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第107話 2035年 月面の旅??? その3
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救助人を連れてダンジョンからの脱出。 だが───
「また行き止まりだ」
最短距離での脱出ルートを進む俺たちだったが、道は落石によって潰されていた。
「もう疑う余地もないだろ。俺たちの脱出を何者かが邪魔をしている」
そう発言したのは、誰よりも怪しいサンさんだった。
「落石は、爆薬によるもの……我々を殺そうとしている。何者だ?」
「私としては、そこまでの恨みを持たれた記憶はないわ。誰か、悪い事をした?」
「……」とサンさんとトーマスは黙った。
俺は……まぁ、心当たりはある。魔人とか言う連中が俺を定期的に襲って来る。
だが、ここまで手の込んだ事をやってくるか? そんな疑問はある。
「もう良い! モンスターとの遭遇を避けずに広いルートを選択しよう!」
イライラしたトーマスの発言に、リーダーであるサンさんは肯定した。
「仕方がない。もう迂回するルートもない……このまま、突き進もう」
「大丈夫なのかしら?」
そうして、進んで行く。 予想通りと言うべきか……
「モンスターだ! でかいぞ!」
「ドラゴン!? あれってドラゴンよね!」
いや、ドラゴンではない。どちらかと言えば恐竜タイプのモンスターだ。
名前は確か─── イグニレックス
炎を吐く恐竜。 そういう意味で名づけられたモンスターだ。
「逃げろ! 撤退を……」
だが、サンさんの指示は不可能だった。 なぜなら、背後に爆発が起きたからだ。
「何これ!」
「RPG-7! ロケットランチャーで撃ってる敵がいる!」
小型の爆破物を飛ばす武器だ! これを俺たちに向けて撃ち始めたら……
「させるかよ!」
俺は、イグニレックスが放とうとする炎に向けて走り出した。
そして、前方が炎で赤く染まる。 だが、俺は勢いのまま、火炎放射を走り抜けた。
ダメージは0! 火傷もなし!
「───そのまま、ぶっ飛ばせてもらうぜ!」
跳び蹴り。
宣言通り、イグニレックスを蹴り飛ばした。
「みんな! このまま進め! 止まっていたら、撃たれるぞ!」
「わかった!」
「OK!」
このまま走り出す。 みんな、息が激しく乱れ、足を止め始めると───
「これを飲んでくれ! スタミナポーションだ!」
俺は、収集空間から取り出したポーションを配る。
「うっ うおぉ! 体力が」
「呼吸の苦しさが……消えた!」
「これを飲みながら進むと───時速20キロ以上で進み続ける事ができる。このまま、ダンジョンを脱出するぞ」
「そ、そんな無茶苦茶な!」
3人のクレームは無視しながら、「走れ! 走れ! 走れ!」と気分は鬼軍曹だ。
けど、命がけの脱出レースだ。 走ってもらわないと俺が困る。
そうして───ゴールが見えてきた!
「よし! あそこまでだ! 一気に走り抜けろ!」
「うおぉぉぉぉ!」と3人組は泣きながら、完走した。
けど───
「妙だな。最後に邪魔が入らなかった。やっぱりあれは……何だった?」
俺たちは昇降機《エレベーター》に乗り、上の階層に向かう。
その最中だった。 サンさんたちが自分の正体を明かしたのは……
「見事です。黒瀬大河さん」
「え? サンさん……そう言えば俺、自己紹介しましたけ?」
「いえ、貴方に敬意を示して、私たちの正体を開示します」
「あなた達の正体……?」
「私たちが所属している組織の名前は─── アメリカ航空宇宙局です」
「はぁ!」
「アメリカ航空宇宙局。つまりはNASAです」
「はぁ?」
「我々、アメリカは10年後に有人宇宙計画として月面着陸の再現を予定してます」
「は、はぁ……?」
「今回のテストは、貴方の適正確認。ライトスタ……いえ、チームの一員として迎え入れない」
……今、ライトスタッフと言いかけた? スペースシャトルのテストパイロットの事だよな。
あの、爆破するかも知れない機体に乗って、どこまで人間が耐えれる調べたり……
「貴方はNASAに入るべき人間だ。ぜひ、2035年の月面に───」
「───いえ、辞退させていただきたいです」
「「「なぜ!」」」
3人から激しいスカウトを受ける事になったが……それは、また別の話しであった。
「また行き止まりだ」
最短距離での脱出ルートを進む俺たちだったが、道は落石によって潰されていた。
「もう疑う余地もないだろ。俺たちの脱出を何者かが邪魔をしている」
そう発言したのは、誰よりも怪しいサンさんだった。
「落石は、爆薬によるもの……我々を殺そうとしている。何者だ?」
「私としては、そこまでの恨みを持たれた記憶はないわ。誰か、悪い事をした?」
「……」とサンさんとトーマスは黙った。
俺は……まぁ、心当たりはある。魔人とか言う連中が俺を定期的に襲って来る。
だが、ここまで手の込んだ事をやってくるか? そんな疑問はある。
「もう良い! モンスターとの遭遇を避けずに広いルートを選択しよう!」
イライラしたトーマスの発言に、リーダーであるサンさんは肯定した。
「仕方がない。もう迂回するルートもない……このまま、突き進もう」
「大丈夫なのかしら?」
そうして、進んで行く。 予想通りと言うべきか……
「モンスターだ! でかいぞ!」
「ドラゴン!? あれってドラゴンよね!」
いや、ドラゴンではない。どちらかと言えば恐竜タイプのモンスターだ。
名前は確か─── イグニレックス
炎を吐く恐竜。 そういう意味で名づけられたモンスターだ。
「逃げろ! 撤退を……」
だが、サンさんの指示は不可能だった。 なぜなら、背後に爆発が起きたからだ。
「何これ!」
「RPG-7! ロケットランチャーで撃ってる敵がいる!」
小型の爆破物を飛ばす武器だ! これを俺たちに向けて撃ち始めたら……
「させるかよ!」
俺は、イグニレックスが放とうとする炎に向けて走り出した。
そして、前方が炎で赤く染まる。 だが、俺は勢いのまま、火炎放射を走り抜けた。
ダメージは0! 火傷もなし!
「───そのまま、ぶっ飛ばせてもらうぜ!」
跳び蹴り。
宣言通り、イグニレックスを蹴り飛ばした。
「みんな! このまま進め! 止まっていたら、撃たれるぞ!」
「わかった!」
「OK!」
このまま走り出す。 みんな、息が激しく乱れ、足を止め始めると───
「これを飲んでくれ! スタミナポーションだ!」
俺は、収集空間から取り出したポーションを配る。
「うっ うおぉ! 体力が」
「呼吸の苦しさが……消えた!」
「これを飲みながら進むと───時速20キロ以上で進み続ける事ができる。このまま、ダンジョンを脱出するぞ」
「そ、そんな無茶苦茶な!」
3人のクレームは無視しながら、「走れ! 走れ! 走れ!」と気分は鬼軍曹だ。
けど、命がけの脱出レースだ。 走ってもらわないと俺が困る。
そうして───ゴールが見えてきた!
「よし! あそこまでだ! 一気に走り抜けろ!」
「うおぉぉぉぉ!」と3人組は泣きながら、完走した。
けど───
「妙だな。最後に邪魔が入らなかった。やっぱりあれは……何だった?」
俺たちは昇降機《エレベーター》に乗り、上の階層に向かう。
その最中だった。 サンさんたちが自分の正体を明かしたのは……
「見事です。黒瀬大河さん」
「え? サンさん……そう言えば俺、自己紹介しましたけ?」
「いえ、貴方に敬意を示して、私たちの正体を開示します」
「あなた達の正体……?」
「私たちが所属している組織の名前は─── アメリカ航空宇宙局です」
「はぁ!」
「アメリカ航空宇宙局。つまりはNASAです」
「はぁ?」
「我々、アメリカは10年後に有人宇宙計画として月面着陸の再現を予定してます」
「は、はぁ……?」
「今回のテストは、貴方の適正確認。ライトスタ……いえ、チームの一員として迎え入れない」
……今、ライトスタッフと言いかけた? スペースシャトルのテストパイロットの事だよな。
あの、爆破するかも知れない機体に乗って、どこまで人間が耐えれる調べたり……
「貴方はNASAに入るべき人間だ。ぜひ、2035年の月面に───」
「───いえ、辞退させていただきたいです」
「「「なぜ!」」」
3人から激しいスカウトを受ける事になったが……それは、また別の話しであった。
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