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第106話 2035年 月面の旅??? その2
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「なんもなかったなぁ......」
朝になった。 何か陰謀にでも巻き込まれたのなら、夜に襲撃があると警戒していたんだが......
「ふわぁ」とあくびを1回。 体を脱力させて、体調の確認。
「岩場での睡眠でも、体力は回復した。よし! それじゃ────」
「一体、何をしているのかしら? 君は?」
「あぁジェシーさん、おはようございます」
「えぇ、グッドモーニング...... それで何を?」
「何って? 朝御飯を作ってます。英語で言ったらモーニングです」
俺はフライパンを火で温めていた。
「英語で朝食は、ブレックファーストよ」
え? そうなの? そうだよな...... モーニングは朝って意味だもんな。
「もしよかったら、食べます? 簡単な料理ですが、4人分くらいなら準備できますよ?」
「いいの? それじゃ他の2人にも聞いてみるわね」
サンさんとトーマンさんも食べる事になった。
怪我をして、意識が朦朧としていた彼だが、超級ポーションの効果があったのだろう。
「信じられない。あの怪我が傷も残っていない......本当に信じられない回復力だ」
トーマスさんは豪快な人だった。俺の手を握ってブンブンと振る。
めちゃくちゃ感謝された。
「朝食は......ベーコンに目玉焼き。それにトーストかぁ!」
「あぁコーヒーも入れてます、どうぞ」
「おいおい、ここは日本の喫茶店かい! ハハハハハ」
「もうすっかり元気ね。昨日の怪我が嘘みたい」
「慌てて、喉を詰まらせるなよ」とサンさんも朝食に加わった。
彼の様子。昨日のやり取りは......もしかしたら、俺が寝ぼけて、何かを誤解してたのかもしれない。
そう思うほどに、彼に不自然な所はなかった。
「おぉ! 美味しい」
「カリカリのベーコン。柔らかい半熟玉子......トーストにベストね!」
おぉ、凄い褒めてくれる!
「これはオークのベーコン。玉子はコカトリスの物を使いました」
「「「え!?」」」
3人は驚き、声を揃えた。
「あっ! もしかして宗教的にダメな食材だったり、食べてはいけない理由のある食材だったり......」
「い、いや、そんな事はない。そんな事はないのだが......」
「えぇ、私たち、モンスターを食べるの初めてです」
あぁ......忘れていた。 ダンジョン料理は、一般的な料理じゃない!
事前に説明しておくべきだった。 そんな事を思ってると、サンさんの様子が変わった。
「やはり君は、ユニークな人材だ。思わずこの場で......」
「え?」
「おいおい、俺たちのパーティにスカウトするなら、脱出してからだろ」
がはははは......とトーマスさんが笑い飛ばした。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「よし、出発するぞ!」とトーマスさんの掛け声で出発した。
本当に怪我は大丈夫なのだろうか?
それにサンさんの不審な会話。
時々、ジェシーさんに仇でも見るような危うい視線を飛ばしているトーマスさん。
もしかしたら、治療キットを隠していたのを恨んでいるのかも。
そんな危うい人間関係で、出発するのに不安は消し去れないのだが......
しばらくは何も起きなかった。 崖下の道を進んでいく。
だが───
頭上から、何かの破壊音。 そして───岩が落下してきた。
「落石だ! みんな頭を下げて、後ろに!」
サンさんの指示が飛ぶが───
「とう!」と俺は飛び上がり、落下してくる岩を蹴り飛ばした。
「大丈夫か? 怪我人は?」
「ぜ、全員無事のようだが、今なにを?」
「何を? って、岩を砕いただけだが......?」
3人はポカーンとした表情。
「あ、あれ? このくらいダンジョン配信者なら簡単なはずなんだけど?」
おかしいなぁ? 3人から───
「い、いや簡単なわけがないでしょ!」
「一体、君はどのくらい強いんだ?」
こんな感じで文句を言われてしまった。 本当になぜだ?
朝になった。 何か陰謀にでも巻き込まれたのなら、夜に襲撃があると警戒していたんだが......
「ふわぁ」とあくびを1回。 体を脱力させて、体調の確認。
「岩場での睡眠でも、体力は回復した。よし! それじゃ────」
「一体、何をしているのかしら? 君は?」
「あぁジェシーさん、おはようございます」
「えぇ、グッドモーニング...... それで何を?」
「何って? 朝御飯を作ってます。英語で言ったらモーニングです」
俺はフライパンを火で温めていた。
「英語で朝食は、ブレックファーストよ」
え? そうなの? そうだよな...... モーニングは朝って意味だもんな。
「もしよかったら、食べます? 簡単な料理ですが、4人分くらいなら準備できますよ?」
「いいの? それじゃ他の2人にも聞いてみるわね」
サンさんとトーマンさんも食べる事になった。
怪我をして、意識が朦朧としていた彼だが、超級ポーションの効果があったのだろう。
「信じられない。あの怪我が傷も残っていない......本当に信じられない回復力だ」
トーマスさんは豪快な人だった。俺の手を握ってブンブンと振る。
めちゃくちゃ感謝された。
「朝食は......ベーコンに目玉焼き。それにトーストかぁ!」
「あぁコーヒーも入れてます、どうぞ」
「おいおい、ここは日本の喫茶店かい! ハハハハハ」
「もうすっかり元気ね。昨日の怪我が嘘みたい」
「慌てて、喉を詰まらせるなよ」とサンさんも朝食に加わった。
彼の様子。昨日のやり取りは......もしかしたら、俺が寝ぼけて、何かを誤解してたのかもしれない。
そう思うほどに、彼に不自然な所はなかった。
「おぉ! 美味しい」
「カリカリのベーコン。柔らかい半熟玉子......トーストにベストね!」
おぉ、凄い褒めてくれる!
「これはオークのベーコン。玉子はコカトリスの物を使いました」
「「「え!?」」」
3人は驚き、声を揃えた。
「あっ! もしかして宗教的にダメな食材だったり、食べてはいけない理由のある食材だったり......」
「い、いや、そんな事はない。そんな事はないのだが......」
「えぇ、私たち、モンスターを食べるの初めてです」
あぁ......忘れていた。 ダンジョン料理は、一般的な料理じゃない!
事前に説明しておくべきだった。 そんな事を思ってると、サンさんの様子が変わった。
「やはり君は、ユニークな人材だ。思わずこの場で......」
「え?」
「おいおい、俺たちのパーティにスカウトするなら、脱出してからだろ」
がはははは......とトーマスさんが笑い飛ばした。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「よし、出発するぞ!」とトーマスさんの掛け声で出発した。
本当に怪我は大丈夫なのだろうか?
それにサンさんの不審な会話。
時々、ジェシーさんに仇でも見るような危うい視線を飛ばしているトーマスさん。
もしかしたら、治療キットを隠していたのを恨んでいるのかも。
そんな危うい人間関係で、出発するのに不安は消し去れないのだが......
しばらくは何も起きなかった。 崖下の道を進んでいく。
だが───
頭上から、何かの破壊音。 そして───岩が落下してきた。
「落石だ! みんな頭を下げて、後ろに!」
サンさんの指示が飛ぶが───
「とう!」と俺は飛び上がり、落下してくる岩を蹴り飛ばした。
「大丈夫か? 怪我人は?」
「ぜ、全員無事のようだが、今なにを?」
「何を? って、岩を砕いただけだが......?」
3人はポカーンとした表情。
「あ、あれ? このくらいダンジョン配信者なら簡単なはずなんだけど?」
おかしいなぁ? 3人から───
「い、いや簡単なわけがないでしょ!」
「一体、君はどのくらい強いんだ?」
こんな感じで文句を言われてしまった。 本当になぜだ?
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