ネタは、基本的にNGだ。 ただし、たけプロは他の事務所よりも緩め。
特に、こういう場合は───対談などで、過去に触れる場合は許されたりする。
「ライガくんと初めて会った時はリモートだったよね。 第一印象は、真面目そうな子!」
「ぶっ!」と俺は思わず吹き出しそうになった。
「いや、ブランディング的にもう少し…… 獅堂ライガと言えば、ヤンチャな感じ! それが売りなわけで……」
「でも、こう……! 感じちゃったのよね! 赤と金のイメージ!」
「あっ! イメージカラー? 俺の髪の色ですか?」
イメージカラー その由縁をお母様から聞いた事があった。
「うん、赤と金! これは闘魂の赤と不屈の金だね!」
「?」
相変らず、よくわからない。
「えっと……? それは、共感覚って奴ですか? 何となく、人のイメージが色で見えるとか?」
「えー 違うと思うな。 初対面の人にイメージカラーなんて普通は見えないよ」
「う~ん、それはそう! わからん!」
お母様───ほしなぎ るな。 紛れもなく天才に分類される神絵師だ。
何か、天才だからこそ、感じる物があるのかも知れない。
けど、それが言語化できないのだから仕方ない。次だ!
「次の質問にいきます!」
「は~い!」
『ライガくんは、ダンジョン配信を初めて、爆発的な人気VTuberになりました。 最近の活躍をママのほしなぎさんはどう思っていますか?』
「危ない事はしたらいけません!」
「ド直球な正論! でも、それが俺の仕事であって……」
「それはわかってるよ! でも、人気のために危険な事をするのは違うかな……なんて思うよ」
「むむむ!」と俺は唸るしかできなかった。 それでも……
「うん、それでも良くしてくれた人たちに恩返しをしたから、頑張ってるだよね。心配だけど、それもわかるから止めない事にしているんだ」
「───」と思わず、言葉を詰まらせた。 なんて言うか、この人は本当にお母さんのように───いや、止めよう。 それ以上は甘えてしまいそうだ。
『るなママ! 息子さんが同期オルネちゃんや先輩たちとコラボをしてくれません。 ママから息子を叱ってください!』
「コラっ! って、どうしてコラボしてあげないの? みんなライガくんと遊びたがっているじゃないの?」
「どうしてと言われても……」
ユニコーンと炎上が怖いからです。 それとなく伝えると───
「ママは、気にし過ぎだと思います! オルネちゃんのファンも、そこまで器量は狭くないでしょ」
「いや、それはそうかもしれないけど……」
でも、チャンネル登録者数が50万を超える人気VTuberだと、極端なファンも出て来るんだよ。
例え、1万人に1人の確率でも50人は過激なユニコーンが存在しているわけだ。
「でも、オルネちゃんはそんなの気にしてないと思うよ」
「え?」
それは予想外の言葉だった。
「ファンは大切だけど、仲間を攻撃するようなファンまでオルネちゃんたちは許すかな?」
「それは……」
許さないだろう。彼女たちなら……
「───ね? なんだったら、コラボ配信の予定を今から決めたら良いじゃない?」
「ん? 今から?」
俺は「まさか」とコメント欄を見た。
野町オルネ『ご両親から推薦された野町オルネです。対戦よろしくお願いします』
阿波ノンカ『コラボよろしゅう! 予定は、すでに送信済みやで!』
猿渡モモカ『近々、得意のドッキリ配信を開始します! ウキキ!』
赤崎フユカ『この流れで、私もよろしくお願いします!』
鳴海ユズカ『オルネちゃんと3人で遊びましょう!!!』
「全員集合してるじゃねぇか! 謀ったなお母様!」
「うん、ライガくんに秘密で連絡して楽しかったよ!」
「た、楽しかったって……仕方ない。 近々、全員とコラボしますよ」
コメント欄では、同期と先輩たちが「やった!」とコメントをしていた。
そして、お母様から今回のコラボ配信の真相を聞かされた。
「ちなみに、これを計画したのはたけし社長だからね。みんなと遊ぶ! それが本当の罰ゲームですって!」
「あ! もう……敵わないなぁ。社長にも、お母様にも!」
こうして、俺とお母様───ほしなぎ るなとのコラボ配信は終わった。
配信停止のボタンを押して───
「はい、これで企画は終わりです。お疲れさまでした、お母様!」
「はい、お疲れ様です。今日は楽しかったです!」
「それは良かった。また誘いますよ」
「わーい! それじゃ次は───オフコラボでね!」
最後に、お母様は爆弾を落として帰って行った。
ちなみに、質問内容は事前にチェック済。 お母様にも確認して貰っている。
『最初にライガくんと会った印象は、どうでしたか?』
「ん~ これは本当に大丈夫なのかな? ほら、中の人的な意味で」
「大丈夫ですよ、お母様。念のために、たけし社長にも確認してもらいました」
コメントの反応は───
『あの人、超美麗3D(実写)を使いまくっていた過去があるからな』
VTuberの中の人ネタは、基本的にNGだ。 ただし、たけプロは他の事務所よりも緩め。
特に、こういう場合は───対談などで、過去に触れる場合は許されたりする。
「ライガくんと初めて会った時はリモートだったよね。 第一印象は、真面目そうな子!」
「ぶっ!」と俺は思わず吹き出しそうになった。
「いや、ブランディング的にもう少し…… 獅堂ライガと言えば、ヤンチャな感じ! それが売りなわけで……」
「でも、こう……! 感じちゃったのよね! 赤と金のイメージ!」
「あっ! イメージカラー? 俺の髪の色ですか?」
イメージカラー その由縁をお母様から聞いた事があった。
「うん、赤と金! これは闘魂の赤と不屈の金だね!」
「?」
相変らず、よくわからない。
「えっと……? それは、共感覚って奴ですか? 何となく、人のイメージが色で見えるとか?」
「えー 違うと思うな。 初対面の人にイメージカラーなんて普通は見えないよ」
「う~ん、それはそう! わからん!」
お母様───ほしなぎ るな。 紛れもなく天才に分類される神絵師だ。
何か、天才だからこそ、感じる物があるのかも知れない。
けど、それが言語化できないのだから仕方ない。次だ!
「次の質問にいきます!」
「は~い!」
『ライガくんは、ダンジョン配信を初めて、爆発的な人気VTuberになりました。 最近の活躍をママのほしなぎさんはどう思っていますか?』
「危ない事はしたらいけません!」
「ド直球な正論! でも、それが俺の仕事であって……」
「それはわかってるよ! でも、人気のために危険な事をするのは違うかな……なんて思うよ」
「むむむ!」と俺は唸るしかできなかった。 それでも……
「うん、それでも良くしてくれた人たちに恩返しをしたから、頑張ってるだよね。心配だけど、それもわかるから止めない事にしているんだ」
「───」と思わず、言葉を詰まらせた。 なんて言うか、この人は本当にお母さんのように───いや、止めよう。 それ以上は甘えてしまいそうだ。
『るなママ! 息子さんが同期オルネちゃんや先輩たちとコラボをしてくれません。 ママから息子を叱ってください!』
「コラっ! って、どうしてコラボしてあげないの? みんなライガくんと遊びたがっているじゃないの?」
「どうしてと言われても……」
ユニコーンと炎上が怖いからです。 それとなく伝えると───
「ママは、気にし過ぎだと思います! オルネちゃんのファンも、そこまで器量は狭くないでしょ」
「いや、それはそうかもしれないけど……」
でも、チャンネル登録者数が50万を超える人気VTuberだと、極端なファンも出て来るんだよ。
例え、1万人に1人の確率でも50人は過激なユニコーンが存在しているわけだ。
「でも、オルネちゃんはそんなの気にしてないと思うよ」
「え?」
それは予想外の言葉だった。
「ファンは大切だけど、仲間を攻撃するようなファンまでオルネちゃんたちは許すかな?」
「それは……」
許さないだろう。彼女たちなら……
「───ね? なんだったら、コラボ配信の予定を今から決めたら良いじゃない?」
「ん? 今から?」
俺は「まさか」とコメント欄を見た。
野町オルネ『ご両親から推薦された野町オルネです。対戦よろしくお願いします』
阿波ノンカ『コラボよろしゅう! 予定は、すでに送信済みやで!』
猿渡モモカ『近々、得意のドッキリ配信を開始します! ウキキ!』
赤崎フユカ『この流れで、私もよろしくお願いします!』
鳴海ユズカ『オルネちゃんと3人で遊びましょう!!!』
「全員集合してるじゃねぇか! 謀ったなお母様!」
「うん、ライガくんに秘密で連絡して楽しかったよ!」
「た、楽しかったって……仕方ない。 近々、全員とコラボしますよ」
コメント欄では、同期と先輩たちが「やった!」とコメントをしていた。
そして、お母様から今回のコラボ配信の真相を聞かされた。
「ちなみに、これを計画したのはたけし社長だからね。みんなと遊ぶ! それが本当の罰ゲームですって!」
「あ! もう……敵わないなぁ。社長にも、お母様にも!」
こうして、俺とお母様───ほしなぎ るなとのコラボ配信は終わった。
配信停止のボタンを押して───
「はい、これで企画は終わりです。お疲れさまでした、お母様!」
「はい、お疲れ様です。今日は楽しかったです!」
「それは良かった。また誘いますよ」
「わーい! それじゃ次は───オフコラボでね!」
最後に、お母様は爆弾を落として帰って行った。
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