48 / 121
第48話 雷刃のVデビュー 同時視聴配信
しおりを挟む
同時視聴配信───別名 ウォッチパーティー
これは何かと言われたら、少し説明が難しい。 要するに――――
『視聴者と一緒のタイミングで、テレビ放送や動画配信を見る配信スタイル』
─――と言う事だ。 さぁ、みんなで同じ映像コンテンツを楽しみましょう!
ちなみに、著作権の問題で、映像や音声は配信に写さない。
映画やアニメなど、「3 2 1 スタート!」とタイミングを合わせて、動画を再生して、各々が1つの作品を見る。
ん~ 伝わり難いかな?
俺がAという映画を見ながら、感想を言ってる配信をする。
視聴者も映画Aを同時に見て、俺が感想を言ってる様子を楽しむ。
こんな感じだ。 ……さて、なぜ同時視聴配信の説明をしているのか?
ここからが本題だ。そして、俺の出番だ。
呼び込まれたから行って来るぜ。
「では、今回は素敵なゲストをお呼びしました! 元祖ダンジョン配信系VTuber───獅堂ライガさんです!」
俺は『オレンジナイト』さんの配信にゲストに呼ばれていた。
場所は『オレンジナイト』専門の撮影スタジオ。 デカい! 金持っているなぁ……
不知火さん、影縫さん、炎鷹さん─── 雷刃を除いた3人のメンバー がスタジオで迎えてくれた。
「えっと、まさかゲストに呼ばれるとは思っていなかったぜ。獅堂ライガだ、よろしく頼むぜ」
暖かい握手で迎えられた。
まぁ、俺はVTuberの体なので、絵面では違和感が凄そうだ。
「はい、今回の雷刃のVTuberデビュー配信。我々の同時視聴の枠にゲストに来てもらいました! 今回は解説をお願いしています!」
リーダーの不知火さんが説明をしてくれた。
「いやぁ、俺たちオレナイは、全員がライガさんのファンなんだよな」
「うんうん、1回目のダンジョン配信から見てましたよ!」
「実は何度かコラボ依頼を出したけど、断れて……」
「「おい、それは言わない約束だろ!」」
まるで一流のお笑いタレントのように話を合わせて来る。 これがアイドル系ダンジョン配信者のトップか……ちょっと感動するな。
「一応、釈明を……」と俺は手を上げた。
「確かに、コラボ依頼は事務所の方に送られていたが……どうやら、うちの社長が悪戯だと思って止めていたそうだ」
「あっはははっ! 社長ひでぇ!」
「いやぁ、良かったよ。俺たち避けられているのかと思ってたもん」
「さて」と不知火さんが、話を変えた。
「こうして、コラボが実現する事ができました。早速、現場の雷刃さんの様子を見ていただきましょう!」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
「お前等、俺を─――俺だけを見ていろ!」
映像はダンジョンのど真ん中。 雷刃が1人で立っている。
まだVTuberの姿ではない。 よく雑誌などで見かける雷刃本人のまま……
「いくぞ!」と合図を雷刃は飛ばす。
それと同時に周辺に光が走る。 遅れて、爆音と閃光が彼を照らした。
彼の背後には───
「生バンド!? ダンジョンでやる気なのか……演奏を!」
信じられねぇ。どのくらいの資材と金額を投資したら、可能になるんだ?
だが、その爆音と閃光に誘われるようにモンスターたちが出現してきた。
「ゴブリン……いや、ゴブリンの上位種か? 装備がいい」
数は100……正確には108匹。 さらに背後のトロールが3匹が控えている。
大量のモンスターたちが、雷刃に襲い掛かっていく。
それでも雷刃はダンジョン配信者だった。歌を止めない。
まるで予定調和のように戦闘へ突入したが、息も乱れず歌い続ける。
「そんな、まさか───」と俺はそこで気づいた。
「演奏者たちも、撮影スタッフも、全員がダンジョン探索者なのか!」
よく見れば、演奏者たちは見たことある顔ぶれ。 ダンジョン界隈の有名人たちだ。
「演奏者タイプ───音使いとも言われるダンジョン配信者たちだぜ。人気、実力共にトップと言われる層───よく呼べましたね」
ギターが弦をかき鳴らすと超音波(?) 衝撃波が生まれてゴブリンたちを吹き飛ばす。
キーボードに近寄ろうとするゴブリンたちは攻撃を止め、同士討ちを始める。
ドラムの周辺には、結界が生じているらしい。 強引に結界を破って迫って来るゴブリンは、スティックで叩き倒された。
そして、ベースは───もちろん、物理攻撃だ。 セックスピストルズを放物とさせる強烈な打撃だ。
まるでリハをしていたかのように、雷刃の前に道が開いた。
そして、曲はサビを向かえて────
「チェンジ!」の歌詞と共に、雷刃の姿が変化した。 ここで初公開のVTuber姿。
雷刃本人もモデルにしたような3Dアバター。 手にしてたマイクスタンドは、カミナリをイメージした大剣に変化して───ゴブリンたちを斬り倒して行った。
これは何かと言われたら、少し説明が難しい。 要するに――――
『視聴者と一緒のタイミングで、テレビ放送や動画配信を見る配信スタイル』
─――と言う事だ。 さぁ、みんなで同じ映像コンテンツを楽しみましょう!
ちなみに、著作権の問題で、映像や音声は配信に写さない。
映画やアニメなど、「3 2 1 スタート!」とタイミングを合わせて、動画を再生して、各々が1つの作品を見る。
ん~ 伝わり難いかな?
俺がAという映画を見ながら、感想を言ってる配信をする。
視聴者も映画Aを同時に見て、俺が感想を言ってる様子を楽しむ。
こんな感じだ。 ……さて、なぜ同時視聴配信の説明をしているのか?
ここからが本題だ。そして、俺の出番だ。
呼び込まれたから行って来るぜ。
「では、今回は素敵なゲストをお呼びしました! 元祖ダンジョン配信系VTuber───獅堂ライガさんです!」
俺は『オレンジナイト』さんの配信にゲストに呼ばれていた。
場所は『オレンジナイト』専門の撮影スタジオ。 デカい! 金持っているなぁ……
不知火さん、影縫さん、炎鷹さん─── 雷刃を除いた3人のメンバー がスタジオで迎えてくれた。
「えっと、まさかゲストに呼ばれるとは思っていなかったぜ。獅堂ライガだ、よろしく頼むぜ」
暖かい握手で迎えられた。
まぁ、俺はVTuberの体なので、絵面では違和感が凄そうだ。
「はい、今回の雷刃のVTuberデビュー配信。我々の同時視聴の枠にゲストに来てもらいました! 今回は解説をお願いしています!」
リーダーの不知火さんが説明をしてくれた。
「いやぁ、俺たちオレナイは、全員がライガさんのファンなんだよな」
「うんうん、1回目のダンジョン配信から見てましたよ!」
「実は何度かコラボ依頼を出したけど、断れて……」
「「おい、それは言わない約束だろ!」」
まるで一流のお笑いタレントのように話を合わせて来る。 これがアイドル系ダンジョン配信者のトップか……ちょっと感動するな。
「一応、釈明を……」と俺は手を上げた。
「確かに、コラボ依頼は事務所の方に送られていたが……どうやら、うちの社長が悪戯だと思って止めていたそうだ」
「あっはははっ! 社長ひでぇ!」
「いやぁ、良かったよ。俺たち避けられているのかと思ってたもん」
「さて」と不知火さんが、話を変えた。
「こうして、コラボが実現する事ができました。早速、現場の雷刃さんの様子を見ていただきましょう!」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
「お前等、俺を─――俺だけを見ていろ!」
映像はダンジョンのど真ん中。 雷刃が1人で立っている。
まだVTuberの姿ではない。 よく雑誌などで見かける雷刃本人のまま……
「いくぞ!」と合図を雷刃は飛ばす。
それと同時に周辺に光が走る。 遅れて、爆音と閃光が彼を照らした。
彼の背後には───
「生バンド!? ダンジョンでやる気なのか……演奏を!」
信じられねぇ。どのくらいの資材と金額を投資したら、可能になるんだ?
だが、その爆音と閃光に誘われるようにモンスターたちが出現してきた。
「ゴブリン……いや、ゴブリンの上位種か? 装備がいい」
数は100……正確には108匹。 さらに背後のトロールが3匹が控えている。
大量のモンスターたちが、雷刃に襲い掛かっていく。
それでも雷刃はダンジョン配信者だった。歌を止めない。
まるで予定調和のように戦闘へ突入したが、息も乱れず歌い続ける。
「そんな、まさか───」と俺はそこで気づいた。
「演奏者たちも、撮影スタッフも、全員がダンジョン探索者なのか!」
よく見れば、演奏者たちは見たことある顔ぶれ。 ダンジョン界隈の有名人たちだ。
「演奏者タイプ───音使いとも言われるダンジョン配信者たちだぜ。人気、実力共にトップと言われる層───よく呼べましたね」
ギターが弦をかき鳴らすと超音波(?) 衝撃波が生まれてゴブリンたちを吹き飛ばす。
キーボードに近寄ろうとするゴブリンたちは攻撃を止め、同士討ちを始める。
ドラムの周辺には、結界が生じているらしい。 強引に結界を破って迫って来るゴブリンは、スティックで叩き倒された。
そして、ベースは───もちろん、物理攻撃だ。 セックスピストルズを放物とさせる強烈な打撃だ。
まるでリハをしていたかのように、雷刃の前に道が開いた。
そして、曲はサビを向かえて────
「チェンジ!」の歌詞と共に、雷刃の姿が変化した。 ここで初公開のVTuber姿。
雷刃本人もモデルにしたような3Dアバター。 手にしてたマイクスタンドは、カミナリをイメージした大剣に変化して───ゴブリンたちを斬り倒して行った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について
沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。
クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。
転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜
まさき
青春
異世界転生した最強の金持ち嫡男、
専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活
現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。
しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。
彼は大陸一の富を誇る名門貴族――
ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。
カイルに与えられたのは
・世界一とも言える圧倒的な財力
・財力に比例して増大する規格外の魔力
そして何より彼を驚かせたのは――
彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。
献身的なエルフのメイド長リリア。
護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。
さらに個性豊かな巨乳メイドたち。
カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。
すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――
「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」
領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、
時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、
最強の御曹司カイルは
世界一幸せなハーレムを築いていく。
最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる